*【除去リクル】 [#ab3ee91a]
*【除去リクル】 [#top]

#contents
**説明 [#x39e4ed9]
 [[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]の環境の終わりごろに作られた[[リクルーター]]を中心とした[[ビートダウン]]。~
 [[リクルーター]]が当時猛威をふるった[[【除去ガジェット】]]に採用される[[速攻魔法]]に対して[[耐性]]を持っていたことから生まれた。~
 [[デッキ]]に大量に積まれた[[リクルーター]]で場の[[モンスター]]を途切れさせないのが狙い。~

 デッキ構成は[[【除去ガジェット】]]の[[ガジェット]]が[[リクルーター]]に変わったようなもの。~
 [[ガジェット]]が[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐのに対し、こちらは[[ボード・アドバンテージ]]を稼げることが特徴。~
 [[《王宮のお触れ》]]を採用すれば、[[【除去ガジェット】]]の[[通常魔法]]以外の[[除去]]手段をほぼ封じる事ができた。~
 また、[[【除去ガジェット】]]と違い、[[《スキルドレイン》]]に[[無効]]化されず、逆に利用できることが強み。~
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[リクルーター]]を中心とした[[ビートダウン]]。~
 [[相手]]の[[フィールドのカード]]を削りつつ、こちらは[[リクルート]]を行う事で[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぎ、勝負を決める。~

 [[【除去ガジェット】]]の中でも[[ガジェット]]9枚体制のタイプに効果が抜群であり、[[【除去ガジェット】]]の主流が[[ガジェット]]6枚体制へシフトする遠因でもあった。~
 [[ガジェット]]6枚体制では[[《ドリルロイド》]][[《ハイドロゲドン》]][[《閃光の追放者》]]などの[[リクルーター]]に強い[[モンスター]]が採用され、この[[デッキ]]や[[リクルーター]]は衰退していった。~
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 デッキ構成は、[[【除去ガジェット】]]の[[ガジェット]]が[[リクルーター]]に変わったようなもの。~
 [[ガジェット]]が[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐのに対し、こちらは[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐ。~

**基本戦術 [#h5f06b32]
 [[戦闘破壊]]されても[[フィールド]]に[[モンスター]]を残すことの出来る[[リクルーター]]の特性を活かし、[[【除去ガジェット】]]を強く意識した戦術をとる。~
 攻勢時は、低[[攻撃力]]の[[リクルーター]]で倒せない[[モンスター]]を[[除去]]で退かして[[直接攻撃]]を通す。~
 [[モンスター除去]]には[[攻撃宣言]]反応型[[罠>罠カード]]よりも[[《サンダー・ボルト》]]等の[[通常魔法]]を選び、能動的な[[除去]]を行う。~
 [[《強制転移》]]や[[《死のマジック・ボックス》]]での[[除去]]を兼ねた[[送りつけ]]で、[[リクルーター]]同士の[[相打ち]]から2体展開という戦法も取れる。~
 [[罠カード]]に依存しないことから、[[《王宮のお触れ》]]を採用し、[[メタデッキ]]として特化する構築も考えられる。~
 この[[デッキ]]が作られた当時では、[[【除去ガジェット】]]の[[通常魔法]]以外の[[除去]]手段をほぼ封じる事ができた。~

//***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
//***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
//***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
//採用するカードについて。

**戦術 [#strategy]
 攻勢時は、低[[攻撃力]]の[[リクルーター]]で倒せない[[モンスター]]を[[除去]]で退かし[[直接攻撃]]を通す。~
 守勢時は、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を敢えて受け、[[戦闘破壊]]されることで[[デッキ圧縮]]と[[墓地]]肥やしを行う。~
 また、十分に[[墓地]]が肥えれば[[《貪欲な壺》]]で[[リクルーター]]を[[デッキ]]に戻しつつ、[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐ。~
 そうすることで[[ガジェット]]に対して[[手札]]・[[フィールド]]の両面で[[アドバンテージ]]を得ながら戦うのが基本戦術である。~
 そうすることで、[[手札]]・[[フィールド]]の両面で[[アドバンテージ]]を得ながら戦う。~
 最終的には[[《氷帝メビウス》]]や[[《雷帝ザボルグ》]]の[[アドバンス召喚]]から、フィニッシュをねらう。~

