*【雑貨貪欲ターボ】 [#o07811f6]
 現在急激に評価と戦果を伸ばしているデッキタイプ。通称「MPT」。~
《魔導雑貨商人》=Magical Merchantと2種類の壺(《強欲な壺》《貪欲な壺》)=Potによってターボ=Turboすることから名付けてられている。~
 (このデッキ製作者の方が「この略称(MPT)は分かりづらく、『貪欲ターボ』で統一したい」との発言をされているため【雑貨貪欲ターボ】と呼称させていただきます。ご了承ください)
*【雑貨貪欲ターボ】 [#top]

#contents

 《魔導雑貨商人/Magical Merchant》
 効果モンスター
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[《魔導雑貨商人》]]で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[《貪欲な壺》]]で[[デッキ]]回復と[[ドロー]]を行う[[ターボ]][[デッキ]]。~
 [[《魔導雑貨商人》]]の特殊な[[墓地]]肥やし能力を活かすため、[[デッキ]]内の[[モンスターカード]]の比率は高くなる傾向にある。~

 [[《魔導雑貨商人/Magical Merchant》>《魔導雑貨商人》]]と[[《貪欲な壺/Pot of Avarice》>《貪欲な壺》]]と[[ターボ/Turbo>ターボ]]の頭文字を取り【MPT】と呼ばれることもある。~
 これは登場した時期に、アルファベットで[[デッキ]]名を略すことが流行っていたためである。~
 当初は「新しい[[【ターボカオス】>【カオス】#Turbo]]」として作られたが、名称が一人歩きし、[[【カオス】]]として呼ばれることは少なかった。~

 大量に[[墓地]]を肥やしつつ、[[墓地]]を参照する強力カードを連発する[[デッキ]]の開祖であり、[[【ライトロード】]]に似た立ち位置の[[デッキ]]と言える。~
 現在では能動的に[[墓地を肥やす]]手段が増えたことで[[《魔導雑貨商人》]]の影が薄くなり、[[《貪欲な壺》]]も規制と緩和を繰り返しているため、実質的に過去の[[デッキ]]となっている。~

 《魔導雑貨商人/Magical Merchan》
 リバース・効果モンスター
 星1/光属性/昆虫族/攻 200/守 700
 リバース:自分のデッキを上からめくり、
 一番最初に出た魔法か罠カード1枚を自分の手札に加える。
 それ以外のカードは墓地へ送る。 
 (1):このカードがリバースした場合に発動する。
 魔法・罠カードが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、
 その魔法・罠カードを手札に加える。
 残りのめくったカードは全て墓地へ送る。

 《貪欲な壺》
 《貪欲な壺/Pot of Avarice》
 通常魔法
 自分の墓地からモンスターカードを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルする。
 その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
 (1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
 そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
 その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 《魔導雑貨商人》によって墓地アドバンテージを稼ぎ、同時に魔法をサーチ。《強欲な壺》《貪欲な壺》を引いた場合、さらにそれを撃ち手札アドバンテージをどんどん稼いでいく。~
 他のデッキタイプとの共存も可能で、この流れを汲むデッキは今後も作られていくであろう。~
・・・流行しすぎると《貪欲な壺》が制限入りするかもしれない。《強欲な壺》禁止の布石か!?と叫ばれたカードであるため本末転倒感が強いが。
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 前述の通り、[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]でより多く[[墓地を肥やす]]ためにも、[[デッキ]]内における[[モンスター]]の比率を上げておく必要がある。~
 また、[[《魔導雑貨商人》]]の[[セット]]に[[召喚権]]を使ってしまうため、[[戦闘]]を行う[[モンスター]]は[[手札]]や[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]を中心に採用して行きたい。~

**デッキ構築に際して [#q4a8a78e]
 どんなデッキであれ、《強欲な壺》を入れない人は居ないだろう。《貪欲な壺》も3枚積みは確定。墓地アドバンテージとターボの観点から《手札抹殺》もほぼ確定的と言える。~
他の魔法カードは出来る限り厳選したい。投入候補としては《ブラック・ホール》《大嵐》《サイクロン》《月の書》《強奪》《洗脳−ブレインコントロール》《強制転移》といった所だろうか。~
(これらのパワーカードすら「候補」でしかない所がこのデッキ最大の特徴だ。)~
 多少の危険を伴うが、《大寒波》はこのデッキにおいては非常に使いやすいため一考の余地がある。
//**[[デッキ]]構築に際して
//デッキを構築する上で必要な事項。

