*【&ruby(ホーリー・ライトニング){光天使};】 [#ka6178e6] #contents **[[デッキ]]の概要 [#yf2583f6] [[光天使]]と名のつく[[光属性]]・[[天使族]]の[[モンスター]]群を中心とした[[デッキ]]。~ 主に[[手札]]からの[[特殊召喚]]により、3体素材の[[ランク]]4[[エクシーズ召喚]]と、消費した[[手札]]を補う[[ドロー]]を得意とする[[デッキ]]である。~ 《光天使セプター》 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1800/守 400 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。 (2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として X召喚したモンスターは以下の効果を得る。 ●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。 《光天使スローネ》 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻 800/守2000 このカードをX召喚の素材とする場合、 モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。 (1):自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。 そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、 そのモンスターを特殊召喚できる。 《光天使スケール》 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1500/守 900 (1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。 手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。 その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。 (2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として X召喚したモンスターは以下の効果を得る。 ●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、 自分はデッキから1枚ドローする。 この効果は1ターンに1度しか適用できない。 **[[デッキ]]構築に際して [#mf3cfe72] [[光天使]]の[[モンスター]]は全て[[レベル]]4なので、必然的に[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]を狙っていく形になる。~ また、全ての[[モンスター]]が[[天使族]]・[[光属性]]なので、[[サポートカード]]は多い。~ ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#ca896f57] ―[[光天使]][[モンスター]]~ -[[《光天使セプター》]]~ [[光天使]]版の[[《E・HERO エアーマン》]]であり、3枚積みが前提となるこの[[デッキ]]の[[キーカード]]の1枚。~ 3体の[[エクシーズ素材]]を要する[[エクシーズ召喚]]に使用すれば、[[破壊]]と[[ドロー]]を付与することができる。~ [[特殊召喚]]にも対応し、1[[ターン]]に何回でも使用できることも覚えておきたい。~ ただし、「[[時の任意効果>「時」と「場合」]]」であるため、[[チェーン]]2以降に[[特殊召喚]]された場合や、[[《光天使スケール》]]の[[デッキトップ]]操作を使用した場合、[[タイミングを逃して>タイミングを逃す]][[発動]]できないため注意したい。~ -[[《光天使スローネ》]]~ [[光天使]]の展開力を支えるこの[[デッキ]]の[[キーカード]]の1つであり、こちらも3枚積みが推奨される。~ [[光天使]]の[[召喚]]、[[特殊召喚]]に反応し、自身を[[特殊召喚]]しつつ、[[デッキ]]から1枚[[ドロー]]する。~ [[《光天使セプター》]]とこの2枚だけで[[ランク]]4の3体素材の[[エクシーズモンスター]]を[[特殊召喚]]をしつつ、3枚[[ドロー]]+1枚[[破壊]]を可能にする。~ [[場合の任意効果>「時」と「場合」]]なため、[[タイミングを逃す]]事なく[[効果]]を使えるが、3体の[[エクシーズ素材]]を必要とする場合にしか使えない制約があるので、忘れないでおきたい。~ -[[《光天使スケール》]]~ 自身が[[特殊召喚]]された際に手札の[[光天使]]を[[特殊召喚]]し、その後[[墓地]]の[[光属性]][[モンスター]]を[[デッキトップ]]に置ける。