*【次元ビートダウン】 [#iac2e64f]
 [[《マクロコスモス》]][[《次元の裂け目》]]により、ほぼ無敵状態となる[[《異次元の生還者》]]を主力とした[[ビートダウン]]。~
 【次元ビート】と略する事もある。~
 [[【次元帝】]]に比べると爆発力は劣るが、[[上級]]の数が少ない分事故が起こりにくく、比較的安定したデッキである。~

**デッキの構成 [#j9ef79cd]
 [[《マクロコスモス》]]と[[《次元の裂け目》]]の全体[[除外]][[効果]]カードとその影響下では無敵の[[アタッカー]]となる[[《異次元の生還者》]]は3枚積みでかまわない。~
 そして[[《異次元の生還者》]]を[[サーチ]]するための[[《増援》]]、[[《マクロコスモス》]]や[[《次元の裂け目》]]を守るための[[《神の宣告》]]、[[《魔宮の賄賂》]]といった[[カウンター]]などが中心となる。~
 また、[[《サイバー・ヴァリー》]]は第2の[[効果]]で[[《異次元の生還者》]]を[[除外]]すれば[[アドバンテージ]]を得られるため採用しやすい。~
 不要な[[《次元の裂け目》]]を処分しつつ[[《異次元の生還者》]]を[[特殊召喚]]できる[[《召喚僧サモンプリースト》]]も採用圏内だろう。~

 なお、この[[デッキ]]で[[《異次元の偵察機》]]はただの事故要素に他ならない。~
 [[【次元帝】]]でこのカードが用いられるのはあくまで[[リリース]]確保のためであり、[[上級]][[モンスター]]が少ないこの[[デッキ]]では活用する場面が無いのである。~
 ちょっとした[[生け贄]]確保に関しては[[《異次元の生還者》]]だけでも十分機能する。~

 [[《魂吸収》]][[《エクトプラズマー》]][[《グランドクロス》]]などの投入も考えられるが、あまり夢を見すぎると[[手札事故]]に陥るので注意したい。~

 [[【除外ビートダウン】]]と説明は分かれてしまっているが、同居はもちろん可能である。~
 あちらでの[[除外アドバンテージ]]を利用した[[フィニッシャー]]の採用をしても良いだろう。~
 かつては[[《マクロコスモス》]]と[[《次元の裂け目》]]のような使い勝手の良い全体[[除外]][[効果]]がなく、[[除外]]ソースは[[《光の追放者》]]を主軸としていた。~
 当時は[[除外]]利用[[カード]]の種類の少なさから[[【除外ビートダウン】]]とほぼ必ず同居していたが、現在では多種多様な構築があるのだ。~

 現在、[[墓地]]利用型[[デッキ]]である[[【ライトロード】]]・[[【ダムドビート】]]が台頭していることで、この[[デッキ]]は[[メタ]]として見直されてきている。~
 その中でも、他の主流[[デッキ]]の多くに[[メタ]]を張れる[[【スキルドレイン】]]の要素を取り入れた[[【スキドレ次元】>#i77999a0]]が注目を集めている。~

**全体[[除外]]効果に関して [#h2a1acba]
 [[《マクロコスモス》]][[《次元の裂け目》]]や[[《光の追放者》]]、[[《閃光の追放者》]]は、この[[デッキ]]においては[[《異次元の生還者》]]をリサイクルする目的で使っているが、同時に[[相手]]側の様々なカードを封殺していることには注目すべきである。~
-[[リクルーター]]の無力化
-[[墓地]]利用カードの[[無効]]化
-[[墓地に送る]]ことによって[[発動]]する[[効果]]の[[無効]]化~

 [[リクルーター]]や[[墓地]]利用カードの[[無効]]化は言わずもがなであろう。~
 最後の[[無効]]化もなかなか強力で[[コスト]]として[[墓地に送る]]必要がある[[効果]]が[[発動]]できないことである。~
 例えば、[[レベルアップモンスター]]の成長が出来ない、[[《非常食》]]が使えない、[[《波動キャノン》]]で[[ダメージ]]が与えられない。~

