*【混沌幻魔アーミタイル】 [#j58d6acb] [[《混沌幻魔アーミタイル》]]の[[特殊召喚]]及びそれによる勝利を狙う[[ファンデッキ]]。~ [[《混沌幻魔アーミタイル》]]の性質上、[[1ターンキル]]を狙う形となる。 《混沌幻魔アーミタイル/Armityle the Chaos Phantom》 融合・効果モンスター 星12/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 「神炎皇ウリア」+「降雷皇ハモン」+「幻魔皇ラビエル」 自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、 融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。 このカードは戦闘によっては破壊されない。 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 このカードの攻撃力は自分ターンのみ10000ポイントアップする。 **[[デッキ]]構築に際して [#wbc25624] 生半可な知識と経験で構築しようとするとあっさり挫折するような構築難度の非常に高い[[デッキ]]である。~ [[《混沌幻魔アーミタイル》]]を出すには[[フィールド]]に[[三幻魔]]を揃えなければならない。~ 普通に[[三幻魔]]を[[フィールド]]に出そうとすると、それぞれ異なる種類のカードを3枚ずつ[[コスト]]とする必要があるため、その扱いにくさは尋常なものではない。~ どうしても[[三幻魔]]を実際に[[フィールド]]に並べるのにこだわるのであれば、[[永続魔法]]・[[永続罠]]をともに多用する[[ロック]][[デッキ]]か、[[【天変地異コントロール】]]を軸にするといいだろう。~ ただしこちらは現実的な方法と言うにはあまりにも遠い。~ 通常のプレイングや[[デッキ]]構築を軽く無視した高度な技術を要求するため、上級者であっても[[デッキ]]を完成させるのは苦労するだろう。~ [[《幻魔皇ラビエル》]]の[[生け贄]]は[[《幻銃士》]]や[[《トーチ・ゴーレム》]]で賄うこととなるが[[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]を採用する際は[[《終焉の焔》]]で賄う事になる。~ [[《降雷皇ハモン》]]の[[特殊召喚]]に必要な[[永続魔法]]だが、ほとんど[[ロック]] 関係の[[カード]]にするか[[手札]]補充関係の[[カード]]で揃える事になる。[[宝玉獣]]に頼るのも悪くない。~ [[《神炎皇ウリア》]]に必要な[[永続罠]]だが、[[【神炎皇ウリア】]]を参考にしつつ、選んでいくと良い。少なくとも6枚以上の[[永続罠]]を投入することになるだろう。~ [[宝玉獣]]、[[【天変地異コントロール】]]の採用を見送るとなれば[[三幻魔]]をフル投入して、[[《軽量化》]]・[[《カードトレーダー》]]をそれぞれ3枚積むことになる。~ [[デッキ]]と[[手札]]を入れ替えながら戦術・戦略を整える事が可能な上、[[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]の阻害にならない点に注目したい。~ もしくは[[永続魔法]]、[[永続罠]]のどちらかの投入を断念し、その[[コスト]]で[[特殊召喚]]できる[[三幻魔]]の投入枚数を1枚だけにして、[[《おろかな埋葬》]]や[[《E・HERO プリズマー》]]などで直接[[墓地に送る]]のも悪くない。 **[[デッキ]]の派生 [#qae23256] 上述したとおり、正規の方法で[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[特殊召喚]]するのは極めて難しい。~ まず[[《幻魔皇ラビエル》]]は[[特殊召喚]]が容易なのでともかく、[[《神炎皇ウリア》]]と[[《降雷皇ハモン》]]は[[特殊召喚]]を成功させる際、[[手札]]を4枚も消費するのだから最低[[手札]]が10枚必要な上に[[フィールド]]・[[デッキ]]・[[手札]]を圧迫しかねない。~ だが、[[カード名]]をコピーすることができる[[《E・HERO プリズマー》]]・[[《ファントム・オブ・カオス》]]の[[効果]]を利用することで、召喚難易度・効率を大幅に軽減することができる。