*【ヴォルカニック・バーン】 [#r83a73c2]
#contents
 [[ヴォルカニック]][[モンスター]]と、[[《ブレイズ・キャノン》]]を中心とした[[バーン]][[デッキ]]。~
 基本は[[【ロックバーン】]]に近いが、状況に応じて[[《ヴォルカニック・エッジ》]]・[[《ヴォルカニック・ハンマー》]]・[[《ヴォルカニック・デビル》]]での[[ビートダウン]]戦術も行える。~

 [[デッキ]]名の由来はアニメGXでのオブライエンの発言から。

 《ブレイズ・キャノン/Blaze Accelerator》
  永続魔法 
 手札から攻撃力500ポイント以下の炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
 相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
 この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。

 《ヴォルカニック・ロケット/Volcanic Rocket》
  効果モンスター
 星4/炎属性/炎族/攻1900/守1400
 このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキまたは自分の墓地から「ブレイズ・キャノン」と名のついたカード1枚を
 手札に加える事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#p6ff9a55]
 [[《ブレイズ・キャノン》]]の項にもあるが、[[ブレイズ・キャノン]]の[[効果]]は[[ヴォルカニック]][[モンスター]]の足を引っ張る[[デメリット]]をもつ。~
 ゆえに、その[[デメリット]]を前提とした構築が必要となる。~

***[[モンスターカード]] [#y2495c30]
 主力の[[モンスター]]は、前線で戦う[[アタッカー]]と[[《ブレイズ・キャノン》]]用の弾の大きく2つに分けられる。~
 前線で戦う[[《ヴォルカニック・ロケット》]]・[[《ヴォルカニック・エッジ》]]・[[《プロミネンス・ドラゴン》]]は、3枚積みが前提となる。~
//いくら周知の事実でもさすがにカード名なしってのは不親切
 [[《炎帝近衛兵》]]も[[《ヴォルカニック・バレット》]]・[[《ヴォルカニック・バックショット》]]と相性が良いため、複数枚投入が望ましい。~
 相性が特にいいわけではないので[[炎属性]][[リクルーター]]の[[《UFOタートル》]]は検討範囲内といったところ。~
 [[《ヴォルカニック・リボルバー》]]・[[《火口に潜む者》]]も強力と言うほどではないが好みで入れてもいいだろう。~
 [[上級モンスター]]は[[《ヴォルカニック・ハンマー》]]を採用したい。~
 それ以外には[[《炎帝テスタロス》]]も候補に上がる。
//さすがにそんなに貯まらない

//ヴォルカニックが関係なくなってるやん
 [[《ブレイズ・キャノン》]]の弾となる[[モンスター]]は、[[《ヴォルカニック・バレット》]]・[[《ヴォルカニック・バックショット》]]を採用したい。~
 どちらも3枚積み前提の[[効果]]をもつカードなので、投入する際は3枚入れておきたい。~
 [[ロック]]の弱い[[ビートダウン]]寄りにするなら[[《ヴォルカニック・カウンター》]]も2〜3枚入れておいても良いだろう。~
 [[《ヴォルカニック・ラット》]]は専用[[デッキ]]の構築を必要とするのでここでは見送る。~
 [[ヴォルカニック]]以外では、弾となり[[壁]]ともなる[[《大木炭18》]]も採用できる。~
 それら以外にも弾を採用する場合は、[[《平和の使者》]]以外の[[自分]]の[[ロック]]を抜けられる[[《逆巻く炎の精霊》]]、防御用に[[永続罠]]を多数使うなら[[《神炎皇ウリア》]]を採用するのも面白い。

