*【霞の谷】 [#f671bc93] #contents **[[デッキ]]の概要 [#z0fea932] [[DUEL TERMINAL]]で登場した、[[ミスト・バレー]]と名のついた[[カード]]群を中心とした[[コントロール]][[デッキ]]。~ [[カテゴリ]]を直接指定する[[効果]]こそ少ないが、[[風属性]]で統一され、多くの[[カード]]が[[バウンス]]関連の[[効果]]を持つことから[[シナジー]]が期待できる。 《霞の谷の巨神鳥/Mist Valley Apex Avian》 効果モンスター 星７/風属性/鳥獣族/攻2700/守2000 魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時に発動できる。 自分フィールド上に表側表示で存在する 「ミスト・バレー」と名のついたカード１枚を選択して持ち主の手札に戻し、 その発動を無効にし破壊する。 《霞の谷の神風/Divine Wind of Mist Valley》 フィールド魔法 自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、 自分のデッキからレベル４以下の風属性モンスター１体を特殊召喚する事ができる。 この効果は１ターンに１度しか使用できない。 **[[デッキ]]構築に際して [#n44d0042] [[ミスト・バレー]]を[[デッキ]]の中心とする際、その恩恵は３点あり、うち最も強力なのが[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[効果]]を[[発動]]可能にするという点である。~ これに[[バウンス]]を[[トリガー]]とし、新たな[[モンスター]]を補充する[[《霞の谷の神風》]]が合わさることで、[[フィールド]]を制圧する能力が劇的に高まる。~ [[デッキ]]としては、これらの展開および維持を狙う事が基本となる。~ また、[[シンクロ素材]]として[[ミスト・バレー]]を指定する[[《霞の谷の雷神鬼》]]も存在する。~ 一度軌道に乗せてしまえば両者の同時併用は容易だが、あくまで[[《霞の谷の神風》]]を核とするならば、[[《霞の谷の巨神鳥》]]を採用しない事も考えられる。~ ***[[モンスターカード]]について [#q7cd7267] ―[[ミスト・バレー]]について~ [[《霞の谷の巨神鳥》]]・[[《ミスト・コンドル》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]の３種でのみ、指定される[[モンスター]]群だが、いずれも[[フィールド]]を参照する。~ [[《霞の谷の神風》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]などでの展開は容易だが、枚数を削る場合、これらに繋げるまでの手段を確保する必要がある。~ -[[フィニッシャー]]となる[[ミスト・バレー]] --[[《霞の谷の巨神鳥》]]~ [[フィールド]]の[[ミスト・バレー]]を[[バウンス]]し、[[相手]]の[[カードの効果]]を[[無効]]にできる。~ [[最上級モンスター]]ゆえにそのまま[[アドバンス召喚]]していては速度・効率ともに悪い。~ [[手札]]・[[デッキ]]から[[特殊召喚]]できる[[《忍法 変化の術》]]は、[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]１枚で準備できるため非常に使い勝手が良い。~ 特に[[手札]]にまで対応する点は、自身を[[バウンス]]しての[[カウンター]]が可能であるため重要。~ [[罠カード]]ゆえの遅効性も、この[[カード]]の[[効果]]でカバーしやすい。~ [[《霞の谷の神風》]]を[[発動]]しておくだけで毎[[ターン]]１度は[[カウンター]]が可能になり、他の[[ミスト・バレー]]が存在すればその回数は倍増する。~ [[戦闘破壊]]には弱いが、この[[デッキ]]と相性の良い[[《光の護封剣》]]・[[《安全地帯》]]・[[《スクリーン・オブ・レッド》]]といった[[カード]]でカバーできる。~ これに[[《霞の谷の雷鳥》]]が加われば、同一[[チェーン]]では１度しか[[効果]]を[[発動]]できない点や[[カウンター罠]]には無力な点にさえ注意しておけば万能[[カウンター]]として[[フィールド]]を制圧できる。