~ どちらのカードを軸とするかで[[デッキ]]内容や戦術が大幅に変わるので[[自分]]の好みで選択したい。 ***[[【宝玉獣】]]軸 [#j58d6acb] [[宝玉獣]]をサポートする[[魔法カード]]、[[《DNA改造手術》]]を含む[[永続罠]]を投入すれば[[召喚]]はしやすくなる。~ [[宝玉獣]]では[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]は3積みとなる。~ [[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の[[誘発効果]]で採用する[[宝玉獣]]は、打点の大きい[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]が妥当だろう。~ // [[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の[[誘発効果]]で採用する[[宝玉獣]]は2種類に分かれる。~ // 打点の大きい[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]か[[《レスキューキャット》]]で[[リクルート]]が可能な[[《宝玉獣 アメジスト・キャット》]]となる。 ~ また、[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を[[リクルート]]できる[[《召喚僧サモンプリースト》]]の投入も考えられる。~ 余分な[[宝玉獣]]がフィールドに残る為、[[《レア・ヴァリュー》]]が必須となるだろう。~ [[下級]]は[[宝玉獣]]で占められるため、[[《暗黒のマンティコア》]][[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]と[[《森の番人グリーン・バブーン》]]を入れることで打点を上げることも可能ではある。~ その分構築は難しくなるだろうが。 ***[[【ゴーレム】]]軸 [#j58d6acb] [[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]と[[《トーチ・ゴーレム》]]を展開しつつ、[[永続魔法]]・[[永続罠]]で[[コントロール]]と[[ロック]]・[[ビートダウン]]を兼ね備え[[三幻魔]]を展開できるのが強み。~ この方法だと[[《洗脳解除》]]・[[《所有者の刻印》]]などで[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]か[[《トーチ・ゴーレム》]]を[[自分]][[フィールド]]に確保し、[[《幻魔皇ラビエル》]]を展開しつつ、その後不必要となった[[永続魔法]]・[[永続罠]]を[[《降雷皇ハモン》]]・[[《神炎皇ウリア》]]への[[特殊召喚]]に繋げると良い。~ 仮に[[特殊召喚]]に繋げられなかった[[三幻魔]]は[[《E・HERO プリズマー》]]と[[《ファントム・オブ・カオス》]]で代用として[[《混沌幻魔アーミタイル》]]へと繋ぐこともできる。 上記の主要カード以外を採用する場合、以下のカードが候補に挙がる。~ -[[特殊召喚]]が容易かつ堅牢な[[壁]]になる[[《トラゴエディア》]]~ -[[【ゴーレム】]]において有用な戦力となる[[《ヴォルカニック・クイーン》]]~ -[[手札]]に貯まった[[三幻魔]]を糧にして高い[[攻撃力]]を得られる[[《トレード・イン》]]対応の[[《モンタージュ・ドラゴン》]]~ [[《降雷皇ハモン》]]を[[特殊召喚]]するための[[永続魔法]]では[[《異次元の境界線》]]・[[《レベル制限B地区》]]・[[《墓守の使い魔》]]などで[[ロック]]をかけるのが有力だが、安定と速攻性を狙うなら[[《ヴォルカニック・ロケット》]]・[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]を採用してみるのもよい。~ [[デッキ圧縮]]をしつつ[[アタッカー]]としても活躍が期待できる。~ 前者の場合、[[ブレイズ・キャノン]]を[[サーチ]]・[[サルベージ]]が可能で[[《トラゴエディア》]]の[[攻撃力]]の底上げに貢献できる。~ 後者の場合、[[破壊]]される前提ならば2枚の[[永続魔法]]として確保できるため、即効性が高い。