*【次元帝】 [#wdf89d85]
 別名【除外帝】。ENEMY OF JUSTICEの発売と《黄泉ガエル》《ダンディライオン》が制限カードになったことで作られた【帝コントロール】。~
 【獅子黄泉帝】の破壊力に惚れ込んだプレイヤーが《黄泉ガエル》《ダンディライオン》の穴を埋めるべくして作り上げた。~
*【次元帝】 [#top]

 「帝」モンスターの生け贄召喚に《次元の裂け目》《マクロコスモス》と《異次元の生還者》《異次元の偵察機》のコンボを利用するデッキ。~
 【黄泉帝】と違い、《次元の裂け目》《マクロコスモス》で壊滅的なダメージを受けることがなく逆に利用することができる。~
 「既存の多くのデッキを壊滅状態にしつつこちらは強力な[[帰還]]手段で攻撃していく」という、回れば非常に脅威的な存在となるデッキである。~
 
 《次元の裂け目/Dimensional Rip》
#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 別名「[[除外]][[帝]]」。~
 [[制限改訂]]により弱体化した[[【黄泉帝】]]に代わり、新たに[[ENEMY OF JUSTICE]]の[[除外]][[カード]]群の補助を得て作られた[[【帝コントロール】]]である。~

 [[リリース]]確保として、[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]影響下で何度も[[帰還]]する[[《異次元の生還者》]]・[[《異次元の偵察機》]]を利用する。~
 多くの[[デッキ]]に[[メタを張る]]全体[[除外]][[カード]]で「[[相手]]の[[デッキ]]を壊滅状態にしつつ、こちらは圧倒的な物量で[[攻撃]]していく」脅威的な[[デッキ]]である。~
 その分安定度は[[【黄泉帝】]]と比べかなり低く、[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]等が[[手札にこなければ>手札事故]]、何も出来ずに負けてしまうことも多い。~
 その為、プレイングは元より[[デッキ]]構築の上手さと[[運>確率]]も重要なポイントとなる。~

 《次元の裂け目/Dimensional Fissure》
 永続魔法
 墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。
 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。

 《マクロコスモス/Macrocosmo》
 《マクロコスモス/Macro Cosmos》
 永続罠
 自分の手札またはデッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚する事ができる。
 また、このカードがフィールド上に存在する限り、
 墓地へ送られるカードは墓地へは行かずゲームから除外される。
 (1):このカードの発動時の効果処理として、
 手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
 (2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

 《異次元の生還者/D. D. Survivor》
 《異次元の生還者/D.D. Survivor》
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻1800/守 200
 自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがゲームから除外された場合、
 このカードはエンドフェイズ時にフィールド上に特殊召喚される。

 《異次元の偵察機/D.D. Scout Plane》
  効果モンスター
  星2/闇属性/機械族/攻 800/守1200
  このカードがゲームから除外された場合、
  そのターンのエンドフェイズ時にこのカードを自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。
 効果モンスター
 星2/闇属性/機械族/攻 800/守1200
 (1):このカードが除外されたターンのエンドフェイズに発動する。
 除外されているこのカードを攻撃表示で特殊召喚する(1ターンに1度のみ)。

 要は何度でも戻ってくる《異次元の生還者》と《異次元の偵察機》を生け贄に「帝」モンスターを召喚するデッキである。~
 そのために上記の2枚を序盤に素早く手札に加えるのは非常に重要。~
 そのため《おろかな埋葬》や《増援》は必須だといえる。~
~
 なお、《次元の裂け目》と《マクロコスモス》を守るために《神の宣告》などのカウンター罠の採用も考慮する必要は十分ある。~
 特にマッチ戦2戦目では対【ロックバーン】用の《王宮のお触れ》や《魔法効果の矢》が大量に飛んでくるのでサイドデッキにでも入れておこう。~
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 [[【帝コントロール】]]も参照の事。~

