*【幻獣】 [#s8fac1f0]

#contents

**[[デッキ]]の説明 [#j8005428]
 「[[幻獣]]」と名のついた[[モンスター]]を中心に据えた[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 [[幻獣]]は属する[[モンスター]]が非常に少なく、専用サポートとなる[[魔法・罠カード]]も存在しない。~
 しかし、[[カード]]間の[[シナジー]]が強く、各種[[幻獣]]に加えそれらと相性の良い[[カード]]を投入するだけで、比較的扱いやすい[[デッキ]]を組むことができる。~
 [[幻獣]]はその全てが[[獣戦士族]]・[[獣族]]の[[モンスター]]なので、自然と[[【ビースト】]]に近い構成となる。~
 全体的な[[デッキ]]の特徴としては、[[攻撃]]をしながら[[ダメージ]]を与えるため[[【ビートバーン】]]に近く、[[ライフ]][[アドバンテージ]]を稼ぎやすいのが強みである。~

 《幻獣クロスウィング/Phantom Beast Cross-Wing》
 効果モンスター
 星4/光属性/獣戦士族/攻1300/守1300
 このカードが墓地に存在する限り、
 フィールド上に存在する「幻獣」と名のついた
 モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。

 《幻獣ロックリザード/Phantom Beast Rock-Lizard》
 効果モンスター
 星7/闇属性/獣戦士族/攻2200/守2000
 「幻獣」と名のついたモンスターを生け贄に捧げる場合、
 このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。
 このカードが戦闘で破壊したモンスター1体につき、
 相手ライフに500ポイントダメージを与える。
 相手がコントロールするカードの効果によって
 このカードが破壊され墓地へ送られた時、
 相手ライフに2000ポイントダメージを与える

**[[デッキ]]構築に際して [#j8005428]
***各[[幻獣]]について [#g5dba94d]
 [[幻獣]]は[[獣戦士族]]のものと[[獣族]]のものが存在しているが、主力となるのは[[獣戦士族]]のものである。~
 したがって、まずは[[デッキ]]の軸を決めてしまうといいだろう。~
-[[獣戦士族]]で統一した場合、[[《一族の結束》]]による[[全体強化]]と[[《群雄割拠》]]による[[相手]][[モンスター]]の抑制ができる。~
-[[獣戦士族]]と[[獣族]]が混在する構成の場合、有力な[[獣族]][[モンスター]]が使用でき、他の[[種族]]の[[モンスター]]を投入することもできる。~
 この場合、さらに他の構成が考えられる。[[詳細は下述>【幻獣】#x2681383]]~

 以下に、各[[幻獣]]についての特徴を述べる。~

-[[獣戦士族]]の[[幻獣]]
--[[《幻獣クロスウィング》]]~
[[墓地]]に存在することで[[フィールド]]の[[幻獣]]の[[攻撃力]]を底上げできる。~
[[幻獣]]の真価はこの[[カード]]によるサポートにあると言っても過言ではなく、3枚積みは確定。~
もちろん、この[[カード]]を効率よく[[墓地]]に落とす方法も用意したい。~

--[[《幻獣ワイルドホーン》]]~
[[攻撃力]]はまずまずと言ったところだが、[[幻獣]]では貴重な[[下級]][[アタッカー]]である。~
さらに[[《幻獣クロスウィング》]]の[[効果]]をフルに受けられれば、[[リリース]]なしで[[攻撃力]]2600の[[貫通]]持ちになる爆発力も持ち合わせている。~
[[幻獣]]の中で最も使い勝手がよく、こちらも3枚積み確定だろう。~

--[[《幻獣サンダーペガス》]]~
この[[カード]]は守備的な[[カード]]であり、扱いは少々難しい。~
[[《幻獣クロスウィング》]]の[[効果]]を受けても[[守備力]]は上がらず、[[攻撃力]]も最大で1600なのでやや頼りない。~
しかし、[[守備力]]2000のため[[《野性解放》]]で爆発的に[[攻撃力]]を上げられるほか、単純な[[壁]]としても利用でき、[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要員としても有力。~
さらに、[[戦闘破壊]]されると[[効果]]を[[発動]]できない[[《幻獣ロックリザード》]]を[[戦闘破壊]]から守ることもできる。~
総じて[[《幻獣ロックリザード》]]の投入枚数に左右される[[カード]]と言える。~
[[《幻獣ロックリザード》]]を多めに投入するならこの[[カード]]も多く採用しよう。~

