*【獣族】 [#ibe69d4b]

#contents

**説明 [#eed1cc6f]
 [[獣族]][[モンスター]]を主体にした[[種族]]統一[[デッキ]]。~
 [[下級>下級モンスター]]の[[リクルーター]]と[[最上級>最上級モンスター]]のヘビー[[アタッカー]]に秀でた種族であり、野趣あふれるパワーデュエルが持ち味である。~

 [[《素早いモモンガ》]]・[[《キーマウス》]]・[[《素早いビッグハムスター》]]といった下級[[リクルーター]]・[[サーチャー]]で戦線を維持。~
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]・[[《森の狩人イエロー・バブーン》]]・[[《キング・オブ・ビースト》]]といった[[最上級モンスター]]を[[特殊召喚]]し、重量による力押しに転じる。~
 [[サポート>サポートカード]]では[[《幻獣の角》]]や[[《キャトルミューティレーション》]]が優秀なほか、[[《激昂のミノタウルス》]][[《暗黒のマンティコア》]]で[[【ビースト】]]方面へ向かっても面白い。~
 [[《デス・コアラ》]][[《レスキューラビット》]][[《X−セイバー エアベルン》]]といった、単体で優秀な[[モンスター]]も起用していいだろう。~
 [[極星獣]]もかなり優秀であり、独自の[[シナジー]]で展開を補助すると共に[[《極神皇トール》]]を搭載できるようになる。~
 [[《コアラッコアラ》]]系統も渋い存在である。~

 [[《虚栄の大猿》]]や[[《マイン・モール》]]など、[[シンクロ召喚]]関連にも面白い[[カード]]が揃っている。~
 [[獣族]]を素材に指定する[[シンクロモンスター]]には[[《ライトニング・トライコーン》]]系統や[[《氷結のフィッツジェラルド》]][[《猿魔王ゼーマン》]]がおり、狙ってみてもいいだろう。

 自軍[[モンスター]]をサポート・[[特殊召喚]]する[[効果]]が多い一方で、相手の場に干渉できる[[効果]]が非常に少なく、汎用魔法・罠以外で相手から[[アドバンテージ]]を奪う方法はほとんど[[戦闘破壊]]に限られる。~
 貴重な万能[[破壊]][[効果]]を持つ[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]を大事に使いたい。~
 基本的には展開力とパワーで相手を圧倒し、物量勝ちに持ち込むのが勝ち筋である。

 かつては[[【バブーン】]]や[[【レスキューシンクロ】]]として選考会での実績も残した[[種族]][[デッキ]]である。~
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]は裁定による弱体化、[[《レスキューキャット》]]は[[禁止カード]]化によりかつての栄華は再現できないが、地力は侮れない[[種族]]といえよう。~

**[[デッキ]]のパターン [#ta9bd65a]
***[[《百獣王 ベヒーモス》]]軸 [#h8eeef5b]
 [[生け贄召喚]]の[[ディスアドバンテージ]]を回復でき、[[妥協召喚]]も可能な[[《百獣王 ベヒーモス》]]を軸とする。~
 [[《素早いモモンガ》]]や[[《巨大ネズミ》]]、[[《素早いビッグハムスター》]]等の[[リクルーター]]を絡めれば、より展開しやすくなる。~
 これらの[[モンスター]]で[[墓地]]を肥やした後、[[《魂を喰らう者 バズー》]]でゴリ押も可能。~
 この[[カード]]から[[サルベージ]]可能で、この[[カード]]を[[蘇生]]できる[[《森の聖獣 ユニフォリア》]]とは一種の相互関係が成立しており相性は抜群に良い。~
 [[《神の警告》]][[《神の宣告》]]などで[[召喚]]を[[無効]]にされるのが何よりも怖いので、罠対策はくれぐれもしておきたい。~


// 他にも[[《怒れる類人猿》]]等の[[アタッカー]]やトリッキーな[[《キャトルミューティレーション》]]を投入すれば[[ビートダウン]]の形は見えてくる。~
// [[《逆ギレパンダ》]]と[[《おジャマトリオ》]]の[[コンボ]]を組み込んでみても面白いかもしれない。~
//↑【獣族】全般に言える事なので

***[[《チェーンドッグ》]]軸・[[エクシーズ召喚]] [#f7d18b09]
 [[獣族]]が存在する場合に[[自己再生]]可能な[[《チェーンドッグ》]]を、[[エクシーズ召喚]]による[[デメリット]]解除で使いまわす[[デッキ]]~
 必然的に[[ランク]]4が中心となり、その中でも[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]との[[シナジー]]が光る。