 デッキの中心となるモンスターを考えよう。~
まず上級モンスターだが、《貪欲な壺》《強奪》《洗脳−ブレインコントロール》とのシナジーが強烈な《サンダー・ドラゴン》3枚と《THE トリッキー》複数は是非欲しい。
墓地アドバンテージを稼ぎやすく、《サンダー・ドラゴン》《魔導雑貨商人》が共に光属性であることから《カオス・ソーサラー》も2枚は欲しいだろう。伏せ除去と必殺の火力として《氷帝メビウス》も必須だ。~
 現環境で大流行中の《サイバー・ドラゴン》だが、このデッキならば1〜2枚でも十分回る。モンスターカードが場に出ている事が多いため、出番は他デッキと比較すると少ないのではないだろうか。~
 下級モンスターは《魔導戦士 ブレイカー》を筆頭に必須系を。加えて、闇属性を稼ぐために《キラートマト》《ニュードリュア》《魂を削る死霊》も欲しい。また、効果発動すればゲームエンドも可能な《サイバーポッド》《メタモルポット》は必須となるだろう。
//***[[モンスターカード]]について
//***[[魔法・罠カード]]について
//採用するカードについて。
//このデッキは過去に存在し現在絶滅状態のギミックです。当時を知るための資料的価値があるとしてこのwikiに残されています。現在のカードプールを前提としたカードを記載することは適切ではありません。記載したい場合は《魔導雑貨商人》の方へどうぞ。

 罠カードは著しく速度を阻害するため不要。《王宮のお触れ》ぐらいだろうか。~
《リビングデッドの呼び声》《激流葬》の必須2種すら投入の余地は無いと思われる。
//**戦術
//プレイング・動かし方について。

**デッキの使い方 [#jad134c8]
 とにかく《魔導雑貨商人》からのターボが全て。手札に来ない場合は下級モンスターで場を繋ぐことになるが、強力な制限カードをそろえておけば十分保つだろう。~
 手札を展開しきったら《大嵐》《氷帝メビウス》で伏せカードを除去し、通常召喚プラス《カオス・ソーサラー》《THE トリッキー》の同時複数召喚で1ターンで決めてしまおう。
//**[[デッキ]]の種類
//***《カード名》軸
//特定のカードを軸とする場合。

**運用に際しての注意点 [#rca5bb24]
 展開速度の代償として犠牲となったのが速攻魔法と罠。つまり、相手のターンを凌ぐ方法が無い。非常に打たれ弱いデッキという事だ。~
速攻が出来るというよりは、速攻で決めるしかないという認識が正しいのではないだろうか。~
 また、《ミスティック・ソードマン Lv2》や《抹殺の使徒》といったリバース効果を無効にするカードに《魔導雑貨商人》が狩られるとかなり厳しい。~
特にデッキ投入率が非常に高い《抹殺の使徒》の回避は至上命題となる。ピンポイントでの《キラー・トマト》《魂を削る死霊》伏せなど、プレイングで対抗しよう。これが出来ない場合、このデッキを扱うことは難しい。
**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[【断殺貪欲ターボ】]] [#HandDestruction]
 [[《手札断殺》]]を用いて[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[《貪欲な壺》]]の[[発動]]を狙う。~
 詳しくは、該当ページを参照。

 総じてプレイヤースキルを要求するデッキである。しかし、回った時の爆発力と展開力は使っているだけで面白い。~
一度使ったらその速度に病みつきになるのではないだろうか。
***【雑貨HEROターボ】 [#ElementalHERO]
 [[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]にて、[[《貪欲な壺》]]が[[制限強化]]された頃に作られたタイプ。~
 [[《貪欲な壺》]]を[[《ホープ・オブ・フィフス》]]に置き換え、[[【E・HERO】]]の要素を取り入れている。~
 単独で使える[[カード]]が非常に少ないため、[[手札事故]]が多いのが弱点であった。~

