*【&ruby(ミスト・バレー){霞の谷};】 [#f671bc93]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#z0fea932]
 [[DUEL TERMINAL]]で登場した、[[ミスト・バレー]]と名のついた[[カード]]群を中心とした[[コントロール]][[デッキ]]。~
 [[カテゴリ]]を直接指定する[[効果]]こそ少ないが、[[風属性]]で統一され、多くの[[カード]]が[[バウンス]]関連の[[効果]]を持つことから[[シナジー]]が期待できる。

 《霞の谷のファルコン/Mist Valley Falcon》
 効果モンスター
 星4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1200
 このカードは、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を
 手札に戻さなければ攻撃宣言できない。

 《霞の谷の雷神鬼/Mist Valley Thunder Lord》
 シンクロ・効果モンスター
 星7/風属性/雷族/攻2600/守2400
 チューナー+チューナー以外の「ミスト・バレー」と名のついたモンスター1体以上
 1ターンに1度、このカード以外の
 自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
 選択した自分のカードを持ち主の手札に戻し、
 このカードの攻撃力をエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
 この効果は相手ターンでも発動できる。

 《霞の谷の神風/Divine Wind of Mist Valley》
 フィールド魔法(制限カード)
 自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、
 自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

**[[デッキ]]構築に際して [#n44d0042]
 構築によって採用する[[ミスト・バレー]]も変わってくる。~
 [[ミスト・バレー]]である恩恵は現状乏しく、最も強力な[[《霞の谷の巨神鳥》]]も主軸とする[[カード]]によっては採用を見送ることもある。~
 また、[[《霞の谷の神風》]]をメインとする場合、[[ミスト・バレー]]というよりも[[風属性]]で[[バウンス]][[カード]]と相性の良いものを重点的に選ぶことになる。~

***[[モンスターカード]]について [#q7cd7267]
―[[ミスト・バレー]]について~
 [[《霞の谷の巨神鳥》]]・[[《ミスト・コンドル》]]の[[効果]]及び、[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ素材]]でのみ指定される[[モンスター]]群。~
 いずれも[[フィールド]]を参照し、採用する場合はこれらに繋げるまでの手段を確保する必要がある。~

-[[下級モンスター]]~
--[[《霞の谷のファルコン》]]~
[[攻撃力]]2000の[[デメリット]][[アタッカー]]であり、その[[デメリット]]もこの[[デッキ]]では[[メリット]]に変換しやすい。~
主に[[バウンス]]能力を生かした[[【セルフ・バウンス】]]寄りの構築や[[《霞の谷の神風》]]を採用したタイプで活かせるだろう。~
また、[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ素材]]や[[《ゴッドバードアタック》]]の[[コスト]]にもできる。~
フル投入が望ましいが[[リクルート]]手段と併せて[[デッキ]]と相談したい。~

--[[《霞の谷の見張り番》]]~
[[通常モンスター]]であり、[[《レスキューラビット》]]・[[《予想GUY》]]からの[[リクルート]]が可能。~
こちらは[[《霞の谷の雷神鬼》]]だけでなく、[[《アーカナイト・マジシャン》]]の[[シンクロ素材]]にも対応する点がポイントとなる。~
[[《レスキューラビット》]]から[[《電光千鳥》]]などの[[エクシーズ召喚]]も狙えるため、採用するならばこちらもフル投入が推奨される。~
ただし、自身は[[バウンス]]に関連する[[効果]]を持たず、他の[[ミスト・バレー]]と異なり[[魔法使い族]]であるため、[[種族]]サポートの連携がやや取りづらい。~

--[[《霞の谷の雷鳥》]]~
[[ステータス]]が低く、単体では連携がとりにくいためほぼ[[《霞の谷の巨神鳥》]]との[[コンボ]]が前提となる。~
また[[《A・ジェネクス・バードマン》]]とで[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]か[[ランク]]3[[エクシーズモンスター]]を即座に[[召喚]]できる。~

-[[チューナー]][[モンスター]]~
--[[《霞の谷の戦士》]]~
[[ステータス]]が半端であるため[[フィールド]]に展開・維持しにくく、[[ミスト・バレー]]の恩恵は[[《ミスト・コンドル》]]への対応程度と扱いにくさが目立つ。~
ただし[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《霞の谷の神風》]]から直接[[リクルート]]でき、[[レベル]]8[[シンクロモンスター]]か[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を使い分けられる。~
また、[[《安全地帯》]]と組み合わせると[[戦闘ダメージ]]は受けてしまうが、ほとんどの[[モンスター]]を[[バウンス]]できる。~

