*【花札衛】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[闇属性]]・[[戦士族]]の[[モンスター]]群・[[花札衛]]を軸とした[[ターボ]]&[[ギャンブル]]&[[【ビートバーン】]][[デッキ]]。~ [[メインデッキ]]の[[花札衛]][[モンスター]]が全て[[ドロー]][[効果]]を持つという、極端に[[ドロー]]に特化した性能が特徴である。~ あらゆる[[デッキ]]の中でもトップクラスの[[ドロー]]能力を持つが、[[ドロー]]したのが[[花札衛]]以外の場合捨ててしまう[[効果]]が多く、[[ギャンブル]][[デッキ]]としての側面も併せ持つ。~ モチーフとなった花札の動きを再現した、極めて異色の[[デッキ]]である。~ アニメARC-Vに登場した徳松長次郎の使用する[[カテゴリ]]であり、彼の[[ファンデッキ]]としての性質も強い。~ **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] [[花札衛]]の[[通常召喚モンスター]]や[[《花合わせ》]]は、[[花札衛]]以外の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を制限する[[効果]]を持つ。~ また[[花札衛]]の持つ「[[召喚]]・[[特殊召喚]]時に[[ドロー]]する[[効果]]」は、[[花札衛]]以外を[[ドロー]]した場合[[墓地]]に送ってしまう。~ これらの性質上、[[デッキ]]構築の幅はかなり狭められてしまう。~ ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] 上記の理由により可能な限り[[花札衛]]で固める。~ [[メインデッキ]]に投入できる[[花札衛]]11種33枚をフル投入した[[デッキ]]も不可能ではない。~ -[[通常召喚モンスター]]の[[花札衛]](カス札)~ 花札の「カス札」をモチーフとした[[カード]]群。~ [[攻撃力]]・[[守備力]]はいずれも100で、[[戦闘]]要員としては期待できない。~ 全員が1つないし2つの[[ドロー]][[効果]]を持つ。~ どれか1種類でも[[デッキ]]から切れると[[《花合わせ》]]が腐るため、4種類全ての複数枚搭載は必須といえる。 --[[《花札衛−松−》]]~ [[レベル]]1の[[花札衛]]で、[[リリース]]なしで[[通常召喚]]できる唯一の[[花札衛]]である。~ [[花札衛]]の自己[[特殊召喚]][[効果]]はいずれも[[フィールド]]に[[花札衛]]が存在しないと使用できないため、容易に[[召喚]]できるこの[[カード]]の存在は極めて重要である。~ 自己[[特殊召喚]][[効果]]を持たない代わりに[[召喚]]時に1枚[[ドロー]]でき、更に[[破壊]]時にも1枚[[ドロー]]可能と[[アドバンテージ]]面でも優秀。~ --その他の[[通常召喚]]可能な[[花札衛]]~ [[《花札衛−松−》]]以外の3枚は、以下の共通能力を持つ。~ (1):自分フィールドに(自身のレベル−1)以下の「花札衛」モンスターが存在する場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「花札衛」モンスターしか召喚・特殊召喚できない。 これらは[[通常召喚]]はできるものの[[最上級モンスター]]であるため、自身の[[効果]]で展開するのが基本となる。~ 「タネ札」「光札」はいずれも[[特殊召喚]]に[[リリース]]が必要で[[ボード・アドバンテージ]]が増えないため、[[フィールド]]上の[[花札衛]]の数を増やすのがこれら「カス札」の役割となる。~ ---[[《花札衛−芒−》]]~ [[レベル]]8なので、[[特殊召喚]]するには[[レベル]]1か6の[[花札衛]]が必須となり、やや腐りやすい。~ 固有効果は[[手札]]の[[花札衛]]を任意の数だけ[[デッキ]]に戻し[[ドロー]]できるというもので、[[花札衛]]だらけになりがちな[[手札]]に[[魔法・罠カード]]を引き込む貴重な手段となる。~ ---[[《花札衛−柳−》]]~ [[レベル]]11と高く、[[《花札衛−雨四光−》]]はじめ多くの[[花札衛]]を[[特殊召喚]]の[[トリガー]]にでき出しやすい。~ 固有効果は[[墓地]]の[[花札衛]]を[[デッキ]]に[[戻し>戻す]][[ドロー]]するもので、[[アドバンテージ]]が確実に増える貴重な[[効果]]である。