*【&ruby(きょだいせんかん){巨大戦艦};】 [#ma368647]

#contents

**[[デッキ]]概要 [#a446fd86]
 [[KONAMI]]のシューティングゲーム「グラディウス」シリーズから登場した、[[巨大戦艦]]を軸とした[[デッキ]]。~
 [[《ボスラッシュ》]]や[[《死皇帝の陵墓》]]で、[[戦闘]]で[[破壊されない]]大型[[モンスター]]を次々と展開していく。~

 《ボスラッシュ/Boss Rush》
 永続魔法
 このカードのコントローラーは通常召喚できない。
 自分フィールド上の「巨大戦艦」と名のついたモンスターが
 破壊され墓地に送られたターンのエンドフェイズ時、
 自分のデッキから「巨大戦艦」と名のついたモンスター
 1体を特殊召喚する事ができる。

 《死皇帝の陵墓/Mausoleum of the Emperor》
 フィールド魔法
 お互いのプレイヤーは、アドバンス召喚に必要な
 モンスターの数×1000ライフポイントを払う事で、
 リリースなしでそのモンスターを通常召喚する事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#dc70aed1]
 大まかに分けて、[[《ボスラッシュ》]]での[[特殊召喚]]を軸にする構築と、[[《死皇帝の陵墓》]]での[[通常召喚]]を軸にする構築が考えられる。~
 どちらを採用するかにより、採用すべき[[巨大戦艦]]の種類・枚数も変化する。~
 その他に採用する[[カード]]も含め、どちらを軸とするかを構築段階から考えておきたい。~

***[[モンスターカード]]について [#qdddef28]
-[[巨大戦艦]]~
この[[デッキ]]の主軸であり、全て[[上級モンスター]]である。~
多く[[積む]]と当然[[手札事故]]の可能性が増えるが、逆に少ないと後続がすぐに途絶えてしまう。~
[[《ボスラッシュ》]]と[[《死皇帝の陵墓》]]の存在を考えながら、採用枚数は吟味したい。~

--[[《巨大戦艦 カバード・コア》]]~
[[巨大戦艦]]唯一の[[最上級モンスター]]であり、同時に最高[[攻撃力]]を有する。~
[[《死皇帝の陵墓》]]をメインとする場合は、主力艦として活躍できる。~
[[コイントス]]を当てれば[[カウンター]]が取り除かれないため、運がよければ他の[[巨大戦艦]]よりも長く維持できる。~
[[《ボスラッシュ》]]で[[特殊召喚]]した場合は[[モンスター効果]]は使えないが、その[[攻撃力]]での活躍を見込める。~

--[[《巨大戦艦 ビッグ・コアMk−II》]]~
[[《巨大戦艦 ビッグ・コア》]]の後継艦であり、[[巨大戦艦]]の[[上級モンスター]]では最高の[[攻撃力]]を持つ。~
[[《ボスラッシュ》]]の[[効果]]で、[[カウンター]]の乗る唯一の[[巨大戦艦]]でもある。~
[[半上級モンスター]]なので[[召喚]]しやすく、[[戦闘]]をしなければ[[自壊]]もしない。~
この[[カード]]と[[《ボスラッシュ》]]が[[手札]]に揃うだけで、そのまま後続の展開に繋ぐ事も可能である。~

--[[《巨大戦艦 ビッグ・コア》]]~
[[《ボスラッシュ》]]を軸とする場合、より高い[[攻撃力]]を持ち、[[カウンター]]も乗る[[《巨大戦艦 ビッグ・コアMk−II》]]が存在する。~
こちらは[[召喚に成功した]]時に[[カウンター]]を乗せるため、[[《死皇帝の陵墓》]]をメインとする場合に優先したい。

--[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]~
[[表示形式]]を変更できる[[巨大戦艦]]。~
[[効果]]により多くの[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]でき、他の[[巨大戦艦]]の[[戦闘]]補助としても非常に役に立つ。~
また[[モンスター効果の発動]]に[[カウンター]]が必要ないため、[[《ボスラッシュ》]]・[[《死皇帝の陵墓》]]の両方のタイプに投入できる。~

--[[《巨大戦艦 テトラン》]]~
[[魔法・罠除去]]を行える[[巨大戦艦]]。~
[[モンスター効果の発動]]には[[カウンター]]が必要であるため、[[《ボスラッシュ》]]とは相性が悪い。~
[[《死皇帝の陵墓》]]を採用するタイプでは、[[魔法・罠除去]][[モンスター]]として活躍できるだろう。~

−その他の[[モンスター]]~

-[[リリース]]要員~
[[《ボスラッシュ》]]や[[《死皇帝の陵墓》]]が[[手札]]に来ない場合に[[巨大戦艦]]達の[[召喚]]を行うために必要になる。~
[[《ボスラッシュ》]]を[[発動]]した後は[[通常召喚]]ができなくなるので[[特殊召喚]]可能なものを中心とし、[[リリース]]以外の役割もこなせるものを採用するといい。~

