*【&ruby(くろさそり){黒蠍};】 [#xbccec7d] #contents **[[デッキ]]の概要 [#c2fb64b7] [[《首領・ザルーグ》]]を首領とした[[黒蠍]]をメインに据えた[[デッキ]]。~ [[黒蠍]]のメンバーによるさまざまな[[効果]]を使い[[カード]][[アドバンテージ]]を得る。~ 《首領・ザルーグ/Don Zaloog》 効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1500 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。 ●相手の手札をランダムに1枚捨てる。 ●相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。 《黒蠍−棘のミーネ/Dark Scorpion - Meanae the Thorn》 効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1800 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。 ●「黒蠍」という名のついたカードを自分のデッキから1枚手札に加える。 ●「黒蠍」という名のついたカードを自分の墓地から1枚手札に加える。 《黒蠍−逃げ足のチック/Dark Scorpion - Chick the Yellow》 効果モンスター 星3/闇属性/戦士族/攻1000/守1000 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。 ●フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。 ●相手のデッキの一番上のカードを1枚めくる(相手は確認する事はできない)。 そのカードをデッキの一番上か一番下かを選択して戻す。 《黒蠍−罠はずしのクリフ/Cliff the Trap Remover》 効果モンスター 星3/闇属性/戦士族/攻1200/守1000 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。 ●フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。 ●相手デッキの上から2枚を墓地に送る。 《黒蠍−強力のゴーグ/Dark Scorpion - Gorg the Strong》 効果モンスター 星5/闇属性/戦士族/攻1800/守1500 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。 ●相手フィールド上のモンスターカード1枚を持ち主のデッキの一番上に戻す。 ●相手のデッキの一番上のカードを1枚墓地へ送る。 **[[デッキ]]の構成 [#q968d63f] ***[[モンスター]] [#k94dca06] ―[[黒蠍]]~ [[戦闘ダメージ]]を与えたときに[[発動]]するを[[効果]]を全員が持つ。~ -[[レベル]]3~ --[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]~ [[攻撃力]]・[[守備力]]共と1000と貧弱な[[ステータス]]であるが、[[バウンス]]1枚と相手の[[デッキトップ]]を[[ピーピング]]し入れ替えることも可能な[[効果]]を持つ。~ [[バウンス]]は[[自分]]・[[相手]]・[[カードの種類]]を問わず選択できる。~ [[バウンス]][[発動]]が[[ダメージステップ]]であるため、[[相手]]の[[カード]]を選択することによる[[戦闘]]補助には使いにくい。~ そのため[[自分]]の[[カード]]を[[バウンス]]するのが主となる。 [[《デモンズ・チェーン》]]等の[[永続カード]]を使いまわし、[[相手]]の行動を制限していくのも戦法の1つといえよう。~ [[ピーピング]][[効果]]も[[相手]]の戦略を把握でき、その後のプレイングの参考にもなるため強力な[[効果]]と言えよう。~ --[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]。~ [[《黒蠍−逃げ足のチック》]]と同じような[[ステータス]]を持ち、1枚の[[魔法・罠破壊>魔法・罠除去]]と2枚の[[デッキ破壊]][[効果]]を持つ。~ 1つ目の[[効果]]が強力で、[[ダメージステップ]]であるためほぼ[[チェーン]]させない[[魔法・罠破壊>魔法・罠除去]]である。