*【ヴェルズ】 [#c6364ff0]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#b142b592]
 [[DUEL TERMINAL −星の騎士団 セイクリッド!!−]]で登場した[[闇属性]]で統一されている「[[ヴェルズ]]」と名のついた[[モンスター]]を用いた[[ビートダウン]][[デッキ]]。

 [[除去]][[効果]]を持つ[[下級モンスター]]が多く、[[《侵略の侵喰感染》]]による[[サーチ]]で様々な状況に対応できるのが強み。~
 それらの[[下級モンスター]]で戦線を維持しつつ、[[相手]][[モンスター]]を[[《ヴェルズ・バハムート》]]で[[コントロール奪取]]し勝負を決める。~
 また、[[インヴェルズ]]を組み込むことで[[除去]]能力を補強できる点も特徴として挙げられる。

 《ヴェルズ・バハムート》
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2350/守1350
 「ヴェルズ」と名のついたレベル4モンスター×2
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
 相手フィールド上に表側表示で存在する
 モンスター1体を選択して発動する事ができる。
 手札から「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を捨て、
 選択した相手モンスターのコントロールを得る。

 《侵略の侵喰感染》
 永続罠
 1ターンに1度、自分の手札または自分フィールド上に表側表示で存在する
 「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して発動する。
 自分のデッキから「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を手札に加える

**[[デッキ]]構築に際して [#w205460e]
 [[【インヴェルズ】]]と違い[[エクシーズモンスター]]の[[《ヴェルズ・バハムート》]]を切り札にする性質上、[[下級モンスター]]が主力になる。~
 [[上級モンスター]]の[[ヴェルズ]]は今のところ全て[[インヴェルズ]]なので[[除去]]を補う目的での少しの採用となる。~

***[[モンスターカード]]について [#z5601b20]
―[[ヴェルズ]][[モンスター]]~
 [[除去]]を担う[[モンスター]]と[[エクシーズ召喚]]を担う[[モンスター]]に別れるため、どちらに重点を置くかにもよるがバランス良く採用するのが望ましい。

-[[下級>下級モンスター]][[ヴェルズ]]~
--[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]~
[[ヴェルズ]]では唯一の[[通常モンスター]]。~
そのため[[《レスキューラビット》]]の[[リクルート]]から[[《ヴェルズ・バハムート》]]を簡単に[[エクシーズ召喚]]できる。~
この[[デッキ]]の[[キーカード]]である[[《侵略の侵喰感染》]]の[[サーチ]][[効果]]を妨害する[[《ライオウ》]]を[[戦闘破壊]]できる[[攻撃力]]なのも大きい。~
また、[[《侵略の侵喰感染》]]によって[[デッキ]]に[[戻せる>戻す]]ため、[[手札]]でダブついてもフォローできるので3枚積んでも問題ないだろう。~

--[[《ヴェルズ・ザッハーク》]]~
[[相手]]によって[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]時、[[特殊召喚]]された[[上級>上級モンスター]][[効果モンスター]]1体を[[破壊]]する。~
[[強制効果]]のため[[自分]]の[[モンスター]]を巻き込む可能性があるものの、[[自爆特攻]]でも[[効果を発動>モンスター効果の発動]]できるため、ある程度は[[発動]]タイミングを調整できる。~
[[アタッカー]]級の[[攻撃力]]も持っているため、大抵の場面では[[1:1交換]]以上を狙うことができるだろう。~

--[[《インヴェルズの先鋭》]]~
[[墓地へ送られた]]時に[[儀式>儀式モンスター]]・[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]1体を[[破壊]]する。~
上記の[[《ヴェルズ・ザッハーク》]]に比べ[[発動条件]]は緩いものの、その分自分の[[モンスター]]を巻き込むことも多いため[[《侵略の侵喰感染》]]によって使い分けたい。~
また、[[インヴェルズ]]であるため[[上級>上級モンスター]][[インヴェルズ]]の[[リリース]]や[[悪魔族]]であるため[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]と共に[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の融合素材になる。~

--[[《ヴェルズ・マンドラゴ》]] ~
[[自分]]の[[モンスター]]の数が[[相手]]の[[モンスター]]の数より少ない場合、[[手札]]から[[特殊召喚]]できる。
条件の緩い[[特殊召喚]][[効果]]に加えて[[下級モンスター]]であるため腐りにくい。~
[[攻撃力]]はさほど高くないので他の[[下級>下級モンスター]][[ヴェルズ]]と共に[[《ヴェルズ・バハムート》]]の[[エクシーズ素材]]にするのが望ましい。~
[[エクシーズ素材]]としては非常に便利であるが、[[手札]]消費が激しくなることには注意。~