 また、[[モンスター除去]]は[[《炸裂装甲》]]などの[[攻撃宣言]]反応型罠よりも[[通常魔法]]を選び、能動的な[[除去]]を行う。~
 最終的には[[《氷帝メビウス》]][[《雷帝ザボルグ》]]の[[生け贄召喚]]からラッシュ攻撃を仕掛けてフィニッシュをねらう。~
**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
***【弾圧リクル】 [#Oppression]
 [[モンスター除去]]として、[[《王宮の弾圧》]]を採用したタイプ。~
 [[相手]]の[[特殊召喚]]を一方的に阻害し、[[自分]]は [[リクルート]]で[[特殊召喚]]を成す。~
 [[特殊召喚]]を介さず能力を発揮する[[上級モンスター]]と相性が良く、[[帝]]の重要性が増す。~

 [[除去]]には[[《地砕き》]]、[[《地割れ》]]等以外に[[《強制転移》]]、[[《死のマジック・ボックス》]]が採用された。~
 [[リクルーター]]との相性の良さは周知の通りだが、この[[デッキ]]の場合[[リクルーター]]同士の相殺から2体展開という最良の使用法が狙えた。~
 ただし、[[相手]]が[[特殊召喚]]をしなかったり、[[相手]]も[[リクルーター]]を採用する場合、[[《王宮の弾圧》]]が無用の長物と化す。~
 対[[【除去ガジェット】]]や[[ミラーマッチ]]では、余り役に立たない。~

 また、[[罠カード]]に依存しないことから、[[《王宮のお触れ》]]を採用し、[[【除去ガジェット】]]等への[[耐性]]を向上させたタイプもあった。~
 [[《王宮のお触れ》]]は[[罠カード]]への[[メタカード]]であり、[[【除去ガジェット】]]の戦術を崩す事が出来た。~
-現在[[《王宮の弾圧》]]が[[禁止カード]]であり、構築は不可能。~

 当時は[[無制限>無制限カード]]であった[[《遺言状》]]も併せ、[[モンスター]]の高速展開と[[デッキ圧縮]]、[[墓地]]肥やしを行うという尖った[[デッキ]]として注目された。~
 
***【スキドレリクル】 [#SkillDrain]
 [[モンスター除去]]だけでなく、対[[効果モンスター]]として[[《スキルドレイン》]]を採用したタイプ。~
 [[リクルーター]]の[[戦闘破壊]]や[[除去]]を狙う[[効果モンスター]]に対し、有効。~
 [[フィールド]]で[[効果]]を[[発動]]・[[適用]]する[[上級モンスター]]と相性が悪いため、[[帝]]の代わりに[[《神獣王バルバロス》]]等を採用する。~
 [[【メタビート】]]よりにする場合、[[《ライオウ》]]も選択肢に入る。~

**[[デッキ]]の弱点 [#kddb2193]
 [[リクルーター]]の[[効果]]によって[[フィールド]]を制圧する[[デッキ]]であるため、[[リクルーター]]が苦手なカードを出されると非常に脆い。~
 登場時点で[[《阿修羅》]]の[[全体攻撃]]や[[《ハイドロゲドン》]]の展開、[[ホルスの黒炎竜]]の魔法[[耐性]]によって、逆に制圧されてしまうという欠陥を持っていた。~
 【除去リクル】において、対[[【除去ガジェット】]]を考えた場合は、有効な型である。~
 [[ガジェット]]の他、[[《閃光の追放者》]]や[[《ハイドロゲドン》]]、[[《ドリルロイド》]]等を無力化できる。~

 また、[[墓地]]に依存しており、全体[[除外]]カードに対しても弱い。~
 [[デッキ]]誕生後まもなく登場した[[ENEMY OF JUSTICE]]で、[[《閃光の追放者》]]が登場したことは、このデッキの淘汰を早めてしまった。~
***[[カウンター罠]]採用型 [#CounterTrap]
 [[相手]]の[[罠カード]]対策として、[[《王宮のお触れ》]]の代わりに[[カウンター罠]]を採用したタイプ。~
 永続的な[[罠カード]]封じこそできなくなるが、上記の[[《スキルドレイン》]]は扱いやすくなる。~
 [[除去]][[デッキ]]というより[[ロック]][[デッキ]]に近くなるが、[[メタを張る]]場合には有効。~
//【弾圧リクル】統合による派生記述です。~

