*【&ruby(じゅうにしし){十二獣};】 [#top]

#contents
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[地属性]]・[[獣戦士族]]統一[[カテゴリ]]「[[十二獣]]」を用いた[[デッキ]]。~
 「重ねて[[エクシーズ召喚]]」に特化した性能により、[[エクシーズモンスター]]をどんどん重ねていく独特の動きが特徴。~
 [[下級モンスター]]1体から[[エクシーズ召喚]]ができるという特異な性質から安定性が非常に高く、登場直後から[[環境]]で大活躍している。~

 《十二獣モルモラット》
 効果モンスター
 星4/地属性/獣戦士族/攻   0/守   0
 (1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
 デッキから「十二獣」カード1枚を墓地へ送る。
 (2):このカードを素材として持っている、
 元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
 ●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 手札・デッキから「十二獣モルモラット」1体を特殊召喚する。

 《十二獣ブルホーン》
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/地属性/獣戦士族/攻   ?/守   ?
 レベル4モンスター×2
 「十二獣ブルホーン」は1ターンに1度、
 同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
 (1):このカードの攻撃力・守備力は、
 このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 デッキから通常召喚可能な獣戦士族モンスター1体を手札に加える。

 《十二獣ドランシア》
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/地属性/獣戦士族/攻   ?/守   ?
 レベル4モンスター×4
 「十二獣ドランシア」は1ターンに1度、
 同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
 (1):このカードの攻撃力・守備力は、
 このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。
 (2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
 フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。
 この効果は相手ターンでも発動できる。

 《十二獣の会局》
 永続魔法
 「十二獣の会局」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象としてこの効果を発動できる。
 そのカードを破壊し、デッキから「十二獣」モンスター1体を特殊召喚する。
 (2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、
 自分フィールドの「十二獣」Xモンスター1体を対象として発動できる。
 墓地のこのカードをそのXモンスターの下に重ねてX素材とする。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 まずはこの[[デッキ]]の基本的な性質を抑えておきたい。~
 [[メインデッキ]]の[[十二獣]]は、以下の共通能力を持つ。
//ステータスの共通部分もあるので共通「能力」としています
 効果モンスター
 星4/地属性/獣戦士族
 (2):このカードを素材として持っている、
 元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
 ●(固有の効果)

 また、[[十二獣]]の[[エクシーズモンスター]]は以下の共通能力を持つ。
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク4/地属性/獣戦士族/攻   ?/守   ?
 「十二獣○○」は1ターンに1度、
 同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
 (1):このカードの攻撃力・守備力は、
 このカードがX素材としている「十二獣」モンスターのそれぞれの数値分アップする。

 [[エクシーズモンスター]]共通の[[効果外テキスト]]により、[[十二獣]]の[[下級モンスター]]1体を[[フィールド]]に出すだけで[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]できる。~
 そして[[エクシーズモンスター]]の固有[[効果]]や、[[エクシーズ素材]]となった[[十二獣]]が[[エクシーズモンスター]]に付与した[[効果]]を使用し、更に別の[[エクシーズモンスター]]を重ねて[[効果]]を使う事で、大幅な[[アドバンテージ]]を得る事ができる。~
 [[エクシーズモンスター]]を重ねるたびに[[エクシーズ素材]]が1つ増えるため、[[効果]]の[[発動]][[コスト]]も確保しやすい。~

 ただし[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]はいずれも?であり、何枚重ねても[[ステータス]]自体は[[強化]]できない。~
 [[下級モンスター]]級の[[ステータス]]をどう補うかが課題の1つとなる。~
 また[[エクストラデッキ]]を猛烈な勢いで消費し、[[エクストラデッキ]]の[[十二獣]]が枯渇すると全く動けなくなるため、[[墓地]]の[[十二獣]]を[[デッキ]]・[[エクストラデッキ]]に[[戻す]]手段も用意しておきたい。~

***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
―基本となる[[十二獣]][[モンスター]]~
 ほとんどの【十二獣】に搭載されているのは以下の3種である。~
 ただし[[十二獣]]を[[出張]]ギミックとして使用する場合の[[必須カード]]は[[《十二獣モルモラット》]]3枚+[[《十二獣の会局》]]3枚(+[[エクストラデッキ]]の[[十二獣]][[エクシーズモンスター]])のみであり、他には[[《十二獣ヴァイパー》]]が枠によって採用される程度となる。~

-[[《十二獣モルモラット》]]~
[[エクシーズ素材]]になっている際に[[同名カード]]1体を[[リクルート]]する[[効果]]を持つ。~
この[[効果]]は[[1ターンに1度]]しか使えないが、[[効果]]使用後に更に[[十二獣]]を重ねれば、新たな[[十二獣]]は別の[[モンスター]]なので再度[[効果]]を使える。~
したがって、[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]Aに付与された[[《十二獣モルモラット》]]の[[効果]]を使う→[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]Bを重ねる→Bに付与された[[《十二獣モルモラット》]]の[[効果]]を使う、という流れで容易に[[ランク]]4[[モンスター]]をもう1体[[エクシーズ召喚]]する準備が整う。~
この[[デッキ]]の主要[[アドバンテージ]]源であり、[[効果]]の性質を考えても[[3枚積み>積む]]は必須となる。~
また[[召喚]]時に[[十二獣]][[カード]]1枚を[[墓地へ送る]][[効果]]も持っており、[[《十二獣の方合》]]を落として[[効果]][[発動]]に繋げる事が可能。~
唯一の弱点は攻守が0であり、[[エクシーズモンスター]]の[[ステータス]]を強化できない点である。~

