*【ヴェノム】 [#v4588641]

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**説明 [#jf9f7aa7]
 [[TACTICAL EVOLUTION]]で登場した[[フィールド魔法]][[《ヴェノム・スワンプ》]]を使用し[[相手]]の行動を制限しつつ、切り札の[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]、隙あらば[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を[[召喚]]し、圧倒的な[[攻撃力]]と完全[[効果]][[耐性]]で[[相手]]を抑え込む。~

 以上を目的にデザインされたであろう[[ヴェノム]]だが、いかんせん種類が少なすぎてこのままでは[[デッキ]]として機能しない。~
 ゆえにどちらかに的を絞る構築が要求される。~

 《ヴェノム・スワンプ/Venom Swamp》
 フィールド魔法
 お互いのターンのエンドフェイズ毎に、フィールド上に
 表側表示で存在する「ヴェノム」と名のついたモンスター以外の
 表側表示で存在する全てのモンスターにヴェノムカウンターを1つ置く。
 ヴェノムカウンター1つにつき、攻撃力は500ポイントダウンする。
 この効果で攻撃力が0になったモンスターは破壊される。

 《毒蛇神ヴェノミナーガ/Vennominaga the Deity of Poisonous Snakes》
 効果モンスター
 星10/闇属性/爬虫類族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 このカードは「蛇神降臨」の効果及びこのカードの効果でのみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は、自分の墓地の爬虫類族モンスター1枚につき、
 500ポイントアップする。
 このカードはフィールド上で表側表示で存在する限り、このカード以外の
 モンスター・魔法・罠の効果の対象にする事はできず効果を受けない。
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地のこのカード以外の
 爬虫類族モンスター1体をゲームから除外する事でこのカードを特殊召喚する。
 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、このカードに
 ハイパーヴェノムカウンターを1つ置く。
 このカードにハイパーヴェノムカウンターが3つ乗った時、
 このカードのコントローラーはデュエルに勝利する。

 《毒蛇王ヴェノミノン/Vennominon the King of Poisonous Snakes》
 効果モンスター
 星8/闇属性/爬虫類族/攻   0/守   0
 このカード以外の効果モンスターの効果によって、
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードは「ヴェノム・スワンプ」の効果を受けない。
 このカードの攻撃力は、自分の墓地の爬虫類族モンスター1枚につき
 500ポイントアップする。
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 自分の墓地のこのカード以外の爬虫類族モンスター1体を
 ゲームから除外する事でこのカードを特殊召喚する。

**[[デッキ]]構築に関して[#r93ea70b]

***[[《ヴェノム・スワンプ》]]型 [#a70eb824]
-[[下級モンスター]]~
[[ヴェノム]]の[[下級モンスター]]はパワー不足で、その[[効果]]も[[《ヴェノム・スワンプ》]]が無ければ機能しない。~
そもそも[[ヴェノム]]には[[効果]]のある[[下級モンスター]]が2種類、全体でも4種類しかいない以上、[[モンスター]]をすべて[[ヴェノム]]で固めるには無理がある。~

-[[《ヴェノム・スワンプ》]]~
自他を問わず[[モンスター]]を弱体化、[[破壊]]する[[フィールド魔法]]。~
[[相手]]の主力[[モンスター]]はもちろん、[[《マシュマロン》]]のような[[壁]][[モンスター]]を一掃する点も見逃せない。~

-[[《蛇神の勅命》]]~
[[ヴェノム]]と名のついた[[カード]]を見せるだけで[[魔法カード]]の[[発動]]を[[無効]]にすることのできる[[カード]]。~

-各種[[ロック]][[カード]]~
[[ヴェノム]][[モンスター]]の弱点である[[攻撃力]]不足ゆえにロックカードを投入してもなんの問題もないが、今となっては[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]][[《レベル制限B地区》]]は強度に問題がある。~
[[《怨霊の湿地帯》]]は確実に[[ヴェノムカウンター]]を稼げるが[[アタッカー]]相手ではそれでやっと互角というのが痛く、[[攻撃力]]が下がり続けるため[[《平和の使者》]]も万全ではない。~