 《マクロコスモス》の効果で特殊召喚できる《原始太陽ヘリオス》も生け贄要員として入れる余地がある。~
 ただし、相手のターンで召喚してもすぐに倒されてしまう上に、能力アップ数値がかなり低く《異次元の生還者》《異次元の偵察機》で生け贄要員は十分確保できるので無理して入れる必要はまったくない。~
 また、[[除外]]を多用するものの多くは[[帰還]]してしまうので、《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》も同じく無理して投入する必要は無い。
***[[モンスターカード]]について [#monster]
-[[帝]]~
他の[[【帝コントロール】]]同様、この[[デッキ]]でも[[キーカード]]及び[[アタッカー]]となる。~
[[上級モンスター]]故に[[手札事故]]要因となる点や[[環境]]等も考慮の上、採用種類・枚数を決定したい。~
[[《炎帝テスタロス》]]が全体[[除外]][[カード]]により[[暗黒界]]を恐れる必要が無い等、この[[デッキ]]ならではの取捨選択も考えられる。~
[[《光帝クライス》]]は、[[手札]]で[[腐った>腐る]][[《マクロコスモス》]]や[[帰還]]が狙える状態の[[《異次元の生還者》]]等を[[ドロー]]に変換できる。~

 《魂吸収》は、恐るべきシナジーを持つため(3枚は多すぎるとしても)是非投入しておきたい。~
 深く考える必要すらなくこの魔法を発動、数ターン普通にデュエルするだけでかなりのライフ・アドバンテージを叩きだす事ができる。~
 全体[[除外]]カードが破壊されたときを考えるなら、ライフはいくらあっても多すぎることがないはずである。
-[[《異次元の生還者》]]・[[《異次元の偵察機》]]~
どちらも全体[[除外]][[カード]]影響下で永続的な[[リリース]]手段となる。~
[[ステータス]]の優秀な[[《異次元の生還者》]]、[[帰還]]性能で勝る[[《異次元の偵察機》]]とどちらも一長一短である。~
[[リリース]]要員を多く確保するために双方採用し、どちらにより重点を置くかによって[[デッキ]]構築を変えていこう。~

**運用に際しての注意点 [#tc461c0a]
 【帝コントロール】系列共通の弱点、というか宿命として手札事故がある。~
 この【次元帝】シリーズについても例外ではない。というかむしろ酷い。~
 「《次元の裂け目》や《マクロコスモス》が全然手札に来ない」とか「生け贄要員は十分足りているのに手札が《異次元の生還者》と《異次元の偵察機》だ」とか。~
 事故を起こした時はあっさり敗北する可能性もある。~
~
 しかし、ハマった時の破壊力が既存のデッキとは段違いなのもまた事実。~
 数多くのデッキを瞬時に壊滅させる圧倒的パワーで相手を葬り去っていこう。~
~
 とはいえ手札事故の対策を何も書かないのは無責任なので、基本的なことだが頭に留めておいて欲しいことを書いておこう。~
 【次元帝】に限らず[[除外]]メインのデッキは、いかに事故を起こさないようなデッキ構成にするかが鍵となる。~
-[[《ジャイアント・レックス》]]~
場所を問わず[[除外]]された場合に即座に[[特殊召喚]]するため、[[除外]][[カード]]影響下では[[リリース]]された後に戦力として復帰できる。~
[[元々の攻撃力]]が2000と高く、さらに[[恐竜族]][[モンスター]]が[[除外]]されていれば[[帰還]]時に[[自己強化]]する[[効果]]を持ち、[[アタッカー]]としては申し分ない。~
ただし[[直接攻撃]]できない[[デメリット]]を持ち、名称指定で[[1ターンに1度]]しか[[特殊召喚]]できない点は留意すべきだろう。~
後述の[[《ヴェルズ・サラマンドラ》]]と共に[[エヴォルカイザー]]の[[エクシーズ素材]]にできる。~

-「6帝」「4帝」あたりで我慢しておけば、事故率を軽減することができる。
-[[《閃光の追放者》]]・[[《光の追放者》]]~
どちらも[[《マクロコスモス》]]を[[内蔵]]している。~
[[永続魔法]]・[[永続罠]]である[[《次元の裂け目》]]等の方が扱いやすいが、[[魔法・罠除去]]を掻い潜る[[モンスター]]ならではの運用が行える。~