**代表的なカード [#ccc3ca4e]
 現在の[[【E・HERO】]]は[[ドロー]]より[[サーチ]]が重要であり、[[ターボ]]ギミックを必要としない。~

***【雑貨ダムルグ】 [#DarkSimorgh]
 [[墓地]]に落ちた[[モンスター]]を[[コスト]]に、[[《カオス・ソーサラー》]]や[[《ダーク・シムルグ》]]を[[特殊召喚]]し、[[フィールド]]を制圧する。~
 [[《ダーク・シムルグ》]]は[[墓地]]からも[[特殊召喚]]できるので、[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]で[[《ダーク・シムルグ》]]が[[墓地]]に落ちても大した痛手にはならない。~
// [[《ダーク・シムルグ》]]は[[墓地]]からも[[特殊召喚]]できるので、[[《貪欲な壺》]]すら採用せず[[《大寒波》]]のみで[[1ターンキル]]を狙う事も可能。~

***【雑貨セフィロン】 [#Sephylon]
 大量の[[モンスター]]が[[落ちる>落とす]]ギミックを利用し[[《究極時械神セフィロン》]]の[[特殊召喚]]を狙う。~
 ある程度[[天使族]][[モンスター]]を入れておく必要があるが、いきなり[[1ターンキル]]圏内の[[モンスター]]を並べられる点は魅力。

//**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
//苦手なカードやデッキについて。

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 [[ELEMENTAL ENERGY]]にて、[[《貪欲な壺》]]が登場。~
 初期には[[魔法・罠カード]]を[[《貪欲な壺》]]と[[《強欲な壺》]]に限定し、[[ハンド・アドバンテージ]]の確保に特化したタイプが存在した。~
 この頃は[[【カオス】]]やその派生が[[主流デッキ]]であり、この[[デッキ]]も[[【リクル貪欲カオス】>【リクルーターカオス】]]に[[《魔導雑貨商人》]]を追加した形で登場した。~
 他に、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行える[[《THE トリッキー》]]や、優秀な[[手札交換]]手段である[[《サンダー・ドラゴン》]]が活躍している。~
 また、防御手段として[[闇属性]]である[[《クリボー》]]が使われた。~
 一方で[[魔法・罠カード]]を極力減らすため[[《王宮のお触れ》]]は余り採用されず、代わりに[[《大寒波》]]を採用される事があった。~

***[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]〜[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]] [#history1]
 [[《貪欲な壺》]]が一時は[[制限カード]]にまで[[制限強化]]されたものの、後に[[制限解除]]される。

 しかしそれと同時に[[ENEMY OF JUSTICE]]の全体[[除外]][[カード]]や、[[《D.D.クロウ》]]が新たな天敵として登場。~
 [[《魔導雑貨商人》]]の天敵である[[《抹殺の使徒》]]も[[制限解除]]、切り札である[[《カオス・ソーサラー》]]が[[制限強化]]されたため、相対的に[[弱体化]]してしまった。

***[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]〜[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]] [#history2]
 [[《カオス・ソーサラー》]]が[[準制限カード]]からやがて[[制限解除]]となり、この[[デッキ]]も再び無理なく組めるようになった。~
 とはいえ[[【ライトロード】]]の登場により、[[《魔導雑貨商人》]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]も強力な利点とはいえなくなった。~
 かつての[[《クリボー》]]の役割は、[[《ネクロ・ガードナー》]]へと受け継がれている。~

***[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]〜 [#history3]
 [[《貪欲な壺》]]が再び[[制限カード]]に指定され、[[手札]]を爆発的に稼ぐことは難しくなった。

**サンプルレシピ [#sample]
-【CMPT】~
http://kiros.seesaa.net/article/10586599.html~
ハトヤ公認大会優勝~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《貪欲な壺》]]
-[[《大寒波》]]
-[[《魔導雑貨商人》]]
-[[《サンダー・ドラゴン》]]
-[[《カオス・ソーサラー》]]
-[[《THE トリッキー》]]

**関連リンク [#link]
-[[【断殺貪欲ターボ】]]

**関連リンク [#aa022707]
-[[デッキ集]]