*【除外海産物】 [#zcc1dc95] #contents **デッキの概要 [#w609d1ee] [[除外]]に関する[[効果]]を持つ[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]][[モンスター]]を中心とした[[コントロール]]型の[[ビートダウン]][[デッキ]]。~ [[水属性]]が多くを占める[[種族]]としては珍しく、[[風属性]][[モンスター]]が多数存在しているのが特徴。~ [[除外]]を基本戦術とし、一時的に[[フィールド]]から[[除外]]される[[モンスター]]を軸としている。~ そして[[フィールド]]の[[モンスター]]が[[除外]]されたときに[[効果]]を発揮する[[《ウイングトータス》]]などを繰り返し活用したり、[[除外]]した[[カード]]を利用する[[カード]]を効率よく使っていくことを主眼にする。~ 採用する[[カード]]にもよるが、各[[カード]]の[[効果]]や[[コスト]]・[[発動条件]]が作用しあうコンボ[[デッキ]]。~ また、[[モンスター]]の性質上[[フィールド]]ががら空きになりやすいので、そこをどう補うかを検討することは目下の課題となる。 《ウイングトータス/Wingtortoise》 効果モンスター 星3/風属性/水族/攻1500/守1400 自分フィールド上に表側表示で存在する 魚族・海竜族・水族モンスターがゲームから除外された時、 このカードを手札または自分の墓地から特殊召喚する事ができる。 《エアジャチ/Airorca》 効果モンスター 星3/風属性/海竜族/攻1400/守 300 1ターンに1度、手札から魚族・海竜族・水族モンスター1体をゲームから除外する事で、 相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。 その後、このカードを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。 《スカイオニヒトクイエイ/Skystarray》 効果モンスター 星3/風属性/海竜族/攻 600/守 300 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。 このカードが直接攻撃を行ったバトルフェイズ終了時、 このカードを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。 《フライファング/Flyfang》 効果モンスター 星3/風属性/魚族/攻1600/守 300 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が超えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えたバトルフェイズ終了時、 このカードを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。 **[[デッキ]]構築に際して [#pb5b9c34] ***[[モンスターカード]]について [#e9fd7d4c] 後述する[[《エアジャチ》]]の[[コスト]]の関係から、[[デッキ]]に採用する[[モンスター]]は可能な限り[[海竜族]]・[[水族]]・[[魚族]]を基本として組み立てる。~ ―自身を一時的に[[除外]]する[[モンスター]]~ 何らかの行動を[[トリガー]]に[[フィールド]]上の自身を[[除外]]し、次の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]に[[帰還]]する[[モンスター]]たちである。~ 実質的に[[アドバンテージ]]を失わずに[[除外]]できるため、この[[デッキ]]の軸となる。~ 共通点として[[ステータス]]が低く、[[除外]]に失敗した場合に簡単に[[戦闘破壊]]されてしまうことに加え、[[相手]][[ターン]]の間に[[モンスター]]がいないことそのものもデメリットになる。~ 以下の3種類が存在し、それぞれに異なる特性がある。 -[[《スカイオニヒトクイエイ》]]~ [[直接攻撃]]能力を持つ。[[ステータス]]は低いが、3体の中で最も[[除外]]しやすい。~ 他の2体より[[《ウイングトータス》]]や[[《ギョッ!》]]などに繋げやすく、[[コンボ]]を行う上での息切れも起こしにくいため、これをメインにする構築が考えやすい。