*【&ruby(えんおう){炎王};】 [#p6c886bf]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#xd631c72]
 [[ストラクチャーデッキ−炎王の急襲−]]で登場した「[[炎王]]」と名のついた[[モンスター]]を中心とした[[デッキ]]。~
 [[破壊]]することによって[[効果]]が[[発動]]する[[炎王]]を駆使してデュエルを進めていく。~

 《炎王神獣 ガルドニクス》
 効果モンスター
 星8/炎属性/鳥獣族/攻2700/守1700
 このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
 次のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚に成功した時、
 このカード以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する。
 また、このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 デッキから「炎王神獣 ガルドニクス」以外の
 「炎王」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

 《炎王獣 バロン》
 効果モンスター
 星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 200
 自分フィールド上に表側表示で存在する
 「炎王」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊された場合、
 このカードを手札から特殊召喚できる。
 また、このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
 次のスタンバイフェイズ時に発動する。
 デッキから「炎王獣 バロン」以外の「炎王」と名のついたカード1枚を手札に加える。

 《炎王の急襲》
 通常魔法
 相手フィールド上にモンスターが存在し、
 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。
 デッキから炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
 エンドフェイズ時に破壊される。
 「炎王の急襲」は1ターンに1枚しか発動できない。

 《炎王炎環》
 速攻魔法
 自分のフィールド上及び自分の墓地の
 炎属性モンスターを1体ずつ選択して発動できる。
 選択した自分フィールド上のモンスターを破壊し、
 選択した墓地のモンスターを特殊召喚する。
 「炎王炎環」は1ターンに1枚しか発動できない。

**[[デッキ]]構築に際して [#qfbf4942]

//デッキを構築する上で必要な事項。

***[[モンスターカード]]について [#fe095628]
―[[炎王]]~
-[[《炎王獣 バロン》]]~
[[炎王]]が[[カードの効果]]で[[破壊]]された時に[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、[[カードの効果]]で[[破壊]]されると[[炎王]]を[[サーチ]]できる。~
[[サーチ]]範囲は[[モンスター]]に限定されていないため、[[《炎王の急襲》]]や[[《炎王炎環》]]等も[[サーチ]]できる点は魅力的。~
打点も[[下級モンスター]]としては申し分なく[[アタッカー]]としても使えるため、フル投入が望ましい。

-[[《炎王獣 キリン》]]~
こちらは[[炎属性]][[モンスター]]を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ。~
[[破壊]]を伴わないため[[効果]]の[[発動]]はできず、ほぼ[[《炎王炎環》]]をはじめとする[[蘇生]][[カード]]のサポートになる。~
[[ステータス]]も低めであり、投入するとしても枚数は少なめに抑えよう。

-[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]~
[[カード]][[効果]]で[[除去]]された次の[[スタンバイフェイズ]]で[[自己再生]]し、自身以外の[[モンスター]]を一掃する。~
打点もそこそこあり、[[戦闘破壊]]されても後続の[[炎王]]を[[リクルート]]できる。~
強力な[[モンスター]]ではあるが、[[《炎王の急襲》]]で容易に[[リクルート]]できるため、[[手札事故]]を防ぐためにもフル投入は控えたい。

―その他の[[モンスター]]~
-[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]~
高い[[攻撃力]]と[[炎属性]][[モンスター]]の[[リクルート]][[効果]]を持つ。~
[[下級>下級モンスター]][[炎王]]も[[リクルート]]範囲に含まれるため非常に扱いやすく、3枚投入が推奨される。

-[[《ネオフレムベル・ヘッジホッグ》]]~
[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]から[[リクルート]]できる[[チューナー]]。~
[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]して[[炎王]]もろとも一掃したり、[[除去]]に巻き込んで[[サルベージ]]を行ったりと[[シナジー]]は十分。

-[[《暗黒のマンティコア》]]~
[[墓地へ送られた]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[手札]][[コスト]]で[[自己再生]]する[[モンスター]]。~
[[《炎王の急襲》]]で[[リクルート]]でき、要求する[[手札]][[コスト]]もこの[[デッキ]]ならば調達は容易。~
ただし、それ以外の効果は持ち合わせておらず打点も頼りないので、[[手札]]で[[腐った>腐る]][[《炎王神獣 ガルドニクス》]]や[[《ネフティスの鳳凰神》]]を処理する程度の役割になる。

-[[《怨念の魂 業火》]]~
[[炎属性]]が主体のこの[[デッキ]]なら容易に[[特殊召喚]]できる。~
その時に[[炎王]]や[[《ネフティスの鳳凰神》]]を[[除去]]して[[効果]]を[[発動]]できれば理想的である。~
[[火の玉トークン]]で[[上級モンスター]]の[[アドバンス召喚]]や[[《炎王炎環》]]の[[発動]]を補助する事もできる。

