*【&ruby(はるけしょう){春化精};】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[地属性]]に関する[[効果]]を持つ[[春化精]]を中心とした[[【地属性】]]([[【天使族】]]の要素もある)。~
 [[カテゴリ]]のみでも構築できるが、汎用的な[[地属性]]を多数取り入れられるため、構築できる[[デッキ]]の幅は広い。~

 《苗と霞の春化精/Vernuslyph of the Misting Seedlings》
 効果モンスター
 星3/地属性/天使族/攻 400/守 800
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードと、モンスター1体または「春化精」カード1枚を手札から捨てて発動できる。
 デッキから「苗と霞の春化精」以外の天使族・地属性モンスター1体を手札に加える。
 その後、自分の墓地から地属性モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
 このターン、自分は地属性以外のモンスターの効果を発動できない。
 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 「春化精」モンスター以外のフィールドのモンスターの攻撃力は600ダウンする。

 《春化精の花冠/Vernusylph Corolla》
 永続魔法
 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 自分フィールドの地属性モンスターは「春化精」モンスターとしても扱う。
 (2):1ターンに1度、自分が手札の「春化精」モンスターの効果を発動するために
 そのモンスターとカード1枚を手札から捨てる場合、
 代わりにそのモンスターのみを捨てる事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]

***[[メインデッキ]]の[[モンスターカード]]について [#monster]
―[[春化精]]~
 全て[[地属性]]・[[天使族]]で統一され、[[下級モンスター]]は以下の共通[[テキスト]]を持つ。~
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードと、モンスター1体または「春化精」カード1枚を手札から捨てて発動できる。
 (固有効果)。
 その後、自分の墓地から地属性モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
 このターン、自分は地属性以外のモンスターの効果を発動できない。
 (2):(フィールドで発動・適用可能な効果)
 共通[[効果]]により[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]つつ[[モンスター]]を展開していくのだが、制約により[[地属性]]以外の[[モンスター]]は取り入れにくい。~
 [[手札コスト]]にした[[モンスター]]も[[蘇生]]できるので[[上級]]・[[最上級モンスター]]の展開も得意であり、[[手札事故]]は生じにくい。~
 なお、[[手札誘発]][[モンスター]]に関しては基本的に制約を受けない[[相手]][[ターン]]で使用する上、[[手札]]でかさばっても共通[[効果]]の[[コスト]]には利用できる。~
 そのため[[《灰流うらら》]]など[[汎用性]]の高い[[手札誘発]]は[[地属性]]以外であろうとしばしば採用される。~

-[[《苗と霞の春化精》]]([[レベル]]3)~
固有[[効果]]は[[同名カード]]以外の[[地属性]]・[[天使族]]の[[サーチ]]。~
[[サーチ]]した側の[[春化精]]の共通[[効果]]を用いて更なる展開が可能となるが、[[手札]]消費は荒くなるので[[リソース]]管理には注意。~
下記の[[地属性]]・[[天使族]]に関係した[[モンスター]]を[[サーチ]]する使い方も良い。~
(2)により[[春化精]]以外は全て[[攻撃力]]が600ダウンするため、[[春化精]]の低い[[攻撃力]]を多少補える。~

-[[《花と野原の春化精》]]([[レベル]]3)~
固有[[効果]]は[[同名カード]]以外の[[地属性]]1体の[[サルベージ]]。~
上記に比べると[[墓地へ送る]]下準備は必要だが[[天使族]]以外の[[地属性]]を[[手札]]に[[加えられる>加える]]ので、混ぜ物の構築で生きる[[効果]]と言える。~
(2)により[[春化精]]に[[対象]][[耐性]]を付与でき、[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]や[[《春化精の花冠》]][[適用]]下での[[地属性]][[アタッカー]]の場持ちをサポートできる。~

-[[《山と雪解の春化精》]]([[レベル]]3)~
固有[[効果]]は[[ドロー]]であり、良くも悪くも[[コンボ]]性が低い代わりに安定したリターンを得られる[[効果]]と言える。~
(2)により[[春化精]]に[[2回攻撃]]を付与でき、[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]や[[《春化精の花冠》]][[適用]]下での[[地属性]][[アタッカー]]に付与できれば理想的。~

