*【炎属性】 [#p6f2a0e7]

#contents

**説明 [#y68d478c]
 [[炎属性]][[モンスター]]を主体にした[[デッキ]]。~
 [[炎属性]]は単体で強力な[[モンスター]]が複数いるものの、それぞれのつながりは薄い。~
 [[ダメージ]]を与える[[効果]]を持つ[[モンスター]]が多く、[[バーン]][[デッキ]]との相性がいい。~
 [[デッキ]]の構造上、場合によっては[[炎族]]統一になることも多い。~
 この場合[[炎族]]統一による[[《群雄割拠》]]の活用は対[[スタンダード]]において有効である。

 [[炎属性]]で統一した[[デッキ]]を作ることで得られる[[メリット]]は以下のようになる。

+[[《リトル・キメラ》]]・[[《バーニングブラッド》]]でそれぞれを[[強化]]できる。
+[[《ヘルフレイムエンペラー》]]・[[《炎の魔精イグニス》]]の[[効果]]を使いやすくする。 
+[[特殊召喚モンスター]]の[[《インフェルノ》]]と[[《炎の精霊 イフリート》]]を[[特殊召喚]]できる。~
+[[攻撃力]]1500以下は[[《UFOタートル》]]で[[リクルート]]できる。~
+[[《エレメント・ヴァルキリー》]]・[[《エレメント・ザウルス》]]・[[《エレメント・ドラゴン》]]が[[強化]]される。
+[[《火霊術−「紅」》]]を[[発動]]できる。~
+[[《バックファイア》]]や[[《ヴォルカニック・カウンター》]]の[[ダメージ]][[効果]]。
+[[《超熱血球児》]]の[[強化]]と[[ダメージ]][[効果]]。
+[[《怨念の魂 業火》]]の[[特殊召喚]]、[[トークン]]生成[[効果]]。
+[[《業火の結界像》]]や[[《ヘルプロミネンス》]]の[[効果]]の対象外になる。~
+[[《サーマル・ジェネクス》]]の[[シンクロ素材]]になる。~
+[[《フレムベル・ドラグノフ》]]の[[起動効果]]を[[発動]]できる。~
+[[守備力]]200以下は[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]で[[リクルート]]できる。~
+[[守備力]]が200なら[[《真炎の爆発》]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる。~
+[[墓地]]の[[炎属性]]で[[守備力]]200の[[モンスター]]を[[除外]]する事で、[[魔法・罠カード]]の[[発動]]と[[効果]]を[[無効]]にする[[《フレムベルカウンター》]]。~

 《火霊術−「紅」/Spiritual Fire Art - Kurenai》
 通常罠
 自分フィールド上に存在する炎属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
 生け贄に捧げたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 単体で優秀な[[モンスター]]や[[サポートカード]]は[[炎族]]・[[ヴォルカニック]]・[[フレムベル]]などであることが多く、[[炎属性]]単体としての長所はわかりにくい。~
 [[サポートカード]]の中で一際光るのは[[《火霊術−「紅」》]]であり、2000前後の[[ダメージ]]を簡単に与えることができるため非常に強力。~
 だが、これは[[カード・アドバンテージ]]には繋がらず、[[ビートダウン]]との相性はやや悪い。~
 その他にも[[バーン]][[効果]]を持った[[モンスター]]、[[サポートカード]]が多数存在するが同じ理由から[[ビートダウン]]では使いにくい。~
 [[戦闘ダメージ]]と[[効果ダメージ]]を併用し、[[相手]]の[[ライフ>ライフポイント]]を一気に削り取る[[【ビートバーン】]]が主なスタイルとなるだろう。~