~ また、3体の[[エクシーズ素材]]を使って[[エクシーズ召喚]]した際に、[[1ターンに1度]]、[[手札]]からの[[特殊召喚]]の度に1枚[[ドロー]]できるようになる[[効果]]を[[エクシーズモンスター]]に付与する。~ この[[効果]]は重複し、[[相手]]にも影響を及ぼすので、場合によっては[[メタ]]になりうる。 -[[《光天使ウィングス》]]~ [[召喚に成功した]]時に[[手札]]の[[光天使]]を[[特殊召喚]]できる。~ [[手札]]からの展開力を補い、[[特殊召喚]]の[[トリガー]]として機能する。~ 他の[[効果]]はないものの、他の[[光天使]]の展開補助には有用。~ -[[《光天使ソード》]]~ [[手札]]の[[光天使]]を[[墓地へ送る]]ことで[[自己強化]]する[[起動効果]]を持つ。~ [[《大天使クリスティア》]]や[[《エルシャドール・ミドラーシュ》]]などの[[特殊召喚]][[メタ]]を倒すのに使う事はできるが、[[光属性]]であるため[[《オネスト》]]という壁がいる。~ [[《光天使スローネ》]]の[[効果]]のために[[デッキ]]の[[光天使]]の比率を増やしたい場合でもない限り、優先度はそれほど高くならないだろう。~ -[[《光天使ブックス》]]~ [[魔法カード]]を[[コスト]]に[[手札]]の[[光天使]]を[[特殊召喚]]することができる。~ しかし、[[手札]][[コスト]]を必要とするのに[[手札]]からしか[[特殊召喚]]できないのは厳しく、[[《召喚僧サモンプリースト》]]の方が有用な場合が多い。~ この[[カード]]を採用する場合は、[[属性]]・[[種族]]で固める場合や、あくまで[[デッキ]]内の[[光天使]]比率を増やしたい場合ぐらいだろう。~ ―その他の[[モンスター]]~ -[[《召喚僧サモンプリースト》]]~ [[属性]]・[[種族]]は合わないが、[[キーカード]]の[[《光天使セプター》]]を[[リクルート]]できる。~ 自身も[[レベル]]4なので[[エクシーズ素材]]にしてしまうのもよい。~ [[《ヴェルズ・ウロボロス》]]とともに採用し、[[カオス]]要素を取り入れる手もある。~ -[[《フォトン・スラッシャー》]]~ [[光属性]]・[[レベル]]4であり、容易に[[特殊召喚]]できるので[[ランク]]4の[[エクシーズ素材]]に使いやすい。~ 展開補助として優秀であり、[[アタッカー]]にもなる。~ -[[《オネスト》]]~ [[光天使]]は全て[[光属性]]であり、それらの[[戦闘]]補助を兼ねつつ[[エクシーズ素材]]として[[フィールド]]に残しやすくなる。~ また、素材3体を要する[[エクシーズ召喚]]先にも[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]を始め[[光属性]]が多く、[[手札]]で腐らせる事態を回避しやすい。~ -[[《コーリング・ノヴァ》]]~ 上記の[[《光天使スケール》]]の[[トリガー]]となり、[[効果]]を[[発動]]させることができる。~ ただし、[[効果]]は受動的であり、[[キーカード]]の[[《光天使セプター》]]には対応してないため、優先度はそこまで高くない。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#ye8a0cf8] [[《光天使セプター》]]・[[《光天使スローネ》]]・[[《光天使スケール》]]の[[効果]]の関係上、[[エクシーズ素材]]3体を要する[[エクシーズモンスター]]を中心として採用する事になる。~ ただ展開を阻害された場合など、2体で[[エクシーズ召喚]]する機会も多いため、当然それらも入れていく必要がある。~ [[天使族]]を活かせる[[《フェアリー・チア・ガール》]]や、[[汎用性]]の高い[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]などを優先して採用するのがいいだろう。~ 無策で3体必要な[[ランク]]4ばかりを多く入れても、[[デュエル]]中持て余してしまう事もあるため、入れる量の割合はよく検討する必要がある。~ ―[[エクシーズ素材]]を3体必要とする[[エクシーズモンスター]]~ -[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]~ 強力な抑制[[効果]]を持ち、[[エクシーズ素材]]が3体必要なので[[効果]]を適用させやすい。~ [[種族]]や[[属性]]も[[光天使]]と一致しているため、サポートも共有しやすい。~ [[エクシーズ素材]]3体の[[エクシーズモンスター]]の中でも特に[[効果]]が強力のため、複数枚入れることも考えられる。~ -[[《星輝士 デルタテロス》]]~ [[破壊]][[効果]]を持つ[[エクシーズモンスター]]。