**この[[デッキ]]のその後 [#z2f5f155]
 [[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の環境では[[《貪欲な壺》]]、[[《遺言状》]]が[[制限カード]]になり、[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の[[制限緩和]]とかなり不利な[[制限改訂]]を受けてトーナメントシーンからは退場となった。~
**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***【ガスタリクル】 [#Gusto]
 【除去ガスタ】等とも言われる、[[【ガスタ】]]軸のタイプ。~
 この[[デッキ]]の[[リクルーター]]を[[ガスタ]]にし、[[魔法・罠カード]]で[[除去]]を行いつつ、[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]を狙う。~
 [[魔法・罠カード]]は[[除去]][[カード]]を中心とし、[[《ガスタの交信》]]以外の[[ガスタ]]の[[サポートカード]]はほとんど使わない。~

 その他の衰退の理由は「防御を捨てて[[ガジェット]]を殴り倒すことに特化しており、他の[[モンスター]]に対して脆かったため」である。~
 「[[ガジェット]]」とノーガードの殴り合いをするのではなく、他の[[モンスター]]への対策をすることで[[リクルーター]]系[[デッキ]]はなんとか生き残ることになる。~
 その一つは[[《スキルドレイン》]]であり、当時「閃光会」とさえ呼ばれた2006年[[選考会]]において6位の戦績を残した[[【スキドレバブーン】>【バブーン】]]は[[リクルーター]]型の[[デッキ]]であった。~
***【ハンド】 [#Hand]
 [[除去]][[効果]]と[[リクルート]][[効果]]の両方を備えた[[《ファイヤー・ハンド》]]・[[《アイス・ハンド》]]を軸とするタイプ。~
 他の[[除去]][[カード]]を利用しなくても[[自爆特攻]]を繰り返すだけで[[相手]][[フィールド]]を一掃できるため、状況よっては大きな[[アドバンテージ]]源となる。~
 [[《炎舞−「天キ」》]]の[[サーチ]]に対応し、[[《アイス・ハンド》]]が[[リクルート]]できる[[《グリズリーマザー》]]を採用して連続[[除去]]に繋げるタイプも存在する。~

 とはいえ、純粋に[[リクルーター]]を大量投入した[[デッキ]]ではなく、[[リクルーター]]に特化するならば、魔法・罠の採用に工夫が必要であった。~
 その一つが、[[《王宮のお触れ》]]を[[《王宮の弾圧》]]に変え、[[《盗賊の七つ道具》]]を3枚積みして、[[《奈落の落とし穴》]]を入れて弱点を解消した【弾圧リクル】である。~
 少ない[[キーカード]]で完結している、[[デッキ]]スロットを圧迫せずに済むギミックである。~
 故に主役としてではなく、あくまで[[ランク]]4[[デッキ]]のパートナーや[[サイドデッキ]]要員としての採用が多い。

**[[デッキ]]の派生 [#a571b310]
***【弾圧リクル】 [#p8b3e375]
 一種の[[モンスター除去]]として[[《王宮の弾圧》]]を採用したタイプ。~
 [[相手]]の[[特殊召喚]]を一方的に阻害。自分は [[リクルーター]]により、難なく[[特殊召喚]]を成す。~
 [[特殊召喚]]を介さず能力を発揮する[[上級モンスター]]と相性が良く、[[帝]]の重要性が増す。~
**[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[リクルーター]]の[[効果]]によって[[フィールド]]を[[制圧]]する[[デッキ]]であるため、[[リクルーター]]が苦手な[[カード]]を出されると非常に脆い。~
 [[《阿修羅》]]の[[全体攻撃]]や[[《ハイドロゲドン》]]の展開、[[ホルスの黒炎竜]]の[[魔法カード]]への[[耐性]]には、逆に[[制圧]]されてしまう。~
 この他[[墓地]]に依存しているため、全体[[除外]][[カード]]に対しても弱い。~

 ただし、[[相手]]が[[特殊召喚]]をしなかったり、[[相手]]も[[リクルーター]]を採用する場合、[[《王宮の弾圧》]]が無用の長物と化す。~
 つまり、対[[【除去ガジェット】]]や[[ミラーマッチ]]では余り役に立たない事である。~
**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
 [[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]の[[環境]]の終わりごろに、当時猛威をふるった[[【除去ガジェット】]]に採用される[[速攻魔法]]に対して、[[耐性]]を持っていたことから生まれた。~
 当時は[[無制限>無制限カード]]であった[[《遺言状》]]も併せ、[[モンスター]]の高速展開と[[デッキ圧縮]]、[[墓地]]肥やしを行うという尖った[[デッキ]]として注目された。~