**[[デッキ]]構築に際して [#a494abc4]
 この[[デッキ]]で最も重要なのは[[炎属性]]の選択。~
 ここではその一例を挙げてみる。~

-[[ドロー]]
--[[《サイバー・フェニックス》]]
--[[《炎帝近衛兵》]]
-[[壁]]
--[[《バトルフットボーラー》]]
-[[サーチ]]
--[[《ヴォルカニック・バレット》]]
--[[《フレムベル・パウン》]]
-[[バーン]]
--[[《プロミネンス・ドラゴン》]]
--[[《超熱血球児》]]
--[[《インフェルノ》]]
-[[アタッカー]]
--[[《ヴォルカニック・ロケット》]]
--[[《ヴォルカニック・エッジ》]]
--[[《エヴォルテクター シュバリエ》]]
--[[《E・HERO ザ・ヒート》]]
--[[《火炎木人18》]]
--[[《剣闘獣ラクエル》]]
--[[《ジュラック・プロトプス》]]
--[[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]
--[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]
--[[《炎の精霊 イフリート》]]
-[[除去]]
--[[《ヴォルカニック・クイーン》]]
--[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]
-[[チューナー]]
--[[《ガード・オブ・フレムベル》]]
--[[《炎龍》]]
--[[《ジュラック・モノロフ》]]
--[[《ジュラック・ガリム》]]
--[[《ジュラック・デイノ》]]
--[[《フレムベル・マジカル》]]
--[[《復讐の女戦士ローズ》]]
-[[上級モンスター]]
--[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]
--[[《炎帝テスタロス》]]
--[[《怨念の魂 業火》]]
-[[最上級モンスター]]
--[[《火之迦具土》]]
--[[《タイラント・ドラゴン》]]
--[[《フェニックス・ギア・フリード》]]
--[[《ヘルフレイムエンペラー》]]
--[[《八俣大蛇》]]

***[[《超熱血球児》]]軸 [#s1265cad]
 典型的な[[【ビートバーン】]][[モンスター]]である[[《超熱血球児》]]をメインに据えた同タイプの[[デッキ]]。~
 [[アドバンテージ]]の差が影響を及ぼす前に、高速展開からのラッシュで決着をつけたい所だが[[炎属性]]にはそのような方法が無いに等しい。~
 よって[[レベル]]の低さを利用し、[[ロック]]と併用しなければならない。~

 《超熱血球児/Ultimate Baseball Kid》
 効果モンスター
 星3/炎属性/戦士族/攻 500/守1000
 フィールド上にこのカード以外の炎属性モンスターが存在する場合、
 このカードの攻撃力は1体につき1000ポイントアップする。
 このカード以外の炎属性モンスターを墓地に送る度に、
 相手プレイヤーに500ポイントダメージを与える。

 この[[カード]]の[[蘇生]]を行える[[《リミット・リバース》]]は大幅に[[火力]]を強化できるため是非採用したい。~
 [[チェーン]]に乗る[[特殊召喚]]であれば、[[《業火の結界像》]]で止められる点も大きい。~
 [[《逆巻く炎の精霊》]]もこれと[[ロック]][[カード]]を共有できる。~
 ただし[[魔法・罠>魔法・罠カード]]の[[除去]]に優れない[[デッキ]]であるため、メインに据えるより[[除去]]の目を向けさせる役割で使いたい。~
 [[《増援》]]を共有できる[[《コマンド・ナイト》]]もよいが、[[《増援》]]が[[制限カード]]であるため、過度の[[シナジー]]は期待できない。~
 [[ホルスの黒炎竜]]を使うのも悪くないだろう。~
 [[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は[[《レベル制限B地区》]]などを無視でき、[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]は[[ロック]]の強度を上げてくれる。~
 大量展開の手段として[[《異次元からの帰還》]]が存在する。~
 [[《炎の精霊 イフリート》]]・[[《フレムベル・ドラグノフ》]]・[[《ヘルフレイムエンペラー》]]など[[除外]]手段は強力とまではいかないものの豊富。~
 [[《封印の黄金櫃》]]、[[《神の宣告》]]などを駆使してこれを[[発動]]できれば十分に引導を渡すことができるため、狙う価値は十分にある。~

***[[《バーニングブラッド》]]軸[[ハイビート]] [#h8856cca]
 ほぼ一方的に500ポイントの[[強化]]を約束する[[《バーニングブラッド》]]により打点を高め、[[《火霊術−「紅」》]]で[[射出]]する、非常にわかりやすい[[デッキ]]。~
 攻めこそ単調になるが、比較的[[事故>手札事故]]も少ないのでペースさえ握れれば早い段階での決着が見込める。~

