モンスターの殆どを機械族で構築したデッキ。
機械族には優秀なモンスターが数多く存在する。
サポートカードも豊富であり、中でも《リミッター解除》は強力。
また、テーマデッキの種類は全種族の中でもトップクラスであり、それらでまとめることも多くなるだろう。
《リミッター解除/Limiter Removal》 速攻魔法（制限カード） このカード発動時に、自分フィールド上に表側表示で存在する 全ての機械族モンスターの攻撃力を倍にする。 この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
―除去
―特殊召喚
―ユニオン
機械族には専用サポートカードも多いが、各テーマデッキのサポートカードも多く、それらでまとめることで一層各モンスターの実力を発揮できる。
どのようなデッキタイプにおいても《リミッター解除》は例外無く必須カードとなる。
上級機械族モンスターを多数採用する【古代の機械】や【巨大戦艦】では《シュレツダー》・《マシンナーズ・フォートレス》の効果を活かしやすい。
《マシンナーズ・フォートレス》は手札補充の早い【ガジェット】・【ビークロイド】においても活躍が期待できる。
ユニオンの《オイルメン》・《強化支援メカ・ヘビーウェポン》はどのデッキにおいても採用しやすく、特に《リミット・リバース》や《地獄の暴走召喚》を採用するデッキとは相性が良い。
《スクラップ・リサイクラー》はデッキからモンスターをピンポイントで墓地に落とすことができ、《マシンナーズ・フォートレス》・《オーバーロード・フュージョン》などと相性が良い。
地属性・機械族のモンスター専用の《貪欲な壺》と言える効果も持っており、【ガジェット】・【マシンナーズ】では手札補充にも使える。
光属性・機械族のモンスターを擁する【サイバー・ドラゴン】や【超時空戦闘機】では《サイバー・エルタニン》・《ジェイドナイト》・《ファルシオンβ》も採用できる。
中でも《サイバー・エルタニン》は切り札として活用できるだろう。
《パワー・ボンド》は機械族の融合モンスターに切り札級の攻撃力を付与でき、【サイバー・ドラゴン】や【ビークロイド】で活躍できるだろう。
《サイバー・ドラゴン》を採用するデッキでは《オーバーロード・フュージョン》で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を融合召喚できることもある。
だが《サイバー・ドラゴン》は現在制限カードであり、これを使うのは《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》を採用する【サイバー・ドラゴン】に限られるだろう。
《オーバーロード・フュージョン》は《ガトリング・ドラゴン》の融合召喚にも使えるため、これを採用する場合は是非とも欲しい。
機械族関連のテーマデッキでは属性が統一されることも多いため、《機甲部隊の最前線》はほとんどのデッキで活用できるだろう。
これまでは特に弱点らしい弱点もなかった。
しかし、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の登場により状況は一変。
融合モンスター故、全てのデッキに苦手とするカードが入る事となる。
如何に《サイバー・ドラゴン》を自分・相手の場に残さない様にするかが鍵となるだろう。