*【岩石族】 [#j17bb10a] #contents **説明 [#qf72de4c] [[岩石族]][[モンスター]]を主体にした[[種族]]統一[[デッキ]]。~ //+[[《コアキメイル・ウォール》]]・[[《コアキメイル・ガーディアン》]]・[[《コアキメイル・サンドマン》]]の[[自壊]]を防ぎ、[[フィールド]]に維持できる。~ //+[[岩石族]]が[[除外]]されていれば、[[《ロストガーディアン》]]の[[守備力]]がアップする。~ //+[[墓地]][[除外]]により、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]や[[《メガロック・ドラゴン》]]を特殊召喚できる。~ //+[[《荒野》]]で[[攻撃力]]と[[守備力]]がアップする。 //+[[《岩投げアタック》]]で[[ダメージ]]を与え、[[デッキ圧縮]]と[[墓地]]肥やしができる。 //+[[《化石岩の解放》]]で[[除外]]された[[岩石族]]を[[特殊召喚]]できる。~ [[岩石族]]には優秀な[[壁]][[モンスター]]が多いため、戦線を維持することはそれ程の難ではなかったが、[[アタッカー]]不足のために瞬発力に欠けていた。~ [[種族]][[サポートカード]]が存在せず、切り札と呼べるのは[[《ウェポンサモナー》]]から[[サーチ]]できる[[《守護者スフィンクス》]]のみで、[[岩石族]]で統一する意味も利点も少なかった。~ [[【岩石族】]]が一つの形になったのは第四期の[[THE LOST MILLENNIUM]]にて[[《メガロック・ドラゴン》]]が登場してからである。~ [[岩石族]]は[[守備力]]の高い[[モンスター]]が多く、守備を得意とした[[種族]]であったため、[[《メガロック・ドラゴン》]]は反撃の[[カード]]として持ってこいであった。~ そうして生まれたのが我慢に我慢を重ね、[[墓地]]が肥えた所で[[《メガロック・ドラゴン》]]を[[召喚]]し、「一撃必殺」を狙うという[[デッキ]]である。~ サポートには[[除外]]に関連した[[カード]]が多いため[[《メガロック・ドラゴン》]]から更なる展開もうかがえるほか、専用[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[カード]][[《岩投げアタック》]]も存在する。~ また、[[コアキメイル]]からは優秀な[[攻撃力]]1900の[[アタッカー]]を3枚も輩出しており、打点不足を解消しつつ新たに[[【メタビート】]]の要素も獲得している。~ [[《ゴゴゴゴーレム》]][[《ゴゴゴジャイアント》]]のコンビも[[《ジェムナイト・パール》]]の[[エクシーズ召喚]]に長けており、打点を底上げしつつ[[岩石族]]の数を水増しできる。 また、[[守備力]]だけでなく癖のある面白い[[効果]]を持つ[[モンスター]]も少なからず存在している。~ それら[[モンスター]]を使った半ば[[岩石族]]に限定した特殊な[[デッキ]]としては[[【アステカ】]]や[[【バウンス・コントロール】]]が挙げられる。~ その他、[[【ガイア・プレート】]]や[[【ダーク・ガイア】]]、[[【磁石の戦士】]]もこの[[デッキ]]の亜種であり、墓地を利用しての超大型[[モンスター]][[召喚]]とは縁の深い[[種族]]である。 これらは各ページを参照してもらうとして、本項では最も[[岩石族]]への依存度が高いであろう[[《メガロック・ドラゴン》]]をメインに据えた[[デッキ]]を紹介する。~ その戦闘スタイルはまさに「石の上にも三年」と呼ぶに相応しい。~ 《メガロック・ドラゴン/Mega-Rock Dragon》 効果モンスター 星7/地属性/岩石族/攻 ?/守 ? このカードは通常召喚できない。 自分の墓地に存在する岩石族モンスターを除外する事でのみ特殊召喚できる。 このカードの元々の攻撃力と守備力は、特殊召喚時に除外した 岩石族モンスターの数×700ポイントの数値になる。 **基本戦術 [#peeb1afb] 徹底して[[《伝説の柔術家》]]や[[《番兵ゴーレム》]]等の[[壁]][[モンスター]]で守備を固め、戦線を維持。~ さらに、[[《ロックストーン・ウォリアー》]]や[[《コアキメイル・ガーディアン》]]等の[[アタッカー]]で[[ビートダウン]]していく。