***【スキドレリクル】 [#nb657b39]
 [[モンスター除去]]だけでなく、対[[効果モンスター]]として[[《スキルドレイン》]]を採用したタイプ。~
 [[リクルーター]]の[[戦闘破壊]]や[[除去]]を狙ってくる[[効果モンスター]]に対して有効。~
 [[フィールド]]で[[効果]]を[[発動]]・適用する[[上級モンスター]]と相性が悪いため、[[帝]] 等を採用しにくい。~
 打点を稼ぐなら[[《神獣王バルバロス》]]、[[【メタビート】]]的にするなら[[《ライオウ》]]が選択肢に入る。~
 [[【除去ガジェット】]]の中でも[[ガジェット]]9枚体制のタイプに[[効果]]が抜群であり、その主流が6枚体制へシフトする遠因でもあった。~
 6枚体制以降後は[[《ドリルロイド》]]や[[《ハイドロゲドン》]]、[[《閃光の追放者》]]等の[[リクルーター]]に強い[[モンスター]]が採用され、[[メタデッキ]]としては扱いづらくなった。~
 特に[[デッキ]]誕生後まもなく発売された[[ENEMY OF JUSTICE]]で、[[《閃光の追放者》]]が登場した事は痛手であった。~

-[[【除去リクル】]]において、対[[【除去ガジェット】]]を考えた場合は、有効な型である。~
[[ガジェット]]の他、[[《閃光の追放者》]]、[[《ハイドロゲドン》]]、[[《ドリルロイド》]]等を無力化できる。~
 [[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[環境]]では[[《貪欲な壺》]]、[[《遺言状》]]が[[制限カード]]になり、[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の[[制限緩和]]と不利な[[制限改訂]]を受けて、[[環境]]からは退場となった。~
 「防御を捨てて[[ガジェット]]を殴り倒すことに特化しており、他の[[モンスター]]に対して脆かった」事も衰退の一因である。~
 ここから、他の[[モンスター]]への対策をすることで[[リクルーター]]系[[デッキ]]はなんとか生き残ることになる。~
 その対策の1つが、[[《スキルドレイン》>#SkillDrain]]である。~
 当時「閃光会」とさえ呼ばれた2006年[[選考会]]において6位の戦績を残した[[【スキドレバブーン】>【バブーン】]]は、[[リクルーター]]型の[[デッキ]]であった。~

***[[カウンター罠]]採用型 [#vacc2938]
 上記の[[デッキ]]に[[カウンター罠]]を採用したタイプ。~
 [[罠カード]]を軸とするため、[[《王宮のお触れ》]]が投入できず、[[相手]]の[[罠カード]]に弱くなる。~
 その対策に加え、[[《王宮の弾圧》]]や[[《スキルドレイン》]]の拘束力を高めるのに使用できる。~
 [[除去]][[デッキ]]というより[[ロック]][[デッキ]]となるが、強い[[メタを張る]]場合には有効。~
 また[[魔法・罠カード]]の工夫をするために[[《王宮のお触れ》]]を[[《王宮の弾圧》]]に変えた、[[【弾圧リクル】>#Oppression]]も考えられた。~
 現在このタイプは[[《王宮の弾圧》]]が[[禁止カード]]となったため、構築できなくなっている。~

//【弾圧リクル】統合による派生記述です。~
 その後[[除去]]と[[リクルート]]を同時進行できる[[《ファイヤー・ハンド》]]と[[《アイス・ハンド》]]のセットが登場。~
 [[環境]]の異なる海外では[[蟲惑魔]]や[[アーティファクト]]と組み合わせた[[【HAT】>【アーティファクト】#Traptrix]]と呼ばれる[[デッキ]]に採用され活躍した。~

**サンプルレシピ [#m02c6249]
-備考
--【5リクル】~
**サンプルレシピ [#sample]
-【5リクル】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=4~
(第4回フロンティアカップ優勝)~
--【5リクル】~

-【5リクル】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=22~
(公認大会?2位)~

**代表的なカード [#r1ec31ad]
**代表的なカード [#keycard]
-[[リクルーター]]

-[[《貪欲な壺》]]
-[[《強制転移》]]
-[[《死のマジック・ボックス》]]

-[[《キラー・トマト》]]
-[[《巨大ネズミ》]]
-[[《ドラゴンフライ》]]
-[[《UFOタートル》]]
**関連リンク [#link]
-[[【リクルーター】]]

-[[《ピラミッド・タートル》]]
-[[《共鳴虫》]]
-[[《仮面竜》]]


**関連リンク [#l2867dbc]
-[[デッキ集]]