*【ヴェノム】 [#v4588641]
#contents
**説明 [#jf9f7aa7]
　[[TACTICAL EVOLUTION]]で登場した「[[ヴェノム]]」の名を持つ[[モンスター]]群を使用する[[デッキ]]。~
　[[《ヴェノム・スワンプ》]]と[[ヴェノム]][[モンスター]]で[[相手]]の行動を制限しつつ、[[《スネーク・レイン》]]で[[爬虫類族]]モンスターを[[墓地]]に溜め、切り札の[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]、隙あらば[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を[[召喚]]し、圧倒的な[[攻撃力]]と完全[[効果]][[耐性]]で[[相手]]を抑え込む[[デッキ]]。~

 《ヴェノム・スワンプ/Venom Swamp》
 フィールド魔法
 お互いのターンのエンドフェイズ毎に、フィールド上に
 表側表示で存在する「ヴェノム」と名のついたモンスター以外の
 表側表示で存在する全てのモンスターにヴェノムカウンターを１つ置く。
 ヴェノムカウンター１つにつき、攻撃力は５００ポイントダウンする。
 この効果で攻撃力が０になったモンスターは破壊される。

 《毒蛇神ヴェノミナーガ/Vennominaga the Deity of Poisonous Snakes》
 効果モンスター
 星１０/闇属性/爬虫類族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 このカードは「蛇神降臨」の効果及びこのカードの効果でのみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は、自分の墓地の爬虫類族モンスター１枚につき、
 ５００ポイントアップする。
 このカードはフィールド上で表側表示で存在する限り、このカード以外の
 モンスター･魔法･罠の効果の対象にする事はできず効果を受けない。
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地のこのカード以外の
 爬虫類族モンスター１体をゲームから除外する事でこのカードを特殊召喚する。
 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、このカードに
 ハイパーヴェノムカウンターを１つ置く。
 このカードにハイパーヴェノムカウンターが３つ乗った時、
 このカードのコントローラーはデュエルに勝利する。

 《毒蛇王ヴェノミノン/Vennominon the King of Poisonous Snakes》
 効果モンスター
 星８/闇属性/爬虫類族/攻   0/守   0
 このカード以外の効果モンスターの効果によって、
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードは「ヴェノム・スワンプ」の効果を受けない。
 このカードの攻撃力は、自分の墓地の爬虫類族モンスター１枚につき
 ５００ポイントアップする。
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 自分の墓地のこのカード以外の爬虫類族モンスター１体を
 ゲームから除外する事でこのカードを特殊召喚する。

**[[デッキ]]構築に関して[#r93ea70b]

***[[モンスター]]について [#y2aa0cd6]

-[[《毒蛇王ヴェノミノン》]][[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]~
多少の[[特殊召喚]]制約に加え[[最上級モンスター]]と、一見[[召喚]]しにくいように思えるが、[[《ダメージ・コンデンサー》]]や[[《ダメージ＝レプトル》]]を使えば少量の[[ダメージ]]でも即[[特殊召喚]]できる。~
その上、[[《スネーク・レイン》]]や[[《ヴェノム・ショット》]]で[[墓地]]を[[肥やし>墓地を肥やす]]つつ[[《死者蘇生》]]で[[特殊召喚]]も可能。~
[[攻撃力]]アップは[[永続効果]]であるため[[《収縮》]]は効かず、[[自分]]の[[墓地]]の[[爬虫類族]]の数で決定されるため[[コントロール]]を奪われても[[相手]]の[[墓地]]に爬虫類族モンスターがいなければ[[相手]]の場では[[攻撃力]]０である。~
[[墓地]]の[[爬虫類族]]が５〜６体になれば[[戦闘]]で倒されることはほとんどなくなる。~
切り札の[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]は[[戦闘破壊]]という懸念さえクリアすれば、あとは自身の絶対的とも言える[[効果]]への[[耐性]]により[[墓地]]へ送られることはまずない。~

-[[下級モンスター]]~
[[《ヴェノム・スワンプ》]]を活かす為にも当然[[ヴェノム]][[モンスター]]の採用となる。~
しかし逆を言えば[[《ヴェノム・スワンプ》]]が無ければ機能しない為、これらを破棄し、[[エーリアン]]他優秀な[[爬虫類族]][[モンスター]]の投入も考えられる。

