強力な自己再生効果を持つ《黄泉ガエル》をリリースして「帝」モンスターを召喚し、相手の場を破壊しフィールドを制圧する【帝コントロール】の派生デッキ。
単純な構造故の扱いやすさと強さから人気の高い「帝」デッキであるが、このデッキは種々の派生型の中で最も「帝」の連続召喚が容易であり、凄まじいまでのフィールド制圧力を誇る。
制限カードであった《黄泉ガエル》に依存した構成を作る事は出来ず、ほとんどは派生の形を取っているため、単純に【黄泉帝】と呼ばれる事はほとんど無かった。
その後、【帝コントロール】自体がシンクロ召喚主体のデッキに押されて主流デッキではなくなったため、《黄泉ガエル》は10/09/01で制限解除となった。
デッキ自体は全盛期よりもむしろ強化されているものの、環境の変化によって相対的に弱体化したと言える。
《黄泉ガエル/Treeborn Frog》 効果モンスター 星1/水属性/水族/攻 100/守 100 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、 自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が 表側表示で存在する場合は発動できない。
【帝コントロール】も参照の事。
《黄泉ガエル》の蘇生を阻害しないフリーチェーンのカードを重視したい。
手札でだぶついたガエルを捨てられる《サンダー・ブレイク》等が広く用いられた。
各種ガエルは水属性の為、《水霊術−「葵」》を投入するのもよい。
STRIKE OF NEOSでの《D.D.クロウ》と《畳返し》の登場まで、確実な対策方法はなかった。
その代わりのメタとして注目されたのが、《魂の解放》・《生贄封じの仮面》、現在は禁止カードの《死のデッキ破壊ウイルス》・《月読命》だった。
今現在は言うまでも無く、多種多彩な対策手段がある。
トーナメントレベルのカードでは、《黄泉ガエル》をピンポイントで除外する《D.D.クロウ》、帝の効果を無効にする《エフェクト・ヴェーラー》、《黄泉ガエル》を根こそぎ除外できる《連鎖除外》等が挙げられる。
2005/09/01〜2006/03/01の間に活躍した、【帝コントロール】系統の主流デッキ。
【帝コントロール】の中でもリリース確保能力に優れた【黄泉帝】に《ダンディライオン》を複数枚加えたもの。
領域を問わず墓地へ送られた時に綿毛トークンを生み出す誘発効果を利用して、「帝」をアドバンス召喚するのが基本。
特にフリーチェーンの《サンダー・ブレイク》が採用されていたことが、このデッキの大きな特徴だった。