*【雑貨貪欲ターボ】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[《魔導雑貨商人》]]で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[《貪欲な壺》]]で[[デッキ]]回復と[[ドロー]]を行う[[ターボ]][[デッキ]]。~
 [[《魔導雑貨商人》]]の特殊な[[墓地]]肥やし能力を生かすため、[[デッキ]]内の[[モンスターカード]]の比率は高くなる傾向にある。~

 [[《魔導雑貨商人/Magical Merchant》>《魔導雑貨商人》]]と[[《貪欲な壺/Pot of Avarice》>《貪欲な壺》]]と[[ターボ/Turbo>ターボ]]の頭文字を取り【MPT】と呼ばれることもある。~
 これは登場した時期に、アルファベットで[[デッキ]]名を略すことが流行っていたためである。~
 当初は「新しい[[【ターボカオス】>【カオス】#w57083e2]]」として作られたが、名称が一人歩きし、[[【カオス】]]として呼ばれることは少なかった。~

 大量に[[墓地]]を肥やしつつ、[[墓地]]を参照する強力カードを連発する[[デッキ]]の開祖であり、[[【ライトロード】]]に似た立ち位置の[[デッキ]]と言える。~
 現在では能動的に[[墓地を肥やす]]手段が増えたことで[[《魔導雑貨商人》]]の影が薄くなり、[[《貪欲な壺》]]も規制と緩和を繰り返しているため、実質的に過去の[[デッキ]]となっている。~

 《魔導雑貨商人/Magical Merchan》
 効果モンスター
 星1/光属性/昆虫族/攻 200/守 700
 リバース:魔法・罠カードが出るまで自分のデッキをめくり、
 そのカードを手札に加える。
 それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。 

 《貪欲な壺/Pot of Avarice》
 通常魔法(制限カード)
 (1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
 そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
 その後、自分はデッキから2枚ドローする。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 前述の通り、[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]でより多く[[墓地を肥やす]]ためにも、[[デッキ]]内における[[モンスター]]の比率を上げておく必要がある。~
 また、[[《魔導雑貨商人》]]の[[セット]]に[[通常召喚権>通常召喚]]を使ってしまうため、[[戦闘]]を行う[[モンスター]]は[[手札]]や[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]を中心に採用して行きたい。~

***[[モンスターカード]]について [#monster]
-[[《魔導雑貨商人》]]~
この[[デッキ]]の象徴とも言える[[カード]]の一つ。~
[[《ゴキポン》]]・[[《ダニポン》]]・[[《クリッター》]]・[[《裏風の精霊》]]等で[[サーチ]]できるため、それらの[[モンスター]]を駆使して早い段階から[[手札]]に加えておきたい。~
とはいえ[[サーチ]]した後でさらに[[セット]]する必要があり、この[[カード]]の[[サーチ]]を見た[[相手]]が[[セット]][[モンスター]]に対し[[除去]][[カード]]を撃つ可能性もある。~
この[[カード]]を含め[[自分]][[モンスター]]を守る[[カード]]も同時に採用するべきだろう。~
//**[[デッキ]]構築に際して
//デッキを構築する上で必要な事項。

-[[《クリバンデット》]]~
[[《魔導雑貨商人》]]と同じく、[[墓地を肥やす]][[効果]]と[[魔法・罠カード]]を[[サーチ]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]。~
ただしこちらも[[通常召喚権>通常召喚]]を消費するため、[[《魔導雑貨商人》]]と同時に場に出すのは難しい。~
なお[[効果]]の[[発動]]にこの[[カード]]の[[リリース]]を要するので、[[フィールド]]が空く場合がある。~
[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《バトルフェーダー》]]を[[手札]]に用意する、[[墓地]]に[[《超電磁タートル》]]を置くなどしてフォローして行きたい。~
//***[[モンスターカード]]について
//***[[魔法・罠カード]]について
//採用するカードについて。
//このデッキは過去に存在し現在絶滅状態のギミックです。当時を知るための資料的価値があるとしてこのwikiに残されています。現在のカードプールを前提としたカードを記載することは適切ではありません。記載したい場合は《魔導雑貨商人》の方へどうぞ。

-[[《シャドール・ドラゴン》]]~
[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]で[[墓地へ送られた]]場合に[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]できる。~
[[リバースモンスター]]であるため[[《魔導雑貨商人》]]と[[《裏風の精霊》]]のサーチを共有できる。~
また、1900の[[攻撃力]]を持ち、[[《ライオウ》]]と[[相打ち]]を取れる利点は高い。~

-[[《H・C 強襲のハルベルト》]]~
[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[下級モンスター]]。~
[[サーチ]][[効果]]を持ち、[[同名カード]]も[[サーチ]]可能なため、[[《貪欲な壺》]]の[[デッキ]]に[[戻す]][[効果]]と相性が良い。~
この[[カード]]で[[サーチ]]できる[[《H・C サウザンド・ブレード》]]も[[《魔導雑貨商人》]]で[[墓地へ送られた]]後[[特殊召喚]]しやすいため、採用する価値はあるだろう。~

-[[《サイバー・ドラゴン》]]~
[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[半上級モンスター]]。~
[[特殊召喚]][[効果]]を利用した[[アタッカー]]としての運用は勿論、[[《魔導雑貨商人》]]を[[反転召喚]]で[[リバース]]した際、その[[《魔導雑貨商人》]]を[[リリース]]してこの[[カード]]を[[アドバンス召喚]]することで低攻撃力を晒さずに済む。~

