*【&ruby(しっちそうげん){湿地草原};】 [#haf05975] #contents **[[デッキ]]の概要 [#w376d7cc] 特定[[モンスター]]を[[全体強化]]する[[フィールド魔法]]の中では最高値の[[攻撃力]]上昇[[効果]]を持つ[[フィールド魔法]]である[[《湿地草原》]]を中心とした[[デッキ]]。~ 主に「[[《湿地草原》]]下では[[攻撃力]]が2500になる[[《氷結界の術者》]]を中心にした[[ビートダウン]]重視の[[デッキ]]」と、「[[ダイレクトアタッカー]]である[[《貫ガエル》]]や[[《ラージマウス》]]中心の[[直接攻撃]]重視の[[デッキ]]」の2つに分かれる。~ しかし、両[[デッキ]]において主力となりうる[[《氷結界の水影》]]が登場したことにより、[[《氷結界の術者》]]を[[ロック]][[カード]]として[[直接攻撃]]重視の[[デッキ]]へ投入する意義も高まり、両者の親和性は増加したといえる。~ 《湿地草原/Wetlands》 フィールド魔法 フィールド上の水族・水属性・レベル2以下のモンスターの 攻撃力は1200ポイントアップする。 **[[デッキ]]構築に際して [#e2d3894f] ***[[モンスター]]について [#r1cfb844] [[《湿地草原》]]に対応する[[水族]]・[[水属性]]・[[レベル]]2以下の[[モンスター]]を中心に採用し、[[《湿地草原》]]で[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を[[全体強化]]したうえで攻めていく。~ ―[[《湿地草原》]]の[[効果]]対応[[モンスター]]~ [[モンスター]]の後ろの数値はその[[モンスター]]の[[元々の攻撃力]]である。~ 下記以外の[[《湿地草原》]]の[[効果]]対応[[モンスター]]については[[《湿地草原》>《湿地草原》#list]]を参照。~ -[[氷結界]][[モンスター]]~ --[[《氷結界の水影》]](1200)~ 条件付きの[[ダイレクトアタッカー]]であり、[[攻撃力]]も高めのため、[[ビートダウン]]軸でも[[直接攻撃]]軸でも活躍できる。~ --[[《氷結界の術者》]](1300)~ [[《湿地草原》]]対応[[モンスター]]の中では最高の[[攻撃力]]を持つ。~ [[《氷結界の水影》]]・[[《氷結界の伝道師》]]が無理なく採用できることから、[[ロック]][[効果]]も狙い易い。~ --[[《氷結界の伝道師》]](1000)~ 自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]と[[氷結界]][[モンスター]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~ [[蘇生]][[効果]]は[[《氷結界の水影》]]・[[《氷結界の術者》]]の補助として有効。~ --[[《氷結界の御庭番》]](100)~ [[攻撃力]]は上昇しても低いが、[[氷結界]]限定なものの[[《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》]]といった[[メタ]]に対応できる点は見逃せない。~ -[[ガエル]][[モンスター]]~ --[[《貫ガエル》]](400)~ [[《氷結界の水影》]]よりは[[攻撃力]]が低いものの、[[フィールド]]の状況に影響されない[[ダイレクトアタッカー]]。~ また、[[魔法・罠除去]][[効果]]も持つ。~ --[[《魔知ガエル》]](100)~ [[ロック]][[効果]]・[[サーチ]][[効果]]はともに[[《貫ガエル》]]と相性が良い。~ --[[《鬼ガエル》]](1000)~ 自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~ また、[[デッキ]]から[[《湿地草原》]]対応[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]こともできる。~ --[[《黄泉ガエル》]](100)~ 優秀な[[自己再生]][[効果]]を持つが、[[《湿地草原》]]下では[[自己再生]]できないため、[[《湿地草原》]]が来るまでの壁として用いることになる。~ -[[《ラージマウス》]](300)~ [[《氷結界の水影》]]よりは[[攻撃力]]が低いものの、[[フィールド]]の状況に影響されない[[ダイレクトアタッカー]]。