*【幻獣】 [#s8fac1f0] #contents **[[デッキ]]の説明 [#j8005428] 「[[幻獣]]」と名のついた[[モンスター]]を中心に据えた[[ビートダウン]][[デッキ]]。~ [[幻獣]]は属する[[モンスター]]が非常に少なく、専用サポートとなる[[魔法・罠カード]]も存在しない。~ しかし、[[カード]]間の[[シナジー]]が強く、各種[[幻獣]]に加えそれらと相性の良い[[カード]]を投入するだけで、比較的扱いやすい[[デッキ]]を組むことができる。~ [[幻獣]]はその全てが[[獣戦士族]]・[[獣族]]の[[モンスター]]なので、自然と[[【ビースト】]]に近い構成となる。~ 全体的な[[デッキ]]の特徴としては、[[攻撃]]をしながら[[ダメージ]]を与えるため[[【ビートバーン】]]に近く、[[ライフ]][[アドバンテージ]]を稼ぎやすいのが強みである。~ 《幻獣クロスウィング/Phantom Beast Cross-Wing》 効果モンスター 星4/光属性/獣戦士族/攻1300/守1300 このカードが墓地に存在する限り、 フィールド上に存在する「幻獣」と名のついた モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。 《幻獣ロックリザード/Phantom Beast Rock-Lizard》 効果モンスター 星7/闇属性/獣戦士族/攻2200/守2000 「幻獣」と名のついたモンスターを生け贄に捧げる場合、 このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。 このカードが戦闘で破壊したモンスター1体につき、 相手ライフに500ポイントダメージを与える。 相手がコントロールするカードの効果によって このカードが破壊され墓地へ送られた時、 相手ライフに2000ポイントダメージを与える。 **[[デッキ]]構築に際して [#j8005428] ***[[モンスターカード]]について [#j8b5e1ac] -[[幻獣]]~ [[幻獣]]は[[獣戦士族]]と[[獣族]]が存在しているが、ここでは主に[[獣戦士族]]のものを扱う。~ [[獣族]]も含めたものは[[後述>【幻獣】#x2681383]]。~ --[[《幻獣クロスウィング》]]~ [[墓地]]に存在することで[[フィールド]]の[[幻獣]]の[[攻撃力]]を底上げできる。~ [[幻獣]]の真価はこの[[カード]]によるサポートにあると言っても過言ではなく、3枚積みは確定。~ もちろん、この[[カード]]を効率よく[[墓地]]に落とす方法も用意したい。~ --[[《幻獣ワイルドホーン》]]~ [[攻撃力]]はまずまずと言ったところだが、[[幻獣]]では貴重な[[下級]][[アタッカー]]である。~ さらに[[《幻獣クロスウィング》]]の[[効果]]をフルに受けられれば、[[リリース]]なしで[[攻撃力]]2600の[[貫通]]持ちになる爆発力も持ち合わせている。~ [[幻獣]]の中で最も使い勝手に優れるが、[[サポートカード]]なくしてはその[[攻撃]]性を発揮できないため、必ずしも3枚積みが推奨されるわけではない。~ --[[《幻獣サンダーペガス》]]~ この[[カード]]は守備的な[[カード]]であり、扱いは少々難しい。~ [[《幻獣クロスウィング》]]の[[効果]]を受けても[[守備力]]は上がらず、[[攻撃力]]も最大で1600なのでやや頼りない。~ しかし、[[守備力]]2000のため[[《野性解放》]]で爆発的に[[攻撃力]]を上げられるほか、単純な[[壁]]としても利用でき、[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要員としても有力。~ さらに、[[戦闘破壊]]されると[[効果]]を[[発動]]できない[[《幻獣ロックリザード》]]を[[戦闘破壊]]から守ることもできる。~ 総じて[[《幻獣ロックリザード》]]の投入枚数に左右される[[カード]]と言える。~ [[《幻獣ロックリザード》]]を多めに投入するならこの[[カード]]も多く採用しよう。~ --[[《幻獣ロックリザード》]]~ この[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]となる[[カード]]。~ [[攻撃力]]は低めだが[[《幻獣クロスウィング》]]で強化でき、[[《幻獣サンダーペガス》]]で[[リリース]]確保と[[戦闘]][[耐性]]の付加を行える。~ さらに[[《幻獣ワイルドホーン》]]の[[貫通]][[効果]]と併せて[[ライフ]][[アドバンテージ]]を稼ぎやすい。