 [[《チェーンドッグ》]]の性質上、2体の[[獣族]]を並べる必要がある。~
 [[《ダイガスタ・エメラル》]]との[[コンボ]]からも、[[《レスキューラビット》]]および[[《暗黒の狂犬》]]は是非採用したい。~
 加えて、同じく[[自己再生]]可能な[[《焔虎》]]も採用候補。~
 特に[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]からの[[リクルート]]が強力であり、総合的に[[獣族]]の供給が容易となるため[[《幻獣の角》]]が使いやすくなる。~
 他の[[獣族]][[紋章獣]]とこの[[デッキ]]の[[シナジー]]は小さいが、[[《紋章獣レオ》]]も強力な[[アタッカー]]となる。~

 なお直接[[ランク]]4には繋がらないが、[[《素早いビッグハムスター》]]や[[《極星獣タングニョースト》]]を利用して[[レベル]]3を並べる事で、[[《虚空海竜リヴァイエール》]]が利用できる。~
 [[《レスキューラビット》]]や、[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]での[[破壊]]などで[[除外]]された[[自己再生]][[モンスター]]を[[帰還]]させる事が可能である。

***【地属性/獣族】 [#ba2c4205]
 [[地属性]]・[[獣族]]の[[モンスター]]で統一した[[デッキ]]。~
 [[獣族]]には[[《巨大ネズミ》]]や[[《ミリス・レディエント》]]、[[《トロイホース》]]等[[地属性]]をサポートする[[モンスター]]が多い。~
 また、[[《ナチュル・ビースト》]]も[[シンクロ召喚]]しやすくなる。~

 これらに[[地属性]]と[[獣族]]をサポートする[[魔法・罠カード]]を含めれば、数はかなりのものになる。~
 [[属性]]と[[種族]]という二重の[[縛り]]になるが、なかなか強力な[[デッキ]]を組むことができるだろう。~

***[[【バブーン】]] [#x8c69440]
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]を主力とした[[デッキ]]。~
 詳しくは[[【バブーン】]]へ。~

***[[【レスキューシンクロ】]] [#v84ba23f]
 [[《レスキューキャット》]]から[[獣族]]の[[チューナー]]と非[[チューナー]]を[[特殊召喚]]し、[[シンクロ召喚]]する[[デッキ]]。~
 詳しくは[[【レスキューシンクロ】]]へ。~

***[[【ライトニング・トライコーン】]] [#tc494af0]
 [[墓地]]を整えた状態で[[《ライトニング・トライコーン》]]を[[シンクロ召喚]]する[[デッキ]]。~
 詳しくは[[【ライトニング・トライコーン】]]へ。~

***[[【光のピラミッド】]] [#ad71eba4]
 [[《光のピラミッド》]]を始めとした[[召喚]]サポートを利用することで[[《アンドロ・スフィンクス》]]と[[《スフィンクス・テーレイア》]]を並べ、[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]の[[特殊召喚]]を狙う。~
 詳しくは、[[【光のピラミッド】]]へ。~


***[[《キング・オブ・ビースト》]]軸 [#ldb878da]
 [[自己再生]]能力を持つ[[最上級モンスター]][[《キング・オブ・ビースト》]]と、その[[コスト]]となり[[サルベージ]]能力を備える[[《モジャ》]]を利用する[[デッキ]]。~

 《キング・オブ・ビースト/King of the Beasts》
 効果モンスター
 星7/地属性/獣族/攻2500/守 800
 自分フィールド上に表側表示で存在する「モジャ」1体をリリースして発動する。
 手札または墓地からこのカードを特殊召喚する事ができる。
 「キング・オブ・ビースト」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 《モジャ/Moja》
 効果モンスター
 星1/地属性/獣族/攻 100/守 100
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 自分の墓地に存在するレベル4の獣族モンスター1体を手札に加える事ができる。

 基点となる[[《モジャ》]]の複数採用は確実として、[[《キング・オブ・ビースト》]]の採用枚数だが、[[墓地]]から[[特殊召喚]]可能であることを考えればあまり必要の無いように思える。~
 しかし[[《モジャ》]]と違い[[サーチ]]等に対応していないため、3枚積みも充分考慮できる。~
 [[手札]]でダブついてしまった分は、後述の[[カード]]の[[手札コスト]]とする事で有効活用したい。~
 [[《モジャ》]]専用[[リクルーター]]の[[《ビーストライカー》]]は打点にやや難があるものの、相手に依存せず能動的に、かつ素早く[[効果]]を[[発動]]できるため強力。~
 さらに[[《モジャ》]]の[[サルベージ]]に対応する点は見逃すことの出来ない利点である。~
 その他[[《モジャ》]]は[[《巨大ネズミ》]]や[[《素早いビッグハムスター》]]などによっても[[リクルート]]可能。~
 [[発動条件]]や[[デッキ]]の対応[[モンスター]]によって採用する[[カード]]や枚数を考えたい。~