--[[《霞の谷の祈祷師》]]~
こちらは[[レベル]]3なので[[レベル]]4の[[ミスト・バレー]]と[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ素材]]にできる。~
ただし、同[[レベル]]には[[《SRタケトンボーグ》]]から[[リクルート]]可能な[[《SR三つ目のダイス》]]・[[《SR電々大公》]]が存在する。~
[[《霞の谷の神風》]]との[[コンボ]]においても[[《ジェネクス・ブラスト》]]から[[サーチ]]可能な[[《A・ジェネクス・バードマン》]]の方が安定しやすい。~

-[[最上級モンスター]]~
--[[《霞の谷の巨神鳥》]]~
[[フィールド]]の[[ミスト・バレー]]を[[バウンス]]し、[[相手]]の[[カードの効果]]を[[無効]]にできる。~
しかし[[最上級モンスター]]であり、この[[デッキ]]では[[サーチ]]や[[リリース]]要員の確保が難しく、[[フィールド]]に出すのが容易ではない。~
基本的には[[《忍者マスター HANZO》]]で[[《忍法 変化の術》]]を[[サーチ]]して[[特殊召喚]]するか、[[ペンデュラム召喚]]のギミックを採用することになるだろう。~
[[無効]]にできる回数を増やすため、[[《霞の谷の神風》]]や複数の[[ミスト・バレー]][[モンスター]]を[[フィールド]]に維持できる状況を心掛けたい。~

-[[シンクロモンスター]]~
--[[《霞の谷の雷神鬼》]]~
[[フィールド]]の[[カード]]を[[バウンス]]し、[[攻撃力]]をアップさせる事ができる。~
最も注目すべき点は、種類を問わず[[フィールド]]の[[カード]]を[[バウンス]]できる事である。~
この[[カード]]を採用する場合、[[《光の護封剣》]]・[[《ビッグバン・シュート》]]等[[バウンス]]する事に意義がある[[カード]]を多めに採用したい。~
[[シンクロ召喚]]の組み合わせとしては[[レベル]]4・非[[チューナー]]の[[ミスト・バレー]]+[[レベル]]3[[チューナー]]か、[[《霞の谷の戦士》]]+[[《霞の谷の雷鳥》]]で可能。~

―[[ミスト・バレー]]に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]
-[[《ミスト・コンドル》]]~
[[ミスト・バレー]]を[[バウンス]]し、入れ替わりで[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]。~
[[《霞の谷の神風》]]の[[トリガー]]にできるが、[[《A・ジェネクス・バードマン》]]と異なり他の[[風属性]]にも対応せず、[[シンクロ召喚]]に利用しにくい。~
[[レベル]]4・[[風属性]]ゆえに[[《電光千鳥》]]が利用できる点も[[《ハーピィ・ダンサー》]]が存在するため、優先度によって採用の是非を考慮すると良い。~

//―[[《霞の谷の神風》]]と相性の良い[[カード]]~
// 主に[[バウンス]][[効果]]を持った[[モンスター]]や、[[リクルート]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]を採用する。~
// [[バウンス]][[対象]]には[[風属性]][[モンスター]]を選ぶことで、[[《霞の谷の神風》]]の[[発動]]を補助できる。~

//-[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]~
//[[自分]]の[[表側表示]]の[[カード]]を[[手札]]に[[戻す]]事で[[デュエル]]中に一度[[自己再生]]できる[[モンスター]]。~
//[[《終末の騎士》]]の[[効果]]か、[[《ゴッドバードアタック》]]や[[《スワローズ・ネスト》]]の[[リリース]]によって[[墓地]]に送りたい。~

//-[[《ハーピィ・ダンサー》]]~
//単体で[[バウンス]]が可能であり、自身を[[バウンス]]することで少ない[[手札]]で[[《霞の谷の神風》]]の[[効果]]を[[使用]]できる。~
//[[風属性]]・[[鳥獣族]]と言う点でも[[ミスト・バレー]]とサポートを共有しやすい。~