-[[《丘と芽吹の春化精》]]([[レベル]]4)~
固有[[効果]]は[[同名カード]]以外の[[春化精]][[カード]]の[[サーチ]]。~
[[春化精]][[モンスター]]は[[《苗と霞の春化精》]]でも[[サーチ]]できるので、こちらは[[春化精]][[魔法・罠カード]]を[[サーチ]]できる点に着目したい。~
[[永続カード]]の2種の[[魔法カード]]はいずれも重要性が高いため、優先して[[サーチ]]したい。~
(2)により[[春化精]]に[[効果破壊]][[耐性]]を付与でき、[[相手]]の[[除去]]に備えるだけでなく、[[自分]]の[[全体除去]]との[[コンボ]]も可能。~

-[[《森と目覚の春化精》]]([[レベル]]4)~
固有[[効果]]は[[地属性]]の[[通常召喚モンスター]]を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]もの。~
ただし、[[墓地へ送った>墓地へ送られた]][[カード]]の[[同名カード]]は[[蘇生]]できないので、他の[[春化精]]との[[コンボ]]が前提となる。~
[[墓地]][[効果]]を持つ[[地属性]]を採用しているのならばそちらを[[墓地へ送って>墓地へ送る]]も良いだろう。~
(2)により[[春化精]]の[[攻撃力]]を倍加できるが、[[下級モンスター]]では大した数値にならないので、[[最上級モンスター]]に用いたい。~

-[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]([[レベル]]8)~
[[特殊召喚]][[効果]]を持たない[[最上級モンスター]]だが、[[下級>下級モンスター]][[春化精]]の共通[[効果]]による[[蘇生]]、[[《春化精の花盛》]]による[[リクルート]]に対応しているので[[特殊召喚]]は容易い。~
[[地属性]]にした上での永続的な[[コントロール奪取]]、[[地属性]]の[[蘇生]]、[[モンスター効果]]に対する[[パーミッション]]と[[効果]]はいずれも強力であり、狙って出す価値はある。~
[[パーミッション]]を[[適用]]させるには自身以外にも4体の[[地属性]]が必要だが、(1)(2)で2体は補えるため、見た目の印象より[[発動条件]]は満たしやすい。~
[[攻撃力]]2400は[[レベル]]8としては低いが、それでも[[《山と雪解の春化精》]]や[[《森と目覚の春化精》]]の(2)の[[対象]]としては最有力候補となる。~

―[[地属性]]・[[天使族]]に関係した[[モンスター]]~
 (厳密には[[《古尖兵ケルベク》]]には[[地属性]]・[[天使族]]関連の[[効果]]は無いが、基本性能が[[《古衛兵アギド》]]と共通するのでこちらに記載する。)~
 いずれも[[レベル]]4・[[地属性]]・[[天使族]]で統一されており、[[春化精]]とは[[サポートカード]]を共有しやすい。~
 [[《現世と冥界の逆転》]]に関連した[[モンスター]]も多いが、[[手札事故]]のリスクを嫌うのならばあちらを採用せずとも問題はない。~

-[[《予見者ゾルガ》]]・[[《聖座天嗣ストン》]]~
共にこの[[デッキ]]では容易に[[手札]]から[[特殊召喚]]できるため、各種素材に使いやすい。~
前者の場合は更に[[お互い]]の[[デッキトップ]]5枚を[[確認]]でき、[[《墓守の罠》]]を採用しているのならば[[アドバンテージ]]に繋げる事ができる。~

-[[《地久神−カルボン》]]~
[[召喚権]]を必要とする代わりに[[春化精]]や他の[[地属性]]・[[天使族]]に関係した[[モンスター]]を[[サーチ]]できる。~
[[春化精]]は[[特殊召喚]]での展開が基本となるため、[[召喚権]]はこちらに割り当てやすい。~