-[[《ネフティスの鳳凰神》]]~
[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]と同様の条件で[[自己再生]]し、[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]とは逆に[[魔法・罠カード]]を[[除去]]する。~
[[《炎王の急襲》]]で[[リクルート]]できるのは同じだが、こちらは[[自己再生]]するタイミングが遅い事に注意。~
打点不足は[[《炎王炎環》]]による[[サクリファイス・エスケープ]]でフォローする事ができる。

-[[炎星]]~
[[キーカード]]の1つである[[《炎王獣 バロン》]]と[[《炎舞−「天キ」》]]を共有できる。~
[[自分]]の[[モンスター]]を[[破壊]]して[[効果]]に繋げられる[[《暗炎星−ユウシ》]]や、[[《炎王獣 キリン》]]等を[[蘇生]]させて[[ランク]]3の[[エクシーズ召喚]]を狙える[[《炎星師−チョウテン》]]の優先順位が高い。~
[[モンスター]]を[[破壊]]するギミックは十分にあるので、[[《勇炎星−エンショウ》]]で[[魔法・罠カード]]の[[除去]]に回すのもいい。

―[[エクストラデッキ]]~
 この[[デッキ]]においては複数体の[[モンスター]]を並べづらく、[[エクストラデッキ]]の重要性はそれほど高くない。~
 しかし、下記の[[モンスター]]は優秀あるいは[[シナジー]]を見込める性能を持っているため、余裕があれば採用してみるのも面白い。~
 採用する場合、[[ランク]]4は[[《真炎の爆発》]]による大量展開、[[ランク]]3ならそれに加えて[[《炎星師−チョウテン》]]を用いるとやりやすくなる。

-[[《発条機雷ゼンマイン》]]~
[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]等の[[除去]]に耐えた上で[[エンドフェイズ]]に更なる[[除去]]を行える。~
[[相手]]の[[カード]]はもちろん、[[自分]]の[[モンスター]]を[[破壊]]して[[効果]]の[[発動]]に繋げられる点も見逃せない。~
[[炎属性]]なので、[[破壊]]回避の[[効果]]を使わない場合に限り[[《炎王炎環》]]で後続の糧にすることもできる。

-[[《炎星皇−チョウライオ》]]~
[[炎属性]][[モンスター]]の[[サルベージ]]を行う。~
直接の[[シナジー]]があるわけではないが、[[ランク]]3を出せるギミックを用意するなら併せて採用してもいいだろう。~
この[[デッキ]]で[[エクシーズ素材]]となりうる[[《炎王獣 キリン》]]との相性はいいが、[[《炎王炎環》]]との噛み合わせは若干悪い。

-[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]~
[[獣族]]・[[獣戦士族]]・[[鳥獣族]]のいずれか1体と[[フィールド]]の[[カード]]1枚を[[破壊]]する。~
主要[[モンスター]]は上記3[[種族]]に集中しており、[[破壊]]する事で[[効果]]の[[発動]]を狙えるため扱いやすい。~

***[[魔法・罠カード]]について [#ve0a2b3c]
-[[《炎王の急襲》]]~
[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]をはじめとする主要[[モンスター]]を緩い条件で[[リクルート]]できる。~
[[フィールド]]で[[発動]]する[[効果]]がないため[[無効]]化はデメリットにならず、[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]させて[[効果]]の[[発動]]を狙える。~
1[[ターン]]に1度しか使えないものの非常に優秀な性能を持っているため、特別な理由がなければ3枚投入したい。

-[[《炎王炎環》]]~
[[自分]][[フィールド]]上の[[炎属性]][[モンスター]]を[[破壊]]して別の[[炎属性]][[モンスター]]を[[蘇生]]させる。~
[[除外]]や[[バウンス]]に対して[[サクリファイス・エスケープ]]の要領で使ったり、[[バトルフェイズ]]中の追撃が主な用途となる。~
[[破壊]]を伴うため主要[[モンスター]]達の[[効果]]も[[発動]]でき、こちらも複数枚の投入が推奨される。~

-[[《真炎の爆発》]]~
[[守備力]]200の[[炎属性]][[モンスター]]を墓地から一気に展開できる[[カード]]。~
[[下級>下級モンスター]][[炎王]]は全て[[守備力]]200なので、この[[カード]]にも対応する。~
[[蘇生]]させるのはほとんどの場合[[下級モンスター]]なので、[[エクシーズ召喚]]や[[チューナー]]を混ぜての[[シンクロ召喚]]を中心にするといいだろう。