~ -[[《スター・ボーイ》]](550)~ [[《ウォーターワールド》]]を内蔵した[[モンスター]]。~ [[全体強化]]によって[[攻撃力]]の底上げが可能。~ -[[《ペンギン・ソルジャー》]](750)~ 強力な[[バウンス]][[効果]]を持ち、[[《湿地草原》]]が来るまでの時間稼ぎとして有効。~ [[《湿地草原》]]下では大抵の[[下級モンスター]]は[[戦闘破壊]]可能となる。~ -[[《アクアアクトレス・テトラ》]](300)~ [[水属性]]・[[水族]]をサポートする[[アクアリウム]][[カード]]を毎[[ターン]][[サーチ]]することが出来る。~ 単体では貧弱だが、[[《湿地草原》]]下で[[《水照明》]]の[[効果]]を受ければ爆発的に[[攻撃力]]を上げられるため強力な[[アタッカー]]にもなる。~ ―その他の[[モンスター]]~ -[[《グリズリーマザー》]]~ この[[デッキ]]に投入される[[モンスター]]の大半を[[リクルート]]できる。~ ただし、[[《一族の結束》]]を採用する場合には相性が悪いことに注意。~ -[[ガエル]][[モンスター]]~ [[《貫ガエル》]]の[[魔法・罠除去]][[効果]]を積極的に利用したい場合、必要に応じて投入される。~ -[[氷結界]][[モンスター]]~ [[《氷結界の術者》]]の[[ロック]][[効果]]や[[《氷結界の伝道師》]]の[[蘇生]][[効果]]を積極的に利用したい場合、必要に応じて投入される。~ -[[アクアアクトレス]][[モンスター]]~ 数は少ないが、[[アクアリウム]][[カード]]の恩恵を最大限に得ることが出来る。~ [[【アクアアクトレス】]]も参照のこと。 -[[《ジャンク・ウォリアー》]]・[[《ジャンク・シンクロン》]]~ ともに[[レベル]]2以下の[[モンスター]]を利用する[[効果]]を持つため、この[[デッキ]]とは相性が良い。~ 特に[[《ジャンク・ウォリアー》]]は、[[《湿地草原》]]下で[[シンクロ召喚]]できれば[[1ターンキル]]級の[[攻撃力]]を得ることも可能。~ -[[《スピッド・バード》]]~ [[レベル]]2の[[モンスター]]を2体[[蘇生]]できる。~ この[[デッキ]]には[[レベル]]2の[[モンスター]]が多くいるため、[[効果]]を活かしやすい。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#Extra] [[レベル]]2の非[[チューナー]]と[[チューナー]]が自然に入るので、[[レベル]]4の[[シンクロモンスター]]と[[レベル]]2の[[エクシーズモンスター]]を採用できる。~ [[《御前試合》]]や[[《群雄割拠》]]を採用しやすい事から、[[《グレイドル・ドラゴン》]]も採用しておくとよいだろう。~ -[[《E・HERO アブソルートZero》]]~ [[水属性]][[モンスター]]を[[融合素材]]とする[[融合モンスター]]。~ この[[デッキ]]では[[単体強化]]も活用することができる。~ 採用する[[HERO]]は[[《サルベージ》]]や[[《海竜神の加護》]]等に対応する[[《E・HERO アイスエッジ》]]が使いやすい。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#p7a18b64] ―[[水属性]]及び[[水族]]の[[サポートカード]]~ -[[《湿地草原》]]~ この[[デッキ]]の[[キーカード]]。~ この[[カード]]がないと[[モンスター]]は貧弱な[[ステータス]]のままなので、3枚[[積み>積む]]となる。~ -[[《浮上》]]~ [[《湿地草原》]]の[[効果]][[対象]]の大半を[[蘇生]]できる[[カード]]。~ これで[[蘇生]]できない[[モンスター]]も、[[氷結界]]は[[《氷結界の伝道師》]]を、[[ガエル]]は[[《サシカエル》]]を経由することで制約を無視して[[蘇生]]できる。~ -[[《サルベージ》]]~ 2枚分の[[水属性]][[モンスター]]を回収できる。~ [[蘇生]]から展開したほうが特性を活かしやすい[[モンスター]]もいるため使い分けが重要となる。~ -[[《海竜神の加護》]]~ [[発動]][[ターン]]の[[水属性]][[モンスター]]の[[破壊]]を回避できる。~ [[フリーチェーン]]なので[[相手]]の[[伏せ除去]]にも強いが、[[罠カード]]故の遅さは考慮したい。