~ //↑メガロックがメインならギガンテスは通常不採用だと思われるためロックストーン・ウォリアーに変更 ここに[[《縮退回路》]]を絡ませても相当嫌らしいことになる。~ [[墓地]]が肥えた所で切り札を[[特殊召喚]]、「一撃必殺」を通すことを目的とする。~ つまり、[[《メガロック・ドラゴン》]]の[[特殊召喚]]のために、[[墓地]]を肥やし、[[フィールド]]を整えることを第一とする。~ [[墓地]]に[[岩石族]][[モンスター]]を送り込まないことには、戦術の展開が遅くなる一方なので、極力損をしないように、戦線維持に支障が無い程度に[[墓地]]を肥やして行きたい。~ 戦術としては、[[《異次元からの帰還》]]も好相性となる。~ [[《メガロック・ドラゴン》]]の[[召喚]]時に[[除外]]した[[モンスター]]を限界まで[[召喚]]し、一斉攻撃を仕掛けることができる。~ 更に、[[《メガロック・ドラゴン》]]に[[《団結の力》]]を装備させることで[[攻撃力]]は爆発的に高まるだろう。~ **[[デッキ]]構築に際して [#o9c005a1] [[自分]]の[[墓地を肥やす]]ことが重要なので、[[《メタモルポット》]]は半ば必須となるだろう。~ [[デッキ]]構築次第では[[《岩投げアタック》]]や[[《化石岩の解放》]]・[[《魔導雑貨商人》]]や[[《手札抹殺》]]等も有効。~ 戦線維持には、[[岩石族]]が抱える優秀な[[壁]][[モンスター]]を使用する。~ 特に、[[バウンス]][[効果]]を備えた[[《伝説の柔術家》]]と[[《番兵ゴーレム》]]・[[守備力]]2100の[[《黒曜岩竜》]]は優先して起用したい。~ それに[[種族]]統一[[デッキ]]全てに言えることだが、[[《群雄割拠》]]も戦線維持に大きく貢献してくれる。~ また[[【アステカ】]]特化でなくても、[[《モンスターBOX》]]が戦線維持に有効に働いてくれる。~ 単純な[[ダメージ]]だけでなく、[[相手]]は[[《アステカの石像》]]の存在を危惧するようになるので、「新しく[[セット]]された[[モンスター]]を[[攻撃]]し辛い」という心理的なプレッシャーを与えられる。~ [[戦闘破壊]]を避ける目的であれば[[《強者の苦痛》]]でも十分に機能する。 しかし、[[壁]][[モンスター]]だけで戦線が維持できるとも限らないため、[[アタッカー]]の採用も考慮に入れる。~ かつての[[岩石族]]は極端に[[アタッカー]]がおらず、「壁と壺しかいない」種族というべき存在だったが、近年やっと使い勝手の良い[[アタッカー]]が登場しつつある。~ 中でも[[半上級モンスター]]の[[《ビッグ・ピース・ゴーレム》]]や、生ける[[《天罰》]]である[[《コアキメイル・ガーディアン》]]は、高[[攻撃力]]と強力な[[効果]]を併せ持ち大変優秀な[[アタッカー]]である。~ 同じく[[《盗賊の七つ道具》]]を内蔵する[[《コアキメイル・サンドマン》]]、[[《大嵐》]]を内蔵し大量展開が可能な[[《ギガンテス》]]も優秀。~ 維持[[コスト]]や召喚条件を問わないモンスターでは[[《ロックストーン・ウォリアー》]]などが存在するが、上記の[[アタッカー]]陣の[[コスト]]や[[召喚条件]]はいずれも[[岩石族]][[デッキ]]では容易に満たせるものであり、あまり気にする必要はないだろう。~ [[上級モンスター]]を採用したければ、[[除去]][[効果]]を持つ[[《地帝グランマーグ》]]、[[《守護者スフィンクス》]]辺りが採用圏内である。~ 上記以外の[[カード]]では、[[《ロストガーディアン》]]が[[地雷]]として有効。~ [[《メガロック・ドラゴン》]]召喚後に[[セット]]すると、[[守備力]]数千ポイントの凄まじい壁となる。~ 何も知らずに[[攻撃]]してきた[[相手]]に大きな[[反射ダメージ]]を与え、そのまま勝利することも可能だ。~ 現在様々な[[デッキ]]で活躍している[[《N・グラン・モール》]]も、[[種族]]・[[効果]]ともにマッチしているので無理なく投入することができる。 当然、これらの[[モンスター]]も[[墓地]]に落ちた後で[[《メガロック・ドラゴン》]]の[[コスト]]となるために無駄が無い。~ [[サイクル・リバース]][[モンスター]]は、[[《リミット・リバース》]]等で[[蘇生]]させた後[[効果]]を使うことで[[完全蘇生]]となることも覚えておこう。~ また、[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]に関しては、[[《激流葬》]]を入れると良い。