~ 基本的には[[手札]]に複数あっても持て余しやすいため、１枚採用するだけで活躍できるが、[[除外]]対策や[[エクシーズ召喚]]を狙う場合は２枚以上の採用も考えれる。~ --[[《霞の谷の雷神鬼》]]~ [[フィールド]]の[[カード]]を[[バウンス]]し、[[攻撃力]]をアップさせる事ができる。~ 最も注目すべき点は、種類を問わず[[フィールド]]の[[カード]]を[[バウンス]]できる事である。~ この[[カード]]を採用する場合、[[《光の護封剣》]]・[[《ビッグバン・シュート》]]等[[バウンス]]する事に意義がある[[カード]]を多めに採用したい。 また、その時は同様に種類を問わず[[バウンス]]する[[効果]]を持つ[[《霞の谷のファルコン》]]が高相性である。~ [[チューナー]]は種類を問わないため、[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]等を利用すると良いだろう。~ [[ミスト・バレー]]内のみでの現実的な組み合わせとしては以下が考えられる。~ > +[[《霞の谷の祈祷師》]]＋[[《霞の谷のファルコン》]] +[[《霞の谷の雷鳥》]]＋[[《霞の谷の戦士》]] -その他の[[ミスト・バレー]] --[[《霞の谷のファルコン》]]~ [[攻撃力]]2000をほこる[[デメリット]][[アタッカー]]。~ しかしその[[デメリット]]は軽く、むしろこの[[デッキ]]では[[《霞の谷の神風》]]を利用できる[[メリット]]となる。~ [[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ素材]]としても最適であり、[[《霞の谷の巨神鳥》]]と並ばせる事で戦線を維持しながら補助できる。~ またその[[バウンス]]能力を生かしたのが[[【セルフ・バウンス】]]である。~ 非常に使い勝手が良い[[カード]]だが、[[コンボ]]なくしての展開は不得手であるため、一度[[フィールド]]に維持できるようになると[[手札]]で余る場合もある。~ [[デッキ]]内の[[リクルート]]手段と、狙いやすさを考慮して枚数を調整したい。~ --[[《霞の谷の見張り番》]]~ [[通常モンスター]]であり、他の[[ミスト・バレー]]と異なり[[種族]]を[[魔法使い族]]に設定されている。~ [[《霞の谷のファルコン》]]に次ぐ[[レベル]]４非[[チューナー]]として[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ素材]]に用いれる他、[[《アーカナイト・マジシャン》]]にも対応する点がポイント。~ [[《レスキューラビット》]]から[[《電光千鳥》]]などの[[エクシーズ召喚]]も狙えるが、この場合[[召喚]]権の確保が課題となる。~ [[レベル]]３[[チューナー]]との併用が必須である点も含め、[[《霞の谷の雷神鬼》]]に特化した構築で用いたほうが扱いやすいだろう。~ --[[《霞の谷の雷鳥》]]~ [[ステータス]]が低く、単体では連携がとりにくいため[[《霞の谷の巨神鳥》]]との[[コンボ]]が前提となる。~ また[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]・[[《霞の谷の祈祷師》]]と[[コンボ]]する事で[[レベル]]６[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる事も頭に入れておきたい。~ --[[《霞の谷の戦士》]]~ [[ステータス]]が半端であるため[[フィールド]]に展開・維持しにくく、[[ミスト・バレー]]の恩恵は[[《ミスト・コンドル》]]への対応程度と扱いにくさが目立つ。~ ただし[[《霞の谷の神風》]]から直接[[リクルート]]できる[[チューナー]]であり、[[《スターダスト・ドラゴン》]]等につなぎやすいため[[フィールド]]の制圧には貢献できる。~ [[ピン挿し]]にしても[[《召喚僧サモンプリースト》]]とは是非併用したいところ。~ また、[[《安全地帯》]]と組み合わせると、[[戦闘ダメージ]]は受けてしまうがどんな[[モンスター]]も[[バウンス]]する事ができる。 --[[《霞の谷の祈祷師》]]~ [[《霞の谷の戦士》]]同様、[[チューナー]]であるため恩恵を受け難いが、やはり[[《霞の谷の神風》]]から直接[[リクルート]]できる[[チューナー]]として一定の価値がある。 ~ ただし同[[レベル]]には、[[《ジェネクス・ブラスト》]]を経由する事で[[サーチ]]可能な[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]が存在し、[[《霞の谷の神風》]]との[[コンボ]]ならばあちらのほうが安定する。~ ４枚目以降とするか、[[《ジェネクス・ブラスト》]]分の[[デッキ]]スペースを空けたい場合に限り採用が検討できる。~ ―その他の[[モンスター]]について --[[《ミスト・コンドル》]]~ [[ミスト・バレー]]の名を持たないが、あちらを[[バウンス]]し入れ替わりで[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]。~ [[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]と異なり[[シンクロ召喚]]に利用しにくく、他の[[風属性]]には対応できないが、[[風属性]]ゆえに[[《電光千鳥》]]が利用できる。~ 一応自身を[[《霞の谷の神風》]]の[[トリガー]]にできるが、基本的にはこれの優先度によって採用の是非を考慮すると良い。~ --[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]~ [[召喚]]時に[[《忍法 変化の術》]]を[[サーチ]]する事で次の[[ターン]]には[[レベル]]７以下の[[鳥獣族]]を[[リクルート]]する事ができる。~ この[[デッキ]]の核である[[《霞の谷の巨神鳥》]]・[[《霞の谷のファルコン》]]はもちろん、[[《ダーク・シムルグ》]]なども併用しやすい。~ また、[[忍法]]はそのほとんどが[[永続罠]]であり、[[バウンス]]とも相性がいい。~ [[特殊召喚]]時の[[効果]]も狙いやすいため、他の[[忍者]]との併用も一考に値する。~ --[[《ＢＦ−精鋭のゼピュロス》]]~ [[自分]]の[[表側表示]]の[[カード]]を[[手札]]に[[戻す]]事で[[デュエル]]中に一度[[自己再生]]できる[[モンスター]]。~ [[《終末の騎士》]]の[[効果]]か、[[《ゴッドバードアタック》]]や[[《スワローズ・ネスト》]]の[[リリース]]によって[[墓地]]に送りたい。~ [[コスト]]に[[風属性]]の[[モンスター]]を選べば、[[《霞の谷の神風》]]の効果を発動でき、[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]につなげることができる。~ --[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]~ [[フィールド]]の[[モンスター]]を[[バウンス]]して自身を[[特殊召喚]]でき、[[ミスト・バレー]]の名を冠してこそいないが、[[ミスト・バレー]]全般と相性が良い。~ [[《霞の谷の雷鳥》]]を[[バウンス]]することでそのまま[[レベル]]６[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる。~ また、[[《霞の谷のファルコン》]]や[[《霞の谷の見張り番》]]とは[[《霞の谷の雷神鬼》]]を[[シンクロ召喚]]できる。~ --[[《ジェネクス・ブラスト》]]~ [[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]を[[サーチ]]でき、[[《霞の谷の神風》]]で[[リクルート]]する事で連鎖的に展開できる。~ [[《霞の谷の神風》]]そのものは１[[ターン]]に１度の制約があるものの、[[《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》]]による張替えや、[[《霞の谷の雷神鬼》]]などの[[バウンス]]を用いる事でこれが可能になる。~ [[魔法使い族]]なので[[《霞の谷の見張り番》]]同様[[《アーカナイト・マジシャン》]]が利用できる点も有用。