~ このように、他の[[幻獣]]達と強力な[[シナジー]]を形成しているため、うまく使いこなせれば非常に強力。~ [[リリース]]軽減効果も持っているので2、3枚投入してもさほど[[重く>重い]]はない。~ しかし、あくまでも「[[基本攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]の低い[[最上級モンスター]]」であることを念頭に置こう。~ この[[カード]]を3枚積みするなら[[《幻獣サンダーペガス》]]も多く入れるといい。~ -[[獣戦士族]][[モンスター]] --[[《激昂のミノタウルス》]]~ [[獣戦士族]]の強力なサポートとなる[[モンスター]]。~ [[【ビースト】]]でも十分に強力な[[モンスター]]だが、その[[効果]]で[[ライフポイント]]を削れば[[《幻獣ロックリザード》]]の[[除去]]を躊躇させられるため、この[[デッキ]]ではさらに強力。~ [[デッキ]]の軸にかかわらず、是非とも複数枚[[積み>積む]]たい[[モンスター]]である。~ --[[《イグザリオン・ユニバース》]]~ この[[カード]]も[[貫通]][[効果]]を持っているため、[[《幻獣ワイルドホーン》]]・[[《激昂のミノタウルス》]]との3枚体制でより手堅く[[相手]]の[[ライフ]]を削れる。~ その中でもこの[[カード]]は[[守備力]]が特に高く、[[《野性解放》]]との[[コンボ]]が光る。~ --[[《賢者ケイローン》]]~ [[魔法・罠>魔法・罠カード]]の[[除去]]に乏しいこの[[デッキ]]ではなかなかの活躍が見込める。~ --[[《暗黒のマンティコア》]]~ [[《幻獣ロックリザード》]]が出るまでの中堅[[アタッカー]]として役立つ。~ [[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]を[[コスト]]に[[自己再生]]できると非常に有効である。~ --[[《神獣王バルバロス》]]~ 単体でも[[攻撃力]]の高い[[下級]][[アタッカー]]として扱え、隙あらば[[全体除去]][[効果]]を[[発動]]できる。~ また、後述する[[《スキルドレイン》]]を投入する場合、[[必須カード]]となる。~ その場合、[[《不屈闘士レイレイ》]]や[[《禁じられた聖杯》]]を一緒に投入するのもいいだろう。~ -その他の[[モンスター]] --[[《シャインエンジェル》]]~ [[墓地へ送る]]ことで真価を発揮する[[《幻獣サンダーペガス》]]・[[《幻獣クロスウィング》]]を[[リクルート]]できる。~ これだけでも利用価値があるが、うまくすれば間接的に[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要因としても使える。~ 採用するなら[[《異次元の女戦士》]]・[[《マシュマロン》]]も一緒に投入したい。~ --[[《召喚僧サモンプリースト》]]~ [[幻獣]]の[[下級モンスター]]を[[リクルート]]でき、[[エクシーズ召喚]]にも繋げられる。~ [[コスト]]が[[《賢者ケイローン》]]と一緒なので、両方採用する場合は[[罠カード]]よりも[[魔法カード]]を多く採用したい。~ --[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]・[[《カオス・ソーサラー》]]~ [[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]が[[光属性]]、[[《幻獣ロックリザード》]]が[[闇属性]]なのでこの[[カード]]も採用できる。~ 上記の[[モンスター]]、特に[[光属性]]のものを[[除外]]してしまうのは躊躇われるが、[[モンスター]]の[[除去]]手段に乏しいこの[[デッキ]]ではいざという時非常に有効である。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#od7ed9c6] -[[魔法カード]] --[[《強者の苦痛》]]~ 戦闘補助以外に[[《幻獣サンダーペガス》]]を守りやすくする利点もある。~ [[《一族の結束》]]もいいが、[[獣戦士族]]は[[チューナー]]・[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]に恵まれてないため、実質これらが封じられる形となってしまう。 --[[《野性解放》]]~ 普通に使っても[[獣族]]・[[獣戦士族]]の優秀なサポート[[カード]]だが、[[ライフ]][[アドバンテージ]]を稼ぎやすいこの[[デッキ]]では特に強力。