~ -[[《スライム増殖炉》]]~ [[《湿地草原》]]と合わせることで[[攻撃力]]1700の[[アタッカー]]を毎[[ターン]]用意できる。~ ただし、他の[[モンスター]]を[[召喚]]できなくなるため、専用の構築が必要となる。~ -[[アクアリウム]]~ [[《水舞台》]]は[[戦闘]][[耐性]]を得ることが出来るため、[[《氷結界の御庭番》]]などの[[ロック]]を維持しやすくなる。~ [[《水舞台装置》]]は[[全体強化]]が可能で、重ね掛けも出来る。~ [[《水照明》]]は[[アクアアクトレス]]の[[攻撃力]]を倍にできるため、[[《スター・ボーイ》]]などと組み合わせ凄まじい[[攻撃力]]を得ることが出来る。~ いずれも[[破壊]]されたときに[[水族]][[モンスター]]の[[蘇生]]が可能なため、[[全体除去]]をされた時に[[《氷結界の術者》]]などを[[蘇生]]して[[相手]]の[[攻撃]]を凌ぐといったことも可能。~ [[【アクアアクトレス】]]も参照のこと。 ―その他の[[カード]]~ -[[《同胞の絆》]]~ [[レベル]]が統一しやすく様々な[[モンスター]]を採用するこの[[デッキ]]では、柔軟に[[効果]]を活用できる。~ [[《氷結界の術者》]]から[[《氷結界の御庭番》]]を[[リクルート]]することで[[耐性]]を得た状態の[[ロック]]を即座に形成できる。~ -[[《一族の結束》]]~ [[《湿地草原》]]と同様に[[全体強化]]ができる。~ ただし、[[《グリズリーマザー》]]等の一部の[[モンスター]]が使いづらくなることに注意。~ -[[《テラ・フォーミング》]]~ [[《湿地草原》]]を[[サーチ]]できる。~ -[[《フィールドバリア》]]・[[カウンター罠]]~ [[《湿地草原》]]を[[破壊]]から防ぐために採用したい。~ -[[《地獄の暴走召喚》]]~ [[《湿地草原》]]の[[発動]]前であれば[[攻撃力]]が低いため、[[《湿地草原》]]の影響を受ける全ての[[モンスター]]に使うことが出来る。~ [[《スター・ボーイ》]]なら[[全体強化]]を与えられ、[[《湿地草原》]]を[[発動]]すれば2700も[[攻撃力]]を上げられる。~ [[《アクアアクトレス・テトラ》]]は[[《湿地草原》]][[適用]]時にも使え、3枚の[[アクアリウム]]を[[サーチ]]できる。~ また、[[ダイレクトアタッカー]]であれば[[相手]][[フィールド]]の状況を問わず[[攻撃]]でき、[[特殊召喚]]の手段も豊富である。~ [[《ラージマウス》]]なら[[《湿地草原》]][[適用]]時にも使用でき、4500の[[ダメージ]]を与えられる。~ [[《氷結界の水影》]]や[[《貫ガエル》]]は[[特殊召喚]]後に[[《湿地草原》]]を[[発動]]する必要があるが、特に前者なら総攻撃力7200と[[1ターンキル]]圏内に近づける。~ -[[《レベル制限B地区》]]・[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]~ 定番の[[ロック]][[カード]]。~ この[[デッキ]]では[[レベル]]2以下の[[モンスター]]で攻めるため、[[自分]]は影響を受けない。 -[[《群雄割拠》]]・[[《御前試合》]]~ この[[デッキ]]は[[水属性]]・[[水族]]で統一することも可能なため、採用可能。~ -[[《氷結界の紋章》]]~ [[氷結界]][[モンスター]]を[[サーチ]]するために採用する。~ -[[装備魔法]]~ [[直接攻撃]]を重視する場合は[[モンスター]]の[[単体強化]]も有効。~ 複数の[[装備魔法]]を装備して[[1ターンキル]]を狙う手もある。~ **戦術 [#i70ce39f] [[《湿地草原》]]を[[発動]]し、[[自分]]の[[モンスター]]を[[強化]]して攻めていく。~ [[ビートダウン]]重視の場合、[[《湿地草原》]]を使うこと以外は一般的な[[ビートダウン]]と攻め方はあまり変わらない。~ [[直接攻撃]]重視の場合、[[《湿地草原》]]下で[[《氷結界の水影》]]・[[《ラージマウス》]]・[[《貫ガエル》]]での[[直接攻撃]]を4〜6回決めればいい。~ [[《湿地草原》]][[適用]]時の最高[[攻撃力]]は[[《氷結界の術者》]]の2500であり、[[最上級モンスター]]のラインには届かない。~ [[《湿地草原》]]が存在しない時は、[[リクルーター]]にさえ[[戦闘破壊]]されてしまう。~ そのため、[[ロック]][[カード]]や[[《海竜神の加護》]]で[[モンスター]]を守ることが重要となる。