~ 肝心の[[《次元幽閉》]]等の[[攻撃]]反応型の[[魔法・罠カード]]を[[除去]]できないのは痛いが、低[[ステータス]]・低[[レベル]]であるため[[《奈落の落とし穴》]]や[[ロック]][[カード]]をすり抜けられる。~ [[《首領・ザルーグ》]]の[[効果]]を避けるために伏せに徹した時にこの[[カード]]を出せば、大きく[[アドバンテージ]]が取れる。~ 2つ目の[[効果]]は[[《首領・ザルーグ》]]と同じである。~ -[[レベル]]4~ --[[《首領・ザルーグ》]]~ [[攻撃力]]・[[守備力]]共にバランスのとれた[[ステータス]]を持ち、[[ハンデス]]1枚と2枚の[[デッキ破壊]]の[[効果]]を持つ。~ 主に1つ目の[[ハンデス]][[効果]]を使っていくのがこの[[カード]]の役目である。~ [[【暗黒界】]]や[[【魔轟神】]]といった[[デッキ]]でなければオールマイティに使える[[効果]]であり強力。~ 2つ目の[[デッキ破壊]][[効果]]は、[[デッキ]]によっては[[墓地を肥やす]]こととなり、逆に[[アドバンテージ]]を与えてしまう可能性が高い。~ 再利用しにくい[[魔法・罠カード]]を主力とする[[デッキ]]であれば[[キーカード]]を落とすことで有利に持ち込むこともできる。~ または、[[《黒蠍−強力のゴーグ》]]の[[効果]]で[[バウンス]]した[[モンスター]]を再利用させないという手もあるため、無駄な[[効果]]というわけではない。~ [[《黒蠍団召集》]]の[[発動条件]]であり、大量展開するのであれば起点となる。~ ただし、この[[カード]]に[[黒蠍]]は付いていないため[[《黒蠍−棘のミーネ》]]の[[効果]]対象にならない点にも注意。~ --[[《黒蠍−棘のミーネ》]]~ [[守備力]]1800と大抵の[[下級モンスター]]ならば耐える[[ステータス]]を持ち、[[黒蠍]]1枚の[[サーチ]]・[[サルベージ]][[効果]]を持つ。~ [[攻撃力]]は低いが、[[効果]]の[[発動条件]]は[[戦闘ダメージ]]を与えた時であるため、[[壁]]にしながら[[反射ダメージ]]での[[効果]][[発動]]を狙える。~ [[モンスター]]だけでなく[[魔法・罠カード]]も[[サーチ]]・[[サルベージ]]対象にでき、[[同名カード]]も可能であるため自身を回収することで[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐこともできる。~ [[黒蠍]]唯一の[[サーチ]]・[[サルベージ]][[カード]]であるため、【黒蠍】ではキーカードとなる。~ // [[【ミーネ・ウイルス】]]で中心的な役割を果たすように、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[発動]]を容易にさせる利点も活用できる。~ //-[[《黒蠍盗掘団》]]~ //[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]と同じ[[ステータス]]を持ち、[[魔法カード]]1枚の[[デッキ破壊]][[効果]]を持つ。~ //強力な[[魔法カード]]を利用不可にできれば有用だが、[[墓地]]で[[効果]]を使えるものも増えているため、過信はできない。~ //[[黒蠍]]とあるだけで他の[[黒蠍]]と違って特別なサポートがあるわけではなく、あえて積む利点は少ない。 -[[レベル]]5~ --[[《黒蠍−強力のゴーグ》]]~ [[黒蠍]]唯一の[[上級モンスター]]であり、[[モンスター]]1体の[[デッキトップ]]への[[バウンス]]と1枚[[デッキ破壊]][[効果]]を持つ。~ [[上級モンスター]]でありながら[[攻撃力]]1800と非常に低い値となるため、[[《黒蠍団召集》]]や[[《トランスターン》]]で出すのが良い。~ [[効果]]自体は[[ドローロック]][[効果]]を持つため、うまくいけば[[相手]]の[[ロック]]も可能。~ 自身及び[[《首領・ザルーグ》]]、[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]の[[効果]]で[[墓地]]に送れば、再利用も防げる。~ または、[[《マインドクラッシュ》]]といった[[カード]]との[[コンボ]]が考えられる。~ 2つ目の[[効果]]は枚数が少なくなった[[《首領・ザルーグ》]]と同じである。~ ―その他[[モンスター]]~ -[[《キラー・トマト》]]~ [[《首領・ザルーグ》]]や[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を素早く[[リクルート]]できるためこの[[デッキ]]では重要な[[カード]]となる。