-[[《十二獣ヴァイパー》]]~
[[手札]]・[[フィールド]]から[[フリーチェーン]]で[[獣戦士族]][[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ素材]]になる[[効果]]を持つ。~
この[[カード]]の[[攻撃力]]は1200なので[[十二獣]][[モンスター]]に対しては1200ポイントの[[コンバットトリック]]として働き、[[《十二獣サラブレード》]]をベースにしていれば[[攻撃力]]2800と[[アタッカー]]として十分な数値を獲得できる。~
[[手札]]から[[効果]]を使える[[十二獣]]という点も貴重で、[[召喚]]権が余っていない時の[[《十二獣ブルホーン》]]の[[サーチ]]先は基本的にこの[[カード]]となる。~
[[《炎舞−「天キ」》]]なども絡めて複数枚[[手札]]に溜め込む事も難しくなく、5000以上の[[攻撃力]]を叩き出す事も珍しくない。~
[[エクシーズ素材]]になっている際に[[戦闘]]した相手を[[除外>ゲームから除外する(取り除く)]]する[[効果]]も持ち、攻守が低くなりがちな[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]のケア役として優れた[[カード]]である。~

-[[《十二獣サラブレード》]]~
[[攻撃力]]1600と、[[メインデッキ]]の[[十二獣]]の中で最も[[攻撃力]]が高い。~
[[アタッカー]]となりうる[[ステータス]]で[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を展開したい場合、この[[カード]]をベースに[[《十二獣ヴァイパー》]]で強化を行う形となる。~
[[効果]]も[[手札交換]]・[[貫通]]付与と悪くない。~

―その他の[[十二獣]]~
 上記の3枚があれば基本的な動きが一通りできるため、[[環境]]レベルではその他の[[十二獣]]はあまり採用されない。~

-[[《十二獣ラム》]]~
被[[破壊]]時に[[十二獣]]を[[蘇生]]する[[効果]]と、[[エクシーズモンスター]]に[[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]][[罠カード]]への[[耐性]]を付与する[[効果]]を持つ。~
[[《十二獣の会局》]]で[[破壊]]して[[蘇生]]につなげる動きが可能。~

-[[《十二獣ラビーナ》]]~
被[[破壊]]時に[[十二獣]]を[[サルベージ]]する[[効果]]と、[[エクシーズモンスター]]に[[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]][[魔法カード]]への[[耐性]]を付与する[[効果]]を持つ。~
扱い方は概ね[[《十二獣ラム》]]と同様のものとなる。~

―[[十二獣]]以外の[[モンスター]]~
-[[《SRベイゴマックス》]]+[[《SRタケトンボーグ》]]~
[[召喚]]権を使わずに1枚で[[ランク]]3が出せる[[出張]]コンビ。~
[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]を[[エクシーズ召喚]]し、その[[効果]]で[[十二獣]]を[[リクルート]]して[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を重ねていく。~
この[[デッキ]]は[[手札]]からの展開力が低めで[[サーチ]]した[[カード]]を腐らせやすく、できれば[[召喚]]権を残した状態で展開を起動したい。~
[[召喚]]権を使わず[[十二獣]]を[[リクルート]]できるこのセットは最初の一手としてまさに理想的である。~
現在[[環境]]で活躍している【十二獣】は、([[十二獣]]を[[出張]]させただけの[[デッキ]]を除けば)ほとんどがこの2枚を投入した【SR十二獣】である。~

-[[《熱血獣王ベアーマン》]]~
[[妥協召喚]]能力と、[[獣戦士族]]の[[レベル]]を8に揃える能力を持つ[[レベル]]8[[モンスター]]。~
[[《十二獣モルモラット》]]2体を並べた所で[[召喚]]し、[[《熱血指導王ジャイアントレーナー》]]等の[[ランク]]8につなげる[[コンボ]]のために搭載される。~
詳しくは後述。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
-[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]~
先述の通り、「[[十二獣]]に重ねて[[エクシーズ召喚]]」ができる[[カード]]群。~
共通能力による「重ねて[[エクシーズ召喚]]」が行えるのは、[[同名カード]]1種類につき[[1ターンに1度]]に制限されている。~
//重ねてエクシーズ召喚は効果外テキストなので、敢えて共通「効果」と呼んでいません
「重ねて[[エクシーズ召喚]]」が何度行えるかが[[アドバンテージ]]につながるため、[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]は全種類採用が望ましい。~
~
なお、[[1ターンに1度]]しか行えないのは「重ねて[[エクシーズ召喚]]」する事であり、正規の[[エクシーズ素材]]を用いて通常の[[エクシーズ召喚]]を行う事には特に制限はない。~
したがって、[[十二獣]]Aを通常の[[エクシーズ召喚]]→[[十二獣]]Bを重ねる→[[十二獣]]Aの2枚目を重ねる、という動きは問題なく行える。~
高い[[攻撃力]]を得たい場合や、[[《十二獣ブルホーン》]]の[[効果]]を2度使いたい場合、後述の[[《ストイック・チャレンジ》]]のために多くの[[エクシーズ素材]]が必要な場合などに有効なテクニックであり、[[十二獣]]1体からの[[エクシーズ召喚]]と上手く使い分けたい。~