--[[《サイバー・ドラゴン》]]~
[[戦闘]]要員になり、[[アタッカー]]もこなせる。~
[[《オーバーロード・フュージョン》]]で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を出す場合には採用してもいい。~
ただ、[[《ボスラッシュ》]]で[[巨大戦艦]]が残った場合、[[特殊召喚]]はできない。~

--[[《究極封印神エクゾディオス》]]~
[[墓地]]の[[巨大戦艦]]を[[デッキ]]に[[戻し>戻す]]戦線を維持しつつ、[[リリース]]要員にもなる。~

-[[《ボスラッシュ》]][[除去]]要員~
[[《ボスラッシュ》]]の[[デメリット]]を回避し、[[通常召喚]]可能にする。~
ここで上げているのは、どれも[[特殊召喚]]の[[コスト]]として[[《ボスラッシュ》]]の解除を行うので、そのまま[[リリース]]要員として使うことができる。~

--[[《オオアリクイクイアリ》]]~
複数の[[《ボスラッシュ》]]を一度に解除でき[[除去]][[効果]]も持つが、基本的には[[ディスアドバンテージ]]となる。~

--[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]~
[[墓地へ送る]]手段が必要となるが、[[バウンス]]であるため[[《ボスラッシュ》]]の解除と共に再利用ができる。~

--[[《カード・ブレイカー》]]~
[[《オオアリクイクイアリ》]]と同じような感覚で使用できる。~
こちらは[[コスト]]が1枚で良い。~

-[[ペンデュラムモンスター]]~
[[《ボスラッシュ》]]の[[召喚]]制限に引っかからず、[[モンスター]]を展開できる。~
[[手札]]の[[巨大戦艦]]を展開する手段になる他、[[《ボスラッシュ》]]がない場合でも[[リリース]]要員として機能する。~
どのような[[モンスター]]を採用するかは[[デッキ]]タイプによるが、[[《EMオッドアイズ・ユニコーン》]]を採用しているならどの[[巨大戦艦]]でも出せるようになる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#cf73a1a7]
 上記で記したとおり、主に[[《ボスラッシュ》]]を採用するタイプもしくは[[《死皇帝の陵墓》]]を採用するタイプの2つに分かれる。~

 [[《ボスラッシュ》]]を使用する場合はとにかく[[《ボスラッシュ》]]を引かなければ始まらないため、[[《打ち出の小槌》]]や[[《カードトレーダー》]]などで積極的に[[手札交換]]を行いたい。~
 これらの[[カード]]は[[《ボスラッシュ》]]から[[特殊召喚]]する[[巨大戦艦]]達を[[手札]]から[[デッキ]]に[[戻す]]意味でも役に立つ。~

 またその性質上、次々と[[破壊された]][[巨大戦艦]]が[[墓地]]へ送られるため[[《貪欲な壺》]]も相性がいい。~
 あえて[[《貪欲な壺》]]を採用せず[[《オーバーロード・フュージョン》]]を投入し、[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]の[[融合]]を狙うのも面白い。~
 [[手札]]に来てしまった[[巨大戦艦]]を[[《魔法石の採掘》]]あたりで[[捨てつつ>捨てる]][[《ボスラッシュ》]]を回収するのも悪くない。~
 これらの[[キーカード]]をピンポイントで[[サーチ]]できる[[《封印の黄金櫃》]]も欲しいところか。~

 [[巨大戦艦]]が[[除外]]・[[バウンス]]されてしまった場合を考え、[[《サイクロン》]]や[[《ダブル・サイクロン》]]等の[[《ボスラッシュ》]]を[[フィールド]]から離す[[カード]]はなるべく採用したい。~
 もしくは[[《浅すぎた墓穴》]]等の[[巨大戦艦]]を[[特殊召喚]]する[[カード]]でフォローするのもいいだろう。~
 [[《マシン・デベロッパー》]]は[[《ボスラッシュ》]]と共に並べることで[[ジャンクカウンター]]が高速で[[置かれる>置く]]ようになる。~
 ただし[[巨大戦艦]]側の[[レベル]]も高めなので、[[蘇生]][[対象]]となるような[[下級>下級モンスター]][[機械族]]と同時に採用するのがいいだろう。

 [[《名推理》]]なら[[レベル]]を分散させることで[[巨大戦艦]]の[[特殊召喚]]が可能になり、[[《モンスターゲート》]]ならば[[特殊召喚]]した[[下級モンスター]]から[[巨大戦艦]]を出すことも可能になる。~
 これらは[[《ボスラッシュ》]]を妨害せず、[[上級]]以上の[[モンスター]]を大量に採用するこの[[デッキ]]と相性がいい。~