~ -[[《魔装戦士 ドラゴノックス》]]・[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]~ [[黒蠍]]はいずれもこの2体の[[効果]]で[[サーチ]]・[[蘇生]]が可能な[[攻撃力]]2000以下の[[モンスター]]であり、[[ペンデュラム召喚]]も可能。~ [[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]なら[[ペンデュラム効果]]で[[戦闘]]補助を行えて[[戦闘ダメージ]]も与えやすい。~ [[《魔装戦士 ドラゴノックス》]]の[[ペンデュラム効果]]も[[黒蠍]]を守るには適する。~ この2体を[[リクルート]]可能な[[《召魔装着》]]による[[全体強化]]も[[黒蠍]]と相性が良い。~ -[[ダークモンスター>リメイク#dark]]~ [[黒蠍]]は[[闇属性]]であるため[[フィニッシャー]]に[[ダークモンスター>リメイク#dark]]を採用することも可能。~ ただし[[ダークモンスター>リメイク#dark]]は[[除外]]する[[効果]]が多いため、[[《黒蠍−棘のミーネ》]]で再利用しにくくなる。~ -[[エクシーズモンスター]]~ 同[[レベル]]の[[モンスター]]が多いため[[エクシーズ召喚]]は容易。~ [[ダークモンスター>リメイク#dark]]と違い[[メインデッキ]]を圧迫せず、また[[除外]]するわけでもないため、[[フィニッシャー]]としてはこちらの方がいい。~ ***[[魔法・罠カード]] [#z54d2375] ―[[黒蠍]]の[[サポートカード]]~ -[[《黒蠍団召集》]]~ [[手札]]の[[黒蠍]]を一気に[[特殊召喚]]できる[[魔法カード]]。~ [[ディスアドバンテージ]]は大きいが[[《黒蠍−棘のミーネ》]]で[[黒蠍]]をそろえる、またはその後の回収もできるためその点は気にならない。~ しかし、[[発動条件]]の[[《首領・ザルーグ》]]が[[《黒蠍−棘のミーネ》]]の対象にならない。~ それゆえ、[[黒蠍]]はそろっても[[発動]]できないという場面が多いため、展開をこの[[カード]]を当てにしにくい。~ ただ、[[《召喚僧サモンプリースト》]]を入れる場合はこの[[カード]]も活用しやすい。~ [[《黒蠍−棘のミーネ》]]で繰り返しこの[[カード]]を[[サルベージ]]し、[[コスト]]にして[[黒蠍]]の展開が狙える。~ -[[《必殺!黒蠍コンビネーション》]]~ [[《首領・ザルーグ》]]・[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]・[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]・[[《黒蠍−強力のゴーグ》]]・[[《黒蠍−棘のミーネ》]]に[[直接攻撃]]を付加し、[[戦闘ダメージ]]を400にする[[罠カード]]。~ [[戦闘ダメージ]]を[[発動条件]]とする[[黒蠍]]では[[直接攻撃]]付加は強力なサポートであるが上記の[[カード]]が存在している場合でのみ[[発動]]可能と非常に条件が厳しい。~ 決まればそれぞれの[[効果]]で大きく[[アドバンテージ]]をとれるがそれまでに多大な[[カード]]を消費しては意味がない。~ ―[[種族]]・[[属性]]の[[サポートカード]] -[[《増援》]]~ [[《黒蠍−強力のゴーグ》]]以外の[[黒蠍]]を[[サーチ]]出来る。~ -[[《闇の誘惑》]]~ 強力な[[手札交換]][[カード]]。~ [[除外]]される点が難点だが、[[デッキ圧縮]]することで必要な[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]ことができる。~ -[[《ダーク・バースト》]]~ [[攻撃力]]1500以下の[[闇属性]][[モンスター]]を[[サルベージ]]できる優秀な[[カード]]。~ [[《黒蠍−強力のゴーグ》]]以外の[[黒蠍]]を回収できる。~ //-[[《忍び寄る闇》]]~ //[[《キラー・トマト》]]・[[《首領・ザルーグ》]]などのキーパーツを[[サーチ]]する。~ //この[[デッキ]]において[[墓地アドバンテージ]]はあまり重要ではないが、[[デュエル]]序盤では[[発動]]できないことも多く、腐りやすい。