*【鎖ビート】 [#v2c386c9] [[《鎖付き爆弾》]]や[[《鎖付きブーメラン》]](以下鎖)を採用した[[ビートダウン]][[デッキ]]。~ 鎖の[[装備カード]]になる[[攻撃力]]増強[[効果]]は[[ダメージステップ]]に[[発動]]できる。~ そのため、[[装備カード]]でありながら[[モンスター除去]]や[[伏せ除去]]を気にせずに[[発動]]できる。~ しかも、[[《突進》]]等とは異なり、[[発動]]後も[[除去]]されない限り[[効果]]は適用され続ける。~ つまり、鎖だけでも[[戦闘]]補助としてかなり強力な要素をもっているのである。~ それに加えて[[カウンター]]、[[伏せ除去]]、そして対象を外すカードを採用することで効率良く[[殴る]]ことがコンセプトとして加えられる。~ [[【装備ビート】]]と[[【カウンタービート】]]を実戦レベルで考え、昇華し構築した[[デッキ]]と言える。~ -[[カウンター]]の要素は必須ではないとして、鎖を用いて重要な[[モンスター]]を維持する戦術を用いた[[デッキ]]全般を指すこともある。~ **[[デッキ]]構築に関して [#cea0eb3e] ***[[モンスター]] [#c87505fb] 標準的な[[攻撃力]]1800を意識し殴り負けない[[モンスター]]がメインとなる。~ 相性の良い[[モンスター]]は以下の通り。 --[[ドロー]][[効果]]を持つ[[《豊穣のアルテミス》]] --鎖の[[攻撃力]]上昇[[効果]]と、相性のよい[[貫通]][[効果]]を持つ[[《イグザリオン・ユニバース》]] --[[コントロール奪取]]されない[[《盲信するゴブリン》]][[《ボタニカル・ライオ》]] --反撃によって2体目以降の[[召喚]]を狙える[[《ハイドロゲドン》]] --[[《鎖付きブーメラン》]]使用後の、返しの[[ターン]]で[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]できる[[《ドリルロイド》]][[《忍者マスター SASUKE》]] --同じく、返しの[[ターン]]で[[2回攻撃]]できる[[《ツイン・ブレイカー》]] とはいえ、そもそも鎖によって十分な[[攻撃力]]になる[[モンスター]]でなければ意味が無い。~ そのため、純粋に高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]が採用されるケースも多い。~ ただし、[[【スタンダード】]]で人気の[[《サイバー・ドラゴン》]]や[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]は鎖によって[[モンスター]]を場に維持するコンセプトに合わない為採用しづらいことに注意。~ -メイン[[アタッカー]] --[[レベル]]4のうち、[[デメリット]]なしで最も高い[[攻撃力]]を持つ[[《ジェネティック・ワーウルフ》]] --[[効果]][[発動]]後、実質1900の[[攻撃力]]を持ち、魔法・罠を[[破壊]]できる[[《魔導戦士 ブレイカー》]] --高い[[攻撃力]]を持ち、[[攻撃力]]上昇[[効果]]と[[相手]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]ダウン[[効果]]を併せ持つ[[《ニュート》]] --[[再度召喚]]を行なうことで、[[除去]]能力を得る[[《エヴォルテクター シュバリエ》]] --単体で実質1900の[[攻撃力]]を持ち、[[植物族]][[モンスター]]の数だけ、さらに上昇する[[《ボタニカル・ライオ》]]。~ ※本来なら[[植物族]][[モンスター]]を多く採用しないと活躍できないカードだが、鎖で[[モンスター]]の場持ちをよくするこの[[デッキ]]では、二枚目の[[《ボタニカル・ライオ》]]が[[手札]]にくるまで戦うことができる。~ また、[[コントロール]]を奪われないので、安心して鎖をつけられるという利点がある。~ また、[[伏せカード]]が多くなるため以下の[[モンスター]]とも相性がよい。 -手札が1枚以下ならば、[[攻撃力]]が2000まで引きあがる[[《ブレイドナイト》]] -[[手札]]が他になければ、[[リリース]]なしで[[召喚]]できる[[《疾風の暗黒騎士ガイア》]] -[[手札]]が0ならば、[[攻撃力]]が2400まで引きあがる[[《サイバネティック・サイクロプス》]] ***[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]] [#k45ba778] [[ダメージステップ]]に[[発動]]すれば鎖が[[伏せ除去]]に、[[装備モンスター]]が[[モンスター除去]]に[[除去]]されることはない。~ しかし、同じく[[ダメージステップ]]に[[発動]]できる[[相手]]の[[《収縮》]][[《突進》]]によって返り討ちにされてしまう可能性はある。~ それらに対して有利に働き、[[戦闘]]補助の枚数を増やすために[[《収縮》]][[《突進》]]を採用していきたい。~ 後は[[【カウンタービート】]]のギミックを採用するが、[[《王宮のお触れ》]]を採用するわけには行かない。~ そのため、メインでは[[《我が身を盾に》]][[《神の宣告》]]をそれぞれ積むことになる。次点は[[《魔宮の賄賂》]]。~ ただし、必然的に[[伏せカード]]が多くなるため[[《神の宣告》]]には[[《大嵐》]]を止める役割もあり、乱用は避けたい。~ [[《大嵐》]]は天敵であり、伏せた鎖を一気に除去されてしまう。そのため[[《スターライト・ロード》]]は非常に相性が良い。~ [[《スターダスト・ドラゴン》]]を[[召喚]]すれば、生きる[[《我が身を盾に》]]として機能する。半端な[[攻撃力]]も鎖で補えるだろう。~ また、こちらの[[伏せカード]]が多くなるために[[《大嵐》]]を挿さないような構築になることもある。~ 代わりに[[制限カード]]の[[《サイクロン》]]を始め[[《砂塵の大竜巻》]]等の[[伏せ除去]]を投入する。~ [[モンスター]]に影響を与える[[速攻魔法]]や[[罠カード]]をあらかじめ潰せるため、[[ライフコスト]]を要求する[[カウンター]]を温存できるのも大きい。~ その他[[コントロール奪取]]も怖いため、[[《強制脱出装置》]]や[[《八式対魔法多重結界》]]が採用されることもある。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#pf0500eb] 当然のことながら、鎖を[[無効]]化される[[《王宮のお触れ》]]に[[《砂塵の大竜巻》]][[《神の宣告》]]をうまく噛み合わせられないと厳しい。~ [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]には[[《神の宣告》]]が撃てれば良いのだが、出来なかった場合は[[《収縮》]]等で早めに[[破壊]]したい。~ また、[[除去]]カードにスペースを割くことが出来ないため、[[《冥府の使者ゴーズ》]]のような鎖を使っても倒しづらい[[モンスター]]に弱い。~ そして、[[《我が身を盾に》]]を[[腐ら>腐る]]せる上[[《神の宣告》]]のライフ消費が痛手となる、[[【ビートバーン】]]や[[【ウォールバーン】]]とも相性が悪い。~ [[サイドデッキ]]から[[《デス・ウォンバット》]]を投入して鎖で守るなど、何らかの工夫が必要となる。~ 鎖を装備した[[モンスター]]への[[除去]]には不利。特に対処の難しい[[《N・グラン・モール》]]には注意すること。~ [[《N・グラン・モール》]]はあくまで1[[ターン]]に一度の[[1:1交換]]のカードなので、早めにこちらが[[モンスター]]を展開していくことが大切となるだろう。 また、「有能な効果モンスターを鎖で強化する」というコンセプトゆえ、[[効果モンスター]]の効果を無効化する[[《スキルドレイン》]]を投入されるとやや辛いか。 **代表的なカード [#f0791308] -[[《鎖付き爆弾》]] -[[《鎖付きブーメラン》]] -[[《収縮》]] -[[《突進》]] -[[《我が身を盾に》]] -[[《神の宣告》]] -[[《砂塵の大竜巻》]] -[[《強制脱出装置》]] **関連リンク [#o407e579] -[[デッキ集]] -[[【装備ビート】]] -[[【カウンタービート】]]