-《火之迦具土》などの最上級モンスターの採用を控える。~
これだけでも相当事故率を軽減できる。
-[[《速攻の黒い忍者》]]・[[《魂を喰らう者 バズー》]]・[[《ヴェルズ・サラマンドラ》]]~
[[墓地]]の[[《異次元の偵察機》]]を[[除外]]する役割を担う。~
[[《異次元の生還者》]]はこれらの[[カード]]で[[除外]]しても[[帰還]]しないが、[[種族]]の同じ[[《速攻の黒い忍者》]]へサポートの一部を回すことができる。~

-《グランドクロス》や《カオス・エンド》などの単体では機能しないカードを入れないという判断も、時には必要である。
-[[《ゼータ・レティキュラント》]]~
全体[[除外]][[カード]]と組み合せることで、永続的な[[リリース]]確保手段となる。~
この[[カード]]を採用する場合、[[墓地へ送る]]まで[[《マクロコスモス》]]等が[[発動]]しにくいので、[[《おろかな埋葬》]]や[[《終末の騎士》]]で素早く[[墓地へ送り>墓地へ送る]]たい。~
また、[[イーバトークン]]で[[フィールド]]を圧迫した結果、[[《異次元の生還者》]]が[[帰還]]できない状況にしないよう注意が必要である。~
あえてこの[[カード]]を多めに投入するのであれば、[[《異次元の生還者》]]・[[《異次元の偵察機》]]を少し減らす調整をしたい。~

-《黄泉ガエル》は《おろかな埋葬》でサーチでき、なかなかキーカードを引けないときや破壊されたときの保険になる。~
任意効果ゆえに[[蘇生]]タイミングを選べるメリットもあるため、念のためを考えるならば入れておくべきだろう。
-[[《賢者ケイローン》]]・[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《スナイプストーカー》]]~
終盤に引いた[[サーチ]][[カード]]、[[《マクロコスモス》]]が無い時の[[《グランドクロス》]]等を処分するのに役立つ。~
ただし、[[手札事故]]回避のためといって[[積み>積む]]過ぎるのは逆効果なので注意。~

-[[《砂塵の悪霊》]]や[[《火之迦具土》]]を主に使う場合は[[【次元帝軸上級多用】]]参照。
-[[ネメシス]]~
[[下級>下級モンスター]][[ネメシス]]は[[除外]]されている[[モンスター]]を回収しつつ[[リリース]]要因として使用できる。~
[[レベル]]11の[[ネメシス]]は[[《異次元の偵察機》]]らを[[除外]]しつつ[[全体除去]]を行えるが、[[《異次元の偵察機》]]らの[[帰還]]を封じる可能性もある点には注意。~

 尤も、あくまで確率論の世界の話であるため事故を完全に排除することは不可能である。~
 そして「永続魔法・永続罠依存」+「上級モンスター」という2大事故要因を抱えたこのデッキは、どれほど練りこんだところで【スタンダード】の安定性に勝つことは出来ないだろう。~
***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
-[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]~
[[帝]]や自動[[帰還]][[モンスター]]と同様、この[[デッキ]]の[[キーカード]]である。~
[[メタ]]としても機能するこの2枚は最優先で[[発動]]しておきたいので、複数枚[[積み>積む]]が望ましい。~
[[《マクロコスモス》]]は[[《原始太陽ヘリオス》]]を[[特殊召喚]]できるので[[リリース]]確保にも役立つ。~