~ ---[[《花札衛−桐−》]]~ [[レベル]]12であり、同種および[[《花札衛−桐に鳳凰−》]]以外の全ての[[花札衛]]を[[特殊召喚]][[トリガー]]にできる。~ 固有効果は[[攻撃対象]]にされた時に[[バトルフェイズ]]を終了させて[[ドロー]]するもの。~ [[壁]]としては信頼できるが[[発動]]機会がほとんどなく、[[ドロー]]性能については最も低い[[花札衛]]と言える。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《キラー・トマト》]]を多用するタイプ、[[《仁王立ち》]]採用型では固有効果が活きやすい。~ -「タネ札」の[[花札衛]]~ 花札の「タネ札」をモチーフとした[[モンスター]]群。~ 全て攻守1000の[[特殊召喚モンスター]]であり、以下の共通能力を持つ。~ このカードは通常召喚できない。 (同名カード)以外の自分フィールドの 「花札衛」モンスター1体をリリースした場合に特殊召喚できる。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。 自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。 それが「花札衛」モンスターだった場合、(固有効果)。 違った場合、そのカードを墓地へ送る。 1体[[リリース]]して[[特殊召喚]]し1枚[[ドロー]]すれば[[アドバンテージ]]はプラスマイナス0、[[《花札衛−萩に猪−》]]・[[《花札衛−紅葉に鹿−》]]は[[ドロー]]成功時に[[除去]]が行われるため[[アドバンテージ]]+1となる。~ しかし[[花札衛]]以外を[[ドロー]]すると捨ててしまうので、この場合1枚の[[ディスアドバンテージ]]となってしまう。~ 予め[[《花積み》]]で[[デッキトップ]]に[[花札衛]]を仕込んでから[[特殊召喚]]できれば理想的だが、できない場合もある程度成功率を高めるため[[デッキ]]内の[[花札衛]]の比率はできるだけ上げておきたい。~ [[特殊召喚]]条件がゆるく、[[ドロー]]成功で[[アドバンテージ]]も獲得しやすいため、扱いやすい[[カード]]である。~ -[[《花札衛−萩に猪−》]]~ [[ドロー]]に成功した場合、[[モンスター除去]]を行うことができる。~ [[花札衛]]では唯一の[[モンスター除去]]であり、攻守3000超の[[モンスター]]を出された場合の解決法はこの[[カード]]に一任される。~ [[レベル]]が7と低めなのも長所で、高[[レベル]]の[[花札衛]]を[[リリース]]して[[特殊召喚]]する事で、[[《花札衛−芒−》]]の特殊[[召喚条件]]を満たすことができる。~ -[[《花札衛−紅葉に鹿−》]]~ [[ドロー]]に成功した場合に[[魔法・罠除去]]を行うことができる、[[花札衛]]唯一の[[魔法・罠除去]]要員である。~ -[[《花札衛−牡丹に蝶−》]]~ [[チューナー]][[モンスター]]であり、自身を含む[[モンスター]]を[[レベル]]2として[[シンクロ素材]]にできる[[効果]]を持つ。~ [[レベル]]がバラバラな[[花札衛]]をこの[[効果]]で[[レベル]]2に統一し、[[レベル]]6の[[《花札衛−猪鹿蝶−》]]、[[レベル]]8の[[《花札衛−雨四光−》]]に繋げるのがこの[[デッキ]]の基本となる。~ -「光札」の[[花札衛]]~ 花札の「光札」をモチーフとした[[特殊召喚モンスター]]群。~ [[攻撃力]]・[[守備力]]は2000と、[[下級モンスター]]との戦闘はこなせる数値となる。~ 以下の共通能力を持つ。~ このカードは通常召喚できない。 (同名カード)以外の自分フィールドの(自身と同じレベル)の 「花札衛」モンスター1体をリリースした場合に特殊召喚できる。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。 自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。 それが「花札衛」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。 違った場合、そのカードを墓地へ送る。 (2):(固有の効果) [[効果]]は「タネ札」と似ているが、こちらは[[リリース]]できる[[花札衛]]の[[レベル]]が制限されている。