--[[《十二獣ワイルドボウ》]]~
固有効果は[[直接攻撃]]能力であり、[[カード・アドバンテージ]]を得られない。~
[[効果]]を使う機会はトドメの時くらいで、[[エクシーズ素材]]や[[《十二獣モルモラット》]]の[[効果]]使用回数を増やすために本命の[[十二獣]]の前に出しておく「踏み台」としての役割がほとんどである。~
なお[[ハンデス]]&[[全体除去]][[効果]]も持つが、[[発動条件]]が厳しすぎるため通常の構築ではまず使用できない。~

--[[《十二獣タイグリス》]]~
[[エクシーズ素材]]1つを[[コスト]]に、[[墓地]]の[[十二獣]]を[[エクシーズ素材]]にする[[起動効果]]を持つ。~
[[エクシーズ素材]]の数自体は増えないが、[[エクシーズモンスター]]を[[コスト]]に[[メインデッキ]]の[[十二獣]]を素材にすれば[[ステータス]]や[[効果]]が付与される。~
[[《十二獣モルモラット》]]を下に重ねて[[効果]]を使うこともできる。~

--[[《十二獣ブルホーン》]]~
[[獣戦士族]]1体を[[サーチ]]する[[起動効果]]を持つ。~
[[召喚]]権が余っていれば次の展開用の[[モンスター]]を、余っていなければ[[《十二獣ヴァイパー》]]を[[サーチ]]するのが主な仕事。~

--[[《十二獣ドランシア》]]~
[[フリーチェーン]]の[[除去]][[効果]]を持つ。~
[[相手]][[ターン]]に有効な[[効果]]を持つ[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]はこの[[カード]]だけなので、上記3枚で[[アドバンテージ]]を稼いだ後はこの[[カード]]を出して相手[[ターン]]に回すのが基本となる。~

―その他の[[エクシーズモンスター]]~
-[[ランク]]4~

--[[《魁炎星王−ソウコ》]]~
[[《炎舞−「天キ」》]]を[[サーチ]]して[[《十二獣ヴァイパー》]]を補充したり、[[《炎舞−「天枢」》]]を[[サーチ]]して更なる展開に繋げる事が可能。~
[[獣戦士族]]以外の[[効果モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にする[[起動効果]]も[[十二獣]]は全て[[獣戦士族]]であるため[[デメリット]]なく使える。~

--[[《ダイガスタ・エメラル》]]~
[[エクストラデッキ]]が枯渇すると動けなくなる[[デッキ]]なので、簡易[[《貪欲な壺》]]となるこの[[カード]]も投入すべきである。~
[[下記の基本的な展開>#stratey]]の中で出した場合、[[《十二獣モルモラット》]]2枚を回収し[[ドロー]]、もう1枚も次の[[ターン]]まで残っていればこの[[カード]]、[[除去]]されてしまっても[[《十二獣の方合》]]で回収することで再び大量展開が可能。~

-[[ランク]]3~
[[スピードロイド]]採用型で使用する[[ランク]]。~

--[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]~
[[《SRベイゴマックス》]]と[[《SRタケトンボーグ》]]を利用すれば[[通常召喚]]権を使わずに[[メインデッキ]]の[[十二獣]]全てを[[リクルート]]できる。~

--[[《トーテムバード》]]~
[[《十二獣ドランシア》]]では対応できない[[魔法・罠カード]]を1度だけ[[無効]]化することが可能。~

-[[ランク]]8~
[[《熱血獣王ベアーマン》]]を搭載する場合採用される。~

--[[《熱血指導王ジャイアントレーナー》]]~
[[通常召喚]]権を残して[[《十二獣モルモラット》]]2体を並べた後、[[《熱血獣王ベアーマン》]]を[[召喚]]し[[レベル]]を8に上げることで[[エクシーズ召喚]]することができる。~
連続[[ドロー]]により[[カード]][[アドバンテージ]]を稼ぎ[[メタカード]]や防御用の[[魔法・罠カード]]などが引き込みやすくなる。~

--[[《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》]]~
[[《熱血指導王ジャイアントレーナー》]]と出し方は同じだが、こちらは素材2体なので[[レベル]]8となった[[《十二獣モルモラット》]]を[[エクシーズ素材]]とし、[[《熱血獣王ベアーマン》]]は[[フィールド]]に残る形となる。~
[[《十二獣ドランシア》]]では対応できない[[魔法カード]]を[[無効]]化しつつ、[[攻撃]]誘導[[効果]]で低[[ステータス]]の[[十二獣]][[モンスター]]を守ることができる。~
[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]は攻守0で立てざるを得ない場面が少なくないため、[[攻撃]]誘導[[効果]]の存在はたいへん心強い。~

--それ以外~
基本的には枠の許す限り[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を投入することとなる。~
[[《十二獣ドランシア》]]では対処できない[[耐性]]を持つ[[モンスター]]を処理するための[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]や[[環境]]を読んで的確な[[メタ]][[効果]]を持つものを採用する。~
[[スピードロイド]]を採用している場合には、[[《幻影騎士団ブレイクソード》]]・[[《超量機獣グランパルス》]]といった[[除去]][[効果]]を持ったものも採用候補となる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
-[[十二獣]][[サポートカード]]~
--[[《十二獣の会局》]]~
[[自分]]の場の[[カード]]1枚を[[破壊]]して[[十二獣]]1体を[[リクルート]]できる[[永続魔法]]。~
この[[カード]]自身も[[破壊]]できるので、事実上ノー[[コスト]]で任意の[[十二獣]]を[[フィールド]]に出せるという恐るべき[[パワーカード]]である。~
上記の[[《SRベイゴマックス》]]と同様、[[召喚]]権を使わずに[[フィールド]]に[[十二獣]]を出すことができ、この[[デッキ]]の起点の1つとなる。~
更に[[破壊]]された時に[[十二獣]]の[[エクシーズ素材]]を補充する[[効果]]まで持っている。~