-なお、【フェンリルハンデス】とはデッキ単位で相性がよくない。~
相手も《氷帝メビウス》を入れている可能性が大きいため、《マクロコスモス》が簡単に破壊されてしまう上に、無限に自動で自己再生する生け贄要員、とりわけ《異次元の偵察機》が《フェンリル》の絶好のカモになってしまうのである。~
その上、《フェンリル》がいるからといって《マクロコスモス》を出さないとモンスター全てが殴り倒され、ハメられながら敗北する。~
こちらも《フェンリル》の召喚阻害ができるものの、「モンスターを全く墓地に残さない」のは難しい上、一度体制を崩すと立て直すのが難しいこのデッキよりも、事故率が少なく立て直しやすいあちらのほうが有利なのである。~
-[[《増援》]]・[[《封印の黄金櫃》]]・[[《おろかな埋葬》]]~
[[キーカード]]を揃え、[[コンボ]]の成功率を上げるためにも各種[[サーチ]][[カード]]は多めに採用したい。~
[[《増援》]]は[[《異次元の生還者》]]の他、[[デッキ]]と相性の良い[[戦士族]]も多いため積極的に採用したいが、現在[[制限カード]]のため過信は禁物。~
タイムラグこそあるものの、[[《封印の黄金櫃》]]は[[カードの種類]]を問わないため、[[サーチ]]手段に乏しい[[《次元の裂け目》]]等が扱いやすくなる。~
また一時的に[[除外]]を行うので、[[《異次元の偵察機》]]をその[[ターン]]に[[特殊召喚]]する目的でも使用できる。~
[[相剣]][[罠カード]]を[[除外]]することでも[[相剣トークン]]を生み出せるのですぐに[[リリース]]に使用できるだけでなく[[シンクロ召喚]]を行うこともできる。~
[[《おろかな埋葬》]]は全体[[除外]][[カード]]の影響下であれば、[[《封印の黄金櫃》]]同様に[[《異次元の偵察機》]]との[[コンボ]]が狙える。~
後述の弱点対対策を[[墓地へ送る]]手段としても利用可能。

-反対に、【未来オーバー】には相性がよい。~
《未来融合−フューチャー・フュージョン》と《オーバーロード・フュージョン》のコンボを断ち切れるのがまず大きい。~
また、相手が手札に温存している《オーバーロード・フュージョン》などを《炎帝テスタロス》で破壊できる。~
そもそも、モンスターの攻撃力が高いこのデッキは、相手のコンボが決まる前に殴り勝つことも不可能ではない。~
これらの条件が重なっているのが非常に大きいのである。~
-[[《D・D・R》]]~
[[《天罰》]]や[[《神の警告》]]により[[《異次元の生還者》]]達が[[除外]]されたままになるため、[[帰還]][[カード]]も採用しておきたい。~
[[《D・D・R》]]は、全体[[除外]][[カード]]の存在する状況では[[手札コスト]]とした[[モンスター]]を[[帰還]]させることも可能。~

**このデッキへの対策 [#s0c8dd5c]
 なんとしてでも《次元の裂け目》や《マクロコスモス》を破壊(or無効化)するしかない。~
 《魔法効果の矢》《王宮のお触れ》《氷帝メビウス》《賢者ケイローン》などで対応しよう。~
~
 また、こちらも《魂吸収》などを入れておくのも有効である。~
 体力合戦による長期戦になれば、《次元の裂け目》や《マクロコスモス》に対抗するカードを引く可能性が高まるのだ。~
~
 なお、《異次元の偵察機》《異次元の生還者》が特殊召喚されるときに《王宮の弾圧》や《天罰》で無効にすることでこれらのカードは[[除外]]されたままになる。~
 このあたりを利用し対応するのもいいだろう。
-[[《墓守の使い魔》]]~
[[《マクロコスモス》]]らと共に並べることで、[[相手]]の[[攻撃]]を[[ロック]]できる。~
[[帰還]]時に低[[攻撃力]]を晒す[[《異次元の偵察機》]]で、余計な[[ダメージ]]を受けたくない場合に重宝するだろう。~

**デッキの変遷 [#d86ad543]
//登場当時などについて追記求む
-[[カウンター罠]]~
[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]を守る[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]等を採用したい。~
[[マッチ]]戦2戦目では、対[[【ロックバーン】]]用の[[《王宮のお触れ》]]・[[《魔法効果の矢》]]が飛んでくるので、[[サイドデッキ]]に入れるのも良いだろう。

 手札事故の多いデッキであり上級モンスターを抜いた【次元ビートダウン】の台頭により現在では衰退の一途をたどる。~
 なお、【次元帝】でありながら《次元の裂け目》《マクロコスモス》と《異次元の生還者》《異次元の偵察機》のコンボだけには頼らない事で事故率を落としたデッキが現在では一般的となっている。~
//**戦術 [#strategy]
//プレイング・動かし方について。

//**[[デッキ]]の種類 [#decktype]