~ [[同名カード]]以外の同[[レベル]][[モンスター]]、すなわち自身と同じ植物の描かれた[[「カス札」>通常召喚モンスター]]([[通常召喚モンスター]])を[[リリース]]する必要があるため、[[腐りやすい>腐る]]。~ また「タネ札」と異なり(1)の[[効果]]で[[ドロー]]した[[花札衛]]を[[特殊召喚]]できるが、[[召喚条件]]を無視できないため、この[[効果]]で[[特殊召喚]]できるのは「カス札」のみである。~ 「カス札」は元々[[《花札衛−松−》]]を除き自己[[特殊召喚]]能力を有しており、この[[効果]]で[[特殊召喚]]する旨味があまりない。~ 全体的に「タネ札」よりも使いにくく、[[デッキ]]内の[[花札衛]]の枚数を増やす目的での採用が主となる。~ --[[《花札衛−柳に小野道風−》]]~ [[チューナー]]であるが、[[効果]]はほぼ[[《花札衛−牡丹に蝶−》]]と同じであり、[[召喚条件]]の厳しさを考慮すると実質的に[[下位互換]]である。~ ただし[[《花札衛−牡丹に蝶−》]]3枚では[[チューナー]]が不足する場合が多いので、4枚目以降の[[チューナー]]としての採用は十分に見込める。~ --[[《花札衛−松に鶴−》]]・[[《花札衛−芒に月−》]]・[[《花札衛−桐に鳳凰−》]]~ それぞれ「[[戦闘]]を行った[[バトルフェイズ]]終了時」「[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]した時」「[[相手]]に[[戦闘ダメージを与えた]]時」に1枚[[ドロー]]できる。~ この[[効果]]で[[ドロー]]した[[カード]]は[[花札衛]]以外でも[[墓地]]に送られないので、貴重な[[アドバンテージ]]源となる。~ ただし1度[[発動]]しただけでは[[《花札衛−萩に猪−》]]・[[《花札衛−紅葉に鹿−》]]と[[アドバンテージ]]量が変わらず、むしろ[[戦闘]]を介する分使いにくさが目立つ。~ 不要と見るか[[花札衛]]比率を増やすために採用するか、テストプレイをしながら決めていくのが望ましい。~ ―[[花札衛]]以外の[[モンスター]]~ [[デメリット]]の都合上、[[花札衛]]以外の[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]する機会はあまり得られない。~ [[守備表示]]で[[セット]]するか、[[花札衛]]の[[デメリット]]で[[墓地に送られる>墓地へ送られた]]事を前提とした採用となる。~ 多すぎると[[手札]]で[[腐ったり>腐る]][[ドロー]]加速に支障をきたしたりするので、どれか一種類程度に絞るのが望ましい。~ -[[《絶対王 バック・ジャック》]]~ [[墓地に送られた]]場合に[[デッキトップ]]3枚を並び替える[[効果]]を持つ。~ [[デッキトップ]]操作により、「[[花札衛]]以外を[[ドロー]]すると捨ててしまう[[効果]]」に[[花札衛]]を、それ以外の[[ドロー]]に[[魔法・罠カード]]を割り当て、[[アドバンテージ]]を失わない[[ドロー]]加速が可能となる。~ [[墓地]]から[[除外]]する事で[[デッキトップ]]の[[罠カード]]を[[セット]]する[[効果]]も併せ持ち、[[罠カード]]が多い構築であれば特に活躍しやすい。~ -[[《シャドール・ビースト》]]~ [[効果]]で[[墓地に送られた]]場合に1枚[[ドロー]]する[[効果]]を持つ[[上級]][[リバースモンスター]]。~ -[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]~ [[攻撃力]]2000以下の[[戦士族]]、すなわち[[メインデッキ]]の[[花札衛]]全てを[[サーチ]]できる[[サーチャー]]。~ [[《花札衛−松−》]]の[[サーチ]]手段となるため、初動が安定しない場合には検討に値する。~ また[[花札衛]]以外の[[召喚]]・[[特殊召喚]]が封じられていても[[ペンデュラムゾーン]]への[[発動]]は可能なので、[[ペンデュラム効果]]による[[戦闘]]補助役としての役割もこなせる。~ -[[《キラー・トマト》]]~ [[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]と同様、初動の安定を求める場合に検討される[[リクルーター]]。~ [[リクルート]]先は[[攻撃力]]100の[[「カス札」>通常召喚モンスター]]のみで、[[効果]][[破壊]]にも対応していないが、[[《花札衛−桐−》]]を[[リクルート]]することで[[相手]]の追撃を止められる利点がある。