--[[《十二獣の方合》]]~
[[デッキ]]の[[十二獣]]1体を[[エクシーズ素材]]化する(1)の[[効果]]と、自身を[[墓地]]から[[除外>ゲームから除外する(取り除く)]]する事で[[墓地]]の[[十二獣]]5枚を[[デッキ]]に戻し1枚[[ドロー]]する(2)の[[効果]]を持つ[[通常罠]]。~
特に(2)が重要で、[[《十二獣モルモラット》]]で[[墓地]]に落とせるので「[[サーチ]]の効く[[《貪欲な瓶》]]」というべき働きを見せる。~
これにより猛烈な勢いで消費される[[エクシーズモンスター]]を補充したり、[[《十二獣モルモラット》]]を[[デッキ]]に戻して[[リクルート]][[効果]]の再度の[[発動]]につなげることが可能。~
重要[[カード]]ではあるが[[墓地]][[効果]]がメインなので、枚数は少なめにして適宜[[墓地]]に落として使う、という運用が主となる。~

-その他の魔法・罠カード~
特に相性が良く、採用率が高いもののみを紹介する。~
この[[デッキ]]は[[モンスター]]の数が少なめでも問題なく回転するため、下記以外にも汎用の[[魔法・罠カード]]を多めに採用できる。~

--[[《貪欲な壺》]]~
[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]や[[《十二獣モルモラット》]]を[[デッキ]]に戻して[[ドロー]]できる[[カード]]。~
[[墓地]]が肥えやすくそれを[[デッキ]]に戻したいこの[[デッキ]]との相性は抜群で、ほぼ確実に投入されている。~

--[[《炎舞−「天キ」》]]~
[[獣戦士族]]を[[サーチ]]できる[[炎舞]]。~
[[メインデッキ]]の[[十二獣]]を全て[[サーチ]]できる上、[[《魁炎星王−ソウコ》]]との相性も良い。~

--[[《炎舞−「天枢」》]]~
こちらは[[獣戦士族]]の[[召喚]]権を増やせる[[炎舞]]。~
ピン差ししておき[[《魁炎星王−ソウコ》]]の[[効果]]で引っ張ってくると[[手札]]からの展開力を補う事ができ効果的。~

**戦術 [#strategy]
 ざっくりと言えばこの[[デッキ]]は「[[十二獣]][[下級モンスター]]に[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を重ねていき、その[[効果]]を使って[[アドバンテージ]]を稼ぐ[[デッキ]]」である。~
 単純に[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]4種類を重ねるだけでも、[[《十二獣ブルホーン》]]による[[サーチ]]と、[[《十二獣ドランシア》]]による[[相手]]の[[カード]]1枚の[[破壊]]が可能。~
 [[《十二獣モルモラット》]]に重ねたなら上記に加え[[《十二獣モルモラット》]]2体を並べられる。~

 最も基本的な展開パターンは以下の通りで、[[《十二獣モルモラット》]]1枚から任意の[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]1体と[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]1体を並べることができる。~
>
条件:[[フィールド]]に[[《十二獣モルモラット》]]1体、[[手札]]または[[デッキ]]に[[《十二獣モルモラット》]]が2体~
結果:[[フィールド]]に[[エクシーズ素材]]2体指定の[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]1体と[[攻撃力]]0の[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]1体、[[獣戦士族]][[モンスターカード]]1枚[[サーチ]]、[[カード]]1枚[[破壊]]~
+[[《十二獣モルモラット》]]Aの上に[[《十二獣ワイルドボウ》]]を重ね、その上に[[《十二獣タイグリス》]]を重ねる。
+[[《十二獣タイグリス》]]から[[《十二獣ワイルドボウ》]]を取り除き、[[《十二獣モルモラット》]]Bを[[手札]]または[[デッキ]]から[[特殊召喚]]。
+[[《十二獣タイグリス》]]の上に[[《十二獣ブルホーン》]]を重ね、[[《十二獣ブルホーン》]]から素材を取り除き[[《十二獣モルモラット》]]Cを[[手札]]または[[デッキ]]から[[特殊召喚]]。
+[[《十二獣モルモラット》]]B・Cを素材に[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]。
+[[《十二獣ブルホーン》]]の[[効果]]を[[発動]]し、[[獣戦士族]]を[[サーチ]]。
+[[《十二獣ブルホーン》]]の上に[[《十二獣ドランシア》]]を重ね、[[相手]]の[[カード]]を[[破壊]]。~

 手順4で[[《魁炎星王−ソウコ》]]を出せば、[[《炎舞−「天キ」》]]経由での[[サーチ]]や[[《炎舞−「天枢」》]]でさらに展開することも可能。~
 防御力を重視するならば[[《フレシアの蟲惑魔》]]が有効で、[[《十二獣ドランシア》]]の[[フリーチェーン]][[除去]]と合わせ[[相手]][[ターン]]の行動を大きく制限できる。~
 同じ[[ランク]]の[[エクシーズモンスター]]2体が並ぶので[[《FNo.0 未来皇ホープ》]]を[[エクシーズ召喚]]することもできる。~

