悪魔族モンスターを中心としたデッキ。
デッキのモンスターを悪魔族に特化することで、《魔族召喚師》等の強力な悪魔族専用カードや様々なコンボを使用することができる。
なお、「デーモン」系列や「暗黒界」系列、「E−HERO」系列、、「魔轟神」系列、「インフェルニティ」系列については関連リンクを参照。
《冥界の魔王 ハ・デス/Dark Ruler Ha Des》 効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2450/守1600 このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、 自分フィールド上の悪魔族モンスターが戦闘で破壊した 効果モンスターの効果は無効化される。 このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
《ダーク・ネクロフィア/Dark Necrofear》 効果モンスター 星8/闇属性/悪魔族/攻2200/守2800 このカードは通常召喚できない。 自分の墓地に存在する悪魔族モンスター3体を ゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。 このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、 そのターンのエンドフェイズ時に装備カード扱いとして 相手モンスター1体に装備する。 この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、 装備モンスターのコントロールを得る。
《ヘルウェイ・パトロール/Stygian Street Patrol》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1200 このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、 破壊したモンスターのレベル×100ポイントダメージを相手ライフに与える。 自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、 手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。
悪魔族には下級・上級ともに強力なモンスターが多い。
しかしそれらのカードは単体で機能するものがほとんどで、悪魔族というくくりでシナジーするカードは少ないのが現状である。
- トップクラスのサーチ能力を誇る《クリッター》
- 攻撃力1900に加えメリット能力を持つ《ニュート》
- 下級モンスターながら高い攻撃力を持つデメリットアタッカーの《ゴブリンエリート部隊》・《ジャイアント・オーク》
- 攻撃力1900とモンスター効果を無効化能力を持つ《死霊騎士デスカリバー・ナイト》
- 他の悪魔族に2回攻撃能力を付与する《E−HERO ヘル・ゲイナー》
- 手札の悪魔族の特殊召喚と、バーン効果を持つ《ヘルウェイ・パトロール》
- モンスター除去効果を持つ《ニュードリュア》・《深淵の暗殺者》
- 万能除去効果を持つ《グレイブ・スクワーマー》
- 手札1枚を不確定ながら万能除去に変換する《スナイプストーカー》
- 「壁」兼「火力」兼「墓地アドバンテージ増強」兼「リリース・シンクロ素材」の《ジャイアントウィルス》
- 状況次第ではロック潰しに役立つ《カオス・ネクロマンサー》
- 1ターンキル対策となる《クリボー》・《バトルフェーダー》
- 手札1枚を守備力1500以下のモンスター除去に変換する《魔轟神ガルバス》
- 攻撃力2450を誇る効果モンスターキラーの《冥界の魔王 ハ・デス》
- 高ステータスのモンスターとトークンを瞬時に特殊召喚できる《冥府の使者ゴーズ》
- 最上級モンスターでありながら特殊召喚は容易であり、コントロール奪取効果を持つ《トラゴエディア》
- 全ての特殊召喚を封じる《虚無魔人》
- 半分の確率で対象に取る効果を無効化できる《迅雷の魔王−スカル・デーモン》
- 攻撃力2500と墓地封殺能力を持つ《エンド・オブ・アヌビス》
- 驚異的攻撃力を得ることができる《偉大魔獣 ガーゼット》
- 戦闘破壊したモンスターを除外する《レッサー・デーモン》
- 貫通+ハンデス効果を持つ《地獄将軍・メフィスト》
- コントロール奪取効果を持つ《ダーク・ネクロフィア》
- 相手モンスター2体を問答無用で除去する《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
- 貫通効果を備え、生け贄軽減効果を持つ《E−HERO マリシャス・エッジ》
- 相手のカードを万能除去しつつ除外できる《邪帝ガイウス》
- 攻撃力アップ効果とリバース効果モンスターに強い《軍神ガープ》
- 半上級モンスターであり、場に出しやすい《パワー・インベーダー》
- 戦闘破壊耐性能力を持つ《ダーク・リゾネーター》
- レベルを変えられる《魔轟神レイヴン》
- 永続魔法・永続罠を除去できる《ダーク・スプロケッター》
- リクルーター《ヘル・セキュリティ》
- 攻撃する際相手の表側表示の全ての攻撃力と守備力を変更できる《デーモン・カオス・キング》
- 攻撃して相手モンスターを破壊すれば攻撃力3000になって再び攻撃できる《ヘル・ツイン・コップ》
- 高い攻撃力を持ち、シンクロ召喚を封じる《天刑王 ブラック・ハイランダー》
さらに、儀式モンスターに《闇の支配者−ゾーク》、《終焉の王デミス》、《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》、《大邪神 レシェフ》、《破滅の魔王ガーランドルフ》がいる。
