【雑貨貪欲ターボ】

説明

 《魔導雑貨商人》《貪欲な壺》コンボによるターボデッキ
 《魔導雑貨商人/Magical Merchant》《貪欲な壺/Pot of Avarice》ターボ/Turboの頭文字を取って「【MPT】」と呼ばれることもある。
 新しい【ターボカオス】?という意味で当初はデッキが作られたのだが、「MPT」の名称が一人歩きし【カオス】として呼ばれることは少なかった。
 《魔導雑貨商人》墓地を肥やし、《貪欲な壺》のデッキ回復兼ドローを利用するのが基本ギミックとなる。
 大抵はターボして得た手札墓地カードを利用してモンスターを大量展開するギミックが組み込まれることになる。

《魔導雑貨商人/Magical Merchan》
効果モンスター
星1/光属性/昆虫族/攻 200/守 700
リバース:自分のデッキを上からめくり、
一番最初に出た魔法か罠カード1枚を自分の手札に加える。
それ以外のカードは墓地へ送る。 
《貪欲な壺/Pot of Avarice》
通常魔法
自分の墓地からモンスターカードを5枚選択し、
デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。

2005年8月11日から2006年2月28日まで

 【カオス】型のデッキ主流デッキとして活躍した。
 デッキ構成は【リクル貪欲カオス】《魔導雑貨商人》を投入し、《カオス・ソーサラー》《貪欲な壺》を増量した形であった。
 当時の【リクル貪欲カオス】《貪欲な壺》は2枚が普通であり、3枚積みで回るように構築したのがこのデッキ

 《カオス・ソーサラー》と関連性はないが特殊召喚を持つ《THE トリッキー》が採用された。
 場の状況に左右される《サイバー・ドラゴン》よりも安定し、手札モンスターで余るこのデッキには持って来いのカードだった。
 手札墓地カードを増やす《サンダー・ドラゴン》が活躍した。
 非常に攻撃的なデッキであるが、【リクル貪欲カオス】で使われた《王宮のお触れ》は余り採用されなかった。
 罠カード速攻魔法を採用せず、お互い魔法・罠カード発動セットを封じる《大寒波》を採用することもあった。
 速攻魔法罠カードを採用しないために防御が甘く、闇属性であり戦闘ダメージを0にする《クリボー》が使われた。

06/03/01制限改訂から09/02/28まで

 除外による墓地対策パック『ENEMY OF JUSTICE』の登場で弱体化が懸念されたが、06/03/01制限改訂《強欲な壺》禁止カード化。
 さらに《貪欲な壺》制限カードに指定され、弱体化どころかデッキそのものが組めない状態になってしまっていた。
 だが、07/09/01制限改訂《貪欲な壺》準制限化。続いて08/03/01制限改訂でついに《貪欲な壺》制限解除
 ギミックはほぼ完全復活を果たした。

 かつての切り札である《カオス・ソーサラー》を失い、新しい天敵である《D.D.クロウ》も現れた。
 昔からの天敵の一つである《抹殺の使徒》無制限カードに戻ったため、このギミックを採用する際はこれらに注意する必要がある。

09/03/01制限改訂以降

 度重なる制限改訂により《カオス・ソーサラー》準制限化し、このデッキも再び組めるようになった。
 が、【ライトロード】の登場により、《魔導雑貨商人》墓地肥やし能力も強力な利点とはいえなくなった。
 かつての《クリボー》の役割を《ネクロ・ガードナー》がやってくれるだろう。

デッキの派生

【雑貨HEROターボ】

 制限カードに指定されていた《貪欲な壺》無制限カード《ホープ・オブ・フィフス》に置き換え、【E・HERO】の要素を取り入れた【雑貨貪欲ターボ】。
 【雑貨貪欲ターボ】と違い、単独で使えるカードが非常に少ないため手札事故率も大きい。

 現在は《貪欲な壺》が無制限カードに復帰したのであえて《ホープ・オブ・フィフス》を選択する価値が低くなってしまったのは否めない。

【断殺貪欲ターボ】

 当該ページ参照。

【雑貨ダムルグ】

《カオス・ソーサラー》と共に《ダーク・シムルグ》を投入し、大量に墓地に落としたモンスターをコストフィールドを制圧するデッキ
《ダーク・シムルグ》墓地からも特殊召喚できるので、《貪欲な壺》すら採用せず《大嵐》《大寒波》のみで1ターンキルを狙うデッキ構築も可能。

サンプルレシピ

代表的なカード

関連リンク