--[[《ヴェルズ・オランタ》]]~
[[相手]]の[[表側表示]]限定の[[《ならず者傭兵部隊》]]の[[効果]]を持つ。~
[[リクルーター]]クラスには勝てる[[攻撃力]]を持つものの、[[《奈落の落とし穴》]]に引っかかってしまうので[[《侵略の侵喰感染》]]の[[サーチ]]の選択肢を広げるため採用する程度であろう。~

--[[《ヴェルズ・フレイス》]]~
[[表側表示]]限定の[[《ペンギン・ナイトメア》]]の[[効果]]を持つ[[リバース効果モンスター]]。~
[[《ヴェルズ・オランタ》]]で対処できない[[破壊]][[耐性]]のある[[モンスター]]を[[バウンス]]で[[除去]]できる。~
しかし、[[《侵略の侵喰感染》]]で[[サーチ]]した場合、[[リバース効果]]ゆえに[[相手]]に対策を取られやすいのが大きな欠点。~
やはり[[《侵略の侵喰感染》]]の[[サーチ]]の選択肢を広げるため採用する程度であろう。~

//--[[《ヴェルズ・カイトス》]]~
//[[《結界術師 メイコウ》]]の[[上位互換]]に近い効果を持つ。~
//[[《魔導戦士 ブレイカー》]]に比べて[[《スキルドレイン》]]を破壊できる[[メリット]]はあるものの、[[魔法・罠カード]][[除去]]は[[《サイクロン》]]等で簡単に補えるので無理に採用する必要はない。~

-[[上級>上級モンスター]][[インヴェルズ]]~
[[インヴェルズ]]も[[ヴェルズ]]に含まれるため、[[《侵略の侵喰感染》]]のサポートを受けられる。~
中でも[[《インヴェルズ・モース》]]と[[《インヴェルズ・ギラファ》]]の[[除去]][[効果]]は強力で、[[《ヴェルズ・ザッハーク》]]や[[《インヴェルズの先鋭》]]などでは処理できない[[カード]]も[[除去]]することができる。~
ただし[[インヴェルズ]]を[[リリース]]しなければ[[効果]]は使えないので、[[《インヴェルズの魔細胞》]]や[[蘇生]][[カード]]などで[[リリース]]を確保する必要がある。~
よって採用枚数は抑え、数ある[[除去]]手段の1つと考えて運用すべきだろう。~
なお、これらをメインに運用するならば[[【インヴェルズ】]]を参照されたし。~
//↑議論により以下の記述に変更になりました。
//http://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=1459

-[[ヴェルズ]][[エクシーズモンスター]]~
[[ヴェルズ]]の[[エクシーズモンスター]]は基本的に[[打点>攻撃力]]は低いためある程度他の[[エクシーズモンスター]]も採用しておきたい。~

--[[《ヴェルズ・バハムート》]]~
[[ヴェルズ]]を[[エクシーズ素材]]を指定し、[[効果]]使用時[[ヴェルズ]]を必要とするので、必然的にこの[[デッキ]]専用になるが[[コントロール奪取]][[効果]]は非常に強力。~
また、[[効果]]を使用してもこの[[カード]]は[[攻撃]]可能なため、[[コントロールを奪った>コントロール奪取]][[モンスター]]とあわせて大きく[[相手]][[ライフ]]を削ることも可能。~
総じて強力なので[[エクストラデッキ]]には複数採用して構わないだろう。~

--[[《インヴェルズ・ローチ》]]~
[[レベル]]5以上の[[モンスター]]の[[チェーン]]にのらない[[特殊召喚]]を[[無効]]にし[[破壊]]する強力な[[効果]]を持っている[[エクシーズモンスター]]。~
主に[[シンクロ召喚]]に対して大きな[[メタ]]となるが後出しの場合は対処できないため[[《ヴェルズ・バハムート》]]と使い分けることになる。~
[[エクシーズ素材]]が指定されていないのも[[メリット]]なのでこちらも是非採用しておきたい。~