***[[魔法・罠カード]]について [#sc625ab6]

-[[《ヴェノム・スワンプ》]]~
パワー不足な[[下級]][[ヴェノム]][[モンスター]]を支える[[フィールド魔法]]。~
[[相手]]の主力[[モンスター]]はもちろん、[[《マシュマロン》]]のような[[壁]][[モンスター]]を一掃する点も見逃せない。~
[[《怨霊の湿地帯》]]を使用する事で[[【フィフティ・フィフティ】]]に近い構成になる。

-[[《スネーク・レイン》]]~
下記切り札[[モンスター]]の脅威の度合いはこのカードがあってこそ輝くため、初手から使いたいカード。~
[[デッキ圧縮]]としても優秀であり、[[デッキ]]内の[[モンスター]]はほとんど[[爬虫類族]]で固めたい。~

-[[《ダメージ・コンデンサー》]][[《ダメージ＝レプトル》]][[《リミット・リバース》]]~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]を速攻で場に出すことができる。~
[[《ダメージ・コンデンサー》]]は[[手札コスト]]が必要で、[[《ダメージ＝レプトル》]]は[[爬虫類族]]が[[戦闘]]を行う必要があり、一長一短である。~
[[召喚]]しやすさを重視するならば前者か。~
[[《リミット・リバース》]]は[[蘇生]]させるだけでなく、[[守備表示]]にする事で能動的に[[《蛇神降臨》]]の[[発動]]条件を満たすことができるので非常に便利。~

-[[《毒蛇の供物》]]~
[[《蛇神降臨》]]の[[発動条件]]も満たす[[汎用性]]の高い[[除去]]カード。~

-[[《蛇神の勅命》]]~
[[ヴェノム]]と名のついた[[カード]]を見せるだけで[[魔法カード]]の[[発動]]を[[無効]]にすることのできる[[カード]]。~

-[[《蛇神降臨》]]~
[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]][[特殊召喚]]に必要なカード。~

-[[《平和の使者》]][[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]][[《レベル制限Ｂ地区》]]~
[[ヴェノム]][[モンスター]]の弱点である[[攻撃力]]不足ゆえに、ロックカードを投入してもなんの問題もない。~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]は[[攻撃]]できないものの、切り札の[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]は完全[[効果]][[耐性]]を持つために問題なく[[攻撃]]可能である。~

***その他カードについて [#uabae15a]

-[[《究極封印神エクゾディオス》]]~
[[《スネーク・レイン》]]で[[《エーリアン・ソルジャー》]]や[[《ヴェノム・コブラ》]]を[[墓地]]に落とせば、容易に[[攻撃力]]4000を超える。~
[[墓地]]に落ちた[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を[[デッキ]]に[[戻す]]役目を兼ねることもできる。

-[[《異次元からの埋葬》]]~
[[相手]]の[[攻撃宣言]]時に[[爬虫類族]][[モンスター]]を[[墓地]]へ戻して返り討ちにすれば[[相手]]も驚くだろう。~
【ヴェノム】の弱点である[[除外]][[デッキ]]への対策にもなる。

-[[《異次元からの帰還》]]~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]][[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[効果]]によって[[除外]]した[[爬虫類族]][[モンスター]]を大量展開するのも一つの手である。

-[[《聖なる輝き》]]~
これがあれば[[相手]]は[[表側表示]]でしか[[モンスター]]を出せなくなり、[[裏側守備表示]]で[[ヴェノムカウンター]]をしのぐ事もできなくなる。

-[[《手札断殺》]]~
[[速攻魔法]]の為、[[相手]]の[[攻撃宣言]]時に[[爬虫類族]][[モンスター]]を[[手札]]から[[墓地]]へ送りつつ[[ドロー]]することができる。~
[[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]もあるがなかなか相性が良いカードである。

**プレイングに関して [#h882c49c]
　基本は、[[《ヴェノム・スワンプ》]]等で時間を稼ぐ間に[[墓地]]を肥やし、[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]の圧倒的な[[攻撃力]]で勝利を目指す流れになる。~
　[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]への[[除去]]を[[相手]]に躊躇させるため、[[《蛇神降臨》]]が[[手札]]になくとも常に[[魔法＆罠カードゾーン]]には何かしらカードを[[セット]]しておきたい。~
　しかし[[《蛇神降臨》]]は[[ダメージステップ]]には[[発動]]できない点と　[[チェーン]]１の[[効果]]で[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]が[[破壊]]されなければ[[発動]]できない点に注意。~
　このカードを能動的に[[発動]]させるには[[《激流葬》]][[《つり天井》]]により[[相手]][[モンスター]]もろとも[[破壊]]するのが効果的だが、先述の通り[[チェーン]]２以降に[[相手]]の[[《サンダー・ブレイク》]]等で[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]が狙われないようにする必要がある。~
　[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[ハイパーヴェノムカウンター]]による[[特殊勝利]][[効果]]は無理して狙わずとも、その高い[[攻撃力]]で勝利を収めることができる。