 [[《十二獣の会局》]]、または[[《SRベイゴマックス》]]から[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]を経由することで[[召喚]]権を残したまま始動することもできる。~
 こちらは[[サーチ]]した[[モンスター]]を[[召喚]]することでさらなる展開が可能。~
>
+上記手順4で[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]しない。~
+上記手順5で[[《十二獣ブルホーン》]]で[[《熱血獣王ベアーマン》]]を[[サーチ]]。~
+[[《熱血獣王ベアーマン》]]を[[妥協召喚]]、その[[効果]]で[[獣戦士族]]・[[レベル]]4[[モンスター]]の[[レベル]]を8にする。~
+[[ランク]]8の[[エクシーズ召喚]]を行う。~
++[[《熱血獣王ベアーマン》]]、[[《十二獣モルモラット》]]B・Cの3体で[[《熱血指導王ジャイアントレーナー》]]。~
++[[《十二獣モルモラット》]]B・Cで任意の[[ランク]]8[[エクシーズモンスター]]。~
<
 [[《熱血指導王ジャイアントレーナー》]]を[[エクシーズ召喚]]する場合、[[先攻]]1[[ターン]]目ならば[[バトルフェイズ]]を行えない[[デメリット]]も問題ない。~
 素材2体の[[ランク]]8[[エクシーズモンスター]]の場合は[[《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》]]を優先したい。~
 この手順で[[《十二獣ブルホーン》]]に重ねて出した[[《十二獣ドランシア》]]は[[ステータス]]の低さから、[[下級モンスター]]の[[攻撃]]で突破されやすく、それらに[[効果]]を使わざるを得ない場面が多い。~
 そこで[[《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》]]を出せば[[魔法カード]]を[[無効]]にしつつ、自身に[[攻撃]]を誘導する[[誘発効果]]で低[[ステータス]]の[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]や[[妥協召喚]]し[[攻撃力]]が1300に低下した[[《熱血獣王ベアーマン》]]を守りつつ[[《十二獣ドランシア》]]の[[単体除去]]でけん制することができる。~
 なお、[[ランク]]8につなぐなら[[《十二獣モルモラット》]]2体で2枚目の[[《十二獣ブルホーン》]]を出し、[[《熱血獣王ベアーマン》]]の代わりに[[《神獣王バルバロス》]]、2体目が[[《獣神機王バルバロスUr》]]を[[サーチ]]して出すことも可能。~
 [[墓地]]に[[スピードロイド]]が存在する必要はあるが、次の[[ターン]]また[[サーチ]]を狙える。~
<

 この[[デッキ]]の最大の特長は、上記の流れをいずれも''1枚''の[[カード]]から起動できる点である。~
 初手から[[フリーチェーン]][[除去]]要員を安定して立てられるという点では[[【ABC】]]と類似した性質を持つが、[[【ABC】]]の始動は最低でも2枚の[[カード]]が必要となる。~
 一方こちらは[[《十二獣モルモラット》]]1枚あれば始動できる上、[[《十二獣モルモラット》]]へのアクセス方法が[[《炎舞−「天キ」》]]・[[《SRベイゴマックス》]]・[[《十二獣の会局》]]と3種もあるため、事実上''12枚もの「1枚で始動できる手段」''を抱えている形となる。~
 何戦もしなければならない大会において「安定している」事は優れた武器であり、この極めて高い安定性が[[環境]]での活躍に大きく貢献していると言える。~

 少ない枚数で展開できるという事は展開と無関係な[[カード]]に[[デッキ]]の枠を割けるという事でもあり、[[罠カード]]や[[魔法・罠除去]]手段を多めに投入する事ができる。~
 これも【十二獣】の制圧力、あるいは返しの[[ターン]]での突破力につながっていると言える。~

**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
***《ストイック・チャレンジ》採用型 [#decktype1]
 [[エクシーズ素材]]の数が増えやすい点を利用し、[[《ストイック・チャレンジ》]]で爆発的な[[ダメージ]]を与え[[1ターンキル]]を狙うタイプ。~
 例えば、[[《十二獣サラブレード》]]の上に[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]4枚を重ね、[[《十二獣ブルホーン》]]で[[《十二獣ヴァイパー》]]を[[サーチ]]して素材化、[[《ストイック・チャレンジ》]]を装備するだけで、[[攻撃力]]4600・[[モンスター]]との[[戦闘]]時[[ダメージ]]2倍の[[モンスター]]ができ上がる。~
 [[《ストイック・チャレンジ》]]は[[モンスター]]との戦闘時にしか[[ダメージ]]が倍加しないが、[[《十二獣サラブレード》]]が[[貫通]]を付与するため[[守備表示]][[モンスター]]越しでも[[1ターンキル]]を狙いやすい。~

 応用として、[[《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》]]を採用すれば超[[攻撃力]]の[[《CX 冀望皇バリアン》]]を出すことも可能。~
 [[《十二獣ブルホーン》]]を[[十二獣]]2体による通常の[[エクシーズ召喚]]で出し、その上に[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]4枚を重ねてから[[RUM]]を使用し[[CNo.]]と[[《CX 冀望皇バリアン》]]を重ねれば、[[攻撃力]]はちょうど8000となる。~
 [[エクシーズ素材]]のなくなった[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を[[《CNo.101 S・H・Dark Knight》]]や[[《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》]]にできるので打点補助にもなる。~

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[出張]]要員としての【十二獣】 [#shucchou]
 【十二獣】は非常に[[出張]]しやすい[[カテゴリ]]である。~

