*【三原式】 [#t5fc8546]
*【&ruby(みはらしき){三原式};】 [#top]

 【デッキ破壊1キル】の一種であり、デッキ破壊をその勝利手段とするタイプのデッキ。~
 【三原式】という分類名は作成者のHNに由来している。~
#contents

 ルール改正により廃れかけたが、《光の護封剣》《連続魔法》《最終戦争》を入れることで新ルールに適応して生き残った。~
 珍しく《最終戦争》を採用したデッキでもある。~
 
 1ターンキル率は1ターンキルデッキの中でも極端に低い部類である。~
 それでも確実に3〜4ターン目に決めてくるあたりまだまだ1ターンキルを侮らない方がいいだろう。~
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]

 しかし、一番重要なキーカードである《サイバーポッド》が禁止となったため、このデッキは事実上使用不能になった。
 1[[ターン]]で[[《サイバーポッド》]]を何度も[[リバース]]し、[[デッキ破壊]]による[[1ターンキル]]を狙う[[デッキ]]。~
 補助的に[[《メタモルポット》]]や[[《手札抹殺》]]を用いることも多い。~
 当時[[【現世と冥界の逆転】]]が猛威を振るう中で、[[《手札抹殺》]]や[[《最終戦争》]]を採用した構築は珍しかった。~
 全盛期は[[【デッキ破壊1キル】]]といえばこれを指し、[[【サイエンカタパ】]]に次ぐ[[1ターンキル]][[デッキ]]として[[環境]]に君臨していた。~
 これが後の[[【デッキ破壊1キル】]]や[[【MCV】]]等の誕生の礎にもなっている。~

**デッキ構築について [#g612bf0f]
-[[デッキ]]名は創作者のハンドルネームに由来する。~
読みは「みはらしき」であり「さんげんしき」ではない。
-[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]に[[《サイバーポッド》]]が[[禁止カード]]となり、構築不能となった。~

 《サイバーポッド》
 効果モンスター
 《サイバーポッド/Cyber Jar》
 効果モンスター(禁止カード)
 星3/闇属性/岩石族/攻 900/守 900
 リバース:フィールド上のモンスターを全て破壊する。
 お互いデッキの一番上からカードを5枚めくり、
 その中のレベル4以下のモンスターカードを全て
 表側攻撃表示または裏側守備表示でフィールド上に特殊召喚する。
 リバース:フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
 その後、お互いにデッキの上からカードを5枚めくり、
 その中のレベル4以下のモンスターを全て
 表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
 それ以外のカードは全て手札に加える。
 
 とにかく《サイバーポッド》を場に出さないことには始まらないので、ドロー系カードが多く採用される。~
 また、《おろかな埋葬》で墓地に送れば《リバースソウル》《浅すぎた墓穴》などで利用可能となるためこれらも重要である。~
 1ターンに1回しか表示変更(ひいてはリバース効果の発動)が出来ない点は、《太陽の書》・《硫酸のたまった落とし穴》等で克服する。~
 
**基本的な動かし方 [#g612bf0f]
 基本的な動きは【デッキ破壊1キル】と同じ。~
 とにかく《サイバーポッド》を何度も何度も利用し、相手のデッキをガンガン削っていく。~
 ルール変更により相手のターンが回ってきてもいいように《光の護封剣》《最終戦争》で相手の妨害をする。~
 《連続魔法》つき《手札抹殺》を使うことで高速大量デッキデスの礎となるので、相手のドローしたカードは気にしなくてよい。

-デッキ名の読みは「みはらしき」であり「さんげんしき」ではない。
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 まずは[[《サイバーポッド》]]や[[《メタモルポット》]]を使いまわす方法を考える。~
 何らかの方法で[[墓地]]へ送り、そこから[[蘇生]]・[[サルベージ]]するのが主な流れとなるだろう。~

**サンプルデッキ [#he6ad0e3]
 [[墓地]]から[[セット]]できる[[《浅すぎた墓穴》]]は特に相性が良い。~
 (特に[[裁定変更]]前は[[相手]][[墓地]]に[[モンスター]]が存在しなくても[[発動]]でき、[[先攻]]1[[ターン]]目から使えた。)~
 [[《浅すぎた墓穴》]]の[[裁定変更]]後は、[[《リバースソウル》]]が代用されたり、[[発動]]する前に[[《手札抹殺》]]を使うようになった。~
 多少回りくどくはなるが、[[蘇生]][[カード]]と[[《月の書》]]を組み合わせる手もある。~
 [[墓地へ送る]]手段としては[[《手札抹殺》]]の他に、[[《おろかな埋葬》]]や[[《苦渋の選択》]]が使われた。~
 特に[[《苦渋の選択》]]で[[《死者転生》]]×3+[[《サイバーポッド》]]+[[《メタモルポット》]]を選べば、確実に[[ドロー]]手段を確保できる。~
 単純に[[手札]]に[[加える]]手段として、[[コンボ]][[デッキ]]の定番である[[《リロード》]]や[[ドロー]]系[[通常魔法]]を採用しても良いだろう。~