[[ヴェノム]]のサポートには決して弱くないカードも存在しているのだが、[[モンスター]]の不足が全てを台無しにしている。~
またほとんどの[[カード]]が[[《ヴェノム・スワンプ》]]の存在を前提にしているため、[[破壊]]されると取り返しがつかないことが致命的な弱点となる。~
当初から[[カード]]不足が原因で使われることが希有だったが、さらに[[シンクロ召喚]][[エクシーズ召喚]]によってせっかく相手に乗せた[[ヴェノムカウンター]]をリセットされてしまうようになり、コンセプト自体が通用しなくなってしまった。
[[【爬虫類族】]]の中でも地位が低く、初めからなかったかのような扱いを受けることも少なくない。~

しかし同時に登場した[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]らは[[ヴェノム]]に依存せず、各カテゴリとそれなりに相性が良かったため[[【爬虫類族】]]の一角となることに成功した。~

***[[モンスター]]について [#o1012f5b]
[[キーカード]]の[[攻撃力]]が[[墓地]]の[[爬虫類族]]に依存しているため、ある程度の[[爬虫類族]][[モンスター]]が必要となる。~
[[エーリアン]]・[[ワーム]]・[[レプティレス]]など、特定のカテゴリを中心にすると強力な構築ができる。~
カテゴリに属さない[[モンスター]]は飛びぬけて優秀な者がいないため、あくまでアクセント程度になるだろう。~

-[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]
この[[デッキ]]において最も重要なウェイトを占めている[[モンスター]]。~
[[《蛇神降臨》]]を[[発動]]するにはこの[[モンスター]]を[[効果]]で[[破壊]]する必要がある。~
[[相手]]がわざわざ[[破壊]]してくれるとは考えにくいので、[[自分]]で[[破壊]]する手段を用意しておきたい。~
そのため、この[[デッキ]]はいかにしてこの[[カード]]を[[召喚]]し、[[破壊]]するかにかかっているといっても過言ではない。~
[[最上級モンスター]]であるうえに[[特殊召喚]]の手段に制限もあるが、[[攻撃力]]0でかつ[[魔法・罠カード]]での[[特殊召喚]]が可能なので、[[フィールド]]に出すことは難しくない。~
少量の[[戦闘]][[ダメージ]]があれば[[《ダメージ=レプトル》]]で[[リクルート]]、[[《リミット・リバース》]]・[[《ヴァイパー・リボーン》]]で[[蘇生]]も可能。~
[[墓地]]の[[爬虫類族]]が5〜6体になれば[[戦闘]]で倒されることはほとんどなくなるが、序盤に[[召喚]]しても[[攻撃力]]が低いので、[[《スネーク・レイン》]]など[[墓地を肥やす]]手段も用意しておきたい。~
ただし、[[手札]]に来ると邪魔になることが多いので、[[手札コスト]]として捨てることも必要になるだろう。~
[[最上級モンスター]]故に[[手札]]からの[[召喚]]はさけた方が良いだろう。~

-[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]~
この[[デッキ]]における究極の[[フィニッシャー]]。~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]でも十分な[[攻撃力]]をたたき出せるが、こちらは強力な[[耐性]][[効果]]を持ち[[相手]]に対策が無ければ出した瞬間勝利が決定したも同然である。~
だが[[バーン]]や[[特殊勝利]]などこの[[カード]]を倒さずして勝つ方法や、一時的に[[攻撃力]]を上回らせ[[戦闘ダメージ]]で[[ライフ]]を削る方法もあることに注意。~
[[ハイパーヴェノムカウンター]]が勝負の決め手となることはあまりないが、[[相手]]にプレッシャーを与える副次的[[効果]]にも期待できる。~
また、この[[カード]]にもいくつか天敵と言える[[カード]]が存在する。~
それらのほとんどは[[汎用性]]の高い[[除去]][[カード]]で防御できるので、代表的なものくらいは対策をしておこう。~
こちらは1体[[召喚]]に成功したらそれで十分であるし、[[手札]]に来たら[[事故>手札事故]]要因になりかねないので、1枚だけ投入すればいい。~
[[手札破壊]]を警戒する場合などは保険として2枚入れておくのも手ではある。~

