【ヴォルカニック】

 FORCE OF THE BREAKERで登場したヴォルカニックモンスターと、《ブレイズ・キャノン》および《ブレイズ・キャノン−トライデント》を中心としたデッキ。
 バーンモンスター破壊を駆使して、ミッションを遂行する。

《ブレイズ・キャノン/Blaze Accelerator》
 永続魔法 
手札から攻撃力500ポイント以下の炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。
《ブレイズ・キャノン−トライデント/Tri-Blaze Accelerator》
永続魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「ブレイズ・キャノン」1枚を墓地へ送って発動する。
手札から炎族モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果を使用したターン、自分のモンスターは攻撃する事ができない。

デッキ構築に際して

 《ブレイズ・キャノン》の項にもあるが、ブレイズ・キャノン効果ヴォルカニックモンスターの足を引っ張るデメリットをもつ。
 ゆえに、そのデメリットを前提とした構築が必要となる。

 主力のモンスターは、弾と前線の大きく2つに分けられる。前線に出すモンスター【炎属性】から一部を除いたものをそのまま転用できる。
 特に《UFOタートル》《ヘルフレイムエンペラー》は入れておきたいカードだ。

 《ヴォルカニック・エッジ》《ヴォルカニック・ハンマー》も前線の主力となる。
 《ヴォルカニック・ハンマー》を採用するなら、召喚をサポートする《火口に潜む者》もあるといい。

 切り札となる《ヴォルカニック・デビル》は召喚条件の厳しさから、1枚でも十分である。
 また召喚を狙わないなら《ファイヤー・ソウル》効果除外して少しでもデッキを軽くしたい。
   《ブレイズ・キャノン》の弾となるモンスターは、《ヴォルカニック・バレット》《ヴォルカニック・バックショット》を採用したい。
 2種類とも同時にいれる必要はないが、どちらも3枚積み前提の効果をもつカードなので、3枚いれておきたい。
 また、弾となりともなる《大木炭18》も採用できる。

 魔法・罠カード《サイクロン》などの必須系以外に、《ブレイズ・キャノン》のサポート、バーンカード、その他の3種類に分けられる。

 《ブレイズ・キャノン》サポートはサーチ用の《封印の黄金櫃》や、回収用の《魔法石の採掘》、弾の再利用としての《ヴォルカニック・チャージ》《転生の予言》が挙げられる。
 《クレイジー・ファイヤー》も候補になるがこれは1枚で十分である。

 《おろかな埋葬》《ファイヤー・ウォール》コストを用意する以外に、《ヴォルカニック・バレット》を墓地に送ることでサーチも可能とする。
 状況次第では、《ヴォルカニック・バックショット》墓地に送ってバーンに化かすこともできる便利なカードなので、必須に近い。

 バーンカードは、《デス・メテオ》《ファイヤー・ソウル》を採用したい。
 ライフ回復も可能な《盗人ゴブリン》《ご隠居の猛毒薬》も悪くない。

 《ファイヤー・ウォール》を採用する場合は、ライフ回復カードやコスト再利用もできる《異次元からの埋葬》も使うとよい。

 また、全体除去が可能なカードが多いので、《絶対不可侵領域》から全体除去を行うことで1ターンないし2ターン直接攻撃することも出来る。
 ただし、《冥府の使者ゴーズ》など相手自分のターン以外で特殊召喚することもあるので注意すること。

 《ヴォルカニック・デビル》召喚を狙う場合は、蘇生カードもいれておくべきだろう。
 また、《おジャマトリオ》効果に絡めることで、単純に2400ダメージも与えられる。
 ただし全体破壊効果のトリガーの都合から「トークン戦闘破壊しても発動しない」「除外されてはならない」事には注意しておきたい。

 やや罠カードの比率が大きくなりがちであるため、《王宮のお触れ》手札フィールドを腐らせられてしまうことは絶対に避けたい。

プレイングに関する注意

 効果破壊耐性をもっていたり、除去されたら自己再生するカードは厄介である。
 特に、《ネフティスの鳳凰神》《ホルスの黒炎竜 LV6》あたりは対処に困るカードだといえる。
 採用率は低いが《ウォーター・ドラゴン》にも手を焼くのはお約束である。
 また、【炎属性】と比較し、防御が手薄になっている。
 これはヴォルカニックビートダウン要素を潰さないようなロックをしかけることで多少まかなえる。
 《光の護封壁》《平和の使者》が採用可能だがライフには気をつけよう。
 最大の弱点といえば、純粋な【ロックバーン】【ビートバーン】と比べると、中途半端な点が出てくるところか。
 だが、【ビートバーン】と比べると、相手に合わせた柔軟な対応も可能である。
 また、【ロックバーン】と違い、ワンパターンな戦術になりにくいのが特徴である。

代表的なカード

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