 [[戦術>#strategy]]の項で紹介した基本的な動きを行うために[[メインデッキ]]へ投入するのは[[《十二獣モルモラット》]]3枚(+[[《十二獣ヴァイパー》]])だけで十分。~
 しかも展開の途中で[[《十二獣モルモラット》]]2枚を[[デッキ]]から[[フィールド]]に出してくれるので、一度展開を行えば以降の[[ドロー]]に半端に[[十二獣]]が混ざる心配がない。~
 その上どの[[効果]]も[[特殊召喚]]に関する[[デメリット]]を一切持たないので、[[出張]]先の[[デッキ]]本来の動きを阻害しにくい。~
 初動に[[《十二獣の会局》]]を使用すれば[[召喚]]権すら使わないので、[[召喚]]権を[[出張]]先[[カテゴリ]]に回せる。~
 [[十二獣]][[エクシーズモンスター]]のために[[エクストラデッキ]]の枠を4枚消費する必要はあるものの、その点さえクリアすればほぼあらゆる[[デッキ]]と混成できると言っても過言ではない。~

 主に[[《十二獣モルモラット》]]+[[《十二獣の会局》]]+[[《十二獣ヴァイパー》]]([[デッキ]]スペースによっては抜ける)の3種を[[出張]]させた[[デッキ]]が[[環境]]で結果を残している。~

-[[【Kozmo】]]~
[[エクストラデッキ]]をあまり使わず、持久力に長けた[[デッキ]]。~
初動を【十二獣】の安定性に任せ、2[[ターン]]目以降は持久戦を仕掛ける事ができる。~

-[[【メタルフォーゼ】]]~
[[《十二獣ブルホーン》]]で[[サーチ]]可能な[[獣戦士族]][[ペンデュラムモンスター]]を採用することで[[ペンデュラム召喚]]が行いやすくなる。~
詳しくは[[【十二獣メタルフォーゼ】>【メタルフォーゼ】#veriation4]]を参照。~

-[[【竜星】]]~
[[【メタルフォーゼ】]]と同様、[[リクルーター]]である[[竜星]]と[[《十二獣の会局》]]は相性が良い。~
また[[【竜星】]]は[[シンクロ召喚]]系[[デッキ]]なので、[[《SRベイゴマックス》]]等を自然に投入できる。~

-[[【インフェルノイド】]]・[[【ライトロード】]]・[[【彼岸】]]~
[[《武神帝−カグツチ》]]を[[エクシーズ召喚]]し[[墓地肥し>墓地を肥やす]]を行う。~
【十二獣ライロ】は[[こちら>【ライトロード】#l9f4620b]]のリンクを参照。~

-[[【幻影騎士団】]]~
[[《武神帝−カグツチ》]]を[[エクシーズ召喚]]し[[墓地肥し>墓地を肥やす]]を行う。~
また、[[《武神姫−アマテラス》]]による[[幻影騎士団]]の[[帰還]]を行う。~
詳しくは[[こちら>【幻影騎士団】#variation4]]のリンクを参照。~

-[[【シャドール】]]・[[【ファーニマル】]]~
[[《武神帝−カグツチ》]]を[[エクシーズ召喚]]し[[墓地肥し>墓地を肥やす]]を行う。~
また、[[《月光黒羊》]]による[[《融合》]][[サーチ]]を行う。~
【十二獣シャドール】は[[こちら>【シャドール】#variation4]]、【十二獣ファーニマル】は[[こちら>【ファーニマル】#Zodiac]]のリンクを参照。~

-[[【帝王】]]~
[[リリース]]の確保、[[帝王]][[魔法・罠カード]]の[[発動]]を補助する。~
詳しくは[[こちら>【帝王】#beast]]のリンクを参照。~

-[[【ABC】]]・[[【E・HERO】]]など~
[[ランク]]4の[[エクシーズモンスター]]を共有し、安定性・制圧力が増す。~

 【十二獣】要素を[[出張]]させて入賞した[[デッキ]]の種類は枚挙に暇がない。~
 2016年11月現在、大会上位が【十二獣】か【十二獣○○】で埋め尽くされるのも珍しくない状態となっている。~

***[[獣戦士族]][[デッキ]]への[[出張]] [#beast_warrior]
 他の[[【獣戦士族】]]に[[出張]]させれば、[[《炎舞−「天キ」》]][[《炎舞−「天枢」》]]といった[[獣戦士族]][[サポートカード]]を共有できる。~

-[[【妖仙獣】]]:[[先攻]]1[[ターン]]目にやることの乏しい[[デッキ]]であり、その穴を【十二獣】の動きで埋めることができる。

-[[【ムーンライト】]]:被[[破壊]]時[[効果]]を持つ[[《月光蒼猫》]]・[[《月光虎》]]との[[シナジー]]が見込める。~

-[[【炎星】]]:[[《十二獣ブルホーン》]]と[[《魁炎星王−ソウコ》]]からの[[サーチ]]により必要な[[炎舞]]、[[炎星]]を[[手札]]に加えやすい。~
以下のような展開を利用して[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]を[[エクシーズ召喚]]できるため[[戦術>【十二獣】#strategy]]の基本展開パターンに繋げるルートを増やすことができる。~

>
条件:[[手札]]に[[《速炎星−タイヒョウ》]]・[[《炎舞−「天キ」》]]もしくは[[《炎舞−「天枢」》]]のうち1枚~
+[[《速炎星−タイヒョウ》]]を[[召喚]]し、自身を[[リリース]]して足りない[[炎舞]]を[[セット]]。~
+[[《炎舞−「天キ」》]]を[[発動]]し、[[《炎星師−チョウテン》]]を[[サーチ]]。~
+[[《炎舞−「天枢」》]]を[[発動]]し、[[獣戦士族]]の[[召喚]]権を増やす。~
+[[《炎星師−チョウテン》]]を[[召喚]]し、その[[効果]]で[[《速炎星−タイヒョウ》]]を[[蘇生]]。~
+[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]を[[エクシーズ召喚]]し、[[《十二獣モルモラット》]]を[[リクルート]]。~
+[[戦術>【十二獣】#strategy]]の基本展開パターンを行う。~

