*【高等儀式術】 [#s390e568]
 [[《高等儀式術》]]によって[[儀式モンスター]]を[[フィールド]]に出す[[デッキ]]。~
 [[【儀式召喚】]]とは似て非なる構築となる。

[[《終焉の王デミス》]]の[[効果]]を使い[[《思い出のブランコ》]]等[[蘇生]][[カード]]で[[《青眼の白龍》]]等の[[攻撃力]]の高い[[通常モンスター]]を[[蘇生]]し[[1ターンキル]]を狙うタイプの[[デッキ]]もある。この【青眼デミス】とでもいう[[デッキ]]は[[キーカード]]が多いわけでも無く、[[サポートカード]]も多いのでかなり速い展開で勝利することの出来る優秀な[[デッキ]]である。


 《高等儀式術》
 儀式魔法
 手札の儀式モンスター1体を選択し、そのカードとレベルの合計が
 同じになるように自分のデッキから通常モンスターを選択して墓地に送る。
 選択した儀式モンスター1体を特殊召喚する。

 従来の[[儀式召喚]]は最低でも3枚の[[手札]]を必要とし、大きな[[ディスアドバンテージ]]となっていた。~
 しかし、[[《高等儀式術》]]は[[手札]]に[[《高等儀式術》]]と[[儀式モンスター]]、[[デッキ]]内に同じ[[レベル]]の[[通常モンスター]]が揃っていれば、[[手札]]2枚で[[儀式召喚]]できる。~

-[[デッキ]]の構築上、[[儀式モンスター]]・[[通常モンスター]]が主軸となるため、[[汎用性]]の高いカードを使い難いのが難点。~
[[《封魔の呪印》]]などで[[《高等儀式術》]]が封じられると戦線が崩壊するのも弱点の一つである。

**[[デッキ]]構築に関して [#k981aa55]

 何を主軸に据えるかで大きく[[デッキ]]内容が変わるが、その基本になる編成を考えてみる。~

 サポートの軸となる[[《マンジュ・ゴッド》]][[《高等儀式術》]]は3枚[[必須>必須カード]]となる。~
 [[儀式モンスター]]に関しては複数種採用する可能性もあるが、全体で6枚程度が限度だろう。~
 これ以上多くなると[[《高等儀式術》]]が足りなくなり、[[手札事故]]を招く可能性があるからだ。

 次は[[デッキ]]に採用する[[通常モンスター]]の割合を考える。~
 [[レベル]]の数は[[儀式モンスター]]の[[レベル]]に合わせて複数のパターンで組めるように配慮しなければならない。~
 [[儀式モンスター]]の[[レベル]]は[[レベル]]8、[[レベル]]7、[[レベル]]6、[[レベル]]4、[[レベル]]3、[[レベル]]1がある。~

 この中では、星の数が合わせやすく強力な[[モンスター]]が多い[[レベル]]8が主軸となることだろう。~
 [[レベル]]8の[[儀式モンスター]]を使う場合、主に[[レベル]]4と[[レベル]]8の[[通常モンスター]]が軸になる。~
 [[《契約の履行》]]の[[発動条件]]を緩和でき、[[《正統なる血統》]][[《蘇りし魂》]]で高[[レベル]][[通常モンスター]]を[[蘇生]]するのも強力。~
 [[レベル]]8の[[通常モンスター]]の[[蘇生]]を狙う場合、該当[[モンスター]]は[[デッキ]]に2体以上は投入しておきたい。~
 1体だけでは[[ドロー]]することで[[コスト]]にできなくなったり、[[除外]]・[[バウンス]]されて[[蘇生]]できなくなる恐れがある。~

 [[レベル]]7の[[儀式モンスター]]を[[召喚]]対象とする場合、[[コスト]]となる[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]の貧弱さがネックとなる。~
 しかし一方で[[レベル]]7の[[通常モンスター]]は強力な者ものが多く、[[墓地]]に落とした後に利用する[[デッキ]]では、そのために採用する手が考えられる。