**代表的なカード [#p6acc740]
-[[《雷帝ザボルグ》]]
-[[《氷帝メビウス》]]
-[[《地帝グランマーグ》]]
//**[[デッキ]]の派生 [#variation]

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[【帝コントロール】]]系列の[[デッキ]]の共通の弱点に、[[手札事故]]がある。~
 この【次元帝】はそれが顕著であり、「[[魔法・罠カード]]依存」+「[[上級モンスター]]多用」という、二大[[事故>手札事故]]要因を抱えてしまっている。~
 そのためどれほど練りこんでも、現[[環境]][[主流デッキ]]の安定性に勝つ事は難しい。~
 [[キーカード]]に単体で運用可能な[[カード]]があまり無いので、[[手札事故]]の被害が激しく、何も出来ないまま敗北する事も少なくない。~

// しかし、上手くいった時の破壊力が、既存の[[デッキ]]とは段違いなのもまた事実。~
// 数多くの[[デッキ]]を、[[除外]]ギミックの圧倒的パワーで、葬り去る事が出来る。~

 下記は[[手札事故]]の対策である。~
 【次元帝】に限らず[[除外]]メインの[[デッキ]]は、いかに[[事故>手札事故]]を起こさない様な[[デッキ]]構成にするかが鍵となる。~

-「[[帝]]」の枚数を4枚、6枚辺りに抑えれば、[[事故>手札事故]]率をある程度軽減する事が出来る。

//-[[《グランドクロス》]]、[[《カオス・エンド》]]等、単体では機能しない[[カード]]を大量に積まない。~
//[[除外]]ギミック以外は、[[【スタンダード】]]にも採用される[[汎用>汎用性]][[カード]]で[[デッキ]]を組み、[[事故>手札事故]]率低下をはかるのも十分有効である。~

-[[戦闘破壊]]されない[[効果]]を持つ[[《マシュマロン》]]、[[《魂を削る死霊》]]等を積み、[[キーカード]]を引くまで粘らせる。

-[[《黄泉ガエル》]]は[[《おろかな埋葬》]]で[[サーチ]]でき、中々[[キーカード]]を引けない時や、[[破壊された]]時の保険になる。~
[[任意効果]]故に[[蘇生]]タイミングを選べる[[メリット]]もあるため、万一を考えるならば入れておくべきだろう。~
ただし、[[《おろかな埋葬》]]は[[制限カード]]になっている。

-[[《手札抹殺》]]や[[《手札断殺》]]等の[[手札交換]]、[[サーチ]][[カード]]で[[キーカード]]を揃える。~

// 「[[永続魔法]]、[[永続罠]]依存」+「[[上級モンスター]]多用」という、2大[[事故>手札事故]]要因を抱えたこの[[デッキ]]は、どれほど練りこんでも、[[【スタンダード】]]の安定性に勝つ事は難しい。~
// 特に、[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]が、[[《マジック・キャンセラー》]]、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]に[[無効]]化され、[[《ブローバック・ドラゴン》]]に[[破壊]]されてしまうのは痛い。~
//その対策としては、此方の[[フィールド]]に帰って来る能力を生かして、[[《激流葬》]]や、[[《昇天の角笛》]]を採用するのもひとつの手ではある。~
//無論、[[除外]][[カード]]の防御用の[[《神の宣告》]]で止めても良い。~

// しかし、[[【スタンダード】]]の上に【次元帝】のギミックを乗せる形にすると、[[事故>手札事故]]率の軽減に繋げる事も出来る。~
// その際は、[[《原始太陽ヘリオス》]]、[[《魂吸収》]]、[[《グランドクロス》]]等、単独では使用出来ない[[カード]]を採用しない。~
// そして、[[除外]]ギミック以外は[[汎用>汎用性]][[カード]]で[[デッキ]]を組み、[[事故>手札事故]]率低下をはかるのも十分有効である。~

