【炎族】

デッキの概要

 炎族モンスターを主力とするデッキ
 亜種としては「ヴォルカニック」を主体にした【ヴォルカニック・バーン】?がある。

 モンスター炎族に統一することで得られるメリットは以下のようになる。

  1. 《炎帝近衛兵》で2枚ドローできる。
  2. 《火口に潜む者》手札から特殊召喚できる。
  3. 《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》自己強化できる。
  4. 《フレムベル・アーチャー》強化効果(ただしフレムベル限定)のためのリリースコストにできる。
  5. 《プロミネンス・ドラゴン》攻撃から守ることができる。
  6. 墓地に肥やすことで《フレムベル・デビル》バーンダメージの底上げができる。(※ただし自身は悪魔族
  7. 《ファイヤー・ソウル》相手ダメージを与えることができる。
  8. 《ブレイズ・キャノン》《ブレイズ・キャノン−トライデント》相手ダメージを与え、相手モンスター破壊できる。
  9. 《ファイヤー・ウォール》直接攻撃無効にできる。
  10. 《ブリリアント・フュージョン》墓地肥やしがしやすくなる。
  11. 《ジェムナイト・マディラ》《起爆獣ヴァルカノン》《重爆撃禽 ボム・フェネクス》融合素材となる。
  12. 《エンシェント・ゴッド・フレムベル》シンクロ召喚できる。
  13. 《ヘルフレイムゴースト》エクシーズ召喚できる。

 軸となるカードが決めにくく、《フレムベル・デビル》《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》は専用フィニッシャーであるが重い
 実用的なサポートカードも少なく、《炎王炎環》等の炎属性サポートとの併用されることも多い。
 それ故【炎属性】と混合されやすく、【炎族】を名乗る場合は《一族の結束》《群雄割拠》があった方が種族統一デッキとしてわかりやすい。

 また、墓地利用の関係上、併用が難しいサポートカードがある。
 《炎帝近衛兵》《フレムベル・デビル》《ファイヤー・ウォール》の関係がそれで、墓地アドバンテージの兼ね合いを考えて採用したい。

デッキ構築に際して

 このデッキで最も重要なのは炎族モンスターの選択。
 ここではその一例を役割ごとに挙げる。(※上記の説明で挙げたサポートモンスターは省略)

 有力なモンスターが少ないが、その中でも除去不足は深刻。
 《ガーディアン・シール》を使う場合は装備魔法が必要となり、より専門性が増す。
 一方でサーチモンスター手札破壊効果を持つ上級モンスターがおり、手札操作が得意。

デッキの種類

【炎属性】

 上述の炎族モンスターを軸に炎属性サポート及び種族統一サポートを採用したタイプ。
 炎族のほとんどが炎属性であるため併用しやすい。
 《炎王炎環》《火口に潜む者》との相性は良好で、それぞれの効果手札墓地から炎族を展開できる。
 《炎神機−紫龍》アタッカーとして扱いやすく、攻撃後に《火霊術−「紅」》リリースすることで妥協召喚時のデメリットも回避もしやすい。

 シンクロモンスター《フレムベル・ウルキサス》《エンシェント・ゴッド・フレムベル》《古神クトグア》が採用候補。
 エクシーズモンスター《ヘルフレイムゴースト》程度しか扱えないが癖が強いので無理に採用しなくても良い。
 シンクロ素材エクシーズ素材には特殊召喚モンスター《炎の精霊 イフリート》《インフェルノ》が適任か。
 また、《きつね火》や一部のフレムベル等、守備力200の炎属性ならば《真炎の爆発》からの大量展開も可能。

 また、通常の【炎属性】と区別する場合は《一族の結束》《群雄割拠》も忘れずに採用したい。
 特に前者は《炎神機−紫龍》《フレムベル・ウルキサス》等、貫通効果を持った炎族との相性も良好である。

 その他《ジェムナイト・マディラ》を採用し、《ジェムナイト・ガネット》《ブリリアント・フュージョン》と共に出張させるのも良い。
 これらは炎属性サポートは使えないが、任意の炎族デッキから墓地に送る?事ができるため、十分採用を検討できる。
 《ジェムナイト・マディラ》アタッカーとする事が難しくなるため、シンクロ素材にするのも良いだろう。
 レベル8以上に炎族は存在しないものの、《フレムベル・ベビー》と共にシンクロ召喚できる《PSYフレームロード・Ω》ならば自身の特性により《一族の結束》を阻害しない。

【メタビート】

 上記に加えて《業火の結界像》を採用し、【メタビート】風にする手もある。
 この場合は《ジェムナイト・マディラ》等を採用できなくなるが、レベル4・炎属性炎族と多用することで《同胞の絆》から展開が可能となる。
 このようにこちらが多くの炎属性を採用しておくことで相手のみに制限を強いることができる。

 また、《地獄の暴走召喚》等で展開した《プロミネンス・ドラゴン》《同胞の絆》を使って展開するのも良いだろう。
 この場合は【ロックバーン】の側面を持たせた【メタビート】となるため、勝ち筋も明確なものとなる。
 速度では劣るが、決め手に欠ける【炎族】としてはメタ側に回った方が勝ち目はある。

 もっとも決してマイナー属性という訳ではなく、相手《ブラック・ローズ・ドラゴン》等の全体除去には注意が必要である。

【通常モンスター】

 《ジェムナイト・ガネット》および《火炎木人18》《レスキューラビット》《おもちゃ箱》の2種に対応している点を活かした型。
 《ヘルフレイムゴースト》に繋ぎやすく、これによって墓地炎族が確保しやすい。
 これに《炎帝近衛兵》を絡める事によって、《レスキューラビット》《おもちゃ箱》リクルート先を確保する事ができる。
 ただし《炎帝近衛兵》の4枚という条件はそれなりに重く、最後に展開する必要があるためそれまでに腐らせやすい
 《ヘルフレイムゴースト》を容易に展開できるという点は他のデッキにないメリットであるため、こちらに関しては省いてしまうのも手。

 難点としてはそれぞれが召喚権を使用するため、手札に複数を抱えると持て余しやすい点が挙げられる。
 これに関しては、《カゲトカゲ》を併用してカバーするという手がある。
 《ジェムナイト・ガネット》《火炎木人18》《おもちゃ箱》の3種は《カメンレオン》にも対応しており、《キングレムリン》を共有できるためである。

デッキの派生

【ヴォルカニック・バーン】?

 「ヴォルカニック」主体の【ビートバーン】系統のデッキ
 詳しくは該当ページを参照。

【ロックバーン】

 ロックバーンを複合させたデッキ
 《プロミネンス・ドラゴン》ロック効果バーン効果が主に採用される。
 詳しくは当該ページを参照。

【起爆獣ヴァルカノン】

 炎族機械族を併用した【正規融合】【ビートバーン】の両面を持つデッキ
 融合召喚による消費するを軽減するため、主に《ヴォルカニック・バレット》《炎帝近衛兵》が採用される。
 詳しくは当該ページを参照。

代表的なカード

関連リンク