獣族モンスターを主体にした種族統一デッキ。
下級のリクルーターと最上級のヘビーアタッカーに秀でた種族であり、野趣あふれるパワーデュエルが持ち味である。
《素早いモモンガ》・《キーマウス》・《素早いビッグハムスター》といった下級リクルーター・サーチャーで戦線を維持。
《森の番人グリーン・バブーン》・《森の狩人イエロー・バブーン》・《キング・オブ・ビースト》といった最上級モンスターを特殊召喚し、重量による力押しに転じる。
サポートでは《幻獣の角》や《キャトルミューティレーション》が優秀なほか、《激昂のミノタウルス》《暗黒のマンティコア》で【ビースト】方面へ向かっても面白い。
《デス・コアラ》《レスキューラビット》《X−セイバー エアベルン》といった、単体で優秀なモンスターも起用していいだろう。
極星獣もかなり優秀であり、独自のシナジーで展開を補助すると共に《極神皇トール》を搭載できるようになる。
《コアラッコアラ》系統も渋い存在である。
《虚栄の大猿》や《マイン・モール》など、シンクロ召喚関連にも面白いカードが揃っている。
獣族を素材に指定するシンクロモンスターには《ライトニング・トライコーン》系統や《氷結のフィッツジェラルド》《猿魔王ゼーマン》がおり、狙ってみてもいいだろう。
自軍モンスターをサポート・特殊召喚する効果が多い一方で、相手の場に干渉できる効果が非常に少なく、汎用魔法・罠以外で相手からアドバンテージを奪う方法はほとんど戦闘破壊に限られる。
貴重な万能破壊効果を持つ《ライトロード・ハンター ライコウ》を大事に使いたい。
基本的には展開力とパワーで相手を圧倒し、物量勝ちに持ち込むのが勝ち筋である。
かつては【バブーン】や【レスキューシンクロ】として選考会での実績も残した種族デッキである。
《森の番人グリーン・バブーン》は裁定による弱体化、《レスキューキャット》は禁止カード化によりかつての栄華は再現できないが、地力は侮れない種族といえよう。
生け贄召喚のディスアドバンテージを回復でき、妥協召喚も可能な《百獣王 ベヒーモス》を軸とする。
《素早いモモンガ》や《巨大ネズミ》、《素早いビッグハムスター》等のリクルーターを絡めれば、より展開しやすくなる。
これらのモンスターで墓地を肥やした後、《魂を喰らう者 バズー》でゴリ押も可能。
このカードからサルベージ可能で、このカードを蘇生できる《森の聖獣 ユニフォリア》とは一種の相互関係が成立しており相性は抜群に良い。
《神の警告》《神の宣告》などで召喚を無効にされるのが何よりも怖いので、罠対策はくれぐれもしておきたい。
獣族が存在する場合に自己再生可能な《チェーンドッグ》を、エクシーズ召喚によるデメリット解除で使いまわすデッキ
必然的にランク4が中心となり、その中でも《恐牙狼 ダイヤウルフ》とのシナジーが光る。
《チェーンドッグ》の性質上、2体の獣族を並べる必要がある。
《ダイガスタ・エメラル》とのコンボからも、《レスキューラビット》および《暗黒の狂犬》は是非採用したい。
加えて、同じく自己再生可能な《焔虎》も採用候補。
特に《フレムベル・ヘルドッグ》からのリクルートが強力であり、総合的に獣族の供給が容易となるため《幻獣の角》が使いやすくなる。
他の獣族紋章獣とこのデッキのシナジーは小さいが、《紋章獣レオ》も強力なアタッカーとなる。
なお直接ランク4には繋がらないが、《素早いビッグハムスター》や《極星獣タングニョースト》を利用してレベル3を並べる事で、《虚空海竜リヴァイエール》が利用できる。
《レスキューラビット》や、《恐牙狼 ダイヤウルフ》での破壊などで除外された自己再生モンスターを帰還させる事が可能である。
地属性・獣族のモンスターで統一したデッキ。
獣族には《巨大ネズミ》や《ミリス・レディエント》、《トロイホース》等地属性をサポートするモンスターが多い。
また、《ナチュル・ビースト》もシンクロ召喚しやすくなる。
これらに地属性と獣族をサポートする魔法・罠カードを含めれば、数はかなりのものになる。
属性と種族という二重の縛りになるが、なかなか強力なデッキを組むことができるだろう。
《森の番人グリーン・バブーン》を主力としたデッキ。
詳しくは【バブーン】へ。
《レスキューキャット》から獣族のチューナーと非チューナーを特殊召喚し、シンクロ召喚するデッキ。
詳しくは【レスキューシンクロ】へ。
墓地を整えた状態で《ライトニング・トライコーン》をシンクロ召喚するデッキ。
詳しくは【ライトニング・トライコーン】へ。