//-[[《A・ジェネクス・バードマン》]]~
//[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[バウンス]]して自身を[[特殊召喚]]できる[[チューナー]]。~
//[[ミスト・バレー]]の名を冠してこそいないが、[[ミスト・バレー]]全般と相性が良い。~
//また、[[《霞の谷のファルコン》]]や[[《霞の谷の見張り番》]]とは[[《霞の谷の雷神鬼》]]を[[シンクロ召喚]]できる。~

//-[[《ジェネクス・ブラスト》]]~
//[[《霞の谷の神風》]]で[[リクルート]]する事で[[《A・ジェネクス・バードマン》]]を[[サーチ]]できる。~
//[[《霞の谷の神風》]]そのものは1[[ターン]]に1度の制約があるものの、[[《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》]]による張替えや、[[《霞の谷の雷神鬼》]]などの[[バウンス]]を用いる事でこれが可能になる。~
//また、[[魔法使い族]]なので[[《霞の谷の見張り番》]]同様[[《アーカナイト・マジシャン》]]が利用できる点でも独自の動きに繋げやすい。~
//ただし、[[特殊召喚]]によってしか[[効果]]を[[発動]]できないため、[[手札]]に来た場合は[[デッキ]]に[[戻す]]か[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[カード]]も採用したい。~
//威力を最大限に発揮するにはこの[[カード]]と[[《A・ジェネクス・バードマン》]]、[[《霞の谷の神風》]]全てを3枚ずつ採用する構成が基本となるため、[[デッキ]]スペースを取り[[手札事故]]も引き起こしやすい点に注意。~

//-[[《エア・サーキュレーター》]]~
//[[攻撃力]]は皆無だが、[[手札交換]][[効果]]を持つ貴重な[[風属性]][[モンスター]]。~
//[[デッキ]]から[[特殊召喚]]したい[[《ジェネクス・ブラスト》]]等の[[風属性]]を戻しつつ、自身を[[バウンス]]することで[[《霞の谷の神風》]]に繋げられる。~
//役割はあくまで[[手札交換]]のみであり、特に初手での[[コンボ]]成功率を大きく分ける[[カード]]と言える。~
//逆に言えば[[デッキ]]が掘り進んでいる中盤以降はあまり活躍の機会がなく、[[ドロー]][[効果]]のみにしか意義が見出せなくなる。~

―その他の[[モンスター]]について

-[[《忍者マスター HANZO》]]~
[[召喚]]時に[[《忍法 変化の術》]]を[[サーチ]]する事で次の[[ターン]]には[[レベル]]7以下の[[鳥獣族]]を[[リクルート]]する事ができる。~
この[[デッキ]]の核である[[《霞の谷の巨神鳥》]]・[[《霞の谷のファルコン》]]はもちろん、[[《ダーク・シムルグ》]]なども併用しやすい。~
また、[[忍法]]はそのほとんどが[[永続罠]]であり、[[バウンス]]とも相性がいい。~
[[特殊召喚]]時の[[効果]]も狙いやすいため、他の[[忍者]]との併用も一考に値する。~

-[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]を間接的に[[墓地へ送る]]、[[《ジェネクス・ブラスト》]]から[[《A・ジェネクス・バードマン》]]を[[サーチ]]するといった動きを[[エクシーズ召喚]]と平行して行える。~
また[[魔法使い族]]ゆえに[[《アーカナイト・マジシャン》]]に、[[闇属性]]ゆえに[[《ダーク・シムルグ》]]の[[コスト]]に対応。~
[[《霞の谷の戦士》]]を[[リクルート]]して[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]]に繋げるのも良い。~
フル投入したが[[サーチ]]先の尽きた[[《テラ・フォーミング》]]でも処理できる面でも相性が良い。~

-[[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]~
展開手段の多さと、[[シンクロ素材]]とする際の[[レベル]]がこの[[デッキ]]と合致しており、加えて[[《霞の谷のファルコン》]]などを[[蘇生]]する事もできる。~
この点は[[《リビングデッドの呼び声》]]とは高い[[シナジー]]を形成しており、[[バウンス]]によって延々と使いまわす事ができる。~
ただし自身は[[特殊召喚]]の手段を持たず、単体では[[手札事故]]を招きやすい。~
[[《忍者マスター HANZO》]]+[[《忍法 超変化の術》]]から[[リクルート]]する、[[《竜の渓谷》]]を採用して[[サーチ]]するのも手か。~