~ ―その他相性の良い・[[魔法・罠カード]]~ -[[《トランスターン》]]~ [[レベル]]3の[[闇属性]]・[[戦士族]]から[[レベル]]4の[[《首領・ザルーグ》]]か[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を[[リクルート]]したり、[[レベル]]4から[[《黒蠍−強力のゴーグ》]]の展開が可能。~ [[レベル]]3・[[闇属性]]・[[戦士族]]の[[《不死武士》]]を繰り返し[[コスト]]に利用して展開もできる。~ -[[戦闘]]補助~ --[[《ドゥーブルパッセ》]]~ [[黒蠍]]への[[攻撃]]を回避し、[[直接攻撃]]能力を付与する[[カード]]。~ [[戦闘ダメージ]]こそ受けるが[[黒蠍]]の[[効果]]で[[アドバンテージ]]を稼げるため、[[ライフ]]が十分なら積極的に使っていける。~ [[効果ダメージ]]も与えられるため、[[直接攻撃]]と併せて[[ダメージ]]ソースとなりうる。~ --[[《収縮》]]・[[《禁じられた聖槍》]]等[[相手]]の[[ステータス]]を変動させる[[カード]]~ この[[デッキ]]では[[《次元幽閉》]]といった直接[[除去]]する[[カード]]より、[[戦闘ダメージ]]を与えることが可能な[[カード]]のほうが相性がいい。~ ただし、基本的に[[ステータス]]が低いため[[相手]]によってはこれらで防ぎきれない点がある。~ --[[《月鏡の盾》]]~ [[戦闘破壊]]用[[装備魔法]]としては最高性能の[[カード]]。~ [[黒蠍]]達の[[戦闘]]による大[[ダメージ]]を狙う[[デッキ]]ではないので、[[《デーモンの斧》]]等よりはこちらを優先したい。~ --[[《最強の盾》]]~ [[黒蠍]]は全て[[戦士族]]なので、[[対象]]には困らない。~ また、[[攻撃力]]、[[守備力]]がそこそこあるため装備後の[[ステータス]]も悪くない数値になる。~ --[[《連合軍》]]~ [[強化]]値は微々たるものだが、2体以上の[[戦士族]]を展開できれば[[強化]]としては悪くない数値になる。~ [[戦士族]]以外を採用すると[[《一族の結束》]]が使えないため、こちらに分があるか。~ --[[《一族の結束》]]~ [[戦士族]]に統一する場合はこちらが優先される。~ [[強化]]数値は十分高く、[[戦闘ダメージ]]を与えやすくなり[[アドバンテージ]]も期待できる。~ **デッキの派生[#x9320887] ***[[《必殺!黒蠍コンビネーション》]]特化型 [#we6dd20b] [[黒蠍]]をふんだんに投入し、[[《必殺!黒蠍コンビネーション》]]で大きく[[アドバンテージ]]を得る[[デッキ]]。~ 採用する[[カード]]として大量展開をサポートする[[《黒蠍団召集》]]がまず挙げられる。~ 次に[[《首領・ザルーグ》]]を[[サーチ]]できる[[《キラー・トマト》]]・[[《戦士ラーズ》]]。~ 他の[[モンスター]]と[[《必殺!黒蠍コンビネーション》]]は[[《黒蠍−棘のミーネ》]]で[[サーチ]]できる。~ 準備が整うまで[[ロック]][[カード]]で[[ロック]]してもいいし、[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]の存在から[[【フィフティ・フィフティ】]]寄りに構成するもの手である。~ ***[[《首領・ザルーグ》]]・[[ハンデス]]軸 [#c4f066ef] [[《キラー・トマト》]]を使い[[《首領・ザルーグ》]]の[[ハンデス]]に特化した[[デッキ]]。~ 詳しくは[[【トマハン】]]参照。 ***[[《黒蠍−棘のミーネ》]]・[[アドバンテージ]]軸 [#f7aa8ae4] [[《黒蠍−棘のミーネ》]]による[[アドバンテージ]]に特化した[[デッキ]]。~ 詳しくは[[【ミーネ・ウイルス】]]参照。 ***[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]・【セルフ・バウンス】軸 [#i741f6cd] [[《黒蠍−逃げ足のチック》]]の[[バウンス]]に特化させる[[デッキ]]~ 詳しくは[[【セルフ・バウンス】]]参照。 **代表的なカード [#w4454e79] -[[《首領・ザルーグ》]] -[[《黒蠍−棘のミーネ》]] -[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]] -[[《黒蠍−逃げ足のチック》]] -[[《黒蠍−強力のゴーグ》]] -[[《黒蠍団召集》]] **関連リンク [#s0536e31] -[[黒蠍]] -[[【戦士族】]] -[[【トマハン】]] -[[【ミーネ・ウイルス】]] -[[デッキ集]]