 [[《正統なる血統》]]3枚で足りずに[[《蘇りし魂》]]も使う場合、[[《青眼の白龍》]]より、[[守備力]]の勝る[[《ゴギガ・ガガギゴ》]][[《スパイラルドラゴン》]]を優先する場合もある。~
 [[レベル]]4の[[通常モンスター]]は[[攻撃力]]2000の[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]が最も強力だが、[[守備力]]は僅か100しかないため、[[《蘇りし魂》]]で[[蘇生]]する際は注意。~
 [[《蘇りし魂》]]を使う場合は1900[[アタッカー]]の中で最も[[守備力]]が高い[[《サファイアドラゴン》]]や[[儀式モンスター]]を[[《地砕き》]]から守る[[《バトルフットボーラー》]]も戦力となる。~
 [[《デーモン・ソルジャー》]]と、[[《ハープの精》]]か[[《デュナミス・ヴァルキリア》]]を[[墓地]]に送り、[[種族]]・[[属性]]を同じくする[[儀式モンスター]]共々[[天魔神]]の[[召喚]][[コスト]]とするのも良い。~
 →[[【儀式天魔神】]]~
 [[《契約の履行》]]は一度[[儀式召喚]]をしないと使えないため、[[デッキ]]に投入する枚数は1〜2枚程度が良いか。

 [[《マンジュ・ゴッド》]]や[[通常モンスター]]を[[デッキ]]に戻し、[[手札]]を補充できる[[《貪欲な壺》]]も強力。~
 [[モンスター]]だけでなく、[[《高等儀式術》]]も[[デッキ]]に戻せる[[《転生の予言》]]も考慮に値する。~
 [[《契約の履行》]]を使いまわすための[[《ハリケーン》]]や、それと[[シナジー]]する[[《光の護封剣》]]を使うのも手。~
 [[装備カード]]で[[蘇生]]した直後に[[効果]]を使うと[[自壊]]する[[《終焉の王デミス》]]にとっては特に重要である。~

 [[儀式召喚]]に必要な[[手札]]を揃えるため、[[《メタモルポット》]][[《手札抹殺》]][[《死者転生》]]等を使うのも良い。~
 [[《貪欲な壺》]]も使いやすくなり、[[手札]]から捨てた高[[レベル]][[通常モンスター]]を[[蘇生]]させることも可能。~
 他に[[手札交換]]カードが必要なようであれば、[[《カードトレーダー》]]等を使用すると良い。

 [[手札]]や[[フィールド]]上に[[モンスター]]が必要無いが、[[スタンダード]]なカードパワーは期待できない。~
 [[《凡骨の意地》]]も使えるが、それなら[[通常モンスター]]の割合を多くした[[デッキ]]構築となる。~
 [[水属性]][[通常モンスター]]を採用して[[【アビス・コントロール】]]風味にすることも可能だが、ロスがあることは忘れてはならない。~




**[[デッキ]]の種類 [#q53c23ab]

***[[【通常モンスター】]]軸 [#db228a1b]
 [[《高等儀式術》]]で[[デッキ]]を組む際の基盤となる[[デッキ]]。~
 [[《高等儀式術》]]専用[[モンスター]]とでも言うべき[[《ライカン・スロープ》]][[《覚醒戦士クーフーリン》]]がメインとなる。~
 その他に[[レベル]]8の[[儀式モンスター]]を入れ、[[墓地]]に送った[[《青眼の白龍》]]等を[[蘇生]]させ大[[ダメージ]]を叩き込む。

***[[【デミスドーザー】]] [#ff0d2700]
 [[《終焉の王デミス》]]と[[《デビルドーザー》]]を組み合わせた[[1ターンキル]]重視の[[儀式召喚]][[デッキ]]。~
 該当ページ参照。

***[[【儀式天魔神】]] [#u539feb1]
 低[[レベル]][[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[通常モンスター]]や[[光属性]]・[[天使族]]の[[通常モンスター]]を[[墓地]]に落とし、それらを[[除外]]して[[《天魔神 ノーレラス》]][[《天魔神 エンライズ》]]を[[特殊召喚]]する[[デッキ]]。~
 該当ページ参照。


***[[【ドラゴン族】]]軸 [#ve9c497e]
 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]の要領で[[《F・G・D》]]の[[召喚]]に使うことができる。~
 また、サポートの豊富な[[【青眼の白龍】]]や[[【真紅眼の黒竜】]]などでの採用もある

***[[【岩石族】]]軸 [#rf8b4975]
 [[《メガロック・ドラゴン》]]をいきなり強力な[[攻撃力]]で[[召喚]]できる。~
 [[墓地に送る]][[モンスター]]は[[レベル]]の低い[[《太古の壺》]][[《はにわ》]][[《ポット・ザ・トリック》]]等を使うとよい。~