~ -[[《エアジャチ》]]~ [[手札]]の[[モンスター]]を[[コスト]]に[[発動]]する[[除去]][[効果]]を持つ。~ [[表側表示]]限定とはいえ、[[カード]]の種類を問わず[[破壊]]できる。~ [[手札コスト]]があるため、これだけで[[アドバンテージ]]が取れるわけではない。~ ここで[[除外]]した[[カード]]を別の[[カード]]の布石にすることで初めて意味を持つ[[カード]]。~ [[手札コスト]]が確保できなかったり[[破壊]]できる対象がいないと自身を[[除外]]できなくなるのがネック。~ -[[《フライファング》]]~ [[貫通]][[効果]]を持つ[[ビートダウン]]向きの[[モンスター]]であり、3体の中では単体で[[アドバンテージ]]を得る可能性が最も高いのが利点。~ しかし肝心の[[攻撃力]]が中途半端なため、[[除外]]できない状況が多いのが難点。~ 他の2体と違い[[《魔製産卵床》]]以外の[[サーチ]]に対応していない点にも注意。~ ―相性のいい[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]][[モンスター]]~ いずれも[[《エアジャチ》]]や[[《ギョッ!》]]などに利用できる。 -[[《ウイングトータス》]]~ [[フィールド]]からの[[除外]]に反応して[[特殊召喚]]される[[効果]]を持つ。 上記三種の効果を使用した後の[[フィールド]]に[[壁]][[モンスター]]として出す他、 [[自分]][[ターン]]で出すことで[[エクシーズ召喚]]や[[シンクロ召喚]]の[[コスト]]にできる。~ この[[デッキ]]での[[アドバンテージ]]を得られるキーカードであるが、この[[カード]]自身が除外されると機能しなくなる。~ そして[[特殊召喚]]を何度も行うにもかかわらず、[[《奈落の落とし穴》]]にちょうど引っかかる[[攻撃力]]1500であるのが難点。~ そのため、[[サーチ]]・[[リクルート]]・[[帰還]]の手段を多めに用意しておきたい。~ -[[《深海のディーヴァ》]]~ [[《エアジャチ》]]・[[《スカイオニヒトクイエイ》]]を[[リクルート]]できる。~ この2体のサポートとしては最も使いやすい[[カード]]で、[[種族]]面の[[シナジー]]に加え[[チューナー]]としての利点もある。~ [[《ウイングトータス》]]を用意し、[[モンスター]]を[[除外]]しつつ[[《ウイングトータス》]]と[[シンクロ召喚]]をする、という構想になる。~ [[リクルート]]した[[モンスター]]を[[除外]]した結果、低[[攻撃力]]のこの[[カード]]が単体で[[フィールド]]に残されることがないように注意。~ -[[《スノーマンイーター》]]~ 高い[[守備力]]と[[リバース]]による[[破壊]][[効果]]を持つ。~ [[レベル]]3なので[[エクシーズ素材]]としても有力。 -[[《ロスト・ブルー・ブレイカー》]]~ [[除外]]を介さない[[魔法・罠カード]]の[[破壊]][[効果]]を持つ。~ [[スペルスピード]]1で、[[手札]]から使えず、自身以外の[[魚族]]・[[海竜族]]・[[水族]][[モンスター]]が存在する必要があるため、基本的には4枚目以降の[[《サイクロン》]]となる。 採用する場合、[[《深海のディーヴァ》]]や[[《浮上》]]からの選択肢が広がるほか、[[《エアジャチ》]]のコストにも使えることが利点になる。~ -[[《ニードル・ギルマン》]]~ [[《深海のディーヴァ》]]によるサポートを[[《エアジャチ》]]・[[《スカイオニヒトクイエイ》]]と共有でき、[[レベル]]3であるため[[エクシーズモンスター]]にもつなげやすい。~ [[《フライファング》]]や[[《スカイオニヒトクイエイ》]]にとってありがたい[[全体強化]][[効果]]を持つが、この[[カード]]そのものも[[攻撃力]]は1700と低く、維持を期待するよりは[[エクシーズ召喚]]・[[シンクロ召喚]]につなぐことを考えたい。 -[[《キラー・ラブカ》]]~ [[[攻撃]]を防ぎつつ自身を[[除外]]できる。[[エクシーズ召喚]]・[[シンクロ召喚]]への繋ぎになり、[[《フィッシュアンドキックス》]]を使う場合も便利。~ ただし、肝心の[[ダイレクトアタック]]には対応しておらず、[[《ウイングトータス》]]の[[トリガー]]にもならない上に、さらにこの[[カード]]を[[墓地に送る]]ギミックが必要となるなど、難点が多い。 -[[《エア・サーキュレーター》]]~ [[手札]]交換[[効果]]と被[[破壊]]時の[[ドロー]][[効果]]を持ち、[[手札]]の調整に役立つ。~ [[レベル]]3なので[[エクシーズ素材]]にも使うことができ、[[風属性]]サポートも共有できる。~ [[通常召喚]]の権利を使うために遅くなりやすく、そのまま[[召喚]]すると[[攻撃力]]0で[[戦闘ダメージ]]も厳しくなるため、[[《忘却の海底神殿》]]などのフォローは必要。 ―その他の[[モンスター]]~ //-[[《クリッター》]]~ //[[《ウイングトータス》]]のほかにも後述の[[《深海のディーヴァ》]]なども[[サーチ]]できる。~ //[[汎用性]]は非常に高いが、[[エクシーズ素材]]にすると[[効果]]が活かせない点に注意。 -[[《ドラゴンフライ》]]~ [[《エアジャチ》]]・[[《スカイオニヒトクイエイ》]]・[[《ウイングトータス》]]を[[リクルート]]できる。~ [[《ウイングトータス》]]に繋げられるのは[[《深海のディーヴァ》]]にはない利点であり、守備の薄くなりがちなこの[[デッキ]]における[[壁]]としての運用も可能なので[[汎用性]]が高い。~ しかし[[発動条件]]が受動的でタイムラグや不確定さがあるうえ、[[種族]]面での[[シナジー]]が見込めない点には注意。~ -[[《A・ジェネクス・バードマン》]]~ [[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[バウンス]]することで[[特殊召喚]]できる[[チューナー]]。~ [[バウンス]]は[[《深海のディーヴァ》]]を再利用したり、[[効果]]を使えない[[《エアジャチ》]]を一時退避させるのに有効。~ またこの[[デッキ]]には[[風属性]][[モンスター]]が多いので、[[自己強化]][[効果]]も利用しやすい。~ -[[《ネクロ・ガードナー》]]~ [[墓地]]のこの[[カード]]を[[除外]]して相手[[モンスター]]の[[攻撃]]を[[無効]]にする[[効果]]を持つ。~ [[属性]]と[[種族]]のシナジーは皆無だが[[レベル]]3のため、自身の[[効果]]で戻ってきた[[《エアジャチ》]]や[[《スカイオニヒトクイエイ》]]、[[蘇生]]させた[[《ウイングトータス》]]らと共に[[ランク]]3の[[エクシーズ召喚]]を狙える。~ この[[デッキ]]では[[サーチ]]・[[リクルート]]の手段は少ないが、防御力の向上に一役かってくれるだろう。 -[[《バトルフェーダー》]]~ [[直接攻撃]]時に[[特殊召喚]]して[[バトルフェイズ]]を終了させる[[効果]]を持つ。~ [[ステータス]]面のシナジーは皆無だが、[[フィールド]]ががら空きになった後の防御手段としては優秀。 -[[《ダーク・シムルグ》]]~ [[墓地]]の[[風属性]]と[[闇属性]]を[[除外]]して[[特殊召喚]]でき、相手の[[セット]]を封じる[[効果]]を持つ。~ [[属性]]と[[種族]]にシナジーはないが、この[[デッキ]]において機軸となる[[モンスター]]達は[[《ウイングトータス》]]を除いて[[墓地]]より[[除外]]されている方が有利に働く場合が多く、それらを[[除外]]しながら不足しがちな[[攻撃力]]を補ってくれるため相性がいい。~ また、[[セット]]を封じる[[効果]]も[[《エアジャチ》]]の[[効果]]を使いやすくしてくれると考えれば採用の余地はあるだろう。~ [[除外]]する[[風属性]]は軸となる[[モンスター]]を、[[闇属性]]は役目を終えた[[《魂を削る死霊》]]辺りを使いたい。~ -[[《The アトモスフィア》]]~ 自分の場の[[モンスター]]2体と[[墓地]]の[[モンスター]]1体を[[除外]]して[[特殊召喚]]でき、相手の場の[[モンスター]]1体を[[装備カード]]にして[[攻撃力]]を吸収する[[効果]]を持つ。~ [[風属性]]であり、[[属性]]の面でシナジーが期待できる。~ その[[効果]]により相手の場にいる高[[攻撃力]]の[[モンスター]]を[[除去]]するとともに、不足しがちな[[攻撃力]]を補い、吸収する[[モンスター]]によってはフィニッシャーとしての活躍も見込まれる。~ また、その[[召喚条件]]によりこのカード1枚で[[《ギョッ!》]]