~ 威力を最大限に発揮するにはこの[[カード]]と[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]、[[《霞の谷の神風》]]全てを３枚ずつ採用する構成が基本となるため、[[デッキ]]スペースを取り[[手札事故]]も引き起こしやすい点に注意。~ --[[《召喚僧サモンプリースト》]]~ [[《霞の谷のファルコン》]]を[[リクルート]]するだけならば効率が悪いものの、[[《ＢＦ−精鋭のゼピュロス》]]を間接的に[[墓地へ送る]]、[[《ジェネクス・ブラスト》]]から[[《Ａ・ジェネクス・バードマン》]]を[[サーチ]]するといった動きを[[エクシーズ召喚]]と平行して行える。~ また[[魔法使い族]]ゆえに[[《アーカナイト・マジシャン》]]に、[[闇属性]]ゆえに[[《ダーク・シムルグ》]]に対応。~ 直接[[ミスト・バレー]]とは噛み合いにくいものの、これらを補助するものと無理なく連携がとれる潤滑油的働きが期待できる。~ [[《霞の谷の神風》]]と[[《テラ・フォーミング》]]をフルに積んでも処理できるといった面でも相性の良い。~ --[[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]~ 展開手段の多さと、[[シンクロ素材]]とする際の[[レベル]]がこの[[デッキ]]と合致しており、加えて[[《霞の谷のファルコン》]]などを[[蘇生]]する事もできる。~ この点は[[《リビングデッドの呼び声》]]とは高い[[シナジー]]を形成しており、[[バウンス]]によって延々と使いまわす事ができる。~ ただし自身は[[特殊召喚]]の手段を持たず、単体では[[手札事故]]を招きやすい。~ [[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]から[[《忍法 超変化の術》]]を利用する際に採用するか、あるいは[[《デブリ・ドラゴン》]]とまとめて採用し[[《調和の宝札》]]による[[ドロー]]加速を狙うのも手か。~ --[[《エア・サーキュレーター》]]~ [[攻撃力]]は皆無だが、[[手札交換]][[効果]]を持つ貴重な[[風属性]]。~ [[サーチ]]・[[リクルート]]を多用するこの[[デッキ]]においては、[[デッキ]]に戻したい[[カード]]も多く、特に初手での[[コンボ]]成功率を大きく分ける[[カード]]と言える。~ ただし役割はあくまで[[手札交換]]のみであり、[[デッキ]]が掘り進んでいる中盤以降はあまり活躍の機会がない。~ 各[[カード]]の割合および、[[コンボ]]成立における[[相手]]への優位性をどれだけ確保できるかといった点をよく考慮したい。~ --[[《ドラゴンフライ》]]~ [[風属性]]の[[リクルーター]]。~ [[《霞の谷の雷鳥》]]や[[《霞の谷の祈祷師》]]、[[《暴風小僧》]]を[[リクルート]]し、[[《霞の谷の雷神鬼》]]のサポートを行える。~ [[戦闘破壊]]が絡む点は、[[《霞の谷の巨神鳥》]]の展開を優先させる場合あまり効率が良くないので注意。~ --[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]~ [[破壊]]される事で[[永続魔法]]として[[フィールド]]に残る[[モンスター]]。~ [[攻撃力]]も1800と[[アタッカー]]として使用でき、さらに[[召喚]]時に[[永続魔法]]扱いではあるが[[宝玉獣]]を[[サーチ]]する事ができる。~ [[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の祈祷師》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]との相性が良く、確実に[[アドバンテージ]]を稼げる。~ さらに後述の[[《霞の谷のファルコン》]]軸では使い回しの効き易い[[アタッカー]]、及び[[デッキ圧縮]]要員として利用できるだろう。~ --[[《ダーク・シムルグ》]]~ 言わずと知れた[[鳥獣族]]の[[切り札>フィニッシャー]]である。~ [[ミスト・バレー]]は[[風属性]]で統一されているが、上記のように相性の良い[[闇属性]]は多く、[[特殊召喚]]はそう難しくない。