~ -[[《レベル・スティーラー》]]~ [[花札衛]]は[[レベル]]の高い[[モンスター]]が多く、[[コスト]]の捻出には困らない。~ [[花札衛]][[チューナー]]の[[効果]]で[[レベル]]2の[[シンクロ素材]]にできるので、2体目の[[《花札衛−雨四光−》]]など[[シンクロ召喚]]が狙いやすくなる。~ ただし[[特殊召喚]]制限に引っかからずに[[自己再生]]できるタイミングを用意する必要がある。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]など、汎用[[蘇生]][[カード]]を多めに投入した構築にするとよい。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] こちらも[[花札衛]]以外の[[モンスター]]については出す機会が少ない。~ ―[[花札衛]]~ -[[《花札衛−雨四光−》]]~ 3000の攻守、[[マジェスペクター]]と同等の[[耐性]]を[[花札衛]]に付与する[[効果]]、そして[[通常のドロー]]のたびに1500ポイントの[[ダメージ]]を与える[[効果]]を持つ、この[[デッキ]]のエース。~ [[シンクロ素材]]が4体必要なため、[[花札衛]][[チューナー]]と他の[[モンスター]]3体を並べ、[[花札衛]][[チューナー]]の[[効果]]でそれらを[[レベル]]2扱いとして[[シンクロ召喚]]を行う形となる。~ [[シンクロ召喚]]を行わないと攻守2000ポイント止まりのこの[[デッキ]]では、この[[カード]]抜きに勝利するのは不可能に近い。~ なお、毎[[ターン]]自分の[[通常のドロー]]の放棄か[[効果]]の[[無効]]化のいずれかを選ばなければならない[[デメリット]]がある。~ 特に事情がなければ[[ドロー]]放棄を選ぶ形となるため、この[[カード]]を立てるまでにどれだけ[[ドロー]]しておけるかが勝負となる。~ 高[[耐性]][[モンスター]]の常として[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]に簡単に突破されてしまうため、それをいかに防ぐかも課題の1つ。~ -[[《花札衛−猪鹿蝶−》]]~ [[花札衛]]への[[貫通]]付与能力、そして[[墓地]]での[[発動]][[効果]]と[[蘇生]]を禁止する[[効果]]を持つ[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]。~ [[墓地]]封印能力は[[相手]]次第で大いに[[刺さる]]が、攻守2000と[[戦闘]]で突破されやすく単騎では[[耐性]]もない。~ できれば[[《花札衛−雨四光−》]]と共に並べ、[[耐性]]を得た状態て運用したい。~ ―その他の[[モンスター]]~ [[花札衛]]以外の[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]が使用できるのは「[[花札衛]]以外[[特殊召喚]]できない制限」が掛かっていない状態に限られる。~ しかしこの[[デッキ]]では「[[花札衛]]以外[[特殊召喚]]できない制限」を掛けずに[[モンスター]]を展開する手段が極めて少ない。~ 実質的な出番は、前の[[ターン]]に展開した[[モンスター]]が、運良く[[相手]]に[[破壊]]される事なく生き残った場合など、かなり限られてしまうのが実情である。~ もっとも[[花札衛]][[シンクロモンスター]]だけでは[[エクストラデッキ]]は埋まらないので、出す機会が多少なりともありそうな[[カード]]は詰め込んでおいて損はない。~ -[[シンクロモンスター]]~ --[[《A BF−神立のオニマル》]]~ 素材2体で出せる唯一の[[レベル]]12[[シンクロモンスター]]。~ [[《花札衛−柳に小野道風−》]]+[[《花札衛−松−》]]or[[《花札衛−松に鶴−》]]で[[シンクロ召喚]]できる。~ [[《花札衛−柳に小野道風−》]]が[[レベル]]変動を用いずに出せる唯一の[[シンクロモンスター]]であり、投入しておいて損はない。~ --その他~ [[花札衛]][[チューナー]]の[[効果]]を使って出せる、[[レベル]]が偶数の[[シンクロモンスター]]を用意しておこう。