-[[《ダーク・シムルグ》]]~
[[ミスト・バレー]]は[[風属性]]で統一されているが、上記のように相性の良い[[闇属性]]も多く[[特殊召喚]]はそう難しくない。~
そのため共存しやすく、さらに[[チェーン]]に弱い[[《霞の谷の巨神鳥》]]を間接的に補助できる。~
[[《スワローズ・ネスト》]]から[[《霞の谷の巨神鳥》]]を[[リクルート]]できるのも利点。~
また、[[《魔封じの芳香》]]との[[コンボ]]で[[相手]]にだけ[[魔法・罠カード]]の[[発動]]・[[セット]]の封殺を強いることができる。~

//-[[《嵐征竜−テンペスト》]]~
//[[風属性]]を扱うため[[特殊召喚]]及び[[サーチ]][[効果]]の[[使用]]は容易。~
//[[サーチ]]先には[[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]の他に[[ペンデュラム召喚]]型ならば[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]も選択肢となる。~
//[[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[手札]]に戻る[[効果]]も[[《霞の谷の神風》]]の[[トリガー]]に利用できる。~

-[[スピードロイド]]~
主に[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ召喚]]サポートとして採用する。~

--[[《SRベイゴマックス》]]~
[[自分]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在しない場合、[[特殊召喚]]しつつ[[スピードロイド]][[モンスター]]を[[サーチ]]できる。~
[[サーチ]]の筆頭は[[《SRタケトンボーグ》]]であり、[[ミスト・バレー]]と[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]補助にも利用可能。~
[[バウンス]]から繰り返し[[効果]]の[[発動]]を狙っても良い。~

--[[《SRタケトンボーグ》]]~
[[風属性]]が存在するときに[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、自身の[[効果]]で[[スピードロイド]][[チューナー]]を[[リクルート]]できる。~
[[レベル]]4[[ミスト・バレー]]ならば[[《SR三つ目のダイス》]]・[[《SR電々大公》]]を[[リクルート]]することで、[[デメリット]]引っかからずに[[《霞の谷の雷神鬼》]]を[[シンクロ召喚]]できる。~

-[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]~
--[[《アーカナイト・マジシャン》]]~
[[《霞の谷の見張り番》]]とで[[レベル]]7の[[シンクロ召喚]]を行う場合に[[《霞の谷の雷神鬼》]]と使い分けることができる。~
[[シンクロ召喚]]時に[[単体除去]][[効果]]を持つ[[魔力カウンター]]を2つ乗せ、使い切った後は[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]で[[《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》]]の[[融合素材]]にできる。~
[[《SRタケトンボーグ》]]を併用した場合は[[属性]]の制限に引っかかるため、[[《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》]]も採用しておきたい。~

--[[《電光千鳥》]]・[[《Emトラピーズ・マジシャン》]]~
[[《レスキューラビット》]]から[[《霞の谷の見張り番》]]を2体[[リクルート]]することで使い分けられる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#tadaf936]

―[[ミスト・バレー]]の名を持つ[[カード]]~
 [[風属性]][[モンスター]]や[[バウンス]][[カード]]との[[シナジー]]以外では[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[バウンス]][[コスト]]に対応する。~

-[[《霞の谷の神風》]]~
[[風属性]][[モンスター]]を[[バウンス]]することにより、[[レベル]]4以下の[[風属性]][[モンスター]]を[[リクルート]]できる[[フィールド魔法]]。~
[[リクルート]]先には[[《霞の谷のファルコン》]]や[[《霞の谷の巨神鳥》]]と相性の良い[[《霞の谷の雷鳥》]]を選択したい。~

-[[《霞の谷の祭壇》]]~
[[《霞の谷の神風》]]と同じく[[ミスト・バレー]]の名を冠する[[フィールド魔法]]。~
この[[デッキ]]では[[効果]]を活用しにくいが、[[サーチ]]が可能な[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[効果]][[発動]][[コスト]]と割り切れば採用できなくはない。~

―[[バウンス]]と相性の良い[[魔法・罠カード]]~
 [[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]と相性が良い[[カード]]を採用する。~
 下記以外の[[カード]]については[[【セルフ・バウンス】>【セルフ・バウンス】#j748fd3e]]を参考にすると良い。