**[[デッキ]]の派生 [#ha7b19be]
***【ヴェノムバーン】 [#ca6b3140]
　[[ヴェノムカウンター]]を取り除いて[[発動]]する[[バーン]][[カード]]、[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]を使った[[１ターンキル]]も狙える[[バーン]][[デッキ]]。~
　[[カウンター]]１つにつきの[[ダメージ]]が非常に大きく[[《おジャマトリオ》]]などに[[カウンター]]を蓄積させて[[発動]]する戦術が特に有効。~
　[[ロック]]するのが基本になるが、[[シンクロ召喚]]や[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の登場以降は難しい型であるが、構築しだいではある程度対策は可能。~

 《ヴェノム・スプラッシュ/Venom Burn》
 通常罠
 ヴェノムカウンターが乗ったモンスター１体を選択して発動する。
 そのカードのヴェノムカウンターを取り除き、取り除いた
 ヴェノムカウンターの数×７００ポイントダメージを相手ライフに与える。


**[[デッキ]]構築に関して[#r93ea70b]

***[[モンスター]]について [#y2aa0cd6]
前述したヴェノムモンスターも当然採用が考えられる。~
しかし、ヴェノムモンスターの[[効果]]では[[相手]]の[[モンスター]]にしか[[ヴェノムカウンター]]を蓄積させることができず、[[相手]]が都合良く大量の[[カウンター]]を蓄積可能な[[攻撃力]]０のモンスターを[[召喚]]してくれるとは考えにくい（[[《おジャマトリオ》]]もあるが制限[[カード]]であるため頼りっきりは危ない）ため、ヴェノムカウンターを大量に蓄積するための[[攻撃力]]０のモンスターが必要になる。~
また、勝ち筋を[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]に絞り、あえて[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を採用しないという選択もありだろう。~

-攻撃力０で優秀なモンスター

-[[守備力]]2200~
--[[《ワイト夫人》]]~
--[[《メンタルプロテクター》]]~
　これらの[[モンスター]]はどれも[[レベル]]４以下でかつ[[守備力]]が2100以上であり、[[《ヴェノム・スワンプ》]]の[[攻撃力]]ダウン[[効果]]も相まって鉄壁の防御を期待できる。~
　また[[《メンタルプロテクター》]]においては、[[ライフコスト]]こそかかるものの、優秀な[[ロック]]能力も備えている。~
　[[ライフコスト]]を気にしない、或いは[[回復]]手段があるというのであれば採用してもいいだろう。~
　ただし、長期戦になりがちな[[デッキ]]であるために注意は必要である。~

-[[守備力]]2100~
--[[《魂虎》]]~
--[[《ガード・ヘッジ》]]~
　上に挙げたカードについで高い[[守備力]]を持つモンスター。~
　特に[[《ガード・ヘッジ》]]は優秀なメリット[[効果]]を持っている。~


-守備力2000~
--[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]~
　能動的に[[表側守備表示]]になる事ができるため[[カウンター]]を乗せやすく、場合によるが[[インフェルニティ]]を[[蘇生]]することもできる。~

--[[《王立魔法図書館》]]~
　長期戦になりがちなこの[[デッキ]]なら何枚かは[[ドロー]]が期待できるかもしれない。~
　ただ、採用する場合には[[魔力カウンター]]と[[ヴェノムカウンター]]が混ざらない為の注意が必要である。~
　[[カウンター]]にそれぞれ別々の印をつけるなど工夫をするといいだろう。~