~ [[《幻獣サンダーペガス》]]・[[《幻獣クロスウィング》]]に使うことで[[自壊]][[デメリット]]を軽減できる。~ --[[《神聖なる森》]]~ [[幻獣]]に限定的な[[戦闘破壊]][[耐性]]を付加できる。~ 特に、強化された[[《幻獣ロックリザード》]]と組み合わせれば[[相手]]に大きなプレッシャーを与えられる。~ [[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]が[[墓地]]に送られにくくなってしまうが、[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]確保にも使え、それで[[墓地]]に送ってしまえば問題ない。~ --[[《おろかな埋葬》]]~ [[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]を[[墓地へ送る]]ことができる。~ また、それらが[[手札]]にある場合は[[《暗黒のマンティコア》]]を[[墓地]]に送って[[蘇生]]に繋げるのもいい。~ --[[《手札抹殺》]]・[[《手札断殺》]]~ [[《おろかな埋葬》]]と同様に、[[墓地]]を肥やす手段として役立つ。~ こちらは[[手札]]交換が行えるのが強みである。~ 一方で注意すべきは[[相手]]の[[墓地]]を肥やしてしまう点。~ [[幻獣]]以上に[[墓地アドバンテージ]]を得られる[[カード]]や、それを持つ[[デッキ]]は非常に多い。~ --[[《月の書》]]~ 汎用性の高さは勿論だが、[[《幻獣ワイルドホーン》]]との[[シナジー]]や、各種[[リバース効果]]の再利用も狙える。~ [[《幻獣ロックリザード》]]は[[守備力]]が高めであるため、苦手とする[[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]等の[[除去]]に対する緊急回避手段としても使いやすい。~ -[[罠カード]] --[[《サンダー・ブレイク》]]~ [[手札]]の[[《幻獣クロスウィング》]]などを[[墓地]]に送りつつ[[相手]]の[[カード]]を[[破壊]]できる。~ この[[カード]]に限らず、[[魔法・罠カード]]のスロットには[[除去]][[カード]]を何枚か入れておこう。~ --[[《魔法の筒》]]~ 大きな[[ライフ・アドバンテージ]]を狙える攻防一体の[[バーン]][[カード]]。~ [[《幻獣ロックリザード》]]擁する【幻獣】においてはこれかいずれかを[[エンドカード]]へと押し上げる強力な存在。~ そもそも[[《幻獣ロックリザード》]]の[[効果]]自体[[ライフ]]の多い相手には無意味であるため、軸として機能させるには高速で[[ライフ]]を削れる[[カード]]の存在が必要不可欠である。~ --[[《幻獣の角》]]~ [[戦闘]]で得られる[[アドバンテージ]]が加速的に増加するため、その名を冠するだけあって相性が良い。~ 低めの基礎[[攻撃力]]を補う[[コンバットトリック]]として重宝するが、[[アタッカー]]の比率によっては前述の[[《神聖なる森》]]あるいは[[《強者の苦痛》]]といった[[カード]]のほうが優先される場合もある。~ --[[《追い剥ぎゴブリン》]]~ [[貫通]][[効果]]を持った[[モンスター]]を複数採用しやすいこの[[デッキ]]ではその性能を存分に発揮できる。~ [[除去]]に乏しくとも[[相手]]の反撃手段そのものを封じてしまえれば押し切れるので[[シナジー]]は抜群。~ --[[《スキルドレイン》]]~ [[墓地]]で[[効果]]を発揮する[[カード]]が多いので、[[相手]]にのみ大きな痛手を負わせられる。~ [[《幻獣ワイルドホーン》]]の[[貫通]][[効果]]と[[《幻獣ロックリザード》]]の1つ目の[[バーン]][[効果]]は使えなくなってしまうが、[[《幻獣クロスウィング》]]のサポートを受けさせればあまり問題はないだろう。~ [[《有翼幻獣キマイラ》]]を軸にした場合も有効に機能する。~ --[[《連鎖破壊》]]~ [[《幻獣クロスウィング》]]の[[召喚]]時に[[発動]]することで、即座に[[幻獣]]の[[全体強化]]に繋げられる。~ その[[《幻獣クロスウィング》]]も[[攻撃力]]1900の[[アタッカー]]として活用できるようになる。~ [[《幻獣サンダーペガス》]]のサポートとしても有効だが、[[攻撃力]]を考えると[[相手]]の反撃が痛いかもしれない。~ --[[《王宮のお触れ》]]・[[《トラップ・スタン》]]~ 最近は[[《次元幽閉》]]や[[《強制脱出装置》]]など[[破壊]]以外の除去が多くなっている為、上記のカードを諦めてこれらを採用するのもアリだろう。