-[[《光の護封剣》]]・[[《スクリーン・オブ・レッド》]]~
[[相手]]の[[攻撃]]を遮断できる。~
[[《光の護封剣》]]は[[魔法カード]]なので速攻性があるが、[[リバース効果モンスター]]を[[発動]]させてしまう[[デメリット]]もある。~
[[《スクリーン・オブ・レッド》]]は[[エンドフェイズ]]毎の[[ライフコスト]]を[[バウンス]]する事で踏み倒すことが可能。~

-[[《ビッグバン・シュート》]]・[[《安全地帯》]]~
[[相手]]に装備させることで、[[バウンス]]時に[[除去]][[カード]]として機能する。~
[[《ビッグバン・シュート》]]は[[除外]]させることができ、[[自分]]の[[モンスター]]に装備する場合は[[貫通]][[アタッカー]]として利用できる。~
[[《安全地帯》]]は[[耐性]]を付与させることもでき、[[《霞の谷の戦士》]]とも好相性。~

-[[《デモンズ・チェーン》]]~
[[モンスター効果]]を[[無効]]化できる[[永続罠]]であり、繰り返し使い回せるこの[[デッキ]]では相手の展開抑制の要として活躍する。~

-[[《虚無空間》]]~
[[特殊召喚]]を封じる[[永続罠]]であり、[[相手]]にのみ一方的に[[効果]]を押し付けられる。~
[[自壊]]は[[チェーン]]に乗るため、いざと言うときは先出しした[[《霞の谷の雷神鬼》]]で[[自壊]]前に回収することも可能である。~

-[[《リビングデッドの呼び声》]]~
[[バウンス]]によって繰り返しの[[蘇生]]が狙えるため、[[シンクロ素材]]の確保や[[《霞の谷の巨神鳥》]]を復帰させる目的で使える。~
[[《ジェネクス・ブラスト》]]や[[《忍者マスター HANZO》]]の[[サーチ]][[効果]]も利用可能。~
ただし、中盤以降では[[アドバンテージ]]源の一つとなるが、[[墓地を肥やす]]までは持て余しやすく、序盤の展開にも貢献しない。~

-[[《チキンレース》]]~
[[バウンス]]することで毎[[ターン]][[自分]]だけが利用できる[[ドローソース]]と化す。~
ただし[[ライフコスト]]を払い続けることに変わりは無いため、使いどころを間違えると[[自分]]の首を絞めかねない。~
[[《霞の谷の神風》]]は[[制限カード]]だが、これを採用することで持て余しやすかった[[《テラ・フォーミング》]]を腐らせずに済む。~

―その他の[[カード]]~

-[[《スワローズ・ネスト》]]~
[[鳥獣族]]の多い[[ミスト・バレー]]では[[リクルート]]を成立させやすい。~
主に[[《霞の谷のファルコン》]]や、[[《ダーク・シムルグ》]]から[[《霞の谷の巨神鳥》]]を[[リクルート]]する目的で利用したい。~
[[同名カード]]を[[リクルート]]することもでき、[[サクリファイス・エスケープ]]も可能だが、基本的に[[アドバンテージ]]を稼げるわけではない。~
[[自分]]が攻めている、あるいは攻めに転じるタイミングで利用する事になり、[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]とは連携が図りにくいのがネックである。~

-[[《予想GUY》]]~
[[デッキ]]から[[《霞の谷の見張り番》]]を[[リクルート]]できる[[通常魔法]]。~
[[《レスキューラビット》]]と違い1体しか[[リクルート]]できないが[[召喚]]権を確保できるので[[シンクロ召喚]]等に繋げやすい。~

**戦術 [#ic8fe587]
 序盤で[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《霞の谷の雷神鬼》]]を立たせ、上述の永続系の[[カード]]を[[バウンス]]を織り交ぜながら繰り返し利用し、[[ビートダウン]]するのが理想。~
 現状[[《霞の谷のファルコン》]]の確実な[[サーチ]]手段が少ないため、[[《霞の谷の雷神鬼》]]の[[シンクロ召喚]]に繋げる経路も増やしておく。~
 [[《SRタケトンボーグ》]]+[[レベル]]3[[スピードロイド]][[チューナー]]を採用しておくことで、[[特殊召喚]]しやすい[[《霞の谷の見張り番》]]も非[[チューナー]]として優秀な働きができるだろう。~
 これらが揃わない場合は[[《デモンズ・チェーン》]]等で[[相手]]の動きを妨害しつつ、時間を稼ぎながら[[カード]]を揃えて行くしかない。~