~ そのため比較的すんなりと組み込む事ができ、さらに[[チェーン]]に弱い[[《霞の谷の巨神鳥》]]を間接的に補助できる。 ***[[魔法・罠カード]]について [#tadaf936] [[《霞の谷の巨神鳥》]]は[[モンスター]]のみで[[コンボ]]を形成できるため、比較的自由に構築する事ができる。~ さらに、弱点もはっきりしているため[[ミスト・バレー]]を補助する[[カード]]も順を追って選んで行けるだろう。~ ―[[バウンス]]する事に意義がある[[カード]]~ [[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]と相性が良い[[カード]]として[[バウンス]]する事に意義がある[[カード]]を採用してみると良い。~ ここには[[《霞の谷の巨神鳥》]]との相性も良い物のみを記載する。~ その他の[[カード]]については[[【セルフ・バウンス】]]を参考にすると良い。 -[[《光の護封剣》]]~ [[《スクリーン・オブ・レッド》]]と同様に[[相手]]の[[攻撃]]をシャットアウトする事ができる。~ こちらは通常使用した場合でも[[ライフコスト]]は必要なく扱い易さは高い。~ しかし[[リバース効果モンスター]]を[[発動]]させてしまう[[デメリット]]もある。~ -[[《スクリーン・オブ・レッド》]]~ [[相手]]の[[攻撃]]をシャットアウトする事ができる。~ 自分の[[エンドフェイズ]]毎に[[ライフポイントを払う]]必要があるが、[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]で[[バウンス]]する事で帳消しにできる。~ [[《霞の谷の巨神鳥》]]＋[[《霞の谷の雷鳥》]]の[[コンボ]]が完成するまでの時間稼ぎとしても使い勝手が良く、その後の維持としても役に立つ。 -[[《鎖付きブーメラン》]]~ 使い回しのできる[[《エネミーコントローラー》]]として運用できる。~ こちらも間接的に[[攻撃]]を抑制でき、さらに[[攻撃力]]をアップさせる事ができるため[[《霞の谷の巨神鳥》]]の苦手な[[戦闘補助>単体強化]]としても利用できる。~ -[[《安全地帯》]]~ 強力な[[耐性]]を付与でき、加えて弱点である[[《サイクロン》]]などを[[《霞の谷の巨神鳥》]]で防ぐ事もできる。~ また、[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]によって無消費[[除去]]として運用できる点も有用。~ -[[《リビングデッドの呼び声》]]~ [[バウンス]]によって繰り返しの[[蘇生]]が狙えるため、[[《神の警告》]]等で[[墓地]]に落ちた[[《霞の谷の巨神鳥》]]を復帰させたり、強引に[[リリース]]を確保して[[アドバンス召喚]]に用いるといった動きが可能。~ また[[《ジェネクス・ブラスト》]]や[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]の[[効果]]も再利用できる。~ 中盤以降、極めて強力な[[アドバンテージ]]源と化すが、序盤の展開に貢献しないため、多くを採用する場合、[[墓地を肥やす]][[モンスター]]と併用したり、[[《成金忍者》]]で処理するといった対処が考えられる。~ ―その他の[[カード]] -[[《霞の谷の神風》]]~ [[ミスト・バレー]]の名前を冠する[[フィールド魔法]]。~ この[[カード]]の状況下で[[風属性]][[モンスター]]を[[バウンス]]することにより、[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[リリース]]の[[コスト]]や[[発動]]の[[コスト]]となる[[《霞の谷の雷鳥》]]を確保でき、このカード自身も[[コスト]]になれる。~ この一点だけでも、[[《霞の谷の巨神鳥》]]の運用に大きな影響を及ぼすので、是非複数枚採用したい。~ また、高攻撃力ゆえに[[サーチ]]・[[リクルート]]する手段が限られていた[[《霞の谷のファルコン》]]をリクルートすることもできる。~ 変わったところでは[[《暴風小僧》]]からの[[アドバンス召喚]]も可能。~ -[[《ガルドスの羽根ペン》]]~ [[墓地]]の[[風属性]][[モンスター]]２枚を[[デッキ]]に戻し、[[フィールド上のカード]]１枚を[[バウンス]]する[[効果]]を持つ。