-[[《宿神像ケルドウ》]]・[[《剣神官ムドラ》]]~
[[春化精]]の[[手札コスト]]や素材として[[墓地へ送られた]]後に(2)で[[相手]]の[[墓地]]利用を妨害できるため無駄がない。~
また、いずれも[[手札コスト]]を支払って[[手札]]から[[特殊召喚]]できるが、[[春化精]]の共通[[効果]]と合わせると[[手札]]消費が荒くなる点に注意。~
いずれも[[特殊召喚]]の後に[[カード]]1枚を[[サーチ]]できるため、そちらも[[適用]]して[[ディスアドバンテージ]]を抑えたい。~

-[[《古衛兵アギド》]]・[[《古尖兵ケルベク》]]~
[[春化精]]の[[手札コスト]]として[[墓地へ送る]]事で、(2)により5枚の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が可能となる。~
(1)の[[特殊召喚]]は条件がやや[[相手]]依存なのでおまけに近いが、[[手札誘発]]等で満たしやすいのでそこまで難しいものでもない。~

―その他相性の良い[[地属性]]~
-[[《楽天禍カルクラグラ》]]~
[[自分]]の[[地属性]]の[[破壊]]を[[トリガー]]に[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、その後[[モンスター]]1体を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]事もできる。~
この時[[墓地へ送る]][[モンスター]]は[[地属性]]でなくてもよい点、[[相手]][[ターン]]で使用できるのが[[春化精]]との違い。~
[[地属性]]・[[天使族]]なので[[サポートカード]]も共有できるが、[[春化精]]には[[破壊]]に関するギミックを持つものが居ないため、[[スクラップ]]等と組み合わせたい。~

-[[《時械神カミオン》]]~
[[戦闘]]を行う必要はあるが、[[発動]]すれば[[チェーン]]を許さない[[除去]]が可能。~
[[ターン]]を往復すると[[デッキ]]に戻ってしまうが、[[地属性]]・[[天使族]]なので再度[[デッキ]]から引っ張り出すのも容易である。~

-[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]~
//・[[《クシャトリラ・フェンリル》]]
[[汎用性]]の高い[[除去]][[効果]]と緩い条件の[[特殊召喚]][[効果]]により[[手札]]に来ても[[腐り>腐る]]にくい[[アタッカー]]。~
この[[デッキ]]では[[墓地]]に1枚あれば[[蘇生]]により何度も使い回せるため、[[リミットレギュレーション]]の影響を受け辛いことも強み。~

-[[《グランドタスク・ドラゴン》]]~
[[特殊召喚]]時に2枚の[[カード]]を[[破壊]]できる[[汎用性]]の高い[[除去]][[効果]]を持つ[[最上級モンスター]]。~
[[自分]][[ターン]]に出しても有用だが、[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]等で[[相手]][[ターン]]に出せる体制が整っていればより優秀な[[モンスター]]となる。~

-[[《干ばつの結界像》]]~
[[地属性]]以外の[[特殊召喚]]を封じる[[永続効果]]を持つ。~
[[自分]]の展開には殆ど影響はないが、[[相手]]の展開をどの程度制限できるかは[[相手]]次第なので[[サイドデッキ]]寄りの採用となるか。~

-[[《地霊媒師アウス》]]~
[[天使族]]と共に[[手札]]から[[捨てる]]事で[[サーチ]][[効果]]に繋がるが、[[手札]]消費が荒くなる点は気を付けたい。~

-[[《Gゴーレム・ペブルドッグ》]]~
[[春化精]]の[[手札コスト]]として[[墓地へ送る]]事で、(2)により[[《重力均衡》]]を[[サーチ]]できる。~
(1)を使うと[[同名カード]]を[[リクルート]]できるが、展開に制約がかかるので[[【Gゴーレム】>【サイバース族】#GGolem]]との混合構築が求められる。~