***[[【恐竜族】]]軸 [#s099c492]
 [[《ディノインフィニティ》]]のための[[除外]]が課題だったが、[[墓地]]に落とせば[[除外]]は容易である。~
 [[墓地に送る]][[モンスター]]は[[《トモザウルス》]][[《セイバーザウルス》]]等を使うとよい。~
 [[《マクロコスモス》]]など全体[[除外]]発動下でも[[《高等儀式術》]]は使用でき、即[[除外]]である。~
 覚えておいて損はないコンボだろう。

***[[【E・HERO】]]軸 [#e582fcf2]
 大半の[[融合素材]]が[[通常モンスター]]であるため、上記の[[《F・G・D》]]と同様、[[《ミラクル・フュージョン》]]で展開が可能。~
 [[《ライカン・スロープ》]]指定で[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]の、[[レベル]]8[[儀式モンスター]]指定で[[《E・HERO サンダー・ジャイアント》]]の[[素材>融合素材]]を[[墓地に送る]]ことが可能。~
 両者を混合させるなら、[[デュエル]]終盤には[[《ミラクル・フュージョン》]]から[[《E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》]]を[[融合召喚]]することも出来る。~
// また、[[《ダーク・コーリング》]]による[[E−HERO]]への応用も可能。

***[[【E−HERO】]]軸 [#ac9b0229]
 上記の[[E−HERO]]版。~
 [[《ライカン・スロープ》]]指定で[[《E−HERO インフェルノ・ウィング》]]の、[[レベル]]8[[儀式モンスター]]指定で[[《E−HERO ライトニング・ゴーレム》]]の[[素材>融合素材]]を[[墓地に送る]]ことが可能。~
 [[レベル]]8[[儀式モンスター]]指定で[[レベル]]4の[[悪魔族]][[通常モンスター]]と[[岩石族]][[通常モンスター]]を1体づつ[[墓地に送る]]ことで[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の[[融合召喚]]を狙うことも出来る。~
 →[[【デミスガイア】]]

***[[【エクゾディア】]] [#p79b199b]
 四肢は星1なので[[レベル]]が低めの[[通常モンスター]]を他に採用しておけば、[[《高等儀式術》]]で[[墓地]]に落とすことは容易。~
 そのあと[[《闇の量産工場》]][[《補充要員》]]などで集めてしまえば後は[[頭>《封印されしエクゾディア》]]だけである。~
 無論、頭が[[手札]]に来てから発動すべきだろう。~
 また、落としたままにして[[《エクゾディア・ネクロス》]]の[[召喚]]を狙ってみるのも面白い。~

***[[【ワイト】]] [#bee7b442]
 [[《ワイト》]]3体を如何に[[墓地]]に落とすか、という課題をクリアできる。~
 もちろん、[[通常モンスター]]を[[《ワイト》]]だけ採用しただけでは、一度に落とすのに向いた[[儀式モンスター]]がいないので、他にも[[通常モンスター]]の採用を必要とする。~
 [[《青眼の白龍》]]級の[[攻撃力]]を持つ[[《ワイトキング》]]を即時[[召喚]]できる。~

*** [[《ダーク・シムルグ》]]軸 [#k8ea5e38]
 [[墓地]]の[[風属性]]と[[闇属性]]の[[モンスター]]を[[除外]]して[[特殊召喚]]する[[《ダーク・シムルグ》]]を活用する形。~
[[《ソニックバード》]]も使える為無駄がない。

*** [[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]軸 [#k8ea5e38]
 [[フィールド]]上に存在する[[レベル]]8[[儀式モンスター]]が[[墓地]]に送られた時に[[《デーモンとの駆け引き》]]により[[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]し追加[[攻撃]]から大量[[ダメージ]]を狙う[[デッキ]]。~
 また、[[《思い出のブランコ》]]などで[[《高等儀式術》]]で墓地に落とした[[レベル]]8[[通常モンスター]]を[[特殊召喚]]しそこから繋げることもできる。~

**代表的なカード [#da52218d]
-[[《高等儀式術》]]

-[[《マンジュ・ゴッド》]]
-[[《契約の履行》]]

**関連リンク [#ub10f6f8]
-[[【儀式召喚】]]

-[[儀式召喚]]
-[[儀式モンスター]]
-[[儀式魔法]]

-[[デッキ集]]