--[[《グレイヴ・キーパー》]]~
　[[相手]]の[[デッキ]]によっては脅威になり得る[[効果]]を持つ。~


-[[守備力]]は低いが採用が考えられる[[モンスター]]~

--[[《雲魔物−羊雲》]]~
　自身も[[攻撃力]]０であり、[[特殊召喚]]される[[トークン]]も[[攻撃力]]０で二度おいしい[[モンスター]]。~

--[[《アルカナフォース０−ＴＨＥ ＦＯＯＬ》]]~
　[[攻撃力]]だけでなく[[守備力]]も０だが、[[戦闘]]で[[破壊]]されないため場持ちは良い。~


-[[攻撃力]]０ではないが採用が考えられる[[モンスター]]

--[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]~
　[[除去]]と[[火力]]を兼ね備えた優秀な[[モンスター]]。~
　[[《ヴェノム・スワンプ》]]により適度に[[攻撃力]]が下ってくれるので通常の[[【ロックバーン】]]で採用するよりも[[攻撃力]]の脅威は小さいものの、能動的に[[破壊]]してしまう事にもなるので[[火力]]の持続性は劣る。~

--各種[[攻撃力]]が501以上のサイクル[[リバース]][[モンスター]]~
　[[相手]]が反射[[ダメージ]]覚悟で[[攻撃]]し[[表側守備表示]]になったとしても、[[ヴェノムカウンター]]１つでは[[破壊]]されず、自分の[[ターン]]に[[裏側守備表示]]に戻すことで[[カウンター]]を取り除くことができる。~
　得に[[《ステルスバード》]]は[[守備力]]、[[効果]]共にこの[[デッキ]]と愛称が良い。~
　特に[[《ステルスバード》]]は[[守備力]]、[[効果]]共にこの[[デッキ]]と相性が良い。~

--各種[[リクルーター]]~
　[[カウンター]]を蓄積させるための[[モンスター]]は[[攻撃力]]が０であるため各種[[リクルーター]]に対応している。~
　[[リクルーター]]から[[特殊召喚]]する事で[[召喚]]（[[反転召喚]]）を経由するよりは安全に[[表側守備表示]]にする事ができ、[[レベル]]５以上でより高い[[守備力]]を持つ[[《千年の盾》]]なども簡単に[[特殊召喚]]できる。~
　[[下級]][[ヴェノム]][[モンスター]]もほとんど全て呼ぶ事ができる。~

--[[《ダンディライオン》]]~
　自身は違うが、[[特殊召喚]]される[[トークン]]は[攻撃力]０である。~
　自身は違うが、[[特殊召喚]]される[[トークン]]は[[攻撃力]]０である。~
　自身の[[攻撃力]]が300であるため、[[《ヴェノム・スワンプ》]]の[[効果]]で即座に２体の[[トークン]]を[[特殊召喚]]できる。~

--[[《幸運を告げるフクロウ》]]　[[《不幸を告げる黒猫》]]~
　[[《ヴェノム・スワンプ》]][[《ヴェノム・スプラッシュ》]]を[[サーチ]]できるカード。~
　ただ、[[《ヴェノム・スワンプ》]]を[[サーチ]]するなら素直に[[《テラ・フォーミング》]]を使う方が無難だろう。~

***[[魔法・罠カード]]について [#sc625ab6]

-必須カード~

--[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]~
　この[[デッキ]]における２枚目の必須カード。~
　[[ヴェノムカウンター]]を１２個取り除くことで8000を超える[[ダメージ]]を与えることができる。~

--[[《ヴェノム・スワンプ》]]~
　この[[デッキ]]における２枚目の必須[[カード]]。~
　できるだけ早い段階で[[発動]]したいと考えるなら、[[《テラ・フォーミング》]]を採用するのもいいだろう。~
　このカードへの依存度はかなり高いため、[[《フィールドバリア》]]の採用も考えられる。~
　相手が[[【墓守】]]や[[【伝説の都 アトランティス】]]など、同じく[[フィールド魔法]]を要とする[[デッキ]]の場合には特に有効な[[カード]]となるだろう。~

-攻撃力０のトークンを特殊召喚するカード~
　[[特殊召喚]]されるトークンは基本的に[[守備力]]も０であり、[[守備力]]で劣っているが、[[表側表示]]で[[特殊召喚]]されるため、通常の[[モンスター]][[カード]]のように何らかの手段で[[表側守備表示]]にしなければならないという手間が無い点と、[[特殊召喚]]される数で勝っている。~

--[[《スケープ・ゴート》]]~
　[[攻撃力]]０のモンスターをまとめて４体も[[特殊召喚]]できるカード。~

--[[《終焉の焔》]]~
　[[黒焔トークン]]を２体[[特殊召喚]]できる[[速攻魔法]]。[[《スケープ・ゴート》]]に対し[[発動]]できる点で勝っている。~