~ [[召喚]]時の妨害を封じる[[効果]]により、[[《光天使セプター》]]を素材にすれば、[[《奈落の落とし穴》]]なども[[チェーン]]できない安全な[[除去]]が可能となる。~ その後の自身の[[除去]][[効果]]も加え、大幅に[[アドバンテージ]]を得られやすい[[モンスター]]である。~ -[[《ヴェルズ・ウロボロス》]]~ [[バウンス]]などの[[効果]]を持つ[[エクシーズモンスター]]。~ [[《光天使セプター》]]では対応できない[[破壊]][[耐性]]持ちなどの相手や、[[手札]]や[[墓地]]に干渉でき、多様性がある。~ 打点も[[エクシーズ素材]]3体の[[エクシーズモンスター]]中では高い方であり、上記のカードではできないカバーもしやすい。~ [[ランク]]4でも優秀な1枚だが、他と[[属性]]・[[種族]]が異なっているため、サポートによっては採用を見送る場合もありうる。~ -[[《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》]]~ [[無効]]および[[攻撃力]]半減[[効果]]は[[《輝光子パラディオス》]]の[[下位互換]]であるが、3体の[[エクシーズ素材]]を要し、[[光天使]]の名が付いている。~ 上記の[[カード]]と比べると[[汎用性]]は劣るため、[[《光天使スローネ》]]の[[特殊召喚]][[トリガー]]となる点、[[破壊]][[耐性]]を持つ点で差別化していきたい。~ [[《一族の結束》]]を使用するなど、[[天使族]]を活かしたいならば優先して採用できる。~ また、[[《CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン》]]を[[《RUM−七皇の剣》]]で出すギミックを仕込む場合には必須となる。~ -[[《ヴァイロン・ディシグマ》]]~ [[吸収]]の[[除去]]能力を持ち、サポートも共有できる[[モンスター]]の1体だが、上記の[[カード]]でも十分な場合がほとんどである。~ 基本的には[[《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》]]と同様に[[天使族]]を活かしたい場合は、採用の余地はある。~ -[[《No.104 仮面魔踏士シャイニング》]]~ 通常の[[デッキ]]では扱いづらいこの[[カード]]も[[属性]]と3体サポートのため採用が検討でき、[[シャドール]]や[[竜星]]などには有効である。~ もっとも、[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]で十分な場合がほとんどなので、[[RUM]]で[[《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》]]を出せる場合に採用することになる。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#l686360e] [[モンスター]]の[[効果]]で十分展開できるので[[戦闘]]補助、[[除去]]回避を中心に採用するか、展開補助の役割を持つものを採用するのが良い。~ [[特殊召喚]]を[[トリガー]]とするものが多く、それを満たせるものが望ましい。~ -[[《貪欲な壺》]]~ [[エクシーズ素材]]を3体必要とする[[エクシーズ召喚]]を多用するこの[[デッキ]]の性質上、[[墓地]]に[[モンスター]]が溜まりやすい。~ 使いきった[[《光天使スローネ》]]の再利用等、[[デッキ]]の息切れの防止に貢献できる。~ -[[《神の居城−ヴァルハラ》]]~ [[《光天使スケール》]]および[[《光天使セプター》]]の[[トリガー]]となる。~ ただし、[[《光天使セプター》]]に限れば[[通常召喚]]でも[[効果]]が使え、[[《光天使ウィングス》]]等の展開補助も存在する点は留意しておきたい。~ もしくは[[《大天使クリスティア》]]等の[[上級]]・[[最上級]][[天使族]]と[[召喚]][[サポート>サポートカード]]を共有するのも良いだろう。~ -[[《モンスター・スロット》]]~ [[レベル]]4で統一されており、[[発動]]はしやすい。~ [[《光天使スケール》]]で[[デッキトップ]]に[[光天使]]を置いておけば[[特殊召喚]]してさらなる展開を続けられる。~ [[除外]]された[[モンスター]]も[[《D・D・R》]]などで再利用すれば展開が続く。~ -[[《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》]]~ [[ランク]]4の[[召喚]]に特化しているため、[[《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》]]等に繋げられる。~ そこまで打点や[[除去]]能力に不足しているわけではないが、単純に[[1ターンキル]]を視野に入れる場合は1つの選択肢として投入が検討できるだろう。