 《バーニングブラッド/Molten Destruction》 
 フィールド魔法
 全ての炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
 守備力は400ポイントダウンする。

 [[《炎の精霊 イフリート》]]・[[《怨念の魂 業火》]]による[[手札]]からのラッシュがメインとなる。~
 先に戦線を支える[[モンスター]]だが、[[《ヴォルカニック・エッジ》]]・[[《ヴォルカニック・ロケット》]]などの単体で運用可能な[[アタッカー]]をあえて省き、[[《バーニングブラッド》]]の[[効果]]をあてにして、[[リクルーター]]クラスの[[モンスター]]を軸とするのも悪くない。~
 [[《ジュラック・ヴェロー》]]と[[《ジュラック・モノロフ》]]の組み合わせは特に強力で、[[《バーニングブラッド》]]の[[効果]]を存分に活かせるだろう。~
 この他[[《サイバー・フェニックス》]]も採用候補。~
 [[《火霊術−「紅」》]]の威力こそ落ちるが、[[上級モンスター]]につなげやすくなる他、[[《バックファイア》]]を活用できる。~
 [[攻撃力]]が上がることで初めて有効に働く[[《フレムベル・グルニカ》]]や[[《天下人 紫炎》]]などもなかなか強力であるが、逆に[[フィールド魔法]]がなければ[[事故>手札事故]]要因にもなりうる。~
 特に[[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]を使う場合は、ある程度の[[デッキ]]の調整が必要だろう。
 後に登場した[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]は、[[フィールド魔法]]により[[リクルート]]能力を発揮しやすくなり、またそのまま強化された[[モンスター]]で追撃が可能であるため非常に相性が良い。~
 [[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]のような攻撃的な[[モンスター]]も[[リクルート]]可能であるため、[[《火霊術−「紅」》]]との相性も良い。~
 [[《真炎の爆発》]]ともども多少無理をしても対応[[モンスター]]を増やしておきたい[[カード]]である。~
 変わったところで、[[剣闘獣]]を[[アタッカー]]とすることもできる。~
 [[《剣闘獣エクイテ》]]、[[《剣闘獣ダリウス》]]によって[[《剣闘獣ラクエル》]]を使い減りしにくい[[コスト]]として使え、[[《暗黒のマンティコア》]]を絡めることもできる。~


***[[リクルーター]]軸[[シンクロ召喚]] [#y7f1f3ed]
 [[炎属性]]の[[リクルーター]]、[[《UFOタートル》]]と、前述の[[《ジュラック・ヴェロー》]]を軸としたタイプ。~
 [[対象]]に多くの[[チューナー]]を抱えるため、[[シンクロ召喚]]を行いやすい。~

 《UFOタートル/UFO Turtle》 
 効果モンスター
 星4/炎属性/機械族/攻1400/守1200
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 自分のデッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスター1体を
 自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

 [[対象]]の[[チューナー]]は[[レベル]]1から4と幅広く揃っており、これを能動的に活用できる[[《強制転移》]]は必須である。~
 [[《バックファイア》]]はこれといささか相性が悪いが、[[《貪欲な壺》]]で何度も利用することで、なかなか強力な[[ダメージ]]ソースとなる。~
 この場合、[[《炎龍》]]・[[《ガード・オブ・フレムベル》]]を[[リクルート]]可能な[[《仮面竜》]]を採用することで、連続[[自爆特攻]]から最大3500ポイントもの[[ダメージ]]を叩き出すことができる。~
 この際、[[《ジャンク・アタック》]]を[[相手]][[モンスター]]に装備させれば、[[1ターンキル]]も狙える。→[[【リクル特攻】]]~
 [[《貪欲な壺》]]と相性は悪いものの、[[《イージーチューニング》]]は全体的に高い[[チューナー]]の[[攻撃力]]を活かす一枚。~
 [[リクルーター]]の弱点である[[除外]]対策もかねて、[[《異次元からの帰還》]]・[[《D・D・R》]]などと併用してみるのもいいだろう。~
 これらを利用する際の能動的な[[除外]]に関しては、[[《フレムベルカウンター》]]が無理なく入りやすいか。~
 単体での打点の低さを補うならば[[《ローンファイア・ブロッサム》]]の投入も考えられるが、この場合[[事故>手札事故]]率も上がってしまう。~
 [[《ゴブリンのやりくり上手》]]や[[《カードトレーダー》]]などの[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]が有効か。~