~ [[反転召喚]]して[[発動]]、後に[[《メガロック・ドラゴン》]]の[[召喚]]を行えば、[[墓地]]が肥える、[[相手]]の[[モンスター]]はいなくなると、一石二鳥である。~ 強力な[[バウンス]][[効果モンスター]]を抱えるため、[[《縮退回路》]]もその威力を存分に発揮するだろう。~ [[サイクル・リバース]][[モンスター]]と相性のよい[[カード]]としては、高い[[守備力]]を活かしつつ反撃を回避することができる[[《反転世界》]]・[[《右手に盾を左手に剣を》]]。~ [[相手]]の[[モンスター]]を一方的に[[破壊]]できる[[《つり天井》]]、[[守備力]]が1900に満たない[[《番兵ゴーレム》]]を守ることができる[[《くず鉄のかかし》]]。~ 高い[[汎用性]]を持ち、[[表側表示]]になった[[サイクル・リバース]][[モンスター]]のフォローや、[[《メタモルポット》]]等と相性がよい[[《月の書》]]等が挙げられる。~ ちなみに、[[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]一式は[[除外]]と相性が悪いので、良く考えてから使うか使わないかを決めるほうが無難だろう。 **この[[デッキ]]の弱点と対策 [#mfa48ff0] この[[デッキ]]はとにかく[[バーン]][[デッキ]]に弱い。~ [[守備力]]がいくら高くても[[火力]]を防ぐことはできない。~ [[【フルバーン】]]を[[相手]]にしてしまえば[[墓地]]を肥やす前に確実に[[自分]]の[[ライフポイント]]が0になってしまう。~ この事態を防ぐために、[[サイドデッキ]]に[[《デス・ウォンバット》]]を入れておいたほうが良いだろう。~ [[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]の[[特殊召喚]]を防げ、[[岩石族]]でもある[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]も採用すると良い。 [[《ドリルロイド》]]や[[《サイバー・ドラゴン》]]も天敵。~ 前者は[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を完全に蹴散らし、後者は高[[攻撃力]]を持ち、[[バウンス]]をしてもあまり意味がないからである。~ [[《ライトロード・モンク エイリン》]]に至ってはデッキに戻され、[[墓地を肥やす]]ことも許されない。~ 次点では-[[《忍者マスター SASUKE》]][[《ミスティック・ソードマン LV2》]]あたりが弱点となりうる。~ 対策として[[《システム・ダウン》]]や[[《奈落の落とし穴》]]を入れてもいいかもしれない。~ また、[[《右手に盾を左手に剣を》]]を使って殴り倒してしまうという手もある。~ [[《縮退回路》]]と[[バウンス]]を絡めるのも面白いだろう。~ その他、[[《次元の裂け目》]]、[[《マクロコスモス》]]を[[発動]]されたら迷惑極まりない。~ [[墓地]][[除外]]で[[特殊召喚]]する[[《メガロック・ドラゴン》]]であるが、[[モンスター]]が既に[[除外]]されているのでは話にならない。~ [[《右手に盾を左手に剣を》]]を使い[[《ロストガーディアン》]]を強力な[[アタッカー]]にし勝負を決める手もあるが。~ [[《守護者スフィンクス》]]が強力なため、ある程度は戦えるが、[[《砂塵の大竜巻》]]等も入れたほうがよいだろう。~ 壁[[モンスター]]が多いため[[モンスター]]の場持ちがよく[[手札]]が溜まりやすいので、[[バーン]][[デッキ]]や、[[《次元の裂け目》]]、[[《マクロコスモス》]]を除去するために、[[《伝説の柔術家》]]と相性のよい[[【爆風ライザー】]]に近づけてもいいだろう。 **この[[デッキ]]の派生[#o01f2e9e] ***【雑貨転生岩石】 [#y1e4e702] [[デッキ]]の80%近くを[[岩石族]][[モンスター]]で埋め尽くし、[[《魔導雑貨商人》]]で爆発的に[[墓地]]を肥やす[[デッキ]]。~ [[《死者転生》]]で[[《メガロック・ドラゴン》]]を[[手札]]に戻し、「一撃必殺」以外に勝利を見出さないという[[デッキ]]である。