--[[《幻獣ロックリザード》]]~
この[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]となる[[カード]]。~
[[攻撃力]]は低めだが[[《幻獣クロスウィング》]]で強化でき、[[《幻獣サンダーペガス》]]で[[リリース]]確保と[[戦闘]][[耐性]]の付加を行える。~
さらに[[《幻獣ワイルドホーン》]]の[[貫通]][[効果]]と併せて[[ライフ]][[アドバンテージ]]を稼ぎやすい。~
このように、他の[[幻獣]]達と強力な[[シナジー]]を形成しているため、うまく使いこなせれば非常に強力。~
[[リリース]]軽減効果も持っているので2、3枚投入してもさほど[[重く>重い]]はない。~
しかし、あくまでも「[[基本攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]の低い[[最上級モンスター]]」であることを念頭に置こう。~
この[[カード]]を3枚積みするなら[[《幻獣サンダーペガス》]]も多く入れるといい。~

-[[獣族]]の[[幻獣]]

--[[《幻獣王ガゼル》]]~
単体での性能は微妙と言わざるを得ないが、この[[カード]]に合わせた構築をするとかなりの活躍ができる。~
[[《幻獣クロスウィング》]]の[[効果]]で最大[[攻撃力]]2400となるため、[[《幻獣ワイルドホーン》]]に次ぐ[[下級]][[アタッカー]]として利用でき、その点で[[《幻獣サンダーペガス》]]より扱いやすい。~
さらに[[《巨大ネズミ》]]にも対応しており、奇襲[[攻撃]]が可能なうえ[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要因としても有力。~
[[獣戦士族]]・[[獣族]]の[[下級]][[通常モンスター]]を増やした構成も面白い。~
[[《黙する死者》]]や[[《思い出のブランコ》]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]することで[[リリース]]が確保でき、[[《戦線復活の代償》]]の[[コスト]]にして[[《幻獣ロックリザード》]]を使いまわすのも強力。~
[[獣戦士族]]・[[獣族]]の[[下級]][[通常モンスター]]には[[攻撃力]]の高いものがそろっているので、構築は比較的容易だろう。~

--[[《有翼幻獣キマイラ》]]~
通常の【幻獣】ではこの[[カード]]の活用はかなり難しい。~
[[融合モンスター]]なので通常[[デッキ]]を圧迫しないが、だからと言ってとりあえず用意しておけば役に立つというわけでもない。~
[[融合素材]]の[[《バフォメット》]]が[[上級モンスター]]なので、基本的には[[手札融合]]を狙うか[[《沼地の魔神王》]]を活用することになる。~
大量の[[手札]]を使用して[[召喚]]しても[[《幻獣ロックリザード》]]に[[攻撃力]]で劣っており、[[効果]]も攻撃的とは言えない。~
したがって、この[[カード]]を活用したい場合は専用[[デッキ]]を組むのが一番いいだろう。~
[[《幻獣クロスウィング》]]が[[墓地]]にそろっていれば[[攻撃力]]3000であり、[[破壊]]されても[[攻撃力]]2400の[[モンスター]]を残せるのは単純に考えて十分に強い。~
自身の[[効果]]と[[《融合回収》]]を併用すれば[[破壊]]されても再び[[融合召喚]]できる。~
その場合、[[墓地]]にはこの[[カード]]が残ったままになるので、[[《再融合》]]で使いまわしてもいい。~
[[《野性解放》]]と組み合わせればさらなる爆発力を生み、[[自壊]][[デメリット]]も自身の[[効果]]で軽減できる。~