-[[エーリアン]]~
[[《宇宙砦ゴルガー》]]の[[効果]]で[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]を能動的に[[破壊]]でき、[[《宇宙砦ゴルガー》]]と相性がいい[[《古の森》]]なども活用できる。~
[[Aカウンター]]は[[ヴェノムカウンター]]とは段違いの[[汎用性]]を持っているので戦線を維持しやすく、[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を[[特殊召喚]]するための[[カード]]を揃えるための時間稼ぎにはもってこいである。~
反面【エーリアン】は多量に[[墓地を肥やす]]意義が薄く、[[墓地を肥やす]]ことも苦手であり、[[《スネーク・レイン》]]あたりで強引に枚数を稼ぐ必要があるだろう。~
そのほか欠点を挙げると、コンセプトそのものが本末転倒となってしまっている点だろう。~
既に[[《宇宙砦ゴルガー》]]を中心に[[シナジー]]が完成してしまっているため、わざわざ[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[特殊召喚]]を狙う必要性が薄いのである。~

-[[ワーム]]~
[[ワーム]]は[[リバース効果]]を中心に独自の[[シナジー]]を形成している一方、[[【エーリアン】]]の[[《宇宙砦ゴルガー》]]ほどの応用性が無い。~
したがって、[[【ワーム】]]に各種[[キーカード]]を投入するだけで比較的扱いやすい構築が可能。~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]で妥協するならばあまり枠を取らないものの、素直に[[《ワーム・ヴィクトリー》]]を使用した方が遥かに強力なため、ある程度[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[特殊召喚]]を狙える構築にしたい。~
他の[[デッキ]]にない最大の利点として、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《ワーム・ゼロ》]]を指定することで、[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]・[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[攻撃力]]を大幅に上昇させることができる。~
自身も合わせれば2枚の[[墓地を肥やす]]ことができる[[《ワーム・ゼクス》]]、これとセットで使え[[《蛇神降臨》]]の障壁となる[[《スターダスト・ドラゴン》]]を対策できる[[《ワーム・ヤガン》]]は単体でも起用できるかもしれない。~
これらを[[サーチ]]できる[[《ワーム・カルタロス》]]や、[[上級]][[ワーム]]だが[[墓地を肥やす]][[《ワーム・クィーン》]]も相性が良い。~

-[[レプティレス]]~
とにかく戦線維持が容易な上[[攻撃力]]を0にしてしまうため、[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を[[特殊召喚]]するための[[カード]]を揃えるための時間稼ぎにはもってこいである。~
反面【レプティレス】は[[墓地を肥やす]]意義が薄く、[[墓地を肥やす]]ことも苦手であり[[《スネーク・レイン》]]あたりで強引に枚数を稼ぐ必要があるだろう。~
また[[レプティレス]]は他の[[爬虫類族]]カテゴリーに比べて[[闇属性]]が多いのが特徴。~
[[《闇の誘惑》]]をはじめとする[[闇属性]]サポートを共有させやすいのも利点。~

[[爬虫類族]]以外にも相性の良い[[モンスター]]は存在するものの、1体でも採用すると[[《ヴァイパー・リボーン》]]が腐りやすくなる点に注意。~
そもそも多く採用しすぎると[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[攻撃力]]が上昇しづらくなるため、[[《ヴァイパー・リボーン》]]を優先する方が安定するだろう。~

***[[魔法・罠カード]]について [#f49ab2b7]
-[[《スネーク・レイン》]]~
下記切り札[[モンスター]]の脅威の度合いは[[爬虫類族]]があってこそ輝くため、手札2枚を4枚以上の[[墓地]]に変換できるこの[[カード]]との相性は良い。~
[[デッキ圧縮]]としても優秀であり、[[【爬虫類族】]]における[[墓地を肥やす]]目的の[[カード]]の基準になっている。~
逆にいえば限られた[[手札]]で多くの[[墓地]]を用意しなければならないため、1枚しか[[墓地を肥やす]]ことができない[[カード]]は論外と言っても過言ではない。

--[[《ダメージ=レプトル》]]~
[[爬虫類族]]の[[戦闘]]にしか対応していない、[[爬虫類族]]しか[[特殊召喚]]できないが、[[爬虫類族]]に特化しやすいこの[[デッキ]]ではそれほど気にならない。~
[[《ダメージ・コンデンサー》]]も有力な候補だが、[[永続罠]]ゆえ複数回[[効果]]を使え、[[手札コスト]]も必要ない点で圧倒的に使いやすく、基本的にはこちらの方が強力と言える。~

-[[《リミット・リバース》]]~
[[蘇生]]させるだけでなく、[[守備表示]]にする事で能動的に[[《蛇神降臨》]]の[[発動]]条件を満たすことができるので非常に便利。~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]を[[破壊]]する手段ではおそらく最も使いやすい[[カード]]だろう。~
[[自壊]]させる場合、[[特殊召喚]]した[[ターン]]には[[表示形式]]を変更できないので、[[相手]][[ターン]]のうちに[[発動]]するのが基本となる。~