>
また、以下のような条件では[[カード]][[アドバンテージ]]を稼ぎながら基本展開パターンに繋げることもできる。~
条件:[[手札]]に[[《レッド・リゾネーター》]]・[[《猛炎星−テンレイ》]]~
+[[《レッド・リゾネーター》]]を[[通常召喚]]し[[《猛炎星−テンレイ》]]を[[特殊召喚]]。~
+[[《炎星侯−ホウシン》]]を[[シンクロ召喚]]し[[《立炎星−トウケイ》]]を[[リクルート]]。~
[[《猛炎星−テンレイ》]]の[[効果]]で[[《炎舞−「天キ」》]]を[[セット]]。~
[[《立炎星−トウケイ》]]の[[効果]]で[[レベル]]3[[炎星]][[モンスター]]を[[サーチ]]。~
+[[《炎舞−「天キ」》]]を[[発動]]し[[獣戦士族]][[モンスター]]を[[サーチ]]。~
+[[《立炎星−トウケイ》]]の[[効果]]で[[《炎舞−「天キ」》]]墓地に送り[[《炎舞−「天枢」》]]を[[セット]]。~
+[[《炎舞−「天枢」》]]を[[発動]]し[[レベル]]3[[炎星]][[モンスター]]を[[通常召喚]]。~
+[[《M.X−セイバー インヴォーカー》]]を[[エクシーズ召喚]]し、[[《十二獣モルモラット》]]を[[リクルート]]。~
+[[戦術>【十二獣】#strategy]]の基本展開パターンを行う。~

-[[【武神】]]:[[武神]][[エクシーズモンスター]]の展開補助を行う。~
[[サーチ]]・[[墓地肥し>墓地を肥やす]]など[[デッキ]]の潤滑油としての役割も担う。~
詳しくは[[【十二獣武神】>【武神】#variation1]]を参照。~

***出張される側としての【十二獣】 [#shucchou2]
 少ない枚数で展開できるということは、逆に【十二獣】が本来の動きを保ちつつ、他の[[デッキ]]からの[[出張]]を受け入れる事も容易という事である。~
 通常の【十二獣】に、他の[[デッキ]]の要素を[[出張]]させて結果を残したものの例を挙げる。~

-【AF十二獣】~
[[十二獣]]と[[アーティファクト]]の[[出張]]要素を併用するタイプ。~
[[《アーティファクトの神智》]]から[[《アーティファクト−デスサイズ》]]・[[《アーティファクト−モラルタ》]]を[[リクルート]]し[[相手]]の行動を制限し、返しにあまり強くないこの[[デッキ]]の弱点を補える。~
[[アーティファクト]]は[[相手]]に[[破壊]]された場合にも[[効果]]が[[発動]]するため[[相手]]に[[セット]][[カード]]の[[除去]]を躊躇わせることもできる。~

-【壊獣十二獣】~
[[《妨げられた壊獣の眠り》]]+[[壊獣]][[モンスター]]数枚の[[壊獣]][[出張]]セットを投入したタイプ。~
[[《妨げられた壊獣の眠り》]]の[[全体除去]]と[[壊獣]][[モンスター]]の強制[[リリース]][[効果]]により、近年の[[環境]]高速化による[[先攻]]で制圧力を持つ[[モンスター]]を複数並べて完封する戦術に比較的強い。~
また、以下の流れで[[手札]]2枚から[[1ターンキル]]が可能であるため攻撃能力も増している。~

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+[[《妨げられた壊獣の眠り》]]で[[全体除去]]を行い[[自分]]の[[フィールド]]上に[[攻撃力]]3000以上の[[壊獣]]を[[リクルート]]。~
+[[戦術>【十二獣】#strategy]]の基本展開を行い[[《十二獣ブルホーン》]]と[[《十二獣モルモラット》]]2体を並べる。~
+[[《十二獣ブルホーン》]]の[[効果]]で[[《十二獣ヴァイパー》]]をサーチ。~
+[[《十二獣モルモラット》]]2体で[[《ガガガザムライ》]]を[[エクシーズ召喚]]し[[効果]]を[[発動]]する。~
+[[《十二獣ブルホーン》]]に[[《十二獣ドランシア》]]を重ねて[[エクシーズ召喚]]し[[効果]]で[[相手]][[フィールド]]上の[[壊獣]]を[[除去]]。~
+[[《十二獣ヴァイパー》]]を[[《十二獣ドランシア》]]の[[エクシーズ素材]]とする。~
+[[直接攻撃]]で[[ダメージ]]合計1200+1900×2+3000=8000となる。~

-【召喚獣十二獣】~
[[《召喚師アレイスター》]]、[[《召喚魔術》]]、[[《暴走魔法陣》]]と[[召喚獣]][[融合モンスター]]を組み込んだ[[召喚獣]]との混合[[デッキ]]。~
[[《十二獣モルモラット》]]に依存しない展開手段を持ち制圧力を持つ[[召喚獣]]を扱えることが強み。~
[[《SRベイゴマックス》]]は[[《フォトン・スラッシャー》]]と競合したり[[《十二獣モルモラット》]]を必要としない展開も可能であるため採用が見送られる場合もある。~