~ //***【岩石ガーゼット】 [#n0418f9c] // [[《メガロック・ドラゴン》]]を[[生け贄]]にし、[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]を[[召喚]]する[[デッキ]]。~ // [[《偉大魔獣 ガーゼット》]]の[[攻撃力]]は、[[生け贄]]にした[[モンスター]]の"元々の[[攻撃力]]"の2倍となる。~ // 通常、[[攻撃力]]?の[[モンスター]]を[[生け贄]]にささげた場合[[攻撃力]]は0になる。~ // だがしかし、[[《メガロック・ドラゴン》]]の[[効果]]によって変動する[[攻撃力]]は一時的な数値ではなく、"元々の[[攻撃力]]"。~ // この、両者の"元々の[[攻撃力]]"と言うのがミソで、更に[[攻撃力]]を倍化させることが可能なのである。~ //↑9/15の[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]の裁定により、不可能 ***【ローレベル儀式】 [#n0418f9c] [[儀式召喚]]との[[コンボ]]となる。~ [[《高等儀式術》]]により、[[《太古の壺》]]・[[《はにわ》]]・[[《ポット・ザ・トリック》]]と言った低[[レベル]][[岩石族]][[通常モンスター]]を大量に[[墓地に送る]]。~ その後、それらを[[除外]]して[[《メガロック・ドラゴン》]]を[[召喚]]すれば、速攻で高[[攻撃力]]を得られる。~ [[【高等儀式術】]]も参考のほど。~ ***【地属性/岩石族】 [#zfcc5b6f] [[地属性]]/[[岩石族]]の[[モンスター]]で統一された[[デッキ]]。~ [[岩石族]]には[[地属性]]の[[モンスター]]が多く、[[【地属性】]]のサポートを受けやすい。~ 自身も[[岩石族]]の[[《ギガンテス》]]や[[《岩の精霊 タイタン》]]の活躍を期待できる。~ //また、[[《巨大ネズミ》]]から[[《激昂のムカムカ》]]と[[《ムカムカ》]]を出せるので、打撃力も向上する。~ ***[[【ガイア・プレート】]] [#e40fivk9] 強力な[[岩石族]]の[[最上級モンスター]]である[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を主軸に据えた[[デッキ]]。~ 【岩石族】と同様、[[墓地を肥やす]]事が非常に重要になってくる。~ 爆発力は劣るが、安定性はこちらの[[デッキ]]の方が高いと言えるだろう。~ だがその性質上、[[《メガロック・ドラゴン》]]との共存がし辛い。~ 詳しくは、該当ページ参照。~ ***[[【メタビート】]]型 [#y1a26a6a] [[《コアキメイル・ガーディアン》]]や[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]など[[特殊召喚]]やその起点となる[[モンスター効果]]を封じつつ、[[《一族の結束》]]などで打点をあげビートダウンする[[デッキ]]。~ [[地属性]]/[[岩石族]]の[[モンスター]]で統一することで[[《群雄割拠》]]も採用しやすい。~ また、大量展開された[[シンクロモンスター]]を一枚でリセットできる[[《カオスポッド》]]も候補にあがる。~ ただし、原則こちらも[[特殊召喚]]をおこなわないので[[《メガロック・ドラゴン》]]などとの共存は難しい。~ **代表的なカード [#a3342f64] -[[《メガロック・ドラゴン》]] -[[《メタモルポット》]] -[[《アステカの石像》]] -[[《黒曜岩竜》]] -[[《伝説の柔術家》]] -[[《番兵ゴーレム》]] -[[《ギガンテス》]] -[[《コアキメイル・ガーディアン》]] -[[《コアキメイル・サンドマン》]] -[[《コアキメイル・ウォール》]] -[[《守護者スフィンクス》]] -[[《地帝グランマーグ》]] -[[《ビッグ・ピース・ゴーレム》]] -[[《岩投げアタック》]] -[[《化石岩の解放》]] **関連リンク [#sbe03b42] -[[【アステカ】]] -[[【ガイア・プレート】]] -[[【磁石の戦士】]] -[[【スフィンクス】]] -[[【ダーク・ガイア】]] -[[【爆風ライザー】]] -[[【メタビート】]] -[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] -[[デッキ集]]