~ [[魔法カード]]の比率を上げることで、[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《賢者ケイローン》]]の[[コスト]]を確保しやすい。 //**戦術 [#ic8fe587] //プレイング・動かし方について。 **[[デッキ]]の種類 [#x2681383] ***[[獣戦士族]]・[[獣族]]混合型 [#u033df11] [[獣族]]の[[モンスター]]を混ぜることで戦術の幅を広げた型。~ [[獣族]]以外の[[モンスター]]を採用することもできる。~ どちらかと言えば、[[【ビースト】]]を軸に各[[幻獣]]を投入した感じだろう。~ ***[[《幻獣王ガゼル》]]多用型 [#oe2d69fe] [[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要員として、[[《巨大ネズミ》]]から[[リクルート]]でき[[《思い出のブランコ》]]などで使いまわせる[[《幻獣王ガゼル》]]をメインに据えた型。~ [[《幻獣王ガゼル》]]自身も、[[《幻獣クロスウィング》]]が[[墓地]]に3枚揃っていれば[[攻撃力]]2400になるので意外と侮れない。~ また、[[《レスキューラビット》]]から[[攻撃力]]2400の[[モンスター]]を2体展開でき、[[エクシーズ召喚]]に繋げられる。~ 採用する場合は[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]も3枚積みしたい。 //***[[《有翼幻獣キマイラ》]]軸 [#lb1b789b] // [[融合召喚]]が軸となるので、[[《沼地の魔神王》]]は当然3枚投入。~ // [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]も採用しておきたいところだが、[[手札事故]]の可能性も考えると[[《バフォメット》]]を2枚は採用しておきたい。~ // [[《E・HERO プリズマー》]]についても同様である。~ // [[《有翼幻獣キマイラ》]]の[[効果]]を最大限に発揮するために、[[《野性解放》]]・[[《融合回収》]]・[[《再融合》]]などを使うと面白い。~ // もちろん、[[手札]]で腐ったそれらを[[除去]]に変えられる[[《賢者ケイローン》]]も複数枚採用しておくといい。~ // [[《王宮の鉄壁》]]を採用しておくと、[[除外]]対策ができると同時に[[《再融合》]]も使いやすくなる。~ //↑さすがにここまでいくとデッキがまったく違うだろ //**[[デッキ]]の派生 //***【(デッキ名)】 //特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。 **この[[デッキ]]の弱点 [#o096ab95] [[モンスター]][[効果]]による[[除去]]が少ないので、[[攻撃宣言]]反応型[[罠>罠カード]]に引っ掛かりやすい。~ 中でも、[[《次元幽閉》]]は[[《幻獣ロックリザード》]]の[[効果]]を発揮できず、かなり苦手な[[カード]]である。~ また、[[墓地]]で[[効果]]を発揮する[[カード]]が多いため、[[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]][[カード]]は致命的。~ これらの対策としての意味も込めて、[[魔法・罠カード]]には[[相手]]の[[カード]]を[[除去]]できる[[カード]]を多めに投入しよう。~ [[《王宮のお触れ》]]を採用してもいいが、[[《スキルドレイン》]]や[[《追い剥ぎゴブリン》]]との兼ね合いには注意。~ そして[[幻獣]]は、[[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]が[[墓地]]に送られてからが本領発揮であり、それまでは[[下級]]の[[獣戦士族]][[モンスター]]などで戦線を維持することになる。~ そのため全体的に展開が遅く、[[【BF】]]などに素早い展開に持ち込まれると、そのまま押し切られて敗北することも多いだろう。~ それらとの[[デュエル]]を意識するなら、[[《スキルドレイン》]]や[[《群雄割拠》]]などの[[メタ]]要素を盛り込むのもいい。~ **代表的なカード [#a2d56eef] -[[《幻獣クロスウィング》]] -[[《幻獣ワイルドホーン》]] -[[《幻獣サンダーペガス》]] -[[《幻獣ロックリザード》]] **関連リンク [#rdf93c0f] -[[【獣戦士族】]] -[[【ビースト】]] -[[デッキ集]]