~ また[[チューナー]]がいずれも高[[レベル]]なので、[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]や[[《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》]]の[[特殊召喚]]も不可能ではない。~ -[[エクシーズモンスター]]~ [[花札衛]]の[[レベル]]と同じ[[ランク]]の[[モンスター]]を投入しておくと良い。~ [[《花札衛−桐−》]]は[[戦闘破壊]]されず生き残りやすいため、[[ランク]]12の[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]は比較的出す機会が多い。~ また[[《超こいこい》]]で[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を素材にできる[[ランク]]2も検討できる。 ***[[魔法・罠カード]]について [#magic_trap] [[魔法・罠カード]]は、[[花札衛]]の[[召喚]]・[[特殊召喚]]時の[[ドロー]][[効果]]で[[ドロー]]されると例外なく[[墓地]]に送られてしまう。~ 特に「タネ札」のみならず「光札」を多用する構築の場合、[[墓地]]で[[発動]]するものを重視したい。~ ―[[花札衛]]の[[サポートカード]]~ -[[《花合わせ》]]~ [[攻撃力]]100の[[花札衛]]4体を[[リクルート]]できる[[通常魔法]]。~ これ1枚+[[チューナー]]で[[《花札衛−雨四光−》]]を[[シンクロ召喚]]できる強力な展開手段であり、初手で引ければ展開が一挙に進む。~ 場に2体以上の[[モンスター]]が存在すると[[発動]]できないリスクがあるものの、この[[カード]]を引けないと[[デッキ]]パワーの不足が深刻となるため、3枚積みが基本となる。~ -[[《花積み》]]~ [[デッキ]]から[[花札衛]]3枚を[[デッキトップ]]に積み込む事ができる[[通常魔法]]。~ [[花札衛]]以外の[[カード]]を[[ドロー]]し、[[墓地へ送る]]羽目になる可能性がなくなり、[[アドバンテージ]]を確実に獲得できるようになる。~ また[[《花札衛−萩に猪−》]]や[[《花札衛−紅葉に鹿−》]]を積み込む事で、[[除去]]手段としても機能する。~ 加えて[[墓地]]から[[除外>ゲームから除外する(取り除く)]]する事で[[花札衛]]を[[サルベージ]]する[[効果]]を併せ持ち、[[《花札衛−雨四光−》]]により[[ドロー]]ができない状況で[[手札]]を回復する貴重な手段となる。~ -[[《超こいこい》]]~ [[デッキトップ]]3枚をめくり[[花札衛]]を[[特殊召喚]]する[[通常魔法]]。~ [[花札衛]]以外をめくると[[裏側表示]]で[[除外>ゲームから除外する(取り除く)]]され、1枚につき1000[[LP]]を失う[[デメリット]]はあるが、それを考慮しても下準備なく[[モンスター]]を展開する手段はこの[[デッキ]]において極めて貴重である。~ ―[[《花札衛−松−》]]を引き込む[[カード]]~ -[[《増援》]]~ この[[デッキ]]の起点[[《花札衛−松−》]]を[[サーチ]]できる。~ -[[《ワン・フォー・ワン》]]・[[《トゥルース・リインフォース》]]~ こちらは[[《花札衛−松−》]]を[[リクルート]]できる。~ ただし[[《花札衛−松−》]]は、[[召喚]]時[[ドロー]][[効果]]が[[特殊召喚]]では使えないため、できれば[[リクルート]]より[[召喚]]したい[[カード]]である。~ 即効性のある[[《ワン・フォー・ワン》]]はともかく、[[《トゥルース・リインフォース》]]はどうしても初手が安定しない場合に緊急手段として採用する程度でよい。~ ―[[ドロー]][[カード]]~ [[花札衛]]は元々[[ドロー]]力のある[[カード]]群ではあるが、[[花札衛]]任せでは[[手札]]に[[花札衛]]ばかりが溜まって[[《花合わせ》]]などの重要な[[魔法・罠カード]]が引き込めない。~ 不安定な初手を安定させるためにも、[[ドロー]][[カード]]による更なる[[ドロー]]加速は不可欠となる。~ -[[《闇の誘惑》]]~ [[花札衛]]は全種[[闇属性]]なので採用しやすい。~ 腐っている「光札」を[[除外]]して[[魔法・罠カード]]を引き込めれば理想的。~ -[[《アドバンスドロー》]]~ 場の[[レベル]]8以上の[[モンスター]]を[[コスト]]に2枚[[ドロー]]できる。~ [[ドロー]][[効果]]を使い終えた[[花札衛]]を[[ドロー]]に変換すれば[[アドバンテージ]]となる。