*【神炎皇ウリア】 [#pffecd99]
 [[永続罠]]3枚から生まれる[[特殊召喚モンスター]]「[[《神炎皇ウリア》]]」を切り札にした[[デッキ]]。~
 その[[召喚条件]]から[[ロック]][[デッキ]]、[[コントロール]][[デッキ]]の色が濃く、[[【フィフティ・フィフティ】]]と似た動きを見せる。~

 《神炎皇ウリア/Uria, Lord of Searing Flames》
 効果モンスター
 星10/炎属性/炎族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード3枚を
 墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は自分の墓地の永続罠カード1枚につき
 1000ポイントアップする。
 1ターンに1度だけ、相手フィールド上にセットされている
 魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。
 この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。

**基本戦術 [#taa87504]
 [[ロック]]系[[永続罠]]や[[罠モンスター]]で[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を抑制しつつ、[[手札]]を整え[[《神炎皇ウリア》]]の一撃を叩き込む。~

**[[デッキ]]構成について [#ma050c28]
 [[《神炎皇ウリア》]]を投入した[[デッキ]]構成おいて重要なことは[[永続罠]]の選択である。~
 [[永続罠]]