 基本的には[[相手]]の動きを牽制しながら[[アドバンテージ]]差を広げていく戦法を取るため、[[《デモンズ・チェーン》]]等は[[発動]]するタイミングが重要となる。~
 [[伏せカード]]を多用する以上、[[全体除去]]で一気に戦術が瓦解してしまうことは避けたい。~
 [[《ハーピィの羽根帚》]]や[[《ツインツイスター》]]対策として[[《スターライト・ロード》]]や[[《大革命返し》]]も用意しておきたいところ。~

***[[《霞の谷の神風》]]について [#c88cbdc7]
 [[制限カード]]であり、1回[[破壊]]された時点でこの[[カード]]のために採用した[[バウンス]]ギミックの大半が腐る事になりやすい。~
 それでも[[《霞の谷のファルコン》]]等、メインから採用する[[カード]]と相性が良いことに変わりはないため、展開手段の一つとしては申し分ない働きをしてくれる。~

―相性の良い[[カード]]~
-[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]~
[[自分]]の[[表側表示]]の[[カード]]を[[手札]]に[[戻す]]事で[[デュエル]]中に1度だけ[[自己再生]]できる[[モンスター]]。~
[[永続罠]]等を回収して再利用しつつ[[特殊召喚]]でき、[[風属性]][[モンスター]]を[[バウンス]]することで[[《霞の谷の神風》]]の[[効果]]を[[発動]]できる。~
[[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[リクルート]]でき、[[《終末の騎士》]]で直接[[墓地へ送る]]ことも可能。~
また、[[《霞の谷のファルコン》]]とは[[《スワローズ・ネスト》]]で互いに[[リクルート]]し合え、[[《ゴッドバードアタック》]]も共有できる。~

-[[《ハーピィ・ダンサー》]]~
単体で[[バウンス]]が可能であり、自身を[[バウンス]]することで少ない[[手札]]で[[《霞の谷の神風》]]の[[効果]]を[[使用]]できる。~
[[風属性]]・[[鳥獣族]]と言う点でも[[ミスト・バレー]]とサポートを共有しやすい。~

-[[《A・ジェネクス・バードマン》]]([[制限カード]])~
[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[バウンス]]して自身を[[特殊召喚]]できる[[チューナー]]。~
[[ミスト・バレー]]の名を冠してこそいないが、[[ミスト・バレー]]全般と相性が良い。~
また、[[《霞の谷のファルコン》]]や[[《霞の谷の見張り番》]]とは[[《霞の谷の雷神鬼》]]を[[シンクロ召喚]]できる。~

-[[《ガルドスの羽根ペン》]]~
[[墓地]]の[[風属性]][[モンスター]]2枚を[[デッキ]]に戻し、[[フィールド上のカード]]1枚を[[バウンス]]する[[効果]]を持つ。~
[[《霞の谷の神風》]]とは[[バウンス]][[対象]]を[[自分]]の[[風属性]]にすることで[[発動]]の[[トリガー]]にもできる。~
また、その際に[[コスト]]で戻した[[風属性]][[モンスター]]をそのまま[[特殊召喚]]できる点でも相性は良好。~
それ以外では[[《霞の谷の見張り番》]]を[[デッキ]]に戻し、[[《予想GUY》]]や[[《レスキューラビット》]]の[[リクルート]][[対象]]を補充する目的でも利用できる。~

-[[《強制脱出装置》]]~
能動的に[[《霞の谷の神風》]]を利用でき、うまくいけば[[サクリファイス・エスケープ]]も狙える。~
単純に[[汎用性]]が高く、また[[《霞の谷の巨神鳥》]]の苦手な高[[攻撃力]]のものに関しては、[[1:2交換>1:1交換]]以上も狙える場合がある。~

**[[デッキ]]の種類 [#w2dccc0b]

***[[《霞の谷の巨神鳥》]]軸 [#hdee436c]
 《霞の谷の巨神鳥/Mist Valley Apex Avian》
 効果モンスター
 星7/風属性/鳥獣族/攻2700/守2000
 魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時に発動できる。
 自分フィールド上に表側表示で存在する
 「ミスト・バレー」と名のついたカード1枚を選択して持ち主の手札に戻し、
 その発動を無効にし破壊する。