~ また、[[デッキ]]の性質上[[No.101〜No.106>《RUM−七皇の剣》#n1e22c97]]が採用しやすいため、それらに対応する[[CNo.]]も採用しやすく、[[《RUM−七皇の剣》]]を共有しやすい。~ -[[《禁じられた聖槍》]]~ [[相手]]の[[除去]]から3体素材の[[エクシーズモンスター]]を守ることで[[アドバンテージ]]を維持することが可能。~ また、制圧力は高いが打点に不安のある[[《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》]]等の[[戦闘]]補助もこなせる。~ -[[《一族の結束》]]~ [[メインデッキ]]の打点不足を解消しやすい。~ また、[[天使族]]のみで組む場合、[[ランク]]4・[[天使族]]は数がそこそこ多いため、あまり構築の幅は狭まらない。~ -[[《御前試合》]]・[[《群雄割拠》]]~ 上記と同じ理由で、これらも採用しやすい。~ [[《ヴァイロン・ディシグマ》]]等を優先する意義も増える。~ -[[《リビングデッドの呼び声》]]~ [[《光天使セプター》]]の[[蘇生]]だけでなく、純粋に[[エクシーズ召喚]][[サポート>サポートカード]]として利用できる。~ また、[[《光天使セプター》]]の[[エクシーズ素材]]としての[[効果]]を使う際も、[[相手]]に[[除去]][[対象]]が存在しない場合、[[使用]]後のこの[[カード]]を[[対象]]にできる。~ -[[《光の召集》]]~ [[光天使]]は[[手札]]からの展開を得意とするため、[[エクシーズ素材]]に使用して[[墓地]]へ置かれた[[モンスター]]を[[手札]]に戻せば、再度大量展開が可能。~ **戦術 [#cdb2d525] [[光天使]]の[[効果]]で[[ドロー]]しつつ[[モンスター]]を展開し、[[エクシーズ召喚]]につなぐのが基本戦術である。~ 特に[[《光天使セプター》]]と[[《光天使スローネ》]]の2枚が[[手札]]にある場合、[[《光天使セプター》]]の[[効果]]に[[《光天使スローネ》]]の[[特殊召喚]][[効果]]を[[チェーン]]することにより、[[《光天使セプター》]]で[[サーチ]]した2枚目の[[《光天使スローネ》]]を[[特殊召喚]]できる。~ この3体で[[エクシーズ召喚]]することにより3枚の[[ドロー]]と1枚の[[破壊]]という[[アドバンテージ]]を確保できる。~ [[デッキ]]の[[光天使]]の比率が高いなら[[《光天使スローネ》]]の[[効果]]でさらに展開が狙え、連続[[エクシーズ召喚]]も行える。~ //**[[デッキ]]の派生 [#d35cad7a] **この[[デッキ]]の弱点 [#ef83f7f1] [[特殊召喚]]を多用するためそれを封じられると動きが止まってしまい、突破が困難になる。~ また[[エクシーズ素材]]3体以上の[[エクシーズ召喚]]を狙うことになるため、[[除去]]を受けると[[効果]]の利用や[[エクシーズ召喚]]自体が困難になる。~ 素材3体を必要とするため、[[効果]]を使う前に[[エクシーズモンスター]]自体を[[除去]]されると[[アドバンテージ]]を大幅に失う可能性も高い。~ [[光天使]]は手札からの展開を得意とするため、手札の[[光天使]]を失ってしまうと立て直しに時間がかかることもあるため注意。 **この[[デッキ]]の歴史 [#m99fcdea] ***[[13/04/20>JUDGMENT OF THE LIGHT]] [#va1b455c] [[《光天使ウィングス》]]・[[《光天使ソード》]]・[[《光天使ブックス》]]・[[《No.102 光天使グローリアス・ヘイロー》]]が登場。~ しかし、テーマとしては数が少なすぎる上、[[手札]]消費が激しく、他の[[ランク]]4が出せる類似[[デッキ]]と比べ、優位点になっているところが0に等しかった。~ そのため、[[THE DUELIST ADVENT]]が発売するまでは、ほぼ[[ネタ]][[デッキ]]同然として扱われていた。~ ***[[14/04/19>THE DUELIST ADVENT]] [#u02892b4] [[《光天使スケール》]]・[[《光天使スローネ》]]・[[《光天使セプター》]]が登場。~ 問題だった[[手札]]消費のフォローと、[[エクシーズ素材]]3体にかかわる[[効果]]という個性を手に入れ、実戦に耐えうる[[デッキ]]になる。~ 相性のいい[[【テラナイト】]]に[[《光天使スローネ》]]・[[《光天使セプター》]]を[[出張]]させ、大会で入賞する姿も見られる。~ **代表的なカード [#x3dd3cc8] -[[《光天使スケール》]] -[[《光天使スローネ》]] -[[《光天使セプター》]] **関連リンク [#y2c04eb3] -[[光天使]] -[[【天使族】]] -[[【光属性】]] -[[デッキ集]]