~ 一度[[墓地]]に落ちた[[モンスター]]を[[デッキ]]に戻すことにより[[《霞の谷の神風》]]の[[特殊召喚]]する[[効果]]の[[対象]]を増やす事ができる。~ 特に[[《レスキューラビット》]]と[[《霞の谷の見張り番》]]を併用する際に有用。~ また、この[[カード]]の[[効果]]で戻す[[モンスター]]を[[自分]]の[[風属性]][[モンスター]]にすれば、[[デッキ]]に戻した[[レベル]]４以下の[[モンスター]]をそのまま[[特殊召喚]]する事ができ、[[《霞の谷の神風》]]とは特に相性がいいといえる。~ -[[《スワローズ・ネスト》]]~ [[鳥獣族]]の多い[[ミスト・バレー]]では[[リクルート]]を成立させやすい。~ [[同名カード]]を[[リクルート]]することもでき、[[サクリファイス・エスケープ]]も可能だが、それだけだと[[腐り>腐る]]やすいので、他に同[[レベル]]の[[鳥獣族]][[モンスター]]を採用しておきたい。~ 基本的に[[自分]]が攻めている、あるいは攻めに転じるタイミングで利用する事になり、[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]とは連携が図りにくいのがネックである。~ -[[《強制脱出装置》]]~ 能動的に[[《霞の谷の神風》]]を利用でき、うまくいけば[[サクリファイス・エスケープ]]も狙える。~ 単純に[[汎用性]]が高く、また[[《霞の谷の巨神鳥》]]の苦手な高[[攻撃力]]のものに関しては、[[１：２交換>１：１交換]]以上も狙える場合がある。~ **戦術 [#ic8fe587] 序盤は[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の戦士》]]で[[相手]]を牽制しつつ[[《霞の谷の巨神鳥》]]の下準備を行いたい。~ また[[《霞の谷の巨神鳥》]]をただ[[召喚]]するだけでは[[《月の書》]]等で簡単に対処されてしまう恐れがある。~ そこで急がずに後述する様な[[汎用性]]の高い[[カウンター罠]]が揃うのを待つのがベストである。~ [[《霞の谷の巨神鳥》]]＋[[《霞の谷の雷鳥》]]の[[コンボ]]の形成が終われば、後は[[マストカウンター]]にキチンと対処していけば崩される事はまず無い。 **[[デッキ]]の種類 [#w2dccc0b] //***《カード名》軸 ***[[《霞の谷のファルコン》]]軸 [#q622fbb8] [[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[バウンス]][[効果]]を[[メリット]]として構築したもの。~ [[フィールド]]に残り易い[[永続魔法]]・[[永続罠]][[カード]]を多用するのが特徴である。~ [[【メタビート】]]よりに構築された物は【ファルコンビート】とも呼ばれる。~ 採用する[[カード]]や構築の仕方については[[【セルフ・バウンス】]]を参考にすると良い。~ ***[[忍者]]軸 [#hdee436c] [[《忍法 変化の術》]]により、[[レベル]]４以上の[[忍者]]を[[リリース]]し、[[《霞の谷の巨神鳥》]]を[[特殊召喚]]する。~ [[忍者]]を採用する必要があるが、[[《霞の谷の巨神鳥》]]を容易に[[リクルート]]できる。~ 通常、[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]のみでこの動きは賄えるが、複数の[[忍者]]を用いる事で、より[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[特殊召喚]]機会を増やせ、加えて[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]の[[サーチ]]も活かす事ができる。~ [[《成金忍者》]]は、[[バウンス]]した[[罠カード]]を[[手札コスト]]にも転用できるので使いやすく、[[《忍者マスター ＨＡＮＺＯ》]]を[[リクルート]]し、これを[[バウンス]]する事で間接的に[[《忍法 変化の術》]]を呼び込む事ができる。