はもとより[[《フィッシュアンドキックス》]]の発動条件を満たすことができ、相性がいいと言えるだろう。~ ただし、[[特殊召喚]][[モンスター]]であり、多少重めな[[召喚条件]]と、このカードの[[特殊召喚]]のための[[除外]]では[[《ウイングトータス》]]の[[効果]]の[[発動]]はできない点に注意。 -[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]~ [[《ウイングトータス》]]が来ない場合の[[壁]]になれるのはもちろん、単体でも扱いやすい優良な[[モンスター]]。~ [[《スカイオニヒトクイエイ》]]がない場合は息切れを起こして[[《ウイングトータス》]]の[[効果]]を活かせない事もあり得るので、選択肢の一つとして有効である。 -[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]~ [[《深海のディーヴァ》]]1枚から[[シンクロ召喚]]可能な[[レベル]]5の[[モンスター]]は[[《A・O・J カタストル》]]・[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]を筆頭に多めに用意しておきたい。 反面[[チューナー]]の数は少なくなりやすいため、[[エクシーズモンスター]]の充実も重要となる。 --[[ランク]]3の[[エクシーズモンスター]]~ [[エクシーズ素材]]には[[《ウイングトータス》]]を使用し、それを[[コスト]]としてすぐ[[墓地へ送る]]ことで、再び[[効果]]の使用が可能になる。~ その他の機軸となる[[モンスター]]もいずれも[[レベル]]3であるため、[[除外]]できない[[《エアジャチ》]]のフォローとしても有効。~ [[《虚空海竜リヴァイエール》]]は[[除外]]した[[モンスター]]を[[帰還]]させることができるが、[[帰還]]が大きな[[アドバンテージ]]になる[[モンスター]]はこの[[デッキ]]にはおらず、有効に[[効果]]を使用するためには[[《次元幽閉》]]や[[《奈落の落とし穴》]]などで除外した相手の大型[[モンスター]]を展開する必要がある。~ この[[カード]]自身も[[攻撃力]]が低いので使いどころを選びたい。~ [[攻撃力]]の高い[[《No.17 リバイス・ドラゴン》]]は多くの場面で活躍できる。~ --[[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]~ [[《深海のディーヴァ》]]同士で[[エクシーズ召喚]]が可能。~ [[レベル]]5の[[シンクロモンスター]]に比べて性能はいまいちだが、選択肢の一つとして悪くない。~ [[《ガチガチガンテツ》]]と[[《ダイガスタ・フェニクス》]]は特性が異なるが、どちらも[[《フライファング》]]・[[《スカイオニヒトクイエイ》]]との相性が良い。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#q9cecf64] ―[[除外]]に関する[[サポートカード]]~ -[[《フィッシュアンドキックス》]]~ [[発動条件]]さえ満たせば強力かつ[[汎用性]]の高い[[除去]][[カード]]。~ [[《エアジャチ》]]との相性は比較的良く、しかも3枚必要な[[除外]][[カード]]のうち2枚を揃えられるが、[[《エアジャチ》]]はキーカードであるため、[[召喚]]の前に[[除去]]できないのが難点。~ さらに、[[攻撃]]前に[[除去]]を済ませておきたいこの[[カード]]の性質は、[[攻撃]]後に[[除外]]される[[《フライファング》]]・[[《スカイオニヒトクイエイ》]]の特性とかみ合っていない。~ うまく賄えない場合も多いので、[[《忘却の海底神殿》]]や[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]する[[《魂の解放》]]などを併用してみよう。 -[[《魂吸収》]]~ この[[デッキ]]は1枚の[[カード]]を何度も繰り返し[[除外]]していくので、想像以上の[[回復]]量を得られる。~ [[《ウイングトータス》]]がない場合の延命手段にもなるのはもちろん、[[《ウイングトータス》]]や防御系[[カード]]と併用できた場合は[[相手]]にかなりのプレッシャーを与えられる。 -[[《魔製産卵床》]]~ [[《ウイングトータス》]]や[[《深海のディーヴァ》]]といった[[キーカード]]をはじめ、ほぼ全ての[[モンスター]]を[[サーチ]]できる点が魅力。~ しかし[[トリガー]]となる[[モンスター]]の[[効果]]はボード[[アドバンテージ]]を失いやすく、特に序盤では安全に発動する機会が得られないことも多い。~ [[罠カード]]ゆえの遅効性もあるので、[[《ウイングトータス》]]以外の防御手段を用意して安全に発動できる機会を作りたい。 -[[《忘却の海底神殿》]]~ 基本的には「タイミングを選ばずに[[自分]]の[[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[除外]]することができる[[カード]]」としてのみの運用となる。~ [[帰還]]するタイミングが[[自分]]の[[エンドフェイズ]]であるために軸となる[[モンスター]]の[[除外]][[効果]]とはかみ合わず、[[除去]]の回避としては使いづらい。~ [[帰還]]後に再び[[除外]]することで実質的に[[除外]]されっぱなしにすることができるのが利点で、[[《フィッシュアンドキックス》]]などの[[発動条件]]を満たすのにも使える。~ [[《コダロス》]]を併用すると[[《エアジャチ》]]よりも強力な[[除去]]ができ、この[[カード]]を[[トリガー]]に[[《魔製産卵床》]]で[[サーチ]]すると[[効果]]的。~ -[[《ギョッ!》]]~ 条件次第では実質ノー[[コスト]]で[[発動]]できる[[《天罰》]]で、[[《エアジャチ》]]の[[コスト]]で[[除外]]した[[モンスター]]も有効活用できる。~ [[《スカイオニヒトクイエイ》]]で1度[[攻撃]]するだけでも[[発動条件]]を満たせ、[[《フィッシュアンドキックス》]]に比べかなり[[発動]]しやすい。~ [[デッキ]]に戻した[[カード]]も、[[《ドラゴンフライ》]]や[[《深海のディーヴァ》]]などで再び[[リクルート]]することが可能。~ 総じてかなり強力かつ扱いやすい[[カード]]であり、可能な限り投入したい。 ―その他の[[魔法・罠カード]]~ -[[《浮上》]]~ [[エクシーズ素材]]や[[シンクロ素材]]の確保として有効な[[カード]]。~ [[《エアジャチ》]]を使いまわして[[除外]]させるのにも有効だが、[[守備表示]]で[[特殊召喚]]されるため他の2体を[[除外]]させる目的では扱いづらい。 -[[《サルベージ》]]~ この[[デッキ]]のメインとなるのは[[風属性]][[モンスター]]だが、上記のように採用できる[[水属性]][[モンスター]]は多いのでこの[[カード]]も採用可能。~ [[《深海のディーヴァ》]]の[[効果]]を繰り返し使える点と、[[《エアジャチ》]]の[[効果]]2発分の[[コスト]]を確保できるのが利点。~ ただし、この[[カード]]は[[《浮上》]]に比べて[[腐る]][[確率]]がかなり高く、[[手札事故]]の可能性も考慮して採用枚数はよく考えること。 -[[《おろかな埋葬》]]~ [[デッキ]]内の[[《ウイングトータス》]]を最も速く、そして確実に[[サーチ]]できる[[カード]]。~ 加えて、1[[ターン]]に2体以上のフィールド[[モンスター]]を[[除外]]できる状況ならば、2体目以降の[[《ウイングトータス》]]をサーチすることで1ターンの展開力をさらに高めることも可能。~ ただしこの状況を安定させるのは意外と難しいため、[[《浮上》]]や[[《キラー・ラブカ》]]を併用して[[《ウイングトータス》]]以外の[[サーチ]]対象を用意したい。 -[[《封印の黄金櫃》]]~ 上記の[[《おろかな埋葬》]]より遅いが、確実に[[デッキ]]内の[[コンボ]]パーツを[[サーチ]]できる[[カード]]。~ 一時的に[[除外]]されるため、[[《フィッシュアンドキックス》]]や[[《ギョッ!》]]の発動条件を満たすこともでき、[[《虚空海竜リヴァイエール》]]がいれば実質[[デッキ]]から[[レベル]]4以下の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[カード]]へと化ける。~ ただし[[《ギョッ!》]]の[[発動]][[コスト]]にした場合、[[除外]]した[[カード]]は[[手札]]に加えられないため積極的に狙う意味は薄い。 -[[《モンスター・スロット》]]~ [[自分]][[ターン]]まで[[除外]]される[[モンスター]]が多いため選択する[[モンスター]]を用意するのは容易であり、それらの全てが[[レベル]]3なので[[特殊召喚]]できる可能性も高い。~ また[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]することで間接的に[[《ギョッ!》]]や[[《フィッシュアンドキックス》]]のサポートにもなる。~ //-[[《デザートストーム》]]~ //水・風属性の混合デッキである上、フィニッシャーのシンクロ・エクシーズモンスターの属性に風が少ないため採用は損になる。 -[[《フューチャー・ヴィジョン》]]~ [[墓地]]または[[手札]]に[[《ウイングトータス》]]がいれば、[[《スカイオニヒトクイエイ》]]・[[《フライファング》]]では[[バトルフェイズ]]を介さず、[[《エアジャチ》]]では[[手札]][[コスト]]を気にせずに[[《ウイングトータス》]]を[[特殊召喚]]することが可能になる。~ また、[[《深海のディーヴァ》]]を[[通常召喚]]すれば[[《ウイングトータス》]]と[[リクルート]]してきた[[モンスター]]とで即座に[[ランク]]3の[[エクシーズ召喚]]ができる。~ この時、[[《虚空海竜リヴァイエール》]]ならば、[[相手]]が不用意に[[召喚]]して[[除外]]されたレベル4以下の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することで[[コントロール]]奪取と似たようなことができる。 -[[《風霊術−「雅」》]]~ [[蘇生]]した[[《ウイングトータス》]]を[[リリース]]することで、実質ノーコストで使用可能。~ [[除外]]できなかった[[《フライファング》]]、[[《エアジャチ》]]も[[コスト]]に適任で、この[[デッキ]]に不足しがちな防御力をカバーできる。 -[[《ダメージ・コンデンサー》]]~ [[戦闘ダメージ]]を受けた時、[[手札]]1枚と引き換えに[[デッキ]]から受けたダメージ以下の[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]1体を[[リクルート]]する。~ 全体的に[[攻撃力]]が低めで、かつがら空きにもなりやすいこの[[デッキ]]においては[[発動]]機会は多いだろう。~ 低い[[ダメージ]]でも[[《スカイオニヒトクイエイ》]]を狙え、一般的な[[アタッカー]]の[[直接攻撃]]でも受ければキーとなる[[《ウイングトータス》]]の[[特殊召喚]]も狙える。 -防御用[[カード]]~ ただでさえ採用する[[モンスター]]の打点が低いうえに、能動的に[[モンスター]]を[[除外]]することで自分[[フィールド]]ががら空きになりやすいため、防御用[[カード]]を用意する必要がある。~ [[《くず鉄のかかし》]]は[[除外]]できなかった[[《エアジャチ》]]を継続的に守ることができ、[[除去]]に繋げやすい。~ [[《次元幽閉》]]や[[《奈落の落とし穴》]]などの汎用[[除外]][[カード]]は単に[[除外]]が強力なだけでなく、[[《虚空海竜リヴァイエール》]]の[[効果]]に繋げることもできる。~ [[《激流葬》]]は、軸となる[[モンスター]]が[[相手]][[ターン]]には[[除外]]されていることが多い性質上こちらは被害を受けにくいので、必ず採用しておきたい。~ [[ロック]][[カード]]を用いるのも有効で、特に[[《レベル制限B地区》]]は[[《フライファング》]]のサポートにもなり、[[エクシーズ召喚]]すれば[[自分]]が被害を受けることもない。~ ただし、近年の[[ロック]]の常として、1枚や2枚程度ではあっけなく[[除去]]されてしまうことにも留意したい。~ **戦術 [#u814fbe5] [[キーカード]]の[[《ウイングトータス》]]を確保したのち、~ [[戦闘破壊]]されにくい[[《エアジャチ》]]・[[《スカイオニヒトクイエイ》]]でちまちまと[[ダメージ]]を与えていく。~ 汎用[[カード]]に加え[[《エアジャチ》]]・[[《フィッシュアンドキックス》]]・[[《ギョッ!》]]といった[[除去]]で[[キーカード]]を潰す。~ [[相手]][[ターン]]は[[《ウイングトータス》]]で間に合わない場合に備え、汎用の防御[[カード]]を多めに採用し、[[《ギョッ!》]]