***[[モンスターカード]]について [#j8b5e1ac]
-[[獣戦士族]]の[[モンスター]]

--[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]・[[《コアキメイル・ウルナイト》]]~
どちらも[[攻撃力]]2000の[[下級]][[アタッカー]]であるが、[[《コアキメイル・ウルナイト》]]は実質[[効果]]のない[[モンスター]]となる。~
[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]は各種[[通常モンスター]]のサポートを受けられるうえ、[[自壊]][[デメリット]]がない。~
だが[[守備力]]が低いので[[《野性解放》]]の[[効果]]を活かしづらく、[[表示形式]]変更[[効果]]にも弱い。~
一方で[[《コアキメイル・ウルナイト》]]は[[手札]]に[[獣戦士族]]がなければ[[自壊]]してしまうが、[[守備力]]が高いため[[《野性解放》]]の[[効果]]を活かしやすく、[[表示形式]]変更にもある程度強い。~
どちらを優先するかは[[デッキ]]の軸によるだろう。~
[[獣戦士族]]で統一するなら維持しやすくて爆発力も望める[[《コアキメイル・ウルナイト》]]を優先。~
[[獣族]]を混ぜるなら、[[《幻獣王ガゼル》]]と[[通常モンスター]]用のサポートを共有できる[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]を優先するといい。~

--[[《ブラッド・ヴォルス》]]・[[《剣闘獣アンダル》]]~
[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]に次ぐ[[下級]][[通常モンスター]]として採用できる。~
とはいえ、これらが入るの構成は[[《幻獣王ガゼル》]]を採用した場合に限られるだろう。~
そのため、[[獣戦士族]]である意義は薄い。~

--[[《激昂のミノタウルス》]]~
[[獣戦士族]]の強力なサポートとなる[[モンスター]]。~
[[【ビースト】]]でも十分に強力な[[モンスター]]だが、その[[効果]]で[[ライフポイント]]を削れば[[《幻獣ロックリザード》]]の[[除去]]を躊躇させられるため、この[[デッキ]]ではさらに強力。~
[[デッキ]]の軸にかかわらず、是非とも複数枚[[積み>積む]]たい[[モンスター]]である。~

--[[《イグザリオン・ユニバース》]]~
この[[カード]]も[[貫通]][[効果]]を持っているため、[[《幻獣ワイルドホーン》]]・[[《激昂のミノタウルス》]]との3枚体制でより手堅く[[相手]]の[[ライフ]]を削れる。~
その中でもこの[[カード]]は[[守備力]]が特に高く、[[《野性解放》]]との[[コンボ]]が光る。~

--[[《賢者ケイローン》]]~
[[魔法・罠>魔法・罠カード]]の[[除去]]に乏しいこの[[デッキ]]ではなかなかの活躍が見込める。~
特に、[[《有翼幻獣キマイラ》]]を軸にする場合、[[手札]]で腐った[[《融合回収》]]などを有効活用できる。~

--[[《暗黒のマンティコア》]]~
[[《幻獣ロックリザード》]]が出るまでの中堅[[アタッカー]]として役立つ。~
[[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]を[[コスト]]に[[自己再生]]できると非常に有効である。~

--[[《神獣王バルバロス》]]~
単体でも[[攻撃力]]の高い[[下級]][[アタッカー]]として扱え、隙あらば[[全体除去]][[効果]]を[[発動]]できる。~
また、後述する[[《スキルドレイン》]]を投入する場合、[[必須カード]]となる。~
その場合、[[《不屈闘士レイレイ》]]や[[《禁じられた聖杯》]]を一緒に投入するのもいいだろう。~

--[[《千年原人》]]~
[[通常モンスター]]のサポートを活用でき、[[《正統なる血統》]]で[[蘇生]]させると強力。~
ただし、これらは[[《幻獣王ガゼル》]]を投入する場合に採用できるギミックなので、こちらも[[獣戦士族]]である意義は薄い。~

-[[獣族]]の[[モンスター]]

--[[《巨大ネズミ》]]~
[[《幻獣王ガゼル》]]を[[リクルート]]できる。~
この[[カード]]を投入する場合、他にも[[リクルート]]先を用意しておきたい。~
[[《コアラッコ》]]や[[《レスキューキャット》]]などが有力だろう。~

--[[《怒れる類人猿》]]・[[《暗黒の狂犬》]]~
[[攻撃力]]の高い[[下級]][[アタッカー]]として採用できる。~
どちらも[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]を投入したうえで採用することになるが、どちらを使うかは[[デッキ]]の[[通常モンスター]]の比率と相談しよう。~