***[[コントロール]]軸・[[【ゴーレム】]] [#y9fe55cc]
 高い[[攻撃力]]と[[除去]]能力を持つ[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]と[[《ヴォルカニック・クイーン》]]の[[コントロール]]を得、[[ダイレクトアタック]]と[[《火霊術−「紅」》]]による[[バーン]]で大[[ダメージ]]を狙う。~

 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム/Lava Golem》
 効果モンスター
 星8/炎属性/悪魔族/攻3000/守2500
 このカードは通常召喚できない。
 相手フィールド上に存在するモンスター2体をリリースし、
 手札から相手フィールド上に特殊召喚する。
 自分のスタンバイフェイズ毎に、自分は1000ポイントダメージを受ける。
 このカードを特殊召喚するターン、自分は通常召喚できない。

 [[【ゴーレム】]]においては[[《洗脳解除》]]が大きなウェイトを占めるが、これを採用しないことで、[[コントロール]]奪取を自分が積極的に行えるメリットが生まれる。~
 具体的には[[《洗脳−ブレインコントロール》]]・[[《エネミーコントローラー》]]、[[《火霊使いヒータ》]]が挙げられる。~
 いずれも得られる[[コントロール]]は一時的なものだが、[[射出]]を狙うため問題なく使用できる。~
 [[《ヴォルカニック・クイーン》]]の[[効果]]とも相性がよい。~
 [[ロック]]カードとは相性が悪いので、恒久的な防御としては[[《くず鉄のかかし》]]が適任か。~
 [[《火霊使いヒータ》]]を採用しないのであれば[[《ディメンション・ウォール》]]が使いやすいが、[[《トーチ・ゴーレム》]]より[[《ヴォルカニック・クイーン》]]を優先させるメリットが薄れる。~
 [[炎属性]]でまとめることによって代わりに[[《ヴォルカニック・カウンター》]]が使用できる。~
 [[発動]]こそ制御しにくいが、[[魔法・罠>魔法・罠カード]][[破壊]]に強い点から[[自分]]で[[《大嵐》]]などが打てる点は評価できる。~

***[[【ヴォルカニック・バーン】]] [#a1ee3239]
 [[ヴォルカニック]][[モンスター]]と、[[《ブレイズ・キャノン》]]を中心とした[[デッキ]]。~
 [[ビートダウン]]と[[バーン]]の両方の要素があり、【炎属性】らしさのある[[デッキ]]と言える。~

***[[【フレムベル】]] [#x9249d7c]
 [[フレムベル]]を筆頭に[[守備力]]200の[[炎属性]][[モンスター]]群を主軸とする[[デッキ]]。~
 [[《真炎の爆発》]]が強力な切り札となる。~

***[[【ジュラック】]] [#n30af8dc]
 [[炎属性]]・[[恐竜族]]で統一される[[シリーズモンスター]]、[[ジュラック]]を軸にした[[デッキ]]。~
 優秀な[[チューナー]]が多数存在し、[[シンクロ召喚]]も容易に行うことができる。~

**代表的なカード [#j767f164]
-[[《超熱血球児》]]
-[[《UFOタートル》]]
-[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]
-[[《バーニングブラッド》]]
-[[《火霊術−「紅」》]]

**関連リンク [#v60023bd]
-[[炎属性]]

-[[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]]

-[[【ヴォルカニック・バーン】]]
-[[【ジュラック】]]
-[[【ビートバーン】]]
-[[【フレムベル】]]

-[[【ビートバーン】]]

-[[【闇属性】]]
-[[【光属性】]]
-[[【地属性】]]
-[[【水属性】]]
-[[【風属性】]]

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/各種のデッキ]]
-[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]