-[[《The blazing MARS》]]~
[[手札]]・[[墓地]]のどちらからでも[[特殊召喚]]できるため、この[[デッキ]]の[[アタッカー]]として特に適している[[モンスター]]。~
[[墓地]]の[[モンスター]]を3体[[除外]]する必要があるが、[[墓地を肥やす]]ことを軸とするこの[[デッキ]]では条件を揃えるのは容易い。~
ただし、あまり多くの[[カード]]を[[除外]]すると[[《貪欲な壺》]]が[[発動]]できなくなってしまう恐れがあるので注意。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
-[[《貪欲な壺》]]~
この[[デッキ]]の象徴とも言える[[カード]]の一つ。~
[[《魔導雑貨商人》]]で[[墓地を肥やす]]ことができれば回収先に困ることはないが、[[手札]]にあってこそ活用できる[[モンスター]]や、[[デッキ]]に[[戻す]]意味のある[[モンスター]]を狙って回収できれば理想的である。~
現在は[[制限カード]]であるため、他の類似[[カード]]を併用するか、もしくは[[魔法・罠カード]]の比率を低くするこの[[デッキ]]の構築に沿い1枚だけの採用として考えるかを選ぶこととなる。~

//**戦術
//プレイング・動かし方について。

//**[[デッキ]]の種類
//***《カード名》軸
//特定のカードを軸とする場合。

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[【断殺貪欲ターボ】]] [#variation1]
 [[《手札断殺》]]を用いて[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[《貪欲な壺》]]の[[発動]]を狙う。~
 詳しくは、該当ページを参照。

***【雑貨HEROターボ】 [#variation2]
 [[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]にて、[[《貪欲な壺》]]が[[制限強化]]された頃に作られたタイプ。~
 [[《貪欲な壺》]]を[[《ホープ・オブ・フィフス》]]に置き換え、[[【E・HERO】]]の要素を取り入れている。~
 単独で使える[[カード]]が非常に少ないため、[[手札事故]]が多いのが弱点であった。~

// 現在は[[《貪欲な壺》]]が[[制限解除]]されたので、無理に組む意義は薄い。

***【雑貨ダムルグ】 [#variation3]
 [[墓地]]に落ちた[[モンスター]]を[[コスト]]に、[[《カオス・ソーサラー》]]や[[《ダーク・シムルグ》]]を[[特殊召喚]]し、[[フィールド]]を制圧する。~
 [[《ダーク・シムルグ》]]は[[墓地]]からも[[特殊召喚]]できるので、[[《魔導雑貨商人》]]の[[効果]]で[[《ダーク・シムルグ》]]が[[墓地]]に落ちても大した痛手にはならない。~
// [[《ダーク・シムルグ》]]は[[墓地]]からも[[特殊召喚]]できるので、[[《貪欲な壺》]]すら採用せず[[《大寒波》]]のみで[[1ターンキル]]を狙う事も可能。~

***【雑貨セフィロン】 [#variation4]
 大量の[[モンスター]]が落ちるギミックを利用し[[《究極時械神セフィロン》]]の[[特殊召喚]]を狙う。~
 ある程度[[天使族]][[モンスター]]を入れておく必要があるが、いきなり[[1ターンキル]]圏内の[[モンスター]]を並べられる点は魅力。

//**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
//苦手なカードやデッキについて。

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 [[ELEMENTAL ENERGY]]にて、[[《貪欲な壺》]]が登場。~
 初期には[[魔法・罠カード]]を[[《貪欲な壺》]]と[[《強欲な壺》]]に限定し、[[ハンド・アドバンテージ]]の確保に特化したタイプが存在した。~
 この頃は[[【カオス】]]やその派生が[[主流デッキ]]であり、この[[デッキ]]も[[【リクル貪欲カオス】>【リクルーターカオス】]]に[[《魔導雑貨商人》]]を追加した形で登場した。~
 他に、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行える[[《THE トリッキー》]]や、優秀な[[手札交換]]手段である[[《サンダー・ドラゴン》]]が活躍している。~
 また、防御手段として[[闇属性]]である[[《クリボー》]]が使われた。~
 一方で[[魔法・罠カード]]を極力減らすため[[《王宮のお触れ》]]は余り採用されず、代わりに[[《大寒波》]]を採用される事があった。~

***[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]〜[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]] [#history1]
 [[《貪欲な壺》]]が一時は[[制限カード]]にまで[[制限強化]]されたものの、後に[[制限解除]]される。

 しかしそれと同時に[[ENEMY OF JUSTICE]]の全体[[除外]][[カード]]や、[[《D.D.クロウ》]]が新たな天敵として登場。~
 [[《魔導雑貨商人》]]の天敵である[[《抹殺の使徒》]]も[[制限解除]]、切り札である[[《カオス・ソーサラー》]]が[[制限強化]]されたため、相対的に[[弱体化]]してしまった。

***[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]〜[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]] [#history2]
 [[《カオス・ソーサラー》]]が[[準制限カード]]からやがて[[制限解除]]となり、この[[デッキ]]も再び無理なく組めるようになった。~
 とはいえ[[【ライトロード】]]の登場により、[[《魔導雑貨商人》]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]も強力な利点とはいえなくなった。~
 かつての[[《クリボー》]]の役割は、[[《ネクロ・ガードナー》]]へと受け継がれている。~

***[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]〜 [#history3]
 [[《貪欲な壺》]]が再び[[制限カード]]に指定され、[[手札]]を爆発的に稼ぐことは難しくなった。

**サンプルレシピ [#sample]
-【CMPT】~
http://kiros.seesaa.net/article/10586599.html~
ハトヤ公認大会優勝~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《貪欲な壺》]]
-[[《魔導雑貨商人》]]

**関連リンク [#link]
-[[【断殺貪欲ターボ】]]

-[[デッキ集]]