|BGCOLOR(#eeeeff):''5''|BGCOLOR(#eeeeff):''モンスター''|BGCOLOR(#eeeeff):''10''|BGCOLOR(#eeeeff):''罠''|
|1|《サイバーポッド》|3|《強欲な瓶》|
|2|《ニードルワーム》|3|《八汰烏の骸》|
|1|《メタモルポット》|1|《無謀な欲張り》|
|1|《カオスポッド》|3|《硫酸のたまった落とし穴》|
|BGCOLOR(#eeeeff):''25''|BGCOLOR(#eeeeff):''魔法''|||
|2|《リバースソウル》|||
|1|《おろかな埋葬》|||
|3|《リロード》|||
|2|《王家の神殿》|||
|1|《強欲な壺》|||
|1|《月の書》|||
|1|《光の護封剣》|||
|1|《手札抹殺》|||
|2|《成金ゴブリン》|||
|3|《浅すぎた墓穴》|||
|3|《太陽の書》|||
|3|《魔法石の採掘》|||
|1|《連続魔法》|||
|1|《最終戦争》|||
 [[セット]]した後は[[《硫酸のたまった落とし穴》]]や[[《太陽の書》]]等で能動的に[[リバース効果]]を[[発動]]する。~
 そうして[[相手]]の[[デッキ]]を削りきった後に、[[《手札抹殺》]]でトドメを刺す。~

デッキ元
http://www2.ncv.ne.jp/~nobitter/text/deck_sample13.html
 [[自分]]の[[デッキ]]まで[[デッキ切れ]]を起こさないよう、[[手札]]枚数を調整するために[[《最終戦争》]]が使われていた。~
 後には[[《手札抹殺》]]や[[《浅すぎた墓穴》]]を使いまわす目的も兼ね、より効率の良い[[《魔法石の採掘》]]や[[《連続魔法》]]が採用されている。~
 [[《サイバーポッド》]]で[[手札]]は異常な枚数になるので、[[手札]]消費は全く気にならない。~

**代表的なカード [#bf8f987b]
-《サイバーポッド》
-《手札抹殺》
-《連続魔法》   
-《最終戦争》 
 
**関連リンク [#d3ccfb3d]
 この他、ルール変更により1[[ターン]]で止めを刺し切れず[[相手]][[ターン]]へ回る可能性が高まってからは、[[《光の護封剣》]]等で[[相手]]の妨害をするようになっている。~

**戦術 [#strategy]
 まずは[[《サイバーポッド》]]を使い回し、[[相手]]の[[手札]]枚数が[[デッキ]]枚数を上回るようにする。~
 そして[[《魔法石の採掘》]]と[[《魔法再生》]]を繰り返して[[自分]]は[[手札]]をなくし、[[《手札抹殺》]]で勝負を決める。~

 高速で[[デッキ破壊]]を行うため、[[相手]]の[[ドロー]]した[[カード]]はあまり気にしなくとも良いが、何らかの[[カウンター]]手段を抱えている可能性もある。~
 万一を考え[[手札]]を2枚残し[[《魔法石の採掘》]]を伏せれば、2回[[《手札抹殺》]]が打てるので、妨害される可能性も減るだろう。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 [[【MCV】]]の台頭に伴い、「1[[ターン]]は3分間以内に済ませる」とルール改正され、廃れるのではないかと危惧された。~
 しかし[[《光の護封剣》]]や[[《和睦の使者》]]、[[《キラー・トマト》]]等で防御手段を加え、それに適応した。~
 元々は長期戦を狙う形であったため、原点回帰したとも言えるだろう。

 末期の[[1ターンキル]]率は低く、【スロー三原式】と呼ばれるほどであった。~
 しかしそれでも4〜6[[ターン]]目には勝負が決まり、油断する[[プレイヤー]]を食い物にするシーンが見られた。~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《サイバーポッド》]]
-[[《手札抹殺》]]
-[[《連続魔法》]]
-[[《最終戦争》]]

**サンプルレシピ [#sample]
-[[デッキ破壊(三原式)>http://web.archive.org/web/20051030025449/http://www16.plala.or.jp/Mizu-HP/text/deck_sample13.html]]

**関連リンク [#link]
-[[【デッキ破壊1キル】]]
 
-デッキ集

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]