~ [[《覆面忍者ヱビス》]]・[[《女忍者ヤエ》]]は[[《霞の谷の神風》]]などの恩恵を受けられ、[[《霞の谷の巨神鳥》]]展開を阻害する[[カウンター罠]]や[[発動]]済みの[[永続カード]]を退かす事ができる。~ また、強力な[[除去]]である[[《忍法 超変化の術》]]も用いる事が可能であり、両者を[[チェーン]][[発動]]する事で[[アドバンテージ]]を稼ぎやすい。~ [[リクルート]]先に関しては[[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]などが安定して組み込める。~ [[《霞の谷の巨神鳥》]]が[[破壊]]されてしまったり、あるいは自身を[[バウンス]]する事で残った[[《忍法 変化の術》]]は[[《霞の谷のファルコン》]]再利用できる。~ [[《ダーク・シムルグ》]]を採用する場合は[[風属性]]・[[闇属性]]の[[忍者]]を優先して採用すると良い。~ ***[[《スワローズ・ネスト》]]軸 [#p4879489] [[レベル]]７の[[鳥獣族]]を[[《スワローズ・ネスト》]]で[[リリース]]し、[[《霞の谷の巨神鳥》]]を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]する。~ [[リリース]]候補としては、以下の[[モンスター]]が考えられる。 > +自身の[[効果]]でもう一度[[特殊召喚]]をねらえる[[《ダーク・シムルグ》]] +[[ＢＦ]]の[[チューナー]]が必要だが比較的出しやすい[[シンクロモンスター]]である[[《ＢＦ−アーマード・ウィング》]] +比較的[[鳥獣族]]の多い[[剣闘獣]]から容易に[[リクルート]]できる[[《剣闘獣オクタビウス》]]~ //**[[デッキ]]の派生 //***【】 **この[[デッキ]]の弱点 [#dd8c9fce] ***[[サーチ]]・[[リクルート]]手段の少なさ [#g13038fb] [[《霞の谷の巨神鳥》]]は[[最上級モンスター]]であるため[[サーチ]]・[[リクルート]]が難しく、[[召喚]]・[[特殊召喚]]も難しい。~ [[通常召喚]]する場合は、[[《強欲で謙虚な壺》]]等の[[ドローソース]]を用いて早めに[[手札]]に加えたい。~ ***[[チェーン]] [#a9eed224] [[フィールド]]に出した後は[[《サンダー・ブレイク》]]等の[[スペルスピード]]２の[[カード]]や[[《天罰》]]といった[[スペルスピード]]３の[[カード]]に弱い。~ とはいえ警戒すべき[[スペルスピード]]３の[[カード]]は実際には[[《天罰》]]くらいである。~ むしろ警戒すべきは以下の様な比較的採用される事の多い[[フリーチェーン]]の[[スペルスピード]]２の[[カード]]である。~ -直接[[除去]]をされてしまう[[《サンダー・ブレイク》]]・[[《鳳翼の爆風》]]・[[《強制脱出装置》]] -直接[[除去]]はされないが、[[戦闘破壊]]され易くなる[[《月の書》]]・[[《エネミーコントローラー》]] なるべく[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]でこれらの[[カード]]には対処して行きたい。~ しかし、[[《超融合》]]には注意をしても、なすすべなく[[除去]]されてしまう。~ [[【Ｅ・ＨＥＲＯ】]]と戦うときは、常にこの[[カード]]の存在を意識しておかなければならない。 ***[[戦闘破壊]] [#y9f17b8b] [[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[攻撃力]]は2700である。~ よって高い数値とはいえ、[[シンクロモンスター]]の存在から[[戦闘破壊]]の危険性を否めない。~ [[《光の護封剣》]]・[[《くず鉄のかかし》]]・[[《次元幽閉》]]等による[[戦闘]]の抑制、[[《鎖付きブーメラン》]]・[[《ハーピィ・レディ１》]]等による[[単体強化]]・[[全体強化]]をはかりたい。 **代表的なカード [#kdadfa73] -[[《霞の谷の巨神鳥》]] -[[《霞の谷の雷神鬼》]] -[[《霞の谷のファルコン》]] **関連リンク [#ufeca463] -[[デッキ集]] -[[ミスト・バレー]] -[[【風属性】]] //-[[【鳥獣族】]] -[[【セルフ・バウンス】]]