 この[[デッキ]]で非常に高い[[シナジー]]を持つのが[[《魔轟神獣キャシー》]]である。~
 [[レベル]]1という点で[[《ワン・フォー・ワン》]]は勿論[[《モジャ》]]の再利用が可能な[[《金華猫》]]・[[《ロックキャット》]]を共有でき、それぞれ[[《フォーミュラ・シンクロン》]]・[[《魔轟神獣ユニコール》]]に直接繋げることが可能。~
 [[《ビーストライカー》]]を利用した[[除去]][[コンボ]]も強力である。~
 [[《素早いビッグハムスター》]]からの[[リクルート]]などで[[レベル]]4と組み合わせた場合に[[シンクロ召喚]]が狙える[[《魔轟神レイジオン》]]は、[[手札]]消費の荒くなりがちなこの[[デッキ]]を強力にバックアップする。~
 さらには[[《キング・オブ・ビースト》]]との組み合わせでは汎用性の高い[[レベル]]8となり、[[《金華猫》]]を経由すれば[[《ミスト・ウォーム》]]の[[シンクロ召喚]]もそう難しくない。~
 純粋に[[効果]]の面でも強力であるため、積極的に採用すべき[[カード]]であることは間違いない。~

 同様に[[レベル]]1の[[チューナー]]としては[[《キーマウス》]]が存在する。~
 [[魔轟神]]の[[シンクロモンスター]]が利用できない点で大きく遅れを取るが、[[ナチュル]][[シンクロモンスター]]や[[サーチ]]、特に[[《金華猫》]]に対応するという利点がある。~

 [[チューナー]]ではないが、[[《フレムベル・パウン》]]も同様に[[《金華猫》]]を[[サーチ]]でき、[[サポートカード]]を共用しやすい[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]からの[[リクルート]]が可能である。

 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]は[[《キング・オブ・ビースト》]]同様[[墓地]]に置くことで[[効果]]を使用でき、[[レベル]]も共通するため前述の[[《魔轟神獣キャシー》]]と相性が良い。~
 あわせて[[ランク]]7の[[エクシーズ召喚]]も狙える。~
 難点としては[[最上級モンスター]]としての打点の低さや、[[除外]]に弱い点まで共通している点。~
 [[《幻獣の角》]]・[[《収縮》]]・[[《トラップ・スタン》]]などでのカバーも考えられるが、この[[デッキ]]においては[[下級モンスター]]に[[戦闘]]に適さないものが多くなりがちであるため、特に[[コンバットトリック]]の[[カード]]を採用する場合にはバランスを深く考慮したい。~

 [[《金華猫》]]や[[《モジャ》]]などの存在から[[《強制転移》]]も強力な1枚。~
 ただし確実性は低い点は注意したい。~

 [[《魔轟神獣キャシー》]]及び[[《キング・オブ・ビースト》]]等を利用する上で[[《サンダー・ブレイク》]]は攻防ともに使える強力な[[除去]][[カード]]。~
 ただし[[【魔轟神】]]や[[【インフェルニティ】]]ほど[[手札コスト]]の結果的な回収率が高い訳でもないので、[[リクルーター]]と相性の良い[[《貪欲な壺》]]も併用しておきたい。~

 なんと言っても[[除外]]に弱いため、[[サイドデッキ]]に[[《王宮の鉄壁》]]は必須といっても過言ではない。~
 [[《金華猫》]]も少なからず恩恵を受けることが出来るので、[[環境]]次第では[[メインデッキ]]から投入を考えても良いかもしれない。~
// [[《王宮の弾圧》]]などの[[永続カード]]による拘束は[[《魔轟神獣キャシー》]]と[[《サンダー・ブレイク》]]で対処できるため致命傷にはなりにくい。~
 [[《キング・オブ・ビースト》]]の[[攻撃力]]を上回る[[モンスター]]を大量に展開できる[[デッキ]]は厳しい。~
 [[《スキルドレイン》]]や[[《王虎ワンフー》]]によって牽制するのも手か。
 
**代表的なカード [#yb9b0ab9]
-[[《森の番人グリーン・バブーン》]]
//-[[《レスキューキャット》]]

-[[《百獣王 ベヒーモス》]]
-[[《野性解放》]]
-[[《キャトルミューティレーション》]]
-[[《幻獣の角》]]

-[[《巨大ネズミ》]]
-[[《素早いモモンガ》]]
-[[《デス・コアラ》]]
-[[《怒れる類人猿》]]
-[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]
-[[《X−セイバー エアベルン》]]

**関連リンク [#gf8ca2f5]
-[[獣族]]

-[[【バブーン】]]
-[[【レスキューシンクロ】]]
-[[【ライトニング・トライコーン】]]

-[[【ビースト】]]

-[[デッキ集]]