 [[マッチ]]2戦目以降は上にも記した様に、[[サイド>サイドデッキ]]の[[《王宮のお触れ》]]等[[魔法・罠除去]]、[[無効]]化[[カード]]が厄介極まりない存在となる。~
 [[カウンター罠]]で守るのもいいが、それにも限界を感じた時は、[[サイド>サイドデッキ]]で別の[[デッキ]]にガラッとシフトするのも良い。~
 構成の近い[[【黄泉帝】]]には、無理なくシフトする事が出来る。~
 そうする事で、[[相手]]の[[《王宮のお触れ》]]等、対【次元帝】用[[除去]][[カード]]は軒並み[[腐り>腐る]]、優位に戦いを進める事が出来るだろう。~
 [[除外]]系2種を採用したこの[[デッキ]]に対し、サイドで[[【黄泉帝】]]の天敵[[《D.D.クロウ》]]等、[[除外]]系[[カード]]の投入はまず無いという点でも、[[【黄泉帝】]]へのシフトは理にかなっている。~
 仮に3戦目までもつれこんでも、[[相手]]はどちらの[[デッキ]]に対策を打てば良いか分からなくなるので、これもまた面白い。~
 【次元帝】が[[マッチ]]で勝ち上がるには、[[サイドデッキ]]の力がキーになっていきそうである。~

-この[[デッキ]]への対策としては、以下のものが考えられる。
--全体[[除外]][[カード]]を、[[《魔法効果の矢》]]、[[《王宮のお触れ》]]等で[[破壊]]、[[無効]]化する。~
--[[《異次元の偵察機》]]、[[《異次元の生還者》]]が[[特殊召喚]]される時に、[[《天罰》]]等で[[無効]]にする。~
--[[《異次元の生還者》]]は、「[[相手]][[プレイヤー]]の[[フィールド]]で[[除外]]された場合、[[除外]]されたままになる。」という[[裁定]]が下ったので、[[コントロール奪取]]をして、こちら側の[[フィールド]]で処理してしまう。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 [[ENEMY OF JUSTICE]]発売前後は、その前代未聞な[[効果]]により、「[[【スタンダード】]]、[[【ガジェット】]]を駆逐する新勢力になるのでは」と予想された。~
 既に[[《光の追放者》]]という[[モンスター]]は存在したが、[[モンスター]]と[[魔法・罠カード]]では、場持ちが格段に違う為である。~
 そしてこの通り、この[[デッキ]]は発展をし続けている。~

// この[[デッキ]]のギミックを応用し、[[フィニッシャー]]を[[《砂塵の悪霊》]]等に変えた、[[【次元帝軸上級多用】]]も存在する。~
// [[事故]]率と引き換えに、更なる爆発力を手に入れた[[デッキ]]である。~

 [[2006年9月>禁止・制限カード/2006年9月1日]]の[[制限改訂]]で、少なからず影響を受けると思われたが、結果としては何も影響も受けていない。~
 それどころか、[[2007年9月>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[《強奪》]]が、[[2010年9月>禁止・制限カード/2010年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[《洗脳−ブレインコントロール》]]が[[禁止>禁止カード]]された。~
 相性の悪い[[コントロール奪取]]の主流[[カード]]が減った事で、かなり戦いやすくなったと言えよう。~

 より高い安定性と爆発力を誇る[[【シンクロ召喚】]]や、[[除外]]ギミックを物ともしないどころか、逆に[[《異次元の生還者》]]などの[[特殊召喚]]、[[帝]][[モンスター]]の[[効果]]を封じてくる[[【メタビート】]]などが登場してからは、相対的に[[デッキ]]そのものの強さはやや下落した。~
 その後の[[環境]]の変化は著しいものの、この[[デッキ]]を筆頭とした[[除外]]軸の[[デッキ]]も一定の評価を得続けている。~

**サンプルレシピ [#sample]
-【次元帝】~
http://yugioh-taikai.seesaa.net/article/14809368.html~
大会2位

-【次元帝】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=32~
優勝

**代表的なカード [#keycard]
-[[帝]]

-[[《異次元の偵察機》]]
-[[《異次元の生還者》]]
-[[《閃光の追放者》]]
-[[《次元の裂け目》]]
-[[《おろかな埋葬》]]
-[[《マクロコスモス》]]

-[[《魂吸収》]]
**関連リンク [#link]
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]

**関連リンク [#y94d455a]
-[[【次元帝軸上級多用】]]

-[[【帝コントロール】]]
-[[【アンデット帝】]]
-[[【黄泉帝】]]
-[[【獅子黄泉帝】]]
-[[【帝ガジェット】]]
-[[【除外】]]
--[[【黄泉帝】]]
-[[【次元ビートダウン】]]
-[[【速攻の黒い忍者】]]

-[[デッキ集]]