 ほぼ全ての[[効果]]に対応する[[無効]]化[[効果]]を持つ[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[特殊召喚]]に特化したタイプ。~
 自身を戻した後も下記の[[カード]]群の特性により、繰り返し[[特殊召喚]]してしぶとく[[フィールド]]に居座らせる事が可能。~
 無論その他の[[ミスト・バレー]][[カード]]を並べることで[[無効]]化できる回数は倍増する。~

―採用する[[カード]]について~
-[[忍者]]~
--[[《忍者マスター HANZO》]]~
[[《忍法 変化の術》]]を[[サーチ]]することで、[[相手]][[ターン]]で即座に[[《霞の谷の巨神鳥》]]を[[特殊召喚]]できる。~
これらのセットはフル投入し、[[《強欲で謙虚な壺》]]や[[《増援》]]等で手早く[[手札]]に加えるのが序盤の動きとなる。~

--[[《成金忍者》]]・[[《黄昏の忍者−シンゲツ》]]~
[[《霞の谷の巨神鳥》]]を[[特殊召喚]]する機会を増やすなら、[[《忍法 変化の術》]]で[[リリース]]する[[忍者]]も増やすと良い。~
前者は[[《忍者マスター HANZO》]]を[[リクルート]]、後者は[[サーチ]]できる。~

-[[忍法]]~
--[[《忍法 変化の術》]]~
[[《忍者マスター HANZO》]]同様フル投入が推奨される。~
[[《霞の谷の巨神鳥》]]が[[破壊]]されてしまったり、自身を[[バウンス]]する事で残った場合は[[《霞の谷のファルコン》]]で再利用できるため、是非とも併用したい。~

--[[《機甲忍法ゴールド・コンバージョン》]]~
[[忍法]]を全て[[破壊]]して2枚[[ドロー]]できる。~
必須ではないが[[《忍者マスター HANZO》]]の[[サーチ]]先を増やしたいならば1枚くらいは投入しても良いか。~

-[[ペンデュラムモンスター]]~
[[ペンデュラムスケール]]を合わせることで、[[《霞の谷の巨神鳥》]]が[[手札]]に戻った後も毎[[ターン]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]できるようになる。~
[[スケール>ペンデュラムスケール]]8で縛りのない[[ペンデュラムモンスター]]は少なく、ある程度候補を絞れる。~

--[[《竜穴の魔術師》]]・[[《竜脈の魔術師》]]~
[[魔術師]]と名が付くため[[《ペンデュラム・コール》]]で即座に2枚を揃えられ、[[《慧眼の魔術師》]]で直接[[ペンデュラムゾーン]]に置くことができる。~
また、それぞれを[[ペンデュラムゾーン]]に置くことで、[[《竜穴の魔術師》]]は[[魔法・罠カード]]、[[《竜脈の魔術師》]]は[[モンスター]][[除去]]を[[手札]][[コスト]]1枚から行える。~

--[[《EMモンキーボード》]]・[[《EMオッドアイズ・ユニコーン》]]~
[[《EMモンキーボード》]]の[[ペンデュラム効果]]で[[《EMオッドアイズ・ユニコーン》]]を即座に[[サーチ]]できるため、これらも2枚セットが望ましい。~
より手早く[[《EMモンキーボード》]]を[[手札]]に加えるため、後述の[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]や、[[デメリット]]はあるが[[《EMドクロバット・ジョーカー》]]も採用できるか。~

--[[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]~
自身の[[ペンデュラム効果]]で[[攻撃力]]1500以下の[[ペンデュラムモンスター]]を[[サーチ]]でき、[[《EMモンキーボード》]]等を[[手札]]に加えやすくなる。~
また、上述の[[ペンデュラムモンスター]]と組み合わせることで、自身も[[ペンデュラム召喚]]からの戦力として活躍が期待できる。~

--[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]~
[[ペンデュラムスケール]]が低めであり、かつ[[モンスター効果]]で[[《忍者マスター HANZO》]]を[[サーチ]]できる。~

--[[《マジェスペクター・ユニコーン》]]~
自身の[[耐性]]が強固であり、[[バウンス]][[効果]]も[[コスト]]に自身を選択することで、[[モンスター]]を[[除去]]しつつ[[《霞の谷の神風》]]の[[トリガー]]としても使える。~
[[ペンデュラムスケール]]も2と低めだが、[[ペンデュラム効果]]を持たないため、基本は[[モンスター効果]]を当てにしたい。~