--[[《ヴェルズ・ナイトメア》]]~
[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にでき、[[攻撃]]や[[起動効果]]を妨害できる。~
直接[[アドバンテージ]]を稼ぐことは出来ないが、[[《インヴェルズ・ローチ》]]に比べ[[エクシーズモンスター]]や[[チェーン]]に乗る特殊召喚にも対応している。[[融合召喚]]、[[儀式召喚]]、[[エクシーズ召喚]]を主体とする[[デッキ]]に対しては大いに役立つだろう。


―[[ヴェルズ]]以外の[[モンスター]]~

-[[《レスキューラビット》]]~
[[エクシーズ召喚]]の強力な[[サポートカード]]。~
この[[カード]]1枚から[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]2体を[[リクルート]]して[[《ヴェルズ・バハムート》]]を[[エクシーズ召喚]]できる。~
他の[[デッキ]]の場合は複数の[[通常モンスター]]を採用する必要があるがこの[[デッキ]]では[[《侵略の侵喰感染》]]の存在から[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]のみでも構わないだろう。~

-[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]~
言わずと知れた[[闇属性]]軸デッキの[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]。~
[[インヴェルズ]]を採用する場合[[《悪夢再び》]]で[[墓地]]調整も可能になるため[[召喚条件]]を満たすのはそれほど難しくない。~
他の[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]も採用可能だがこの[[カード]]ほど相性がいいわけではない。

-[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《トラゴエディア》]]~
[[手札]]から奇襲的に[[特殊召喚]]される[[モンスター]]。~
[[《侵略の侵喰感染》]]の存在から後者が優先されると思われがちだが、[[除去]]された場合も考えて両方採用しても構わない。~

-[[《邪帝ガイウス》]]~
[[ヴェルズ]]のサポートは受けられないものの[[リリース]]に制限がないため、[[《侵略の侵喰感染》]]がない場合は[[インヴェルズ]]より此方の方が安定性が高い。~
また、[[ヴェルズ]]は全て[[闇属性]][[モンスター]]なので[[相手]][[フィールド]]上に[[除去]]する[[カード]]がなくても[[ダメージ]][[効果]]で[[フィニッシャー]]になりうる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#hab0c6bb]
 この[[デッキ]]は[[闇属性]][[モンスター]]が中心となり、[[《侵略の侵喰感染》]]を[[キーカード]]とする。~
 そのため[[闇属性]]の[[サポートカード]]や[[《侵略の侵喰感染》]]を[[サーチ]]する[[カード]]が中心となる。~

-[[《侵略の侵喰感染》]]~
[[手札]]または[[自分]][[フィールド]]の[[ヴェルズ]]と[[デッキ]]の[[ヴェルズ]]を入れ替える[[永続罠]]。~
その状況で必要な[[ヴェルズ]]と不要な[[ヴェルズ]]を[[レベル]]や[[攻撃力]]等の制限なく交換できるのは強力。~
また、[[相手]]の[[除去]]に[[チェーン]]することで[[サクリファイス・エスケープ]]が狙えるのも大きい。~
この[[デッキ]]の中核を担う[[カード]]なので可能な限り投入したい。~

-[[《強欲で謙虚な壺》]]・[[《封印の黄金櫃》]]~
上記の[[《侵略の侵喰感染》]]を素早く[[手札]]に[[加える]]役目を担う。~
前者は[[デメリット]]があり後者はタイムラグがあるため、[[デッキ]]にあう方を採用すると良い。~

-[[《闇の誘惑》]]~
[[闇属性]]軸[[デッキ]]の[[手札交換]][[カード]]。~
[[手札交換]]だけでも十分優秀だが、[[《闇次元の解放》]]も併せて採用して[[帰還]][[コンボ]]も狙えるようにしたい。~

-[[《闇の幻影》]]~
[[闇属性]][[モンスター]][[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を[[無効]]にして[[破壊]]する[[カウンター罠]]。~
[[《月の書》]]をはじめとする[[エクシーズ召喚]]妨害[[カード]]から[[《次元幽閉》]]等の[[除去]][[カード]]まで幅広くフォローできる。~

-[[《ダーク・コーリング》]]~
[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]と[[《インヴェルズの先鋭》]]を[[融合素材]]とすることで[[攻撃力]]3800の[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]を[[融合召喚]]できる。~
切り札の打点が低くなりがちなこの[[デッキ]]では大いに役立つだろう。~

-[[《闇の閃光》]]~
この[[デッキ]]では[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]等の[[ウイルス]]は基本的に媒体が少ないが、この[[カード]]なら問題なく[[発動]]できる。~