~ しかし、[[《湿地草原》]]を[[破壊]]から守る[[カード]]も投入しなければならないため、どちらにどの程度の防御を割くかはよく考える必要がある。~ 幸い、低[[レベル]]・低[[攻撃力]]故に[[モンスター]]の[[リクルート]]や[[サルベージ]]、[[蘇生]]は容易であるので、時には[[伏せカード]]を恐れずに攻めていくことも必要。~ [[《湿地草原》]]と[[《一族の結束》]]を同時に[[適用]]できていれば[[攻撃力]]2000アップとなるので、これらの[[カード]]を[[破壊]]されジリ貧となる前に、早めの決着を目指したい。~ **デッキの派生 [#q4f70713] ***[[【スライム増殖炉】]] [#of496c72] [[《スライム増殖炉》]]で特殊召喚される[[スライムモンスタートークン]]を主力にする型。~ [[《湿地草原》]]と合わせることで、[[攻撃力]]1700の[[アタッカー]]が毎[[ターン]]生み出されることになる。~ 反面この[[カード]]が[[フィールド]]上に存在すると、[[自分]]に厳しい[[召喚]]制限がかかる。~ そのため[[モンスター]]が少なめの専用[[デッキ]]よりの構築となるが、安定して[[トークン]]生成ができるのが大きな特徴である。~ 補正があるとはいえ1700はそこまで高くない数値のため、[[除去]]と[[カウンター罠]]で[[相手]]の場を空けて[[殴る]]か、[[《団結の力》]]・[[《暴走闘君》]]・[[《下克上の首飾り》]]などで強化して[[殴る]]かの二択となる。~ 他には、[[《強制転移》]]などの[[コントロール交換]]、[[《痛み分け》]]・[[《水霊術−「葵」》]]・[[《昇天の角笛》]]などの[[リリース]]への利用が主な活用法になる。~ [[トークン]]生成のタイミングの関係上[[《死神の巡遊》]]とも相性が良い。~ 詳しくは[[【スライム増殖炉】]]を参照。 **この[[デッキ]]の弱点 [#i65d3d25] 採用される[[モンスター]]が極めて限定されるだけに、[[《湿地草原》]]が無ければ勝負にならない。~ [[効果]]を受けられる[[モンスター]]中最高の[[攻撃力]]を持つ[[《氷結界の術者》]]でさえ、[[リクルーター]]にすら一方的に[[戦闘破壊]]されてしまう。~ だが、この点は[[《氷結界の水影》]]で多少は改善された。~ [[《氷結界の術者》]]をはじめとした[[ロック]]の影から殴ったり、[[《一族の結束》]]などの[[強化]][[カード]]があればそれなりに戦うことはできる。~ しかし[[《湿地草原》]]がこの[[デッキ]]の核であることは間違いないので、確実に[[発動]]できるように[[《テラ・フォーミング》]]・[[《封印の黄金櫃》]]などを用意して、[[発動]]できたあとは[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]・[[《フィールドバリア》]]を使うなどして守りたい。~ また、採用率は低いものの[[《メサイアの蟻地獄》]]・[[《憑依するブラッド・ソウル》]]は天敵である。~ [[ビートダウン]]重視の場合、普通の[[ビートダウン]]と違いこの[[デッキ]]はほぼ全ての[[モンスター]]の[[レベル]]が低いため[[攻撃]]を[[ロック]]して勝つ[[デッキ]]には強いものの、やはり[[モンスター除去]]に弱い。~ よって[[《我が身を盾に》]]や[[カウンター罠]]を投入する、[[罠カード]]を減らして[[《王宮のお触れ》]]を投入するなどの対策も行うと良いだろう。~ [[直接攻撃]]重視の場合、[[《氷結界の水影》]]・[[《ラージマウス》]]・[[《貫ガエル》]]が無いとほぼ勝ち目はない。~ これらは[[墓地へ送られて>墓地へ送られた]]も[[《サルベージ》]]で回収は出来るが、[[除外]]されると回収できないため、[[除外]]系の[[デッキ]]には弱い。~ [[サイドデッキ]]には[[《D・D・R》]]・[[《異次元からの埋葬》]]を入れておいたほうが良いだろう。~ **代表的なカード [#p80b6426] -[[《湿地草原》]] -[[《氷結界の術者》]] -[[《氷結界の水影》]] -[[《貫ガエル》]] -[[《ラージマウス》]] **関連リンク [#s2861b6a] -[[【水属性】]] -[[【水族】]] -[[【ガエル】]] -[[【氷結界】]] -[[【フィフティ・フィフティ】]] -[[デッキ集]]