~ -[[《無謀な欲張り》]]~ [[《花札衛−雨四光−》]]による[[ドロー]]スキップが確定している状況ならば、[[デメリット]]はないに等しい。~ ―[[墓地]]で[[発動]]する[[カード]]~ [[デメリット]]により[[墓地]]に送られても、[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を有していれば損害になりにくい。~ -[[《ギャラクシー・サイクロン》]]・[[《ブレイクスルー・スキル》]]~ [[墓地]][[発動]][[効果]]を持つ代表的な[[魔法・罠カード]]。~ -[[《仁王立ち》]]~ [[モンスター]]1体の[[守備力]]を2倍にする[[効果]]、[[自分]][[モンスター]]1体以外を[[攻撃]]できなくする[[墓地]][[発動]][[効果]]を持つ[[通常罠]]。~ [[モンスター]]を守れる[[墓地]][[発動]][[罠カード]]は貴重であり、どちらの効果も[[《花札衛−雨四光−》]]を[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]から守るのに重宝する。~ ―[[戦闘]]補助~ -[[《最強の盾》]]~ 「光札」と[[《花札衛−猪鹿蝶−》]]は攻守4000、[[《花札衛−雨四光−》]]に至っては攻守を6000まで引き上げられる[[装備魔法]]。~ [[攻撃力]]6000での[[戦闘ダメージ]]は[[モンスター]]越しでも馬鹿にならない上、天敵である[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]で倒されない数値となるため、場持ちも大幅に向上する。~ [[戦闘]]を[[トリガー]]に[[ドロー]]する「光札」の[[効果]]の補助としても優秀。~ -[[《月鏡の盾》]]~ [[戦闘]]を行う[[相手]]の[[攻撃力]]ないし[[守備力]]を必ず100上回れる[[装備魔法]]。~ [[《最強の盾》]]と比べると[[戦闘ダメージ]]の大幅な増強が狙えない代わりに、[[「カス札」>通常召喚モンスター]]や「タネ札」も十分強化できる点に優れる。~ また豊富な[[ドロー]][[効果]]により、[[デッキトップ]]に[[戻す]][[効果]]も活用しやすい。~ ただし[[ダメージステップ]]に[[チェーンブロック]]を作って[[発動]]する効果なので、[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]対策にはならない。~ ―その他~ -[[《シンクロキャンセル》]]~ 「タネ札」「光札」の持つ(1)の[[ドロー]][[効果]]は、自身の[[効果]]以外で[[特殊召喚]]しても発動する。~ したがって[[シンクロモンスター]]を[[《シンクロキャンセル》]]で分解すれば、素材に含まれる「タネ札」と「光札」、および[[《花札衛−柳−》]]の枚数分だけ[[ドロー]]できる事になる。~ **戦術 [#strategy] 大まかな流れは以下のとおり。~ +[[《花札衛−松−》]]を[[召喚]]し、[[ドロー]]。~ または[[《花合わせ》]]や[[《超こいこい》]]で[[花札衛]]を並べる。~ +場に[[花札衛]]が存在することで、他の種類の[[「カス札」>通常召喚モンスター]][[花札衛]]を[[特殊召喚]]で並べつつ、[[ドロー]]。~ +(必要であれば)[[「カス札」>通常召喚モンスター]]を[[リリース]]して「タネ札」「光札」[[花札衛]]を[[特殊召喚]]、[[ドロー]]を加速しつつ[[アドバンテージ]]を重ねる。~ +[[花札衛]][[チューナー]]を[[特殊召喚]]し、[[《花札衛−雨四光−》]]を[[シンクロ召喚]]、更に残った[[手札]]で可能な限りの展開を行う。~ +[[《花札衛−雨四光−》]]が[[耐性]]で場に居座り、[[バーン]]で[[相手]][[ライフ]]を焼き切る。~ 昨今の[[デッキ]]に多い[[サーチ]]や[[リクルート]]を絡めた複雑な動きがあるわけではなく、とにかく[[ドロー]]してきた[[カード]]を場に並べつつ上位の札へと入れ替えていく。~ うまく動けるかどうかは[[特殊召喚]]できる[[カード]]を引き込めるかどうかに強く依存しており、[[プレイヤー]]の運が試される[[デッキ]]である。~ [[《花札衛−雨四光−》]]を立てた後は基本的に[[通常のドロー]]ができなくなるため、できれば[[手札]]に更なる[[ドロー]]手段を残した状態で[[《花札衛−雨四光−》]]に繋げたい。