--[[《迷える仔羊》]]~
　得に理由が無ければ[[速攻魔法]]のため相手[[ターン]]でも使える[[《終焉の焔》]]を使う方が良いだろう。~

--[[《おジャマトリオ》]]~
　タイミングを選ぶが、相手の展開を妨害しつつ[[ヴェノムカウンター]]を乗せられる点は非常に優秀。~
　破壊された時の[[バーン]][[効果]]も[[デッキ]]と地味に相性が良い。~


-[[攻撃力]]０の[[罠モンスター]]~
　[[特殊召喚]]される[[モンスター]]の数では[[速攻魔法]]に劣るが、[[守備力]]が高いのが魅力。~
　ただ、[[罠カード]]でもあるため[[除去]]に弱く、魔法・罠ゾーンを圧迫してしまう。~

--[[《メタル・リフレクト・スライム》]]~
　強固な[[壁]]となってくれる上、[[《精神操作》]]で奪われても[[シンクロ召喚]]されにくい点が良い。~

--[[《機動砦 ストロング・ホールド》]]~
　[[攻撃力]]上昇のメリット[[効果]]を持っているものの、この[[デッキ]]においては[[《メタル・リフレクト・スライム》]]が優先されるだろう。~


-その他相性の良いカード

--[[《波動キャノン》]]　[[《終焉のカウントダウン》]]~
　[[デッキ]]の性質上相性が良く共存は十分に可能。~
　[[デッキ]]の構成を大きく変えることなく、勝ち筋を増やすという点で有効かもしれない。~

--[[《強者の苦痛》]]~
　[[《ヴェノム・スワンプ》]]が[[発動]]されていればより早く相手のモンスターを[[破壊]]でき、発動されていなくても自分の[[壁]][[モンスター]]を[[戦闘]]から守る事ができる。~

--[[《宮廷のしきたり》]]~
　[[永続罠]]、特に[[カウンター]]を蓄積させる役割を持つ[[罠モンスター]]に[[破壊]][[耐性]]を持たせられるのは魅力的。~

--[[《強制転移》]]~
　自分の[[攻撃力]]０の[[モンスター]]を相手にプレゼントして、相手から[[コントロール]]を奪った[[モンスター]]で[[攻撃]]をしたり、自分の[[ヴェノム]][[モンスター]]による[[ヴェノムカウンター]]の蓄積を加速させる事ができる。~

--[[《明鏡止水の心》]]~
　[[ヴェノムカウンター]]を蓄積する[[攻撃力]]０の[[モンスター]]や、低[[攻撃力]]の[[下級]][[ヴェノム]][[モンスター]]を守れる。~

--[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]~
--[[《レベル制限Ｂ地区》]]~
--[[《光の護封壁》]]~
--[[《平和の使者》]]~
　[[デッキ]]に採用される[[モンスター]]のほとんどが[[攻撃力]]が低く、場合によってはこちらからの[[攻撃]]を一切しないという選択肢すらあり得る[[デッキ]]のため、これらの[ロック]パーツを無理なく採用できるだろう。~


***このデッキの弱点[#sc625ab6]
　[[ロック]][[デッキ]]の宿命は漏れなくこのデッキにもあてはまる。~
　[[《王宮のお触れ》]]、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]のような罠を[[無効]]にするカードや[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]、[[《氷帝メビウス》]]、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]のような[[モンスター]]の[[効果]]による魔法・罠ゾーンの[[カード]][[破壊]]に弱い。~
　また、[[モンスター]]を[[守備表示]]にしておく機会が多いので、[[《ドリルロイド》]]や[[《一刀両断侍》]]のような[[モンスター]]も苦手である。~

***対策[#sc625ab6]
　幸い、この[[デッキ]]の勝ち筋において最低限必要とされるカードというのは[[《ヴェノム・スワンプ》]]・[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]・[[攻撃力]]０で大量の[[ヴェノムカウンター]]が乗るモンスターの３種類だけであり、それ以外の[[カード]]はある程度自由に選ぶ事ができる。~
　その為、弱点を補う[[カード]]や現[[環境]]で力を持つ[[デッキ]]の[[メタ]][[カード]]投入に比較的多くのスペースを割く事ができる。~
　また、[[攻撃力]]０の[[モンスター]]や、[[攻撃力]]０の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[カード]]にもある程度種類があるので、他の[[デッキ]]対策に採用した[[カード]]と相性の良い物を選ぶと良いだろう。~