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−上記以外で加えられる[[カード]]
--[[《フォトン・スラッシャー》]]:後述の展開手段に必要で[[《増援》]]と合わせて採用したい。[[《召喚獣メルカバー》]]の融合素材となる。~
--[[《幽鬼うさぎ》]]などの[[光属性]][[手札誘発]]:【十二獣】[[ミラーマッチ]]に強く、[[墓地へ送り>墓地へ送る]]やすいため[[墓地融合]]につなげやすい。~
--[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]:[[《召魔装着》]]から[[リクルート]]することで[[《フォトン・スラッシャー》]]の代用となり[[《召喚師アレイスター》]]の[[サーチ]]も可能。~
--[[《テラ・フォーミング》]]:[[《暴走魔法陣》]]を経由し間接的に[[《召喚師アレイスター》]]を[[サーチ]]できる。~
--[[《召魔装着》]]:[[《暴走魔法陣》]]と[[《テラ・フォーミング》]]を共有可能で[[《魔装戦士 ドラゴディウス》]]を[[リクルート]]できる。~
--[[《月光黒羊》]]&[[《融合》]]:[[《十二獣ブルホーン》]]や[[《炎舞−「天キ」》]]から[[融合召喚]]が行える。~

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−展開パターン
+[[《フォトン・スラッシャー》]]を[[特殊召喚]]。~
+[[《召喚師アレイスター》]]を[[召喚]]し[[《召喚魔術》]]を[[サーチ]]。~
+[[《フォトン・スラッシャー》]]と[[《召喚師アレイスター》]]で[[《十二獣ブルホーン》]]Aを[[エクシーズ召喚]]。~
+[[《十二獣ブルホーン》]]Aから[[《フォトン・スラッシャー》]]を取り除き[[獣戦士族]]を[[サーチ]]。~
+[[《十二獣ブルホーン》]]Aに[[《十二獣ワイルドボウ》]]もしくは[[《十二獣タイグリス》]]を重ね[[《十二獣ブルホーン》]]Bを重ねる。~
+[[《十二獣ブルホーン》]]Bから[[《召喚師アレイスター》]]を取り除き[[獣戦士族]]を[[サーチ]]。~
+[[《十二獣ブルホーン》]]Bに[[《十二獣ドランシア》]]を重ねる。~
+[[《召喚魔術》]]を[[発動]]し[[墓地]]の[[《フォトン・スラッシャー》]]と[[《召喚師アレイスター》]]を[[除外]]して[[《召喚獣メルカバー》]]を[[融合召喚]]。~
+[[墓地]]の[[《召喚魔術》]]を[[除外]]して[[除外]]されている[[《召喚師アレイスター》]]を[[手札]]に[[加える]]。~
>
[[《十二獣ブルホーン》]]から[[《月光黒羊》]]を経由して[[《融合》]]を[[サーチ]]すれば[[《召喚獣エリュシオン》]]の[[融合召喚]]も可能。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 単体では弱小な[[モンスター]]を束ねて戦うタイプの[[デッキ]]であり、[[特殊召喚]][[メタ]]と[[モンスター効果]][[メタ]]には弱い。~
 [[《虚無魔人》]]などの[[特殊召喚]]全般の封印のみならず、[[《次元障壁》]]を撃たれるだけでも1[[ターン]]何もできなくなる。~
 特に[[《スキルドレイン》]]を貼られると[[エクシーズモンスター]]は[[効果]]が使えないのみならず[[攻撃力]]0となってしまう。~
 [[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]の持ち主も皆無な事から[[《スキルドレイン》]]には極めて弱い。~

 [[手札誘発]][[カード]]なら[[特殊召喚]]を連発することから[[《増殖するG》]]か、1体の[[モンスター]]をひたすら重ねて強化する[[デッキ]]なので起点を潰せる[[《幽鬼うさぎ》]]。~
 [[相手]][[ターン]]に動ける[[カード]]が[[《十二獣ドランシア》]]以外特になく、[[耐性]]持ちも居ないことから、[[《ブラック・ホール》]]のような単純な[[全体除去]]も決まりやすい。~
 [[ランク]]4を並べる事が多いため、[[《エクシーズ・ユニバース》]]や[[《禁断の異本》]]も[[刺さる]]。~

 もっとも、【十二獣】は[[デッキ]]の枠が余りやすいので、[[《スキルドレイン》]]辺りは[[《ツインツイスター》]]等の枚数を増やすことで難なく突破できる。~
 [[メタカード]]対策の行いやすさもこの[[デッキ]]の強さに一役買っている。~

 ちなみに[[ミラーマッチ]]で[[《精神操作》]]を使うと、[[相手]]の[[十二獣]]を奪って[[効果]]を使った上[[自分]]の[[十二獣]]を重ねてしまう事ができる。~
 ただ、[[《十二獣ドランシア》]]は自らを[[破壊]]することで[[コントロール奪取]]を回避できてしまうため、あまり成功はしないだろう。~

//**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
//カードプールの変遷でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる。
**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 登場からその凄まじい性能により、派生[[デッキ]]を含めて[[環境]]を支配する。~
 [[17/01/01>リミットレギュレーション/2017年1月1日]]では[[サーチ]]で安定感を高めていた[[《炎舞−「天キ」》]]と相性の良い[[《SRベイゴマックス》]]が[[制限カード]]に指定される。~
 しかし発売時期もあってか[[十二獣]]本体には全く規制が入らず、その勢力は全く衰えていない。~

//**サンプルレシピ [#sample]

**関連リンク [#link]
-[[十二獣]]
-[[【獣戦士族】]]
-[[デッキ集]]