~ [[手札]]も[[伏せカード]]もない状態で[[《花札衛−雨四光−》]]を棒立ちにしても、勝利は望み薄である。~ なお[[アドバンテージ]]の面では、[[《花札衛−雨四光−》]]を立てるより[[ドロー]]能力を持つ「光札」で[[ビートダウン]]を行う方がはるかに優秀である。~ 「[[シンクロ召喚]]ができる状況だからとりあえず出す」のではなく、[[シンクロ召喚]]すべきか「光札」のまま[[ターン]]を回すべきかをよく検討して判断したい。~ //**[[デッキ]]の種類 [#decktype] //***《カード名》軸 [#decktype1] //特定のカードを軸とする場合。 **[[デッキ]]の派生 [#variation] ***[[レベル]]を活用した[[ネタ]][[デッキ]]について [#variation1] [[デッキ]]内の平均[[レベル]]が非常に高い[[デッキ]]であり、[[レベル]]を活かした様々な[[ネタ]][[デッキ]]が組める。~ もとより安定性の低い[[ギャンブル]][[デッキ]]に更にギミックを組み込むため安定性は望み難いが、相手が驚くことは請け合いである。~ -[[《ザ・カリキュレーター》]]と並べることで、[[攻撃力]]を大幅に上げる。~ [[召喚]]後[[《花合わせ》]]を使うだけでも、[[攻撃力]]は10200に達する。~ -[[手札]]に貯めこんだ[[花札衛]]を[[コスト]]に[[《モンタージュ・ドラゴン》]]を出す。~ [[攻撃力]]8000を超えるのは容易であり、[[レベル]]12を3枚捨てれば実に[[攻撃力]]10800となる。~ -[[《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》]]等を使用し、超高[[レベル]]の[[エクシーズ召喚]]を行う。~ 素材5体の[[《超量機神王グレート・マグナス》]]の正規[[エクシーズ召喚]]が狙えるのはこの[[デッキ]]くらいであろう。~ ただしいずれも「[[花札衛]][[モンスター]]以外を[[召喚]]・[[特殊召喚]]できない」制限に引っかかってしまう。~ まずは展開・[[ドロー]]で準備をした後、[[《和睦の使者》]]などで1[[ターン]]持ちこたえてから目的を達する必要があるだろう。~ //***【デッキ名】[#variation1] **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[特殊召喚]][[メタ]]と[[闇属性]][[メタ]]に弱く、ほとんど何もできなくなる。~ [[通常召喚モンスター]]の最高[[攻撃力]]はわずか100であり、更に[[除去]]能力が皆無なため、[[メタ]][[カード]]を[[除去]]することも難しい。~ また[[《花札衛−雨四光−》]]を打点で上回られた場合の対処が難しく、[[攻撃力]]3000超を容易に出せるような[[デッキ]]に対しては勝率が著しく下がる。~ だが、最大の弱点はとにかく不安定な事である。~ [[フィールド]]が空の状態から[[召喚]]できる[[花札衛]]が[[《花札衛−松−》]]1体しかおらず、[[《増援》]]と[[《花合わせ》]]、[[《超こいこい》]]を含めても[[デッキ]]に10枚しか初動を任せられる[[カード]]がない。~ 初動を安定させるために[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]等を投入すると今度は[[ドロー]][[効果]]の成功率が下がるというジレンマに苛まれる。~ 仮に展開に成功しても、肝心の[[ドロー]][[効果]]の安定性が低く、上手く[[花札衛]]を[[ドロー]]しないとあっという間に[[手札]]が尽きてしまう。~ モチーフが花札という[[ギャンブル]]である以上安定性の低さは避けがたく、ある時は大儲け、ある時は丸坊主という[[ギャンブル]]性も含めて楽しめる人でなければこの[[デッキ]]を愛用する事はできないだろう。~ 勝つ日もあれば負ける日もある。負けを恥じず、勝って驕らず、[[デュエル]]をエンジョイする精神が求められる[[デッキ]]である。~ //**この[[デッキ]]の歴史 [#history] //カードプールの変遷でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる。 //**サンプルレシピ [#sample] **関連リンク [#link] -[[【闇属性】]] -[[【戦士族】]] -[[【ギャンブル】]] -[[デッキ集]]