 [[《召喚僧サモンプリースト》]]とも相性が良い。[[下記>#ud097627]]にあるとおり、様々な運用が考えられる。

 [[《フレムベル・パウン》]]もなかなか面白い。~
 状況に応じて[[《ブレイズ・キャノン》]]の弾にすることができる上に、[[戦闘破壊]]された時[[守備力]]200の[[モンスター]]を[[手札]]に加える事ができる。~
 [[守備力]]200ちょうどというとかなり限定されていると思うかもしれないが、相性の良い[[カード]]は多い。~
 この[[デッキ]]で不足しやすい[[魔法・罠カード]][[除去]]ができる有能な[[モンスター]]である[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]も[[サーチ]]する事ができる。~
 効果で[[魔法・罠カード]]を[[除去]]した後、[[守備表示]]になったこの[[カード]]と[[《ゾンビキャリア》]]で[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]あたりを呼び出せば比較的安全に[[攻撃]]を通す事ができるだろう。~
 二つ目の効果も[[《ゾンビキャリア》]]や[[《ヴォルカニック・バレット》]]・[[《ゴブリンのやりくり上手》]]などが[[墓地]]に落ちればそれだけで[[アドバンテージ]]を稼げる。~
//内容重複により一部整理
 [[《ヴォルカニック・デビル》]]はこの[[デッキ]]との相性が中途半端ではあるが、[[蘇生制限]]のない[[フィニッシャー]]としてなら活躍する。~

***[[魔法・罠カード]] [#m15bd5e6]
 [[キーカード]]である[[《ブレイズ・キャノン》]]・[[《ブレイズ・キャノン−トライデント》]]について。~
 これらを[[サーチ]]できる[[《ヴォルカニック・ロケット》]]は、墓地の[[カード]]も回収できる。~
 加えて、この[[デッキ]]は3枚積み必須の[[モンスター]]が多いゆえに[[デッキ]]枚数が肥大化しやすい。~
 よって、[[《ブレイズ・キャノン》]]と[[《ブレイズ・キャノン−トライデント》]]は、それぞれ2枚ずつが適正枚数と言えるだろう。

 [[《ヴォルカニック・バレット》]]と相性が良い[[《カードトレーダー》]]・[[《ゴブリンのやりくり上手》]]も採用候補に挙げられる。~
 この[[デッキ]]において[[サーチ]]が容易な[[《ヴォルカニック・バレット》]]や[[ブレイズ・キャノン]]を[[デッキ]]に戻すことで[[ドロー]]加速ができる。~
 多用しすぎると[[ライフ]]が心配となるが、[[《非常食》]]も併せて採用することで[[【やりくりターボ】]]のギミックに繋げられる。~

 他のカードは[[ビートダウン]]寄りにするか[[ロック]]寄りにするかで変わるだろう。~
 [[ロック]]カードは出来るなら多数採用したいが、そうすると[[《ヴォルカニック・エッジ》]]・[[《ヴォルカニック・ハンマー》]]等の[[ビートダウン]]要素を潰してしまうこともあるので注意。~
 [[ロック]]を重視するなら[[《レベル制限B地区》]]・[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]は確実に入れておきたい。~
 逆に、[[ビートダウン]]型とするなら[[《くず鉄のかかし》]]が有力候補となる。~
 防衛力は最小限だが、自分の[[攻撃]]を阻害しない上、[[《ブレイズ・キャノン》]]で[[破壊]]したい[[相手]][[モンスター]]を[[フィールド]]に残すことができるので相性が非常に良い。~
 [[《平和の使者》]]は任意のタイミングで破壊できるため、[[ビートダウン]]要素をあまり潰さず[[ロック]]をかけられる。~
 [[《一族の結束》]]は[[モンスター]]が[[炎族]]に統一しやすいので投入しやすいが、[[デッキ]]との相性がイマイチ。~

 [[《火霊術−「紅」》]]を入れてみるのもいいだろう。~
 [[ヴォルカニック]]は[[攻撃力]]が高いため、高い[[効果ダメージ]]が狙える。~
 [[《悪夢の拷問部屋》]]は単発の威力の低い[[ヴォルカニック]]の火力を底上げできる。~
 その他、性能のいい[[バーン]][[カード]]を適当に投入してよい。

**この[[デッキ]]の弱点 [#bafcc5ff]
 [[罠カード]]の比率が大きくなりがちであるため、罠[[無効]]化系のカードを第一に[[除去]]しなければならない。~
 また、[[永続魔法]]・[[永続罠]]が攻防における[[キーカード]]であるため、[[魔法・罠カード]]を同時に複数[[破壊]]するカードも厄介。~
 同様に[[墓地]]で[[効果]]を発揮するカードも多く、[[墓地]]に行くカードを[[除外]]されることは戦線崩壊につながりかねない。~
 他にも[[効果]][[破壊]]に[[耐性]]をもっていたり、[[除去]]されたら[[自己再生]]するカードが厄介。