--[[《素早いモモンガ》]]・[[《ハイエナ》]]~
一度に複数体の[[モンスター]]を[[リクルート]]できるので、[[幻獣]]以外の[[リリース]]要因として活用できる。~
基本的には[[《素早いモモンガ》]]が優先されるだろう。~

--[[《X−セイバー エアベルン》]]~
この[[デッキ]]にも[[シンクロ召喚]]のギミックを取り入れることができる。~
この[[カード]]を採用する場合、他の[[レベル]]3以下の[[獣族]][[モンスター]]と[[《レスキューキャット》]]を投入してもいい。~
[[《レスキューキャット》]]は[[制限カード]]ではあるが、[[《巨大ネズミ》]]からも呼べるので使い勝手はいい。~
候補となる[[レベル]]3以下の[[モンスター]]は、前述の[[《素早いモモンガ》]]や[[《コアラッコ》]]などがいいだろう。~
また、[[《デス・コアラ》]]を採用してもい。~
[[《幻獣ロックリザード》]]などの[[効果]]と併せることで、より高速で[[相手]]の[[ライフ]]を削ることができる。~
が、残念ながら後に[[《レスキューキャット》]]は[[禁止カード]]となってしまった。~

--[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]~
この[[デッキ]]では貴重となる、[[除去]][[効果]]を持った[[モンスター]]である。~
また、[[デッキデス]][[効果]]も有効で、[[《幻獣クロスウィング》]]や[[《幻獣サンダーペガス》]]を[[墓地に送れ>墓地に送る]]ればおいしいだろう。~
[[《幻獣王ガゼル》]]などが[[墓地]]に落ちれば[[蘇生]]に繋げられる。~

--[[《ビッグ・コアラ》]]~
[[《正統なる血統》]]などを使用する場合に採用候補となる。~
単純な[[攻撃力]]では[[《千年原人》]]に劣るものの、[[融合]]のギミックを用いる場合、[[《マスター・オブ・OZ》]]を[[特殊召喚]]しても面白い。

-その他の[[種族]]の[[モンスター]]

--[[《シャインエンジェル》]]~
[[墓地に送る]]ことで真価を発揮する[[《幻獣サンダーペガス》]]・[[《幻獣クロスウィング》]]を[[リクルート]]できる。~
これだけでも利用価値があるが、うまくすれば間接的に[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要因としても使える。~

--[[《沼地の魔神王》]]~
[[《有翼幻獣キマイラ》]]を使う場合の[[必須カード]]となる[[モンスター]]。~
[[《バフォメット》]]は[[種族]]・[[属性]]ともにこの[[デッキ]]と噛み合わないので、基本は[[《融合》]]を[[サーチ]]できるこちらを優先したい。~
[[《バフォメット》]]はこの[[カード]]の4枚目以降の扱いで構わないだろう。~

--[[《カオス・ソーサラー》]]~
[[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]が[[光属性]]、[[《幻獣ロックリザード》]]が[[闇属性]]なのでこの[[カード]]も採用できる。~
上記の[[モンスター]]、特に[[光属性]]のものを[[除外]]してしまうのは躊躇われるが、[[モンスター]]の[[除去]]手段に乏しいこの[[デッキ]]ではいざという時非常に有効である。~
また、[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]や[[《イグザリオン・ユニバース》]]を[[コスト]]にしてもいい。~

***[[魔法・罠カード]]について [#od7ed9c6]
-[[魔法カード]]

--[[《野性解放》]]~
普通に使っても[[獣族]]・[[獣戦士族]]の優秀なサポート[[カード]]だが、[[ライフ]][[アドバンテージ]]を稼ぎやすいこの[[デッキ]]では特に強力。~
[[《幻獣サンダーペガス》]]・[[《幻獣クロスウィング》]]に使うことで[[自壊]][[デメリット]]を軽減できる。~
また、[[《有翼幻獣キマイラ》]]を[[自壊]]させることで波状[[攻撃]]を仕掛けることもできる。~

