【黄泉帝】に《ダンディライオン》を加えたデッキ。
領域を問わず墓地へ送られた時に綿毛トークンを生み出す誘発効果を利用して、帝をアドバンス召喚していく。
《黄泉ガエル/Treeborn Frog》 効果モンスター 星1/水属性/水族/攻 100/守 100 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、 自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が 表側表示で存在する場合は発動できない。
《ダンディライオン/Dandelion》 効果モンスター(制限カード) 星3/地属性/植物族/攻 300/守 300 このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」 (植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。 このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。
特有の構築としては、モンスターを墓地へ送る事により特化している点だろう。
《ダンディライオン》は戦闘破壊された時やリリースされた時にも綿毛トークンを生み出すが、それでは少々悠長である。
《黄泉ガエル》とのシナジーもある事から、自発的にモンスターを墓地へ送る手段を用意する事が好ましいのである。
代表的なカードとしては、フリーチェーンの《サンダー・ブレイク》や、デッキのカードを墓地へ送る《おろかな埋葬》が該当する。
また、《ダンディライオン》をリクルートできる《巨大ネズミ》を採用していたものも存在した。
高いリリース確保能力を活かし、帝以外にも上級モンスターを採用したデッキ。
採用するモンスターとしては
現在では最上級モンスターを採用しない、【植物族】のギミックを組み込む、等の構築をしなければうまく回すのは難しい。
《ダンディライオン》が登場し無制限カードとして様々なデッキで採用された05/09/01〜06/03/01の環境では、主流デッキとして活躍する。
しかしその後はキーカードである《黄泉ガエル》と《ダンディライオン》が制限強化され、さらにはシンクロ召喚の登場等もあり、【帝コントロール】自体の力が弱まってしまった。
現在も《ダンディライオン》は制限カードに指定されており、これに頼った構築は難しい。
また綿毛トークンの展開自体が少々手間のかかる事もあり、そもそも《ダンディライオン》を採用しない構築も増えている。