 あまり見かけないが[[《ネフティスの鳳凰神》]]は厄介な存在。~
 [[モンスター除去]]を[[《ブレイズ・キャノン》]]に頼るこの[[デッキ]]では[[破壊]]以外の対処方法が少なく、[[破壊]]してしまえば次[[ターン]]には[[《ブレイズ・キャノン》]]・各種[[ロック]]カード共々一掃されてしまう。~

 [[《マテリアルドラゴン》]]との相性は最悪である。~
 [[《ブレイズ・キャノン》]]の[[破壊]][[効果]]を無効化されてしまい、さらに[[バーン]][[効果]]が全く役に立たなくなる。~

 これらはあまり見かけないため気にしなくてもよいが、[[《スターダスト・ドラゴン》]]はかなり厄介な存在となる。~

 この[[デッキ]]は[[《ブレイズ・キャノン》]]への依存度が高く、[[《ブレイズ・キャノン》]]がないと使い物にならないカードも多い。~
 ゆえに、[[手札事故]]に陥りやすいことにも注意しよう。

**[[デッキ]]の派生 [#aa80b607]
***【炎族】 [#a4a43eb9]
 上記に挙げられた[[手札事故]]にも繋がりやすい[[ブレイズ・キャノン]]や弾用[[モンスター]]を抜いた[[ビートダウン]]寄りの[[デッキ]]。~
 【ヴォルカニック・バーン】からかなりの枚数を抜けるので、構築の際に迷ったカードも多く投入できる。~
 [[バーン]]要素も残っているので[[ロック]]時でも戦える[[ビートダウン]][[デッキ]]となる。~
 [[【炎属性】]]を参照に組んでみると良いだろう。

***【ヴォルカニックゴーレム】 [#a4a43eb9]
 [[《ヴォルカニック・カウンター》]]の[[効果]]を[[【ゴーレム】]]に絡めるもの。~
 [[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]が[[炎属性]]のため、他の[[ヴォルカニック]][[モンスター]]を入れなくても[[発動条件]]を満たせる。~
 また、[[《ヴォルカニック・クイーン》]]は[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]と同様の使い方が出来るので、[[【ゴーレム】]]の[[コントロール奪取]][[カード]]とあわせれば、なかなか活躍してくれる。

***[[【サモンプリースト】]]との混合[[デッキ]] [#ud097627]
 [[ヴォルカニック]]から採用するカードは[[《ブレイズ・キャノン》]]・[[《ヴォルカニック・ロケット》]]・[[《ヴォルカニック・バレット》]]。~
 次点で[[《ヴォルカニック・エッジ》]]・[[《ヴォルカニック・バックショット》]]・[[《ヴォルカニック・カウンター》]]が挙げられる。~
 [[【サモンプリースト】]]からは特殊な構成を要求するものを除けばほとんどが採用できる。~
 [[《聖鳥クレイン》]]・[[《ヴォルカニック・ロケット》]]・[[《ヴォルカニック・バレット》]]で得た[[手札]]を[[《ブレイズ・キャノン》]]・[[《召喚僧サモンプリースト》]]で活用するのが主な動き。~
 また[[《ブレイズ・キャノン》]]と[[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[特殊召喚]]した[[モンスター]]は[[攻撃]]不可の[[デメリット]]が相殺できるため気兼ねなく[[《ブレイズ・キャノン》]]の[[効果]]を[[発動]]できる。~