 以上、多くの[[デッキ]]の[[キーカード]]や[[効果]]を見事に封殺する。~
 より詳しい詳細は[[《次元の裂け目》]]を参考のほど。~

 ただし、[[《高等儀式術》]][[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]は[[コスト]]ではないので[[発動]]が可能なことに注意。~
 だが、逆に[[コンボ]]として自分が使うこともあり得る。~
 これらは[[デッキ圧縮]]と[[除外アドバンテージ]]を貯める手段を兼ねる。~
 →[[【除外ビートダウン】]]~
**[[デッキ]]の派生 [#xf9084a8]
***【スキドレ次元】 [#i77999a0]
 [[【スキドレバルバ】>【スキルドレイン】]]と【次元ビートダウン】を重ね合わせたデッキ。~
 [[《神獣王バルバロス》]]と[[《スキルドレイン》]]で[[フィールド]]を完封し、[[《マクロコスモス》]][[《次元の裂け目》]]で相手の墓地利用を封殺する。~
 [[《異次元の生還者》]]を問題なく投入できるため、強力な[[自己再生]]下級[[アタッカー]]兼[[壁]]として扱える。~
 場合によっては、[[《神獣王バルバロス》]]の[[破壊]][[効果]]の[[リリース]]要員とすることもできる。~
 [[《スキルドレイン》]]は[[フィールド]]を、[[《マクロコスモス》]]は[[墓地]]と[[墓地に送る]]・[[墓地に捨てる]]タイプの[[手札誘発]]を封じることができ、[[自分]]はそれを利用する。~
 この状態では、ほぼ全ての[[モンスター]]は[[バニラ]]同然となるが、[[《ならず者傭兵部隊》]]は問題なく機能する。~
 [[《増援》]]で[[サーチ]]でき、[[相手]]が[[《神獣王バルバロス》]]以上の大型モンスターを[[召喚]]してきた時の[[除去]]ができるため、ぜひ投入しておきたい。~
 大半の[[カード]]を腐らせることができるので、[[《魔宮の賄賂》]]の[[デメリット]]もあまり気にならない。~
 [[《異次元の生還者》]]の天敵である[[《月の書》]]や[[コントロール奪取]]を防ぎつつ、[[魔法・罠カード]][[除去]]に対応できるため出来るだけ投入したい。

**留意すべき点 [#m64255ff]
 プレイングの上で注意すべきは、[[相手]]の魔法・罠[[除去]]と[[《異次元の生還者》]]の[[コントロール]]を奪われることである。~
 第4期〜第5期初頭にかけては、[[《異次元の生還者》]]は[[相手]][[フィールド]]から[[除外]]された場合、[[相手]]の場に復活するため厄介極まりなかった。~
 (2006年7月の裁定で、[[相手]]の場で[[除外]]された場合[[帰還]]しないことになった)~
 もうひとつ、2007年3月下旬の裁定で、[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]などの[[効果モンスター]]の[[無効]]化は[[除外]]まで影響を及ぼさなくなった。~

 [[裁定変更]]によりマシになったとは言え、それでも[[帰還]]しなくなるのは痛いので[[《神の宣告》]]や[[《魔宮の賄賂》]]などで阻止するか、再び[[コントロール]]を奪い返す策を用意したい。~
 [[《D・D・R》]][[《闇次元の解放》]]で一旦[[帰還]]させるのも手である。~
 また、[[《異次元の生還者》]]を[[コスト]]に[[発動]]できる[[《エネミーコントローラー》]]を使うのもよいだろう。~

 [[裏側守備表示]]にされて[[除外]]されることも痛打である。~
 [[《月読命》]]は去ったが、現在も[[《月の書》]]の脅威は忘れてはならない。~

**代表的なカード [#e7078500]
-[[《異次元の生還者》]]
-[[《次元の裂け目》]]
-[[《マクロコスモス》]]

**サンプルレシピ [#idfc0b1f]
-備考
--【スキドレ次元】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=976~
第89回フロンティアカップ優勝
--【次元ビート】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=874~
第3回九州チャンピオンシップ2007二位/07.12.2
--【次元ビート】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=458~
2007年度西日本代表最終選考会ベスト63
--【次元ビート】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=148~
第28回フロンティアカップ優勝~
--([[遊戯王フロンティア:http://kiros.seesaa.net/]])より


**関連リンク [#i22cc1cf]
-[[【次元帝】]]
-[[【次元帝軸上級多用】]]

-[[【次元斬】]]

-[[【除外ビートダウン】]]
-[[【次元召喚】]]

-[[デッキ集]]