-[[《ヴァイパー・リボーン》]]~
[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]を[[蘇生]]することで[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]させ、[[《蛇神降臨》]]に繋げることが可能。~
速攻性の面でやや劣るものの、実質[[《リミット・リバース》]]を6枚投入できるのは強力。~
また、[[通常魔法]]なので[[《リミット・リバース》]]よりも無効化されにくい利点もある。~
[[発動条件]]から[[爬虫類族]]以外の有力な[[モンスター]]を投入しづらいのも痛いが、それらより優先して採用したい性能といえる。~

-[[《毒蛇の供物》]]~
強力かつ[[汎用性]]の高い[[除去]]カード。~
[[自分]]の[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]を[[破壊]]することで、[[《蛇神降臨》]]の[[発動条件]]も満たせる。~
[[《リミット・リバース》]]と共に最も使いやすい[[カード]]であり、フルで採用しておきたい。~

-[[《封印の黄金櫃》]]・[[《強欲で謙虚な壺》]]~
【毒蛇神ヴェノミナーガ】は[[デッキ圧縮]]の手段に優れるものの、結局は[[魔法・罠カード]]を起点に動かすことが多い。~
そのため、万能[[サーチ]][[カード]]である[[《封印の黄金櫃》]]・強力な[[ドロー]]ソースの[[《強欲で謙虚な壺》]]の有用性も大きい。~
[[《強欲で謙虚な壺》]]は[[特殊召喚]]不可の[[デメリット]]がきつそうだが、この[[デッキ]]は[[相手]][[ターン]]に[[特殊召喚]]を行うことが多い。~
[[《リミット・リバース》]]と[[《蛇神降臨》]]の[[コンボ]]を決める場合は既に[[手札]]がそろっている(=[[《強欲で謙虚な壺》]]を使う必要が無い)ので、この[[デメリット]]はあまり気にならない。

-[[《蛇神降臨》]]~
[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[特殊召喚]]に必要な[[カード]]。~
また、[[チェーン]]2以降に[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]が[[《サンダー・ブレイク》]]などで[[破壊]]された場合、[[発動]]できる[[タイミングを逃す]]ので注意。~
[[サーチ]]手段に乏しいので、3枚積みがほぼ必須。~

**戦術 [#h882c49c]
 基本は、[[《ダメージ=レプトル》]]などで戦線を維持しつつ[[墓地]]を肥やし、[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[召喚条件]]を整え、[[召喚に成功した]]ら圧倒的な[[攻撃力]]と[[耐性]][[効果]]で勝利を目指す流れになる。~
 素早く[[墓地]]が肥やせれば序盤からでも[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]の[[攻撃力]]が生かせるので、迅速に[[墓地]]を肥やしたい。~
 [[《スネーク・レイン》]]はもちろんだが、[[《ダメージ=レプトル》]]で[[デッキ]]から[[爬虫類族]]を呼び出したり[[《毒蛇の供物》]]で[[爬虫類族]]を[[墓地に送る]]ことも間接的に[[墓地]]肥やしに繋がるのでうまく活用しよう。~
 [[《毒蛇王ヴェノミノン》]]で戦線を維持する場合、[[除去]]を[[相手]]に躊躇させるため、[[《蛇神降臨》]]が[[手札]]になくとも常に[[魔法&罠カードゾーン]]には何かしらカードを[[セット]]しておきたい。~
 しかし[[《蛇神降臨》]]は[[ダメージステップ]]には[[発動]]できない点と [[チェーン]]1の[[効果]]で[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]が[[破壊]]されなければ[[発動]]できない点に注意。~
 この[[カード]]を能動的に[[発動]]させるには[[《激流葬》]]などにより[[相手]][[モンスター]]もろとも[[破壊]]できれば[[効果]]的だが、先述の通り[[チェーン]]2以降に[[相手]]の[[《サンダー・ブレイク》]]等で[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]が狙われないようにする必要がある。~
 [[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[ハイパーヴェノムカウンター]]による[[特殊勝利]][[効果]]は無理して狙わずとも、その高い[[攻撃力]]で勝利を収めることができる。

