儀式モンスターを主軸としたデッキ。
儀式召喚は他の特殊召喚方法と比較して、手札の消費が激しいが、儀式魔人や《マンジュ・ゴッド》等のサポートカードを中心に、それをいかに軽減するか、取り戻すかが重要になる。
長らく規制による影響は少なかったのだが、【影霊衣】の活躍によって15/01/01に《マンジュ・ゴッド》・《センジュ・ゴッド》・《儀式の準備》の3枚のサーチカードが全て制限カードに指定される。
これにより【儀式召喚】全般で構築を見直す必要が生じることになっている。
属性やカテゴリを指定するため、採用できるデッキが限られるカードについては、デッキの種類とデッキの派生で説明する。
また、多くの儀式モンスターは手札事故および効率性の観点から、複数種を共存させるより1種に絞った専用の構築で運用される事が多い。
そういったものに関しては、各儀式モンスターのページを参照。
ここでは、【儀式召喚】全般で使いやすいカードについて、解説する。
儀式召喚のサポートカードには属性やカテゴリを指定したものも多い。
そのため、軸とするカードによって構築が全く異なる事もある。
以下では各テーマ毎に、相性の良いカードを紹介する。
他の属性に比べ、サポートカードの多い闇属性を中心にしたデッキ。
儀式召喚に限っても、《奈落との契約》や《儀式の供物》がサポートカードとして存在する。
候補となる儀式モンスターは以下の通り。
《奈落との契約》はレベルを丁度にあわせる必要があるため、レベルが分散すると使い分けが難しくなる。
《終末の騎士》と儀式魔人の組み合わせや、《ガガガマジシャン》・《トラゴエディア》のレベル変更効果を活用すると良い。
なおレベル7とレベル1のモンスターを利用すれば、ディスアドバンテージこそ追いやすいものの上記の全てが儀式召喚を狙える。
前者は《冥府の使者ゴーズ》や《ダーク・アームド・ドラゴン》、後者は《儀式魔人ディザーズ》や《ヘル・セキュリティ》・《エフェクト・ヴェーラー》などを用いると良いだろう。
儀式魔人の効果よりも、除去や攻撃力の高さが売りなので、《金華猫》から《儀式の供物》を使いまわしを狙うのも面白い。
属する儀式モンスターも多く、《大地讃頌》をサポートカードとして持つが、強力な儀式モンスターが少ないのが難点となる。
通常モンスターとの併用が前提となっているので、基本的には【高等儀式術】の形となる。
従来の儀式魔法に比べ、手札消費が格段に減った《高等儀式術》を軸としたデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
《サクリファイス》を軸とした、コントロールデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
《闇の支配者−ゾーク》と《終焉の王デミス》を軸とした、モンスター除去主体のビートダウン。
詳しくは該当ページを参照。
儀式モンスター《神光の宣告者》を軸とした、パーミッションデッキ。
【宣告者パーミッション】に、【儀式召喚】の要素を加えたものである。
詳しくは該当ページを参照。
儀式召喚カテゴリであるリチュアを主軸とするデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
儀式召喚カテゴリである影霊衣を主軸とするデッキ。
詳しくは該当ページを参照。
儀式召喚を主軸とする性質上、特殊召喚封じに弱い。
また、儀式召喚にはリリース行為が行われるので、《霧の王》等でそれを封じられるのにも弱い。
儀式召喚自体に時間がかかることから、展開速度の早いデッキには注意が必要である。
当初は儀式召喚自体にディスアドバンテージが生じる事から、《マンジュ・ゴッド》等のサポートカードで辛うじて体裁を保つ状態であった。
《闇の支配者−ゾーク》や《終焉の王デミス》といった強力な儀式モンスターが登場しても、活躍の場は少なかったのである。
しかしSTRIKE OF NEOSにて、手札消費を少なくして儀式召喚を可能にする《高等儀式術》が登場した。
これにより儀式召喚は日の目を浴び、【高等儀式術】がデッキの派生として考案された。
その後《高等儀式術》は制限カードとなり、従来の形に落ち着く。
長らく強化は無かったが、STARDUST OVERDRIVEにて優秀なサポートカードと儀式モンスターが多数登場し大幅に強化された。
特に《儀式魔人リリーサー》によって特殊召喚を対策できるようになったのは、現環境において非常に重要である。
その後は2013/03/01に《高等儀式術》が準制限カードに緩和。
続く2013/09/01で《高等儀式術》が無制限カードになったため、組みやすくなった。
しかしその後、ブースターSP−トライブ・フォース−で強力な影霊衣が登場し、環境を支配。
2015/01/01にて《マンジュ・ゴッド》、《センジュ・ゴッド》、《儀式の準備》が揃って制限カードとなる。
この規制により、専用サポートを持つ【影霊衣】や【リチュア】以外の儀式召喚主体のデッキの安定性が大きく下がることになる。