//-[[《屋敷わらし》]]~
//[[妖怪少女]]が欲しい場合[[地属性]]であるこの[[カード]]のみとなる。~
//[[墓地]][[メタ]]は【春化精】自身にも[[刺さる]]ため[[ミラーマッチ]]では要警戒。~
//-[[《チャウチャウちゃん》]]~
//上記に同じくこの[[デッキ]]は[[手札誘発]]が絶望的に足りていないため、それだけで採用理由になり得る。~
//相手ターンで使う分には制約が掛からないので手札誘発枠は地属性ばかりにこだわらなくていい

-[[《グリーン・ガジェット》]]・[[《レッド・ガジェット》]]・[[《イエロー・ガジェット》]]~
これらの[[ガジェット]]は[[召喚・特殊召喚に成功した]]時に、それぞれ対応する他の[[ガジェット]]を[[サーチ]]できる。~
したがって、[[春化精]]の[[効果]]で[[手札]]から[[捨てた>捨てる]]後に[[蘇生]]すれば[[サーチ]][[効果]]によって[[手札]]の消費を補うことができ、更なる展開にも繋げやすい。~

-[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]~
一切の[[特殊召喚]]を封じる[[モンスター]]だが、この[[カード]]自体は[[特殊召喚]]が可能なので[[春化精]]の[[効果]]で展開できる。~
[[春化精]]には[[ステータス]]を補う[[効果]]が多いため[[戦闘破壊]]を防げる点でこの[[カード]]と噛み合う。~
無論、こちらの[[春化精]]の[[特殊召喚]]も封じられてしまうため、採用時は[[【メタビート】]]寄りの構築を意識する、この[[カード]]を展開の最後に出す、といった工夫は必要になる。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
 依存せずとも戦えるが[[エクストラデッキ]]に制限がかかるわけでもないので、[[汎用性]]の高い[[地属性]]で埋めておくのが基本か。~
 とはいえ、やはり[[地属性]]以外には[[効果]]の[[発動]]制限がかかるので、[[地属性]]あるいは[[発動]]を伴わない[[カード]]と組み合わせたい。~
 また、[[春化精]]の[[縛り]]は基本的に[[自分]]の[[ターン]]でしか発生しないので、[[《I:Pマスカレーナ》]]や[[《リンクリボー》]]のような、[[相手]][[ターン]]の[[発動]]のみで機能する[[モンスター]]ならば[[地属性]]でなくとも共存可能である。~
 [[発動]]を伴わない[[効果]]であれば制約に引っかからないため、[[《ヴァレルエンド・ドラゴン》]]や[[《閉ザサレシ世界ノ冥神》]]のような[[カード]]も相性が良い。~

―[[融合モンスター]]~
 [[《ゴヨウ・ガーディアン》]]を採用しやすいことから、[[《ゴヨウ・エンペラー》]]・[[《ナチュル・ガイアストライオ》]]を[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]で使い分けできる。~

―[[シンクロモンスター]]~
 [[地属性]][[チューナー]]を採用する事で[[ナチュル]]や[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]を採用できるようになる。~

―[[エクシーズモンスター]]~
 [[春化精]]や[[地属性]]・[[天使族]]に関係した[[モンスター]]の[[レベル]]から、[[ランク]]3・4が中心となる。~

―[[リンクモンスター]]~
 [[汎用>汎用性]][[モンスター]]も多いが、[[《崔嵬の地霊使いアウス》]]や[[《ミセス・レディエント》]]は[[効果]]の面でも相性が良い。~
 他、好相性なのが[[Gゴーレム]]で、[[《Gゴーレム・スタバン・メンヒル》]]は[[春化精]]の[[効果]]で[[蘇生]]が可能。~
 上位種の[[《Gゴーレム・インヴァリッド・ドルメン》]]、[[《Gゴーレム・ディグニファイド・トリリトン》]]も、[[攻撃]]を強要する[[効果]]が[[攻撃力]]を強化する[[春化精]]と噛み合っており、大きな[[ダメージ]]を期待できる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
―[[春化精]]~
-[[《春化精の花冠》]]~
[[1ターンに1度]]だけだが、[[春化精]]の共通[[効果]]の[[手札コスト]]を自身単体のみに変更でき、[[手札]]消費を抑えつつ展開が可能となる。~
また、他の[[地属性]]を全て[[春化精]]扱いにできるため、[[アタッカー]]に[[適用]]できれば[[下級>下級モンスター]][[春化精]]の(2)の[[効果]]がより有効となる。~
[[同名カード]]の制限はないので[[手札]]に複数枚が来ても問題なく、その重要性からフル投入が前提となる。~

