【群雄愚者】

デッキの概要

 《アルカナフォース0−THE FOOL》《群雄割拠》を組み合わせたロックデッキ

《アルカナフォース0−THE FOOL/Arcana Force 0 - The Fool》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻   0/守   0
このカードは戦闘によっては破壊されない。
このカードは守備表示にする事ができない。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを1回行い以下の効果を得る。
●表:このカードを対象にする自分の魔法・罠・効果モンスターの効果を
無効にし破壊する。
●裏:このカードを対象にする相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を
無効にし破壊する。
《群雄割拠/Rivalry of Warlords》
永続罠
お互いのプレイヤーはそれぞれ種族が1種類になるように、
フィールド上の自分モンスターを墓地へ送る。
このカードがフィールド上で存在する限り、
お互いに自分のフィールド上に出せるモンスターの種族はそれぞれ1種類だけになる。

 相手フィールド上に攻撃表示《アルカナフォース0−THE FOOL》送りつけ《群雄割拠》相手モンスター召喚を封じる。
 あとは守備表示にできない《アルカナフォース0−THE FOOL》をこちらのモンスターサンドバッグにすればいい。

 《群雄割拠》には「セット」と「反転召喚以外のリバース」を封じる効果が無い。
 が、《アルカナフォース0−THE FOOL》のみを攻撃すればセットモンスターに手を出す(戦闘リバースさせてしまう)必要がなくなるのである。
 ただし、「《アルカナフォース0−THE FOOL》リリースして通常召喚セット」の危険性は残る。
 最近は特殊召喚モンスター下級効果モンスターが主力だが、遭遇は皆無という訳ではないので《聖なる輝き》が欲しいところか。
 また、拘束力は低下するが《御前試合》《カイザーコロシアム》《群雄割拠》の代用として使えるため《群雄割拠》だけでは足りないと思ったらこれらのカードを入れてみるのもいいだろう。
 特に《カイザーコロシアム》は「セット」も封じる事ができ、《群雄割拠》では問題になる相手フィールド上に複数のモンスターが既に存在する場合や相手天使族中心のデッキであってもロックを狙えるので場合によっては《群雄割拠》以上の効果を発揮することもある。
 (相手フィールド上のモンスターがこちらより多い場合、「《アルカナフォース0−THE FOOL》リリースして通常召喚セット」する行為すら制限する事ができる。詳しくは《カイザーコロシアム》の項を参照)

デッキ構築に際して

 《アルカナフォース0−THE FOOL》は幸いにもリクルーターに恵まれた天使族である。
 《シャインエンジェル》《コーリング・ノヴァ》をフル搭載すればサーチには困らないだろう。
 これらリクルーターのおかげでデッキ圧縮もしやすく、コンボに必要なパーツを手早く揃えることもできる。
 もちろんリクルーターをフルに活用するのだから《強制転移》《死のマジック・ボックス》の採用は容易である。

 《群雄割拠》を使う性質上、こちらはやはり天使族で揃えるべきである。
 《豊穣のアルテミス》をはじめとするパーミッション要員を採用するのが最もシンプルなやり方だろう。
 ロックデッキである性質上、カウンター罠の採用は半ば必須のため、さほど無理な構築にはなるまい。
 《天魔神 インヴィシル》を採用するのもいいが、《強制転移》などの邪魔にならないように注意したい。

 コンボのキーパーツである送りつけカードは《強制転移》《死のマジック・ボックス》ももちろんいいが、相手モンスターに依存しない《シエンの間者》も十分採用圏内である。

 それ以外に採用を見込めるカードとして《闇の護封剣》がある。
 相手種族統一デッキを使っていて《群雄割拠》相手モンスターを減らせず、結果《強制転移》発動することすらできないという状況に陥ることもある。
 そんなときに《闇の護封剣》で一度相手モンスター裏側表示にしてしまえば問題なく相手《アルカナフォース0−THE FOOL》送りつけることができる。
 さらに《闇の護封剣》破壊されても相手《群雄割拠》効果反転召喚することができない。

運用に際しての注意点

 このデッキの最大の注意点は《群雄割拠》発動するタイミングにある。
 相手フィールド上にモンスターが1体だけの場合は《強制転移》発動してから、《群雄割拠》発動すればよい。
 (先に《群雄割拠》発動した場合、相手モンスター天使族以外のときに《強制転移》発動できるかは調整中である。)

 厄介なのは相手モンスターが2体以上存在するときである。
 相手モンスターが同じ種族の場合は《群雄割拠》そのものが通用しないが、違う種族の場合でもどちらか片方は残るため、先に挙げた調整中項目の状態に陥る。
 上述した《闇の護封剣》を使えばこの問題は解消できる。

このデッキの弱点

 最も厄介なのは相手天使族を多用してくる場合である。
 当然《群雄割拠》効果が意味を成さなくなるため、こちらの戦術は途端に瓦解する。

 またリクルーターを多用する性質上、《閃光の追放者》《次元の裂け目》は是が非でも避けたい。

 他にも《アルカナフォース0−THE FOOL》フィールドから離されるとロックを崩されてしまうので注意が必要。
 特に《モンスターゲート》などのコストフィールドを離すことはカウンター罠を使っても防ぐことができない。

 なお《群雄割拠》が出ていれば《アルカナフォース0−THE FOOL》リリースして天使族以外のモンスターアドバンス召喚する事は出来ない。(生け贄セット?はできる)

代表的なカード

関連リンク