-特殊召喚対策~
--[[《王宮の弾圧》]]~
　この[[カード]]を採用する場合は、[[ヴェノムカウンター]]を蓄積する[[モンスター]]は[[罠モンスター]]や[[トークン]]ではなく、普通の[[壁]][[モンスター]]を使用した方が良いだろう。
　こちらの[[《雲魔物−羊雲》]]や[[リクルーター]]等との相性も悪い。~

--[[《不協和音》]]~
　こちらのカードを[[破壊]]する[[効果]]を持つカードが[[シンクロモンスター]]に多いので対策になり、このデッキで[[シンクロ召喚]]を行う機会は少ないので無理なく採用できる。
　ただ、ターン制限がある事には注意が必要。~

-効果モンスター対策~
--[[《スキルドレイン》]]~
　[[帝]]や、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の[[効果]]からこちらの場を守ってくれるが、こちらの[[ヴェノム]][[モンスター]]の採用も難しくなる。~

-破壊対策~
--[[《偽物のわな》]]~
　[[罠カード]]の比率が多く、なおかつそれらがキーカードであるこの[[デッキ]]にとっては、[[罠カード]]をまとめて守れるこの[[カード]]は頼もしい存在である。~

--[[《宮廷のしきたり》]]
　[[ロック]]パーツや[[《王宮の弾圧》]]、[[罠モンスター]]などを守る事ができる。~

　その他にも当然[[カウンター罠]]は重要になってくる。~
　特に[[《神の宣告》]]と[[《魔宮の賄賂》]]はかなり重要であり、限界まで投入しても邪魔にはならないだろう。~
　構築次第では[[《蛇神の勅命》]]も採用できるかもしれない。

-墓地対策~
--[[《次元の裂け目》]]　[[《マクロコスモス》]]~
　こちらの[[デッキ]]で[[墓地]]を利用する[[カード]]を少なくすれば、これらの[[カード]]も問題なく採用できる。~
　ただし前述した[[《王宮の弾圧》]]と[[《マクロコスモス》]]は相性が悪いので、併用する場合プレイングに注意が必要になる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#p3b2c1d0]
　[[墓地]]の[[爬虫類族]][[除外]]による[[《毒蛇王ヴェノミノン》]][[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の弱体化が一番の弱点と言える。~
　[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]は[[《Ｄ.Ｄ.アサイラント》]]などにより[[除外]]されてしまうのも厳しい。~
　無敵に近い[[効果]][[耐性]]を持つ[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]も[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]の[[生け贄]]にされる可能性があり、油断はできない。~
　また、[[《スネーク・レイン》]]の多用による[[デッキ切れ]]にも注意が必要である。~
　そのため、[[《貪欲な壺》]]や[[《究極封印神エクゾディオス》]]の採用は悪くない。~
　[[ヴェノム]][[モンスター]]は総じて[[攻撃力]]が低いため、[[エーリアン]]他優秀な[[爬虫類族]]の投入も考えるべき。

　採用率は低いが、[[《邪神アバター》]]にも注意したい。~
　[[《毒蛇王ヴェノミノン》]][[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[攻撃力]]がいくら高かろうとこの[[モンスター]]の[[攻撃力]]を上回ることは不可能。~
　しかも[[《邪神アバター》]]には[[《ヴェノム・スワンプ》]]も効かないのである。~
　また、[[墓地]]の[[モンスター]]を全て[[アンデット族]]に変えてしまう[[《アンデットワールド》]]が登場した。~
　これを使われたら、何が何でも最優先で[[破壊]]しよう。~
　幸い[[《ヴェノム・スワンプ》]]による上書きが有効なので対策にはさほど困らないだろう。~
　こちらが[[効果]][[モンスター]]を多めに入れている時に[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]された場合もかなり厄介。~
　[[《毒蛇の供物》]]などで確実に[[破壊]]しておきたい。


**代表的なカード [#hb85770f]
-[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]
-[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]
-[[《蛇神降臨》]]

-[[《ヴェノム・スワンプ》]]
-[[《スネーク・レイン》]]

-[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]

**関連リンク [#m5cc15b5]
-[[ヴェノム]]

-[[デッキ集]]