 [[《死皇帝の陵墓》]]の場合は[[《テラ・フォーミング》]]で[[サーチ]]できるため[[手札交換]]の必要性は無いが、[[ライフポイント]]の消費が激しいため[[《ドレインシールド》]]など[[回復]]手段が欲しいところ。~
 [[《非常食》]]は[[ライフ回復]]に加え[[相手]]が[[《死皇帝の陵墓》]]の[[ライフコスト]]の支払いした時点で[[発動]]すれば妨害にも利用できる。~
 [[《非常食》]]を含む[[【やりくりターボ】]]のギミックは、[[ライフ回復]]、[[デッキボトム]]へ[[戻す]][[手札交換]]、[[魔法・罠カード]]を[[フィールド]]から取り除く等、[[《死皇帝の陵墓》]]のみならず[[《ボスラッシュ》]]側でも採用が検討できる。~

 相手が戦艦を[[バウンス]]、[[除外]]する[[カード]]を使用してきたときに回避する方法として、[[《亜空間物質転送装置》]]や、これら弱点となる[[カード]]は[[対象をとる(指定する)効果]]が多いことから、[[《安全地帯》]]を採用する価値は十分にある。~

 また、[[巨大戦艦]]の最高[[攻撃力]]は[[《巨大戦艦 カバード・コア》]]の2500であるため、[[相手]]がそれ以上の[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]を出した場合は太刀打ちできない。~
 このため[[戦闘]]補助や[[除去]][[カード]]もいくつか入れておきたい。~
 [[《死皇帝の陵墓》]]の場合は、[[リリース]]確保も兼ねて、[[《帝王の烈旋》]]は投入するべきだろう。~
 [[《古の森》]]は[[《ボスラッシュ》]]から[[特殊召喚]]された[[巨大戦艦]]と[[デメリット]]が被っており、被害が[[相手]]のみという状況を作ることができるため面白いだろう。~
 [[機械族]]の優秀な[[戦闘]][[サポートカード]]である[[《リミッター解除》]]も上記と同様に[[自壊]]の[[デメリット]]が共通しており扱いやすくなっている。~

//**戦術
//プレイング・動かし方について。

**[[デッキ]]の種類 [#t5a68810]

***[[《進撃の帝王》]]軸 [#r77b5363]
 [[巨大戦艦]]を[[アドバンス召喚]]し、[[《進撃の帝王》]]の[[耐性]]により[[自壊]]を防いで[[戦闘破壊]][[耐性]]も利用可能にする。~
 [[《ボスラッシュ》]]と相性が最悪であるため一切使用せず、[[特殊召喚]]可能な[[《サイバー・ドラゴン》]]等を利用して[[アドバンス召喚]]を補助するタイプである。~

**[[デッキ]]の派生 [#b579d298]
***【除外戦艦】 [#q2ec2609]
 [[【次元帝】]]のギミックを使用し、[[リリース]]確保能力をつけた[[デッキ]]。~
 [[《死皇帝の陵墓》]]と違い[[相手]]に [[効果]]を利用されず[[ライフコスト]]も軽減できるが、その分[[事故]]率が上昇する。~
 また、多くの[[除外]]軸の[[デッキ]]と同様に[[相手]]の[[墓地]]利用を封じる事ができる[[メリット]]も存在する。~
 しかし、[[《ボスラッシュ》]]が使用できない。

**この[[デッキ]]の弱点 [#o68eb2a6]
 [[《ボスラッシュ》]]は[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合しか対応しないため、[[バウンス]]や[[除外]]での[[除去]]で戦線が途絶えてしまう。~
 特に[[巨大戦艦]]が[[フィールド]]から1体も存在しない場合には[[《ボスラッシュ》]]の[[デメリット]]により展開が非常に苦しくなる。~
 そのため、[[《ボスラッシュ》]]を[[フィールド]]から外す手段はなるべく採用しておきたい。~

 [[機械族]]の宿命として、[[《サイバー・ドラゴン》]]も天敵である。~
 [[《ボスラッシュ》]]で展開した[[巨大戦艦]]が対策方法もなく確実に[[除去]]される上、[[相手]]の場には高い[[攻撃力]]を持つ[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]が出てしまう。~

//**この[[デッキ]]の歴史
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる

**代表的なカード [#hd0f2c55]
-[[《ボスラッシュ》]]
-[[《死皇帝の陵墓》]]
-[[《巨大戦艦 カバード・コア》]]
-[[《巨大戦艦 ビッグ・コアMk−II》]]
-[[《巨大戦艦 ビッグ・コア》]]
-[[《巨大戦艦 クリスタル・コア》]]
-[[《巨大戦艦 テトラン》]]

**関連リンク [#i32cf805]
-[[【超時空戦闘機】]]
-[[【フリントロック】]]

-[[巨大戦艦]]

-[[デッキ集]]