-[[ミスト・バレー]][[カード]]~
[[フィールド]]に残った[[魔法・罠カード]]を回収できる[[《霞の谷のファルコン》]]や、[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[効果]]を繰り返し使いやすくする[[《霞の谷の雷鳥》]]が候補。~
[[《霞の谷の神風》]]は[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[効果]]と相性が良く、採用する場合2枚目以降の[[《テラ・フォーミング》]]を腐らせないためにも、他の[[フィールド魔法]]も用意しておきたい。~
同じ[[ミスト・バレー]][[カード]]の[[《霞の谷の祭壇》]]や[[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[召喚]]サポートとなる[[《死皇帝の陵墓》]]が候補となる。~

―上記以外の[[魔法・罠カード]]について~
 [[マストカウンター]]には十分注意する必要があり、[[ブラフ]]に掛かりガラ空きになったところを[[全体除去]]されるのは避けたい。~
 この点は[[《スターライト・ロード》]]や[[《デモンズ・チェーン》]]等で的確に対処したいところ。~
 同様に[[カウンター罠]]による[[スペルスピード]]3の[[効果]]は[[無効]]にできないため、キーパーツや必須[[カード]]以外はこちらも[[カウンター罠]]等を採用し対応する。~
 これ以外は[[【ペンデュラム召喚】]]のページも併せて参照したい。~

**[[デッキ]]の派生 [#h83cfe80]
***[[【ファルコンビート】>【セルフ・バウンス】#h01414b6]] [#d9b4f33f]
 [[【メタビート】]]寄りに構築された[[【セルフ・バウンス】]]であり、採用する[[ミスト・バレー]]は基本的に[[《霞の谷のファルコン》]]のみ。~
 それ以外のほとんどが[[《霞の谷のファルコン》]]で[[バウンス]]するための[[魔法・罠カード]]で構築される。~
 詳しくは当該ページを参照。~

***[[【神風ジェネクス】>【セルフ・バウンス】#a8c8c067]] [#q50c4964]
 [[風属性]][[モンスター]]を[[バウンス]]する[[カード]]を多用し、[[《霞の谷の神風》]]を起点に大量展開を行うことに重点を置いたタイプ。~
 現在[[《霞の谷の神風》]]及び[[《A・ジェネクス・バードマン》]]が[[制限カード]]であり、この[[カード]]を主軸とした動きは困難である。~
 前者は[[バウンス]]して使い回すか[[《擬似空間》]]や[[フィールド魔法]]を回収するギミックを投入しておく必要があるが、安定した運用は難しい。~
 詳しくは当該ページを参照。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#dd8c9fce]

***[[《霞の谷の巨神鳥》]]について [#a9eed224]

―[[チェーン]]~
 基本的に[[《天罰》]]・[[《神の通告》]]といった[[カウンター罠]]には対応できない。~
 また、同一[[チェーン]]上では1回しか[[発動]]できない裁定のため、[[スペルスピード]]2の[[カード]]を連発されるのも厳しい。~

 なるべく[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]でこれらの[[カード]]には対処して行きたいが、ピンポイントで[[発動]]できるかは運に拠る所が大きい。~
 また、[[《超融合》]]には注意をしても、なすすべなく[[除去]]されてしまう。~
 [[【E・HERO】]]と戦うときは、常にこの[[カード]]の存在を意識しておかなければならない。

―[[戦闘破壊]]~
 [[《霞の谷の巨神鳥》]]の[[攻撃力]]は2700であり、[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の存在から[[戦闘破壊]]の危険性もある。~
 この点は[[《光の護封剣》]]・[[《デモンズ・チェーン》]]等であらかじめ対策を練っておきたい。

**サンプルレシピ [#kd941c69]
-【霞の谷忍者】公認大会優勝~
http://ocg.xpg.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=117763

**代表的なカード [#kdadfa73]
-[[《霞の谷の巨神鳥》]]
-[[《霞の谷の雷神鬼》]]
-[[《霞の谷のファルコン》]]

**関連リンク [#ufeca463]
-[[デッキ集]]

-[[ミスト・バレー]]

-[[【風属性】]]
//-[[【鳥獣族】]]
-[[【セルフ・バウンス】]]