と合わせて身を守る。~ [[《ウイングトータス》]]や[[《深海のディーヴァ》]]、[[《浮上》]]などを利用し、[[レベル]]5および8の[[シンクロ召喚]]・[[ランク]]3の[[エクシーズ召喚]]などを行っていく。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#m539a24f] 汎用性のある[[メタ]][[カード]]がほぼ刺さる。~ [[モンスター]]の[[除外]][[効果]]を活用する点から[[効果]]を封じる[[《スキルドレイン》]]が天敵である。~ [[《深海のディーヴァ》]]の[[リクルート]]も使えなくなるため[[シンクロモンスター]]でのごり押しすら難しくなる。~ さらに[[攻撃力]]に不安が残る[[エクシーズモンスター]]にとっても大打撃で、[[メタ]]としての[[汎用性]]から採用率が高いことが厄介。~ また、「除外海産物」などと銘打っているが、キーカードの[[《ウイングトータス》]]は[[墓地]]利用をするため、[[アドバンテージ]]源が消滅する[[《次元の裂け目》]]も辛い。さらに[[《浮上》]]も封じられてしまう。~ [[《王宮の鉄壁》]]も[[除外]]を封じるために多くの[[カード]]が腐ってしまう。 大抵の[[カード]]は[[《エアジャチ》]]で対策するのが基本のため、対策できない[[《アルティメットサイキッカー》]]などの[[効果]][[破壊]]に[[耐性]]を持つ大型[[モンスター]]に対しても苦戦を強いられる。~ [[《フィッシュアンドキックス》]]を用いることができない場合汎用カードでの[[マストカウンター]]となる。~ [[《大天使クリスティア》]]などの[[特殊召喚]]封じは[[《ウイングトータス》]]や[[《深海のディーヴァ》]]を封じてしまうので厄介。~ また、[[《群雄割拠》]]や[[《御前試合》]]も上記の[[カード]]を封じるため苦戦を強いられることもある。~ また、この[[デッキ]]は全体的に[[モンスター]]の打点が低く、[[戦闘]]で[[モンスター]]を[[破壊]]するのも難しい。~ 一般的な[[レベル]]4[[モンスター]]に対していちいち[[除去]][[カード]]や[[シンクロモンスター]]が必要になるようでは話にならない。~ 基本的に[[デッキ]]の回転が遅いことも短所。~ 召喚した[[《エアジャチ》]]を[[《エフェクト・ヴェーラー》]]で止められたが最後、次のターンに向けてできることがほぼなくなってしまう。~ これでは1ターンキルはもちろんのこと、昨今の1ターンで大量の[[モンスター]]を展開する高速[[デッキ]]に太刀打ちできない。~ **[[デッキ]]の派生 [#q3049cdb] ***【次元海産物】 [#y5fabbd6] [[《ウイングトータス》]]を筆頭とした墓地利用[[カード]]を外し、[[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]を中心に運用していく型。~ 特別な行動を取らなくとも[[モンスター]]が[[除外]]されていくので、単体で優秀な[[《エアジャチ》]]以外は、自身を[[除外]]するモンスターも外すことになる。~ 多数の[[デッキ]]にメインから[[メタ]]を張ることができる一方、[[自分]]は[[除外]]をメインに据えているためあまり影響を受けない。~ また、[[《フィッシュアンドキックス》]]が使いやすくなり、[[《スピアフィッシュソルジャー》]]も[[アタッカー]]に据えられる。~ 有力な[[壁]][[モンスター]]が少ないので、上記の防御用[[魔法・罠カード]]で身を守りたい。~ [[サーチ]][[カード]]も[[《深海のディーヴァ》]]・[[《魔製産卵床》]]のみになってしまうので、枚数を増やすなどして戦線を維持していこう。~ ただし、[[アドバンテージ]]源が存在しないため、[[メタ]]が刺さらない相手にはジリ貧になってしまうだろう。~ **代表的な[[カード]] [#tf728a2a] -[[《エアジャチ》]] -[[《スカイオニヒトクイエイ》]] -[[《ウイングトータス》]] -[[《フィッシュアンドキックス》]] -[[《ギョッ!》]] **関連リンク [#m8a2cd5d] -[[【風属性】]] -[[【魚族】]] -[[【海竜族】]] -[[【水族】]] //3種族混合デッキという立ち位置なら全て記載するのが自然だと思う -[[デッキ集]]