自己再生能力を持つ最上級モンスター《キング・オブ・ビースト》と、そのコストとなりサルベージ能力を備える《モジャ》を利用するデッキ。
《キング・オブ・ビースト/King of the Beasts》 効果モンスター 星7/地属性/獣族/攻2500/守 800 自分フィールド上に表側表示で存在する「モジャ」1体をリリースして発動する。 手札または墓地からこのカードを特殊召喚する事ができる。 「キング・オブ・ビースト」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
《モジャ/Moja》 効果モンスター 星1/地属性/獣族/攻 100/守 100 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 自分の墓地に存在するレベル4の獣族モンスター1体を手札に加える事ができる。
基点となる《モジャ》の複数採用は確実として、《キング・オブ・ビースト》の採用枚数だが、墓地から特殊召喚可能であることを考えればあまり必要の無いように思える。
しかし《モジャ》と違いサーチ等に対応していないため、3枚積みも充分考慮できる。
手札でダブついてしまった分は、後述のカードの手札コストとする事で有効活用したい。
《モジャ》専用リクルーターの《ビーストライカー》は打点にやや難があるものの、相手に依存せず能動的に、かつ素早く効果を発動できるため強力。
さらに《モジャ》のサルベージに対応する点は見逃すことの出来ない利点である。
その他《モジャ》は《巨大ネズミ》や《素早いビッグハムスター》などによってもリクルート可能。
発動条件やデッキの対応モンスターによって採用するカードや枚数を考えたい。
このデッキで非常に高いシナジーを持つのが《魔轟神獣キャシー》である。
レベル1という点で《ワン・フォー・ワン》は勿論《モジャ》の再利用が可能な《金華猫》・《ロックキャット》を共有でき、それぞれ《フォーミュラ・シンクロン》・《魔轟神獣ユニコール》に直接繋げることが可能。
《ビーストライカー》を利用した除去コンボも強力である。
《素早いビッグハムスター》からのリクルートなどでレベル4と組み合わせた場合にシンクロ召喚が狙える《魔轟神レイジオン》は、手札消費の荒くなりがちなこのデッキを強力にバックアップする。
さらには《キング・オブ・ビースト》との組み合わせでは汎用性の高いレベル8となり、《金華猫》を経由すれば《ミスト・ウォーム》のシンクロ召喚もそう難しくない。
純粋に効果の面でも強力であるため、積極的に採用すべきカードであることは間違いない。
同様にレベル1のチューナーとしては《キーマウス》が存在する。
魔轟神のシンクロモンスターが利用できない点で大きく遅れを取るが、ナチュルシンクロモンスターやサーチ、特に《金華猫》に対応するという利点がある。
チューナーではないが、《フレムベル・パウン》も同様に《金華猫》をサーチでき、サポートカードを共用しやすい《フレムベル・ヘルドッグ》からのリクルートが可能である。
《森の番人グリーン・バブーン》は《キング・オブ・ビースト》同様墓地に置くことで効果を使用でき、レベルも共通するため前述の《魔轟神獣キャシー》と相性が良い。
あわせてランク7のエクシーズ召喚も狙える。
難点としては最上級モンスターとしての打点の低さや、除外に弱い点まで共通している点。
《幻獣の角》・《収縮》・《トラップ・スタン》などでのカバーも考えられるが、このデッキにおいては下級モンスターに戦闘に適さないものが多くなりがちであるため、特にコンバットトリックのカードを採用する場合にはバランスを深く考慮したい。
《金華猫》や《モジャ》などの存在から《強制転移》も強力な1枚。
ただし確実性は低い点は注意したい。
《魔轟神獣キャシー》及び《キング・オブ・ビースト》等を利用する上で《サンダー・ブレイク》は攻防ともに使える強力な除去カード。
ただし【魔轟神】や【インフェルニティ】ほど手札コストの結果的な回収率が高い訳でもないので、リクルーターと相性の良い《貪欲な壺》も併用しておきたい。
なんと言っても除外に弱いため、サイドデッキに《王宮の鉄壁》は必須といっても過言ではない。
《金華猫》も少なからず恩恵を受けることが出来るので、環境次第ではメインデッキから投入を考えても良いかもしれない。
《キング・オブ・ビースト》の攻撃力を上回るモンスターを大量に展開できるデッキは厳しい。
《スキルドレイン》や《王虎ワンフー》によって牽制するのも手か。