-[[《春化精の花盛》]]~
[[春化精]]の[[蘇生]]を[[トリガー]]に[[発動]]可能な[[バウンス]]の[[汎用性]]が高く、[[除去]]のみならず[[自分]][[モンスター]]の回収にも利用できる。~
(2)の[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]の[[リクルート]]も有用ではあるが、[[コスト]]に[[《春化精と花蕾》]]を指定しているので構築は若干意識する必要がある。~
(1)の[[全体強化]]は狙わないと難しいが、(2)で展開できる[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]で多少は補えるので、基本的にはあちらとの併用が前提となる。~

-[[《春化精の暦替》]]~
遅い[[通常罠]]だが、[[フリーチェーン]]で[[春化精]]を[[蘇生]]か[[サルベージ]]できる(1)の使い勝手はよい。~
可能な限り[[春化精]]を[[蘇生]]できる(2)は強力だが、タイムラグに加えて[[手札]]0枚の条件によりある程度意識しないと[[発動]]自体が難しい。~
(2)を目当てに採用するのならば[[手札]]・[[デッキ]]から直接[[墓地へ送って>墓地へ送る]]タイムラグ無しでの[[発動]]を狙いたい。~

-[[《春化精と花蕾》]]~
[[お互い]]の[[フィールドのカード]]を[[バウンス]]するが、[[自分]]の[[春化精]]は再度共通[[効果]]を使えるので基本的には[[アドバンテージ]]を得られる。~
ただし、予め[[地属性]]を[[蘇生]]させておかなければ[[発動]]自体ができず、遅い[[通常罠]]で[[コンボ]]前提という点でやや扱いにくい。~
[[効果]]をおまけと見て、[[《春化精の花盛》]]で[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]を[[リクルート]]するための[[コスト]]と割り切る事も考えられるか。~

―相性の良い[[カード]]~
 [[春化精]]の名を持たない[[魔法・罠カード]]は[[下級]][[春化精]]の共通[[効果]]の[[コスト]]にできず、[[手札]]に貯まると身動きが取れなくなってしまう。~
 採用する場合は必要最小限に抑えることを心掛けよう。~

-[[《重力均衡》]]~
[[同名カード]]の[[地属性]][[モンスター]]2体を[[蘇生]]・[[帰還]]できる。~
[[効果]]は[[無効]]となり[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]が0となるが、[[エクストラデッキ]]からの展開に移れる。~

-[[《墓守の罠》]]~
[[手札]]1枚を[[地属性]]・[[天使族]]へと変換できる(2)がメインとなるが、構築次第では(1)(3)も使える。~
[[《剣神官ムドラ》]]の[[効果]]で[[デッキ]]から持ってくれるため、あちらとセットで採用すると良いだろう。~

-[[《運命の抱く爆弾》]]~
[[手札]]・[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]場合に[[レベル]]4・[[地属性]]・[[天使族]]を[[サルベージ]]できる。~
基本的には[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を重視した構築で採用を検討する。~

-[[手札]]を補強する[[カード]]~
[[ドロー]][[カード]]で[[手札]]を補強することはそのまま共通[[効果]]での戦線強化へと繋がるため重要。~
[[エクストラデッキ]]に然程依存せずとも戦えるので[[《強欲で金満な壺》]]等も採用しやすい。~