このように優秀なモンスターが多いので、コンボ・シナジーを考慮して組み合わせれば比較的強めでオリジナリティを持つデッキを作ることが可能。
悪魔族のエース、《冥界の魔王 ハ・デス》、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》を中心に運用していきたい。
リリース素材に関しては、《ジャイアントウィルス》や相手ターンを生き延びた高攻撃力モンスターを使用すればまず問題ない。
また、《クリボーを呼ぶ笛》からの《クリボー》や《デビルズ・サンクチュアリ》《終焉の焔》《バトルフェーダー》も役立つはずである。
しかし除去耐性が無く墓地からの蘇生が不可能なため、できるだけ大事に使いたいのもまた事実である。
相手の除去には最大限の注意を払いつつ、相手モンスターの効果を潰していこう。
場合によっては、「高攻撃力モンスター特殊召喚→《偉大魔獣 ガーゼット》」で一気にフィニッシュする事も可能である。
《ダーク・ネクロフィア》を生け贄に捧げると、手札2枚から攻撃力4400を叩き出す事も可能となる。
悪魔族には闇属性のモンスターが多く、【闇属性】の要素を組み込みやすい。
特に《ジャイアント・オーク》の存在から《魔のデッキ破壊ウイルス》を投入することは容易。
《ダークゾーン》・《一族の結束》も採用すれば、《闇のデッキ破壊ウイルス》の発動も容易になる。
さらに《闇の誘惑》・《ダーク・アームド・ドラゴン》・《ダーク・クリエイター》などを利用することもできる。
ただしこれらのカードは《ダーク・ネクロフィア》との相性が若干悪いので、その点には注意する必要がある。
悪魔族の展開をサポートするデュアルモンスターの《魔族召喚師》を利用するタイプ。
再度召喚する事で毎ターン手札・墓地の悪魔族を特殊召喚でき、展開力が大きく強化される。
《冥界の魔王 ハ・デス》のように蘇生できないモンスターも居るが、悪魔族には単体で強力なモンスターが多数存在するため、特殊召喚する対象には困らないだろう。
それほど高くない攻撃力なので、《闇の侯爵ベリアル》に守ってもらう手段も有効。
《魔族召喚師》自身は魔法使い族なので、サポートカードを共有できないのが残念だが、デュアルモンスター故に通常モンスターのサポートカードを利用できる。
《深淵の結界像》や《コアキメイル・デビル》を採用し、【メタビート】にしたタイプ。
《深淵の結界像》は【ダークモンスター】や【BF】に弱く、《コアキメイル・デビル》は手札に悪魔族をキープすることが必要。
それぞれ穴はあるが光属性には《深淵の結界像》も《コアキメイル・デビル》も強い。
《強者の苦痛》よりは《一族の結束》で強化した方が、悪魔族としては利益が大きい。
1枚張ってあれば《深淵の結界像》が1800となり、通常召喚された下級モンスターともある程度戦えるようになる。
《コアキメイル・デビル》も2500となり、ほぼ下級モンスターには倒されなくなる。
効果モンスターに強い《死霊騎士デスカリバー・ナイト》が無理なく入るのも大きい。
また、罠メインの【悪魔族】であるため、《ディスクライダー》も採用圏内になる。
自身を含むエクシーズモンスターに様々な効果を付与する魔人と名の付くモンスターを中心としたデッキ。
エクシーズ素材に指定がないため、実際は悪魔族に拘る理由はないように見えるが、それを覆すのが《一族の結束》の存在である。
800ポイントもの強化は《管魔人メロメロメロディ》および《弦魔人ムズムズリズム》の攻撃性を倍化させ、強力なアタッカーへと押し上げる。
通常時では下級モンスターに劣る攻撃力も一括して底上げされ、維持による2度目の発動ならび、他の魔人との同時展開が容易となり、加速的に破壊力を増す。
当然ながら耐性を有する《交響魔人マエストローク》との相性は非常に良い。
肝心のエクシーズ召喚には悪魔族である《魔界発現世行きデスガイド》が大きな力を発揮し、1枚でランク3の魔人を即座にエクシーズ召喚、《一族の結束》適用までを行える。
《クリッター》と《リビングデッドの呼び声》のコンボや《ダーク・バースト》で積極的に再利用していきたい。
リクルート対象である《魔界発現世行きバス》の効果を使用することで、墓地へ落ちてしまった他種族を戻し、《一族の結束》を再度適用させられる点は覚えておいて損はない。
戦闘破壊耐性とチューナー能力をもつ《ダーク・リゾネーター》も、《一族の結束》下ではアタッカーに転用できる。
ただし、レベル6シンクロモンスターには悪魔族が存在しないので、レベル3で固める際は融通を利かせにくい点に注意。
専用のサーチカードもあり呼び込みやすいので、《イージーチューニング》で各魔人を補助するのも手である。
《交響魔人マエストローク》のエクシーズ素材となるレベル4モンスターは、単体でエクシーズ召喚までつなげられるものがおらず、やや狙いにくい。
《レスキューラビット》を利用する事も考えられるが、この場合《神の警告》や《エフェクト・ヴェーラー》の妨害により《レスキューラビット》が墓地に送られてしまう可能性もあるので注意が必要。
《トランス・デーモン》と《暗黒界の尖兵 ベージ》のコンボを軸とし、【暗黒界】寄りにしてしまうのも手。
《暗黒界の門》による全体強化も、微弱とはいえ魔人と相性が良い。
直接アドバンテージに結びつかないが、《一族の結束》などを守れる《カードガード》や、展開を補助する《ヘルウェイ・パトロール》もアタッカーとして活躍できる。
エクシーズ召喚に対する依存性が高いため、これを妨害するカードには注意が必要。
特に《交響魔人マエストローク》の耐性を発揮できない《神の警告》にあらかじめ除去しておくか《盗賊の七つ道具》などで対処する必要がある。
また《一族の結束》がない場合、対応力の落ちたエクシーズ召喚デッキで終わるため、ほかの魔法・罠カードでのフォローも欲しい。
メタカードを搭載し《強欲で謙虚な壺》でじっくりパーツを揃えるか、《団結の力》などの強化を併用し爆発力を求めるかは構築が分かれる所だろう。