**[[デッキ]]の派生 [#ha7b19be]
***【ヴェノムバーン】 [#ca6b3140]
 [[ヴェノムカウンター]]を取り除いて[[発動]]する[[バーン]][[カード]]、[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]を使った[[バーン]][[デッキ]]。~
 [[カウンター]]1つにつき700ポイントと[[ダメージ]]が非常に大きく[[1ターンキル]]も狙える。~

 《ヴェノム・スプラッシュ/Venom Burn》
 通常罠
 ヴェノムカウンターが乗ったモンスター1体を選択して発動する。
 そのカードのヴェノムカウンターを取り除き、取り除いた
 ヴェノムカウンターの数×700ポイントダメージを相手ライフに与える。

 [[ロック]]をし、[[攻撃力]]0の[[モンスター]]や[[トークン]]へ[[カウンター]]を乗せていった後[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]による大[[ダメージ]]でトドメというのが基本戦術となる。~
 そのため、[[ステータス]]や[[効果]]が優秀な[[攻撃力]]0の[[モンスター]]や[[トークン]]を生成できる[[カード]]を採用することになる。~
 これらの他にも、[[攻撃力]]0の[[モンスター]]を安全に[[デッキ]]から呼べる[[リクルーター]]や、裏側守備表示にすることで乗っている[[カウンター]]を0にできる[[サイクル・リバース]][[モンスター]]、[[キーカード]]である[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]を[[サーチ]]する[[カード]]等も採用できる。~
 [[ロック]]のギミックと相性がいい[[《波動キャノン》]][[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]等も無理なく採用可能。~
 [[《ヴェノム・スプラッシュ》]]や各種[[ロック]][[カード]]を守るための[[カウンター罠]]も必要になってくるだろう。~
 [[シンクロ召喚]]や[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の登場以降は難しい型であるが、構築しだいではある程度対策は可能である。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#rc5b0c43]
 [[墓地]]依存+[[特殊召喚]]多様と、最も[[メタ]]を張られやすい2つの戦術を併せ持つため、[[【メタビート】]]や[[【次元ビートダウン】]]系統の[[デッキ]]が最も苦手。~
 具体的には[[墓地]]の[[爬虫類族]][[除外]]による[[《毒蛇王ヴェノミノン》]][[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の弱体化などである。~
 [[《毒蛇王ヴェノミノン》]]は[[《D.D.アサイラント》]]などにより[[除外]]されてしまうのも厳しい。~
 同様に、序盤から[[《次元の裂け目》]]か[[《マクロコスモス》]]を張られると戦術が一気に鈍ってしまう。~
 さらに[[特殊召喚]]を多用する[[デッキ]]であるため、[[《王宮の弾圧》]]などの[[特殊召喚]][[メタ]]も苦手。~
 [[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[特殊召喚]]前に[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]された場合もかなり厄介。~
 また、[[《リミット・リバース》]]や[[《蛇神降臨》]]などの[[罠カード]]に頼る比率も高いので、[[《王宮のお触れ》]]なども苦手とする。~

 無敵に近い[[効果]][[耐性]]を持つ[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]にも、いくつかの弱点がある。~
 [[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]・[[《ヴォルカニック・クイーン》]]の[[生け贄]]にされる可能性があり、油断できない。~
 また、[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の[[自己再生]]の瞬間を狙った[[《天罰》]]などにも注意が必要。~
 [[墓地]]が肥えていれば[[戦闘破壊]]される機会は少ないが、[[《オネスト》]]もあるので油断はできない。~
 [[《王宮の鉄壁》]]でも自己再生が封じられてしまう。~
 [[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]を上回る[[攻撃力]]の[[連続攻撃]][[モンスター]]にも注意が必要。~
 [[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]はもちろんのこと、[[《阿修羅》]]に[[《オネスト》]]を使われた場合は最悪としか言いようがない。~
 また、[[墓地]]の[[モンスター]]を全て[[アンデット族]]に変えてしまう[[《アンデットワールド》]]が登場した。~

 これらの[[カード]]を[[発動]]されたら、[[《毒蛇の供物》]]などで確実に[[破壊]]しておきたい。~
 [[種族]]的な[[シナジー]]はないが、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]もできる[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]も有効である。~

**代表的なカード [#hb85770f]
-[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]
-[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]
-[[《蛇神降臨》]]

-[[《ヴェノム・スワンプ》]]
-[[《スネーク・レイン》]]

-[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]

**関連リンク [#m5cc15b5]
-[[ヴェノム]]

-[[デッキ集]]