-[[《墓穴の指名者》]]・[[《抹殺の指名者》]]・[[《禁止令》]]~
[[手札誘発]]に対して[[メタを張れる>メタを張る]]有数の[[魔法カード]]で、この[[デッキ]]にとって負担となる[[《灰流うらら》]]を対策できる点が大きい。~
主に採用されるのは[[《墓穴の指名者》]]だが、[[サイドデッキ]]用や他にも[[メタを張りたい>メタを張る]][[カード]]がある[[環境]]という場合は後者の[[カード]]も候補と考えて良いだろう。~

**戦術 [#strategy]
 [[下級モンスター]]の共通[[効果]]で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]つつ[[蘇生]]を繰り返して戦線を強化していく。~
 [[春化精]]だけでは打点が不足しがちであるため、[[エクストラデッキ]]の[[カード]]や[[地属性]]の[[汎用>汎用性]][[アタッカー]]を用いて補っていきたい。~
 狙えるのならば[[《春化精の女神 ヴェーラ》]]を含めた[[地属性]]5体を並べて[[相手]]にプレッシャーをかけていきたい。~
 その中に[[《干ばつの結界像》]]・[[《ダイナレスラー・パンクラトプス》]]等も含めればより強固な布陣となる。~
//・[[《クシャトリラ・フェンリル》]]

//**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
//***[[]]軸 [#decktype1]

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
 全て書き出すとキリがないが、様々な[[地属性]][[カテゴリ]]・[[シリーズ>シリーズカード]]と混合できるため構築の幅は広い。~
 特に[[墓地]][[効果]]を持つ[[地属性]]は[[手札コスト]]に用いても[[ディスアドバンテージ]]を抑えられるため相性が良い。~
 ただし、[[地属性]]以外の[[汎用>汎用性]][[カード]]の使用がある程度制限される点はよく考えたい。~

***【地属性GS】 [#variation1]
 第11期末の[[環境]]において時折結果を残す[[地属性]]中心の[[【グッドスタッフ】>【スタンダード】]]。~
 構築によっては[[デッキ]]枚数を60枚にして[[《隣の芝刈り》]]を投入した【60地属性GS】として形成される事もある。~
 上記で述べた「[[地属性]]・[[天使族]]に関係した[[モンスター]]」(通称「イシズ」パーツ)と[[【アダマシア】]]のギミックを【春化精】に混ぜたものが基本となる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 共通[[効果]]を繰り返し用いると[[手札]]が枯渇していくので、[[手札]]の[[リソース]]管理は重要となる。~
 [[手札]]を使い切って展開を繰り返した挙句、[[《激流葬》]]や[[バリア −フォース−]]で一網打尽にされたら目も当てられないので[[伏せカード]]には注意。~

 戦術の都合上、[[墓地]][[メタ]]・[[モンスター効果]][[メタ]]・[[特殊召喚]][[メタ]]・[[サーチ]][[メタ]]といった基本的な[[メタカード]]の殆どが刺さる。~
 中でも[[墓地]]からの[[蘇生]]が展開の要となるので、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]や[[【エクソシスター】]]は天敵となる。~
 また、[[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]が存在すると共通[[効果]]の[[発動]]自体は行えても[[蘇生]]先が用意できなくなるため展開が封じられる。~

 [[《春化精の花冠》]]を利用しない状況下で[[下級>下級モンスター]][[春化精]]の共通[[効果]]が[[無効]]にされると2枚もの[[損失>ディスアドバンテージ]]を負ってしまうため、一度の[[無効]]でも大きな痛手になる。~
 現存する[[下級>下級モンスター]][[春化精]]の内4体は共通[[効果]]で[[デッキ]]の[[カード]]に触れるため、採用率の著しい[[《灰流うらら》]]に[[無効]]にされるリスクは常に付きまとう。~

 なお、[[地属性]]以外の[[手札誘発]]は[[相手]][[ターン]]ではほぼ問題ないが、[[自分]][[ターン]]では[[春化精]]の制約により使いにくい点は考慮すべきである。~

//**この[[デッキ]]の歴史 [#history]

**代表的なカード [#keycard]
-[[《苗と霞の春化精》]]

-[[《春化精の花冠》]]

**関連リンク [#link]
-[[【地属性】]]

-[[デッキ集]]