--[[《神聖なる森》]]~
[[獣族]]・[[獣戦士族]]の[[モンスター]]に限定的な[[戦闘破壊]][[耐性]]を付加できる。~
特に、強化された[[《幻獣ロックリザード》]]と組み合わせれば[[相手]]に大きなプレッシャーを与えられる。~
[[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]が[[墓地]]に送られにくくなってしまうが、[[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]確保にも使え、それで[[墓地]]に送ってしまえば問題ない。~
ただし、[[《巨大ネズミ》]]とは相性が悪い点に注意。~

--[[《おろかな埋葬》]]~
[[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]を[[墓地に送る]]ことができる。~
また、それらが[[手札]]にある場合は[[《暗黒のマンティコア》]]を[[墓地]]に送って[[蘇生]]に繋げるのもいい。~

--[[《手札抹殺》]]・[[《手札断殺》]]~
[[《おろかな埋葬》]]と同様に、[[墓地]]を肥やす手段として役立つ。~
こちらは[[手札]]交換が行えるのが強みである。~

--[[《融合回収》]]~
[[《有翼幻獣キマイラ》]]のサポートとして特に優秀な[[カード]]。~
この[[カード]]を使用する場合は複数枚の[[《有翼幻獣キマイラ》]]を用意しておこう。~
[[手札]]で腐った場合に、[[《賢者ケイローン》]]なども用意しておきたい。~

-[[罠カード]]

--[[《サンダー・ブレイク》]]~
[[手札]]の[[《幻獣クロスウィング》]]などを[[墓地]]に送りつつ[[相手]]の[[カード]]を[[破壊]]できる。~
この[[カード]]に限らず、[[魔法・罠カード]]のスロットには[[除去]][[カード]]を何枚か入れておこう。~

--[[《追い剥ぎゴブリン》]]~
[[貫通]][[効果]]を持った[[モンスター]]を複数採用しやすいこの[[デッキ]]ではその性能を存分に発揮できる。~
[[除去]]に乏しくとも[[相手]]の反撃手段そのものを封じてしまえれば押し切れるので[[シナジー]]は抜群。~

--[[《スキルドレイン》]]~
[[墓地]]で[[効果]]を発揮する[[カード]]が多いので、[[相手]]にのみ大きな痛手を負わせられる。~
[[《幻獣ワイルドホーン》]]の[[貫通]][[効果]]と[[《幻獣ロックリザード》]]の1つ目の[[バーン]][[効果]]は使えなくなってしまうが、[[《幻獣クロスウィング》]]のサポートを受けさせればあまり問題はないだろう。~
[[《有翼幻獣キマイラ》]]を軸にした場合も有効に機能する。~

--[[《連鎖破壊》]]~
[[《幻獣クロスウィング》]]の[[召喚]]時に[[発動]]することで、即座に[[幻獣]]の[[全体強化]]に繋げられる。~
その[[《幻獣クロスウィング》]]も[[攻撃力]]1900の[[アタッカー]]として活用できるようになる。~
[[《幻獣サンダーペガス》]]のサポートとしても有効だが、[[攻撃力]]を考えると[[相手]]の反撃が痛いかもしれない。~
[[獣戦士族]]で統一している場合は[[《一族の結束》]]がネックになる時があるので注意しよう。


//**戦術 [#ic8fe587]
//プレイング・動かし方について。

**[[デッキ]]の種類 [#x2681383]
***[[獣戦士族]]統一型 [#l091db9b]
 [[《幻獣王ガゼル》]]などを使わず、[[獣戦士族]]の[[モンスター]]のみを採用した型。~
 [[《一族の結束》]]と[[《群雄割拠》]]を採用できることが、地味ながらも非常に大きな利点。~
 [[獣戦士族]]の[[シンクロモンスター]]は現在[[《XX−セイバー ガトムズ》]]しか存在せず、[[シンクロ素材]]にも縛りがあるので、[[獣戦士族]]の[[チューナー]]を採用する意義は薄い。~

***[[獣戦士族]]・[[獣族]]混合型 [#u033df11]
 [[獣族]]の[[モンスター]]を混ぜることで戦術の幅を広げた型。~
 [[獣族]]以外の[[モンスター]]を採用することもできる。~
 どちらかと言えば、[[【ビースト】]]を軸に各[[幻獣]]を投入した感じだろう。~