-[[《闇次元の解放》]]~
[[《闇の誘惑》]]や[[《ダーク・コーリング》]]で[[除外]]された[[モンスター]]を[[帰還]]させることができる。~
そのまま[[エクシーズ召喚]]に繋げられれば理想的。~

-[[《悪夢再び》]]~
[[インヴェルズ]]を採用するならこの[[カード]]も[[墓地]]調整に役立つ。~
採用枚数はどれだけ[[インヴェルズ]]を採用するかによるだろう。~

-[[《戦線復活の代償》]]~
基本的には[[自分]][[フィールド]]の[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]を[[墓地]]に送って[[発動]]する。~
[[自分]]の[[手札]]または[[フィールド]]に[[通常モンスター]]がいないと[[事故]]が起こるが、[[《ダイガスタ・エメラル》]]のおかげで少し[[事故]]率が軽減されている。~
このカードは[[相手]]の[[墓地]]に強力な[[モンスター]]がある時に真価を発揮するが、万が一、あまり[[墓地]]に[[蘇生]]させて使えるカードをあまり使わない場合、このカードは[[サイドデッキ]]と組み替えることが多い。
[[自分]][[フィールド]]の[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]を[[墓地へ送って>墓地へ送る]][[発動]]する。~
[[自分]]の[[手札]]または[[フィールド]]に[[通常モンスター]]がいないと発動できない、[[《ダイガスタ・エメラル》]]のおかげで少し[[事故]]率が軽減されている。~
特に[[相手]]の[[墓地]]に強力な[[モンスター]]がある時により真価を発揮する。

**戦術 [#h90850b6]
 序盤は[[《侵略の侵喰感染》]]を[[《強欲で謙虚な壺》]]等で[[手札]]に[[加える]]ことから始まる。~
 [[《侵略の侵喰感染》]]が[[発動]]できれば、その場の状況にあった[[ヴェルズ]]を[[サーチ]]し戦線を維持する。~

 [[相手]]が切り札級の[[モンスター]]を[[召喚]]してきたら[[《ヴェルズ・バハムート》]]を[[エクシーズ召喚]]しその[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]し一気に形勢逆転を狙おう。~

 [[エクシーズ召喚]]は基本[[《ヴェルズ・バハムート》]]を狙うがその状況に応じて臨機応変に選択したい。~

 勝負を決めれなかった場合は[[《ダーク・コーリング》]]で[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]を[[融合召喚]]し押し切りたい。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#i5db2417]
 [[【闇属性】]]の一種であるために[[闇属性]][[メタカード]]をほぼ受けてしまう。~
 [[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]・[[《聖なるあかり》]]等は[[除去]][[カード]]を積んでおくのが最良か。~
 [[《侵略の侵喰感染》]]を妨害する[[《ライオウ》]]、切り札の[[《ヴェルズ・バハムート》]]の[[エクシーズ召喚]]を妨害する[[《コアキメイル・ドラゴ》]]等は[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]で[[戦闘破壊]]可能だがやはり辛い。~

 [[下級モンスター]]同士の[[戦闘]]であれば力負けはあまりしないが、[[上級モンスター]]クラスの[[モンスター]]を大量展開してくる[[デッキ]]には[[除去]]が追いつかないことも多く押し切られることもある。~
 [[《闇の閃光》]]等の[[除去]][[カード]]や防御[[カード]]等を投入しておくと良い。~
 また、[[相手]]が強力な[[フィニッシャー]]を[[召喚]]した場合、その[[ターン]]を凌ぎきれば、次の[[ターン]]で[[《ヴェルズ・バハムート》]]を[[エクシーズ召喚]]し、[[相手]]の[[フィニッシャー]]を[[コントロール奪取]]することで一気に戦況をひっくり返すことも可能である為、防御[[カード]]の採用はそこそこ重要である。

 また、2戦目以降では[[キーカード]]の[[《侵略の侵喰感染》]]を[[除去]]する[[カード]]を増やしてくることが想定されるので、[[カウンター罠]]等の対策が必要。 ~

**代表的なカード [#o6f7546e]
-[[《ヴェルズ・バハムート》]]

-[[《侵略の侵喰感染》]]

**関連リンク [#oa56b495]
-[[ヴェルズ]]

-[[【闇属性】]]
-[[【インヴェルズ】]]

-[[デッキ集]]