 [[《ヴォルカニック・バレット》]]や[[《ヴォルカニック・バックショット》]]の[[効果]]を使用する場合、[[手札]]に複数来てしまうと[[ディスアドバンテージ]]になってしまう。~
 また、[[《召喚僧サモンプリースト》]]の[[特殊召喚]]を適用出来る領域は[[デッキ]]だけなので、いっそ[[デッキ]]枚数を45枚前後まで増やして[[《聖鳥クレイン》]]や[[《ヴォルカニック・バレット》]]が[[手札]]で[[腐る]]確率を下げるという手もある。~
 勿論、使用済みの[[《聖鳥クレイン》]]・[[《ヴォルカニック・ロケット》]]を[[デッキ]]に戻せる[[《貪欲な壺》]]も採用できるだろう。~
 同様の理由で[[《カードトレーダー》]]も採用圏内である。~
 [[手札]]に来てしまった[[《聖鳥クレイン》]]・[[《ヴォルカニック・ロケット》]]・[[《ヴォルカニック・バックショット》]]を[[デッキ]]に戻せるだけでなく、[[《ヴォルカニック・バレット》]]との[[コンボ]]で毎[[ターン]][[ドロー]]を加速することができる。~
 [[《カードトレーダー》]]を採用するのであれば、安定性は落ちるが[[フィニッシャー]]に[[《降雷皇ハモン》]]を搭載することもできる。~
 [[《ゴッドバードアタック》]]・[[《ブレイズ・キャノン》]]による絨毯爆撃で焦土と化した[[フィールド]]に降臨する[[攻撃力]]4000はミッション完遂の切り札となるだろう。~

 [[《霞の谷の戦士》]]も相性がよい。~
 厄介な[[《ネフティスの鳳凰神》]]を[[《召喚僧サモンプリースト》]]から[[シンクロ召喚]]につなげ[[戦闘破壊]]をすることができる。~
 中でも[[永続魔法]]を使用し[[モンスター]]を大量展開するこの[[デッキ]]にとって[[《スターダスト・ドラゴン》]]は相性抜群である。~
 [[シンクロ召喚]]の機会が無くとも[[《ゴッドバードアタック》]]の[[リリース]]に使える上単体でもある程度の能力はある。~

 [[デッキ圧縮]]と[[特殊召喚]]で[[アドバンテージ]]は稼げるものの[[攻撃]]不可の[[デメリット]]から決め手に欠けるという弱点がある。~
 さらに[[2009/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]より[[《召喚僧サモンプリースト》]]が[[制限>制限カード]]化したため展開力の低下は避けられない。~
 [[《ゴヨウ・ガーディアン》]]の登場もあり、[[《聖鳥クレイン》]]が使いにくくなったのは逆風である。~
 [[《炎帝近衛兵》]]は[[レベル]]4だが、[[特殊召喚]]では[[効果]]が使えないため[[召喚]]権を増やせる[[《血の代償》]]も選択肢に入るか。

***[[【爆風ロケット】]] [#g3bws2rv]
 [[【爆風ライザー】>【帝コントロール】#m3cd2278]]に[[《ヴォルカニック・ロケット》]]・[[《ヴォルカニック・バレット》]]と[[ブレイズ・キャノン]]を採用した[[デッキ]]。~
 2体の[[ヴォルカニック]]で得た[[ハンド・アドバンテージ]]を利用して、[[《鳳翼の爆風》]]で[[ドローロック]]を仕掛けていくのが基本となる。~
 そのため、[[【爆風ライザー】]]に比べて[[ドロー]]補助の[[モンスター]]は少なくて済む。~
 ただし、[[《ヴォルカニック・バレット》]]や[[ブレイズ・キャノン]]が[[手札]]にだぶつく危険性があるため、[[《ゴブリンのやりくり上手》]]・[[《カードトレーダー》]]等を用意しておきたい。~

 また、元々が[[炎属性]]中心の[[デッキ]]のため、[[《炎帝テスタロス》]]も採用範囲に入る。~
 彼ならば、[[ハンデス]][[効果]]により[[相手]]の戦術を潰せるうえに、いざとなれば[[《ブレイズ・キャノン−トライデント》]]で[[射出]]することもできる。~

 もちろん上記[[【サモンプリースト】]]での戦術と混合した[[デッキ]]も考えられる。~

**代表的なカード [#j43c2fc7]
-[[《ブレイズ・キャノン》]]
-[[《ブレイズ・キャノン−トライデント》]]
-[[《クレイジー・ファイヤー》]]

-[[《ヴォルカニック・バレット》]]
-[[《ヴォルカニック・バックショット》]]
-[[《ヴォルカニック・デビル》]]
-[[《ヴォルカニック・エッジ》]]
-[[《ヴォルカニック・ハンマー》]]
-[[《ヴォルカニック・ロケット》]]

**関連リンク [#e8e27ed0]
-[[【炎属性】]]

-[[炎属性]]
-[[炎族]]

-[[ヴォルカニック]]

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/各種のデッキ]]
-[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]