***[[《幻獣王ガゼル》]]多用型 [#oe2d69fe]
 [[《幻獣ロックリザード》]]の[[リリース]]要員として、 [[《巨大ネズミ》]]から[[リクルート]]でき[[《思い出のブランコ》]]などで使いまわせる[[《幻獣王ガゼル》]]をメインに据えた型。~
 [[《幻獣王ガゼル》]]自身も、[[《幻獣クロスウィング》]]が[[墓地]]に3枚揃っていれば[[攻撃力]]2400になるので意外と侮れない。~
 他に採用する[[通常モンスター]]は、[[《思い出のブランコ》]]などの[[事故>手札事故]]率を軽減させるために、[[下級モンスター]]をほんの少数入れる程度が望ましい。~
 
 だが、[[通常モンスター]]の比率を高くし[[《千年原人》]]などの[[上級]][[通常モンスター]]や[[《正統なる血統》]]、[[《ジャスティブレイク》]]などを複数採用するのもありだろう。~
 [[墓地]]に[[《幻獣クロスウィング》]]がそろわないうちは、[[《幻獣ロックリザード》]]以上の[[攻撃力]]で戦線を維持できるからだ。

***[[《有翼幻獣キマイラ》]]軸 [#lb1b789b]
 [[融合召喚]]が軸となるので、[[《沼地の魔神王》]]は当然3枚投入。~
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]も採用しておきたいところだが、[[手札事故]]の可能性も考えると[[《バフォメット》]]を2枚は採用しておきたい。~
 [[《E・HERO プリズマー》]]についても同様である。~
 [[《有翼幻獣キマイラ》]]の[[効果]]を最大限に発揮するために、[[《野性解放》]]・[[《融合回収》]]・[[《再融合》]]などを使うと面白い。~
 もちろん、[[手札]]で腐ったそれらを[[除去]]に変えられる[[《賢者ケイローン》]]も複数枚採用しておくといい。~
 [[《王宮の鉄壁》]]を採用しておくと、[[除外]]対策ができると同時に[[《再融合》]]も使いやすくなる。~

//**[[デッキ]]の派生
//***【(デッキ名)】
//特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。

**この[[デッキ]]の弱点 [#o096ab95]
 [[モンスター]][[効果]]による[[除去]]が少ないので、[[攻撃宣言]]反応型[[罠>罠カード]]に引っ掛かりやすい。~
 中でも、[[《次元幽閉》]]は[[《幻獣ロックリザード》]]の[[効果]]を発揮できず、かなり苦手な[[カード]]である。~

 また、[[墓地]]で[[効果]]を発揮する[[カード]]が多いため、[[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]][[カード]]は致命的。~

 これらの対策としての意味も込めて、[[魔法・罠カード]]には[[相手]]の[[カード]]を[[除去]]できる[[カード]]を多めに投入しよう。~
 [[《王宮のお触れ》]]を採用してもいいが、[[《スキルドレイン》]]や[[《追い剥ぎゴブリン》]]との兼ね合いには注意。~

 そして[[幻獣]]は、[[《幻獣クロスウィング》]]・[[《幻獣サンダーペガス》]]が[[墓地]]に送られてからが本領発揮であり、それまでは[[下級]]の[[獣戦士族]][[モンスター]]などで戦線を維持することになる。~
 そのため全体的に展開が遅く、[[【BF】]]などに素早い展開に持ち込まれると、そのまま押し切られて敗北することも多いだろう。~

 それらとの[[デュエル]]を意識するなら、[[《スキルドレイン》]]や[[《群雄割拠》]]などの[[メタ]]要素を盛り込むのもいい。~
 中でも、[[《王宮の弾圧》]]は使い勝手がよく、[[リクルーター]]を阻害しない。~
 それでも[[《思い出のブランコ》]]や[[《融合》]]の邪魔になるので、[[デッキ]]の構成に合わせて最適なものを選んでいこう。~

**代表的なカード [#a2d56eef]
-[[《幻獣クロスウィング》]]
-[[《幻獣ワイルドホーン》]]
-[[《幻獣サンダーペガス》]]
-[[《幻獣ロックリザード》]]

**関連リンク [#rdf93c0f]
-[[幻獣]]

-[[デッキ集]]

-[[【獣戦士族】]]
--[[【ビースト】]]