-[[《炎舞−「天キ」》]]~
[[下級>下級モンスター]][[獣戦士族]]の[[サーチ]]を行う。~
ほぼ[[《炎王獣 バロン》]]専用だが、[[《炎王獣 バロン》]]は優秀な性能を持っており[[サーチ]]する価値は十分ある。~
この[[カード]]を投入する場合、[[炎星]]を混ぜて[[サーチ]]範囲を拡大する事も視野に入れたい。

-[[《ブラック・ホール》]]・[[《激流葬》]]~
言わずと知れた強力な[[除去]][[カード]]。~
どちらもこちらの[[効果]]を[[発動]]させるトリガーになる。~

-[[《リビングデッドの呼び声》]]~
[[自壊]]するデメリットが付属する[[蘇生]][[カード]]。~
その強さは言わずもがなだが、主要[[モンスター]]は[[自壊]]も逆手に取れるためデメリットはほぼないも同然である。~

-[[《サンダー・ブレイク》]]~
[[手札]][[コスト]]を伴うが[[フィールド]]上のあらゆる[[カード]]を[[対象]]にできる[[フリーチェーン]]の[[除去]][[カード]]。~
[[手札]]で[[腐った>腐る]][[《炎王神獣 ガルドニクス》]]や[[《ネフティスの鳳凰神》]]を[[コスト]]にできれば理想的。

-[[《ジェネレーション・チェンジ》]]~
[[自分]]の[[モンスター]]を[[破壊]]し[[同名カード]]を[[サーチ]]する。~
[[下級>下級モンスター]][[炎王]]を[[破壊]]すれば、その[[破壊]]をトリガーとして[[サーチ]]した[[モンスター]]をそのまま[[特殊召喚]]できる。~
[[フリーチェーン]]なので[[サクリファイス・エスケープ]]としても有用だが、[[上級モンスター]]で行う場合はその後の[[手札事故]]に要注意。

-[[《連鎖破壊》]]~
[[デッキ]]から[[自分]]の[[モンスター]]を2体まで[[破壊]]できる。~
[[下級]][[炎王]]なら全て[[破壊]]可能であり、1枚で2体の[[効果]]の[[トリガー]]となる。~
[[相手]]の妨害に使えることもあるが、[[コンボ]]向きの[[カード]]なので事故には注意。

**戦術 [#md85e7cd]
 基本的には通常の[[ビートダウン]]を行えばよいが、先述の通り[[破壊]]する事で真価を発揮する[[モンスター]]が多い。~
 そのため、積極的に自らの[[モンスター]]を[[破壊]]して展開を有利に持ち込んでいきたい。~
 しかし、だからといって多用しすぎると[[自分]][[フィールド]]をがら空きにする可能性もあるため、どのタイミングで用いるのかの戦況判断が重要となる。~
 [[手札]]に[[下級>下級モンスター]][[炎王]]を温存して[[破壊]]した時の[[特殊召喚]]で対応したり、[[《バトルフェーダー》]]等の保険もあると安心。

//**[[デッキ]]の種類
//***《カード名》軸

//**[[デッキ]]の派生
//***【(デッキ名)】

**この[[デッキ]]の弱点 [#c55dbfbb]
 大抵は[[破壊]]するだけでなく[[墓地へ送る]]必要があるため、[[除外]]や[[バウンス]]は苦手。~
 [[バウンス]]に関しては[[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]]ものが多いため[[《炎王炎環》]]等による[[サクリファイス・エスケープ]]である程度対処できるが、[[除外]]に関しては[[《マクロコスモス》]]等の全体[[除外]][[カード]]1枚で戦法がほぼ瓦解する。~
 また、[[墓地]]で[[効果]]が[[発動]]するものが大多数を占めるため、[[《ソウルドレイン》]]も苦手な部類に入る。~
 [[《サイクロン》]]や[[《サンダー・ブレイク》]]でこれらの障害は積極的に取り除こう。

 主力である[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]の[[蘇生]][[効果]]や[[《炎王の急襲》]]による[[リクルート]]を封じる[[《ヴェルズ・オピオン》]]も天敵。~
 [[《ヴェルズ・オピオン》]]は[[《侵略の汎発感染》]]で[[魔法・罠カード]]にも耐性があるため、[[《暗炎星−ユウシ》]]による[[除去]]や[[《炎舞−「天セン」》]]による強化によって[[戦闘破壊]]を狙うと良い。~

//**この[[デッキ]]の歴史
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる

**代表的なカード [#g7174979]
-[[《炎王神獣 ガルドニクス》]]
-[[《炎王獣 バロン》]]

-[[《炎王の急襲》]]
-[[《炎王炎環》]]

**関連リンク [#y46fce97]
-[[デッキ集]]

-[[炎王]]