~ [[永続罠]]の場合、[[【ゴーレム】]]の[[コントロール]]に必要な[[《洗脳解除》]]か[[《拷問車輪》]]、[[壁]]として[[《メタル・リフレクト・スライム》]]辺りを採用。~ [[《宮廷のしきたり》]]を投入する場合、[[《洗脳解除》]]・[[罠モンスター]]を守れるため採用したいところ。~ 余裕があれば[[《スキルドレイン》]]などの自分[[フィールド]]を守れる何れかの[[永続罠]]を採用したいところだが、多くて1・2枚でよい。~ [[手札]]補充の際には[[《トレード・イン》]]・[[《闇の誘惑》]]・[[《マジック・プランター》]]を採用できる。~ 細かい部分は、デッキと相談しながら調整していこう。~ ***[[《E・HERO プリズマー》]]軸 [#vb2f36fa] [[《E・HERO プリズマー》]]は[[攻撃力]]1700だが、[[《見習い魔女》]]等の[[永続効果]]によって[[攻撃力]]を1500以下にできれば、[[《地獄の暴走召喚》]]で展開できる。~ 3体並べれば[[三幻魔]]をまとめてコピーできるため、即[[召喚]]が可能になる。~ また、[[E・HERO]]・[[戦士族]]であるため[[《増援》]]・[[《E−エマージェンシーコール》]]等で3体[[サーチ]]し、[[《HERO’S ボンド》]]を使い3体並べる方法もある。~ これらの方法を使う場合、[[三幻魔]]は[[ドロー]]してしまうと[[《E・HERO プリズマー》]]で[[墓地に送る]]ことができなくなる。~ 言い換えれば[[ドロー]]すればそれだけで即[[ディスアドバンテージ]]となってしまうのである。~ よって枚数は1枚ずつに抑え、かつ[[三幻魔]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことができる[[《ゴブリンのやりくり上手》]]や[[《カードトレーダー》]]も入れるといい。~ [[ハンデス]]・[[デッキデス]]対策に[[《貪欲な壺》]]・[[《転生の予言》]]もあるといいだろう。~ [[《ゾンビキャリア》]]を採用して、[[シンクロモンスター]]で戦線維持を図りつつ、[[三幻魔]]を[[デッキ]]に[[戻す]]のも有効。~ [[戦士族]]の[[サポートカード]]を共有できる[[《終末の騎士》]]と合わせて使えば[[デッキ圧縮]]もしやすくなる。~ [[《見習い魔女》]]を使うタイプの場合はこちらも[[戦士族]]の[[サポートカード]]が使える[[《ジャンク・シンクロン》]]が非常に相性がよい。~ もしもの場合は[[《ジャンク・シンクロン》]]で[[特殊召喚]]した[[《見習い魔女》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]で大量召喚してからパワーアップした[[《ジャンク・ウォリアー》]]で[[殴る]]、もしくは[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]・[[《ミスト・ウォーム》]]で[[フィールド]]を一掃するなどを行うのもよい。~ もっとも、単純にこの戦術をやるならば最初から[[【シンクロ召喚】]]を組んだほうが強いため、あくまで時間稼ぎ、あるいは[[コンボ]]完成が見込めない場合の保険程度に考えておくこと。 ***[[《ファントム・オブ・カオス》]]軸 [#r6d8f723] [[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]が[[制限カード]]に指定されたため、展開力は大幅に落ちた。~ しかし[[《ファントム・オブ・カオス》]]を軸とすること自体が無理となったわけではなく、十分に採用を検討できる。~ [[三幻魔]]が[[墓地]]にある状態で[[《ファントム・オブ・カオス》]]を[[特殊召喚]]し、[[《地獄の暴走召喚》]]に繋げれば、即[[《混沌幻魔アーミタイル》]]を[[特殊召喚]]できる。~ これを行う最も楽なスタイルは[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と[[特殊召喚]]を一度に行える[[【カオスゲート】]]のギミックを使うことである。~ こちらの構築方法は以下の通り。 [[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]で[[特殊召喚]]する[[モンスター]]は[[《ファントム・オブ・カオス》]]以外には[[墓地]]に落ちた[[魔法カード]]を[[サルベージ]]する[[《混沌の黒魔術師》]]を必ず入れる。~ また、戦術を読まれて[[《名推理》]]で[[レベル]]4を[[宣言]]されると[[コンボ]]が成立しなくなってしまうので、そのための保険と[[《ファントム・オブ・カオス》]]の[[特殊召喚]]を補助する[[《魔族召喚師》]]も必須となる。~ [[通常召喚]]を行う機会は少ないので、[[再度召喚]]の条件はさほど問題にならない。~ [[通常召喚]]可能な[[モンスター]]を入れすぎると[[墓地送り>墓地に送る]]がストップしやすくなるためバランスに気を配りたい。~ [[魔法カード]]は[[デッキ]]の根幹を成す[[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]・[[《地獄の暴走召喚》]]の他に、[[三幻魔]]を[[墓地]]に送って[[キーカード]]を引ける[[《手札断殺》]]・[[《暗黒界の取引》]]などをスロットの許す限り投入すること。~ [[《モンスターゲート》]]の[[生け贄]]を確保でき、[[壁]]にもなる[[《スケープ・ゴート》]]や[[《終焉の焔》]]も用意したい。~ 特に[[《終焉の焔》]]はいざというときに[[《混沌の黒魔術師》]]や[[《幻魔皇ラビエル》]]の[[生け贄]]にできるため、フル投入する。~ 他に、一撃で勝負を決めるための補助カードも用意する必要がある。~ 具体的には[[伏せ除去]]を行う[[《大嵐》]]・[[《ハリケーン》]]、超過[[ダメージ]]が足りない場合や[[守備表示]][[モンスター]]を[[相手]]にする場合のために[[《ビッグバン・シュート》]]・[[《閃光の双剣−トライス》]]など。~ [[罠カード]]は余裕さえあれば好きに採用してもいいが、優先順位は[[モンスター]]や[[魔法カード]]よりも低くなる。~ 投入する場合はやはり[[コンボ]]が妨害されるのを防ぐために[[カウンター罠]]や[[《王宮のお触れ》]]等を採用したい。~ もしくは[[罠モンスター]]を採用してもいいだろう。~ [[壁]]と[[生け贄]]を兼ねることができ、チャンスがあれば[[《神炎皇ウリア》]]を[[特殊召喚]]できる。~ 上記の方法でなくても、[[《ファントム・オブ・カオス》]]は[[《魔族召喚師》]]・[[《リミット・リバース》]]など、[[特殊召喚]]のサポートは比較的多いため、[[《地獄の暴走召喚》]]に繋ぐのはそう難しくない。~ [[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]が[[制限カード]]になったのでこれらの方法を用いる必要も出てくるだろう。 **この[[デッキ]]の弱点 [#e076c00b] [[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を妨害する[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]、[[効果モンスター]]を封じる[[《スキルドレイン》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]、[[魔法カード]]を封じる[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]、[[特殊召喚]]を封じる[[《王宮の弾圧》]]と、弱点は豊富。~ そして[[《ライオウ》]]一匹で[[デッキ]]全体が止まってしまうという笑えない事態もおかしくはない。~ 元よりバランスの難しい[[デッキ]]であり、上記のカードへの[[メタカード]]を入れるのは非常に困難である。そうなってしまった場合、「元々そういう性質のデッキである」と下手に抵抗せずにあきらめるのが吉である。そういった心境になれないならば最初からこのデッキで戦うなどと思わないことである。 **代表的なカード [#yf3f474c] -[[《混沌幻魔アーミタイル》]] -[[《神炎皇ウリア》]] -[[《降雷皇ハモン》]] -[[《幻魔皇ラビエル》]] -[[《E・HERO プリズマー》]] -[[《ファントム・オブ・カオス》]] -[[《地獄の暴走召喚》]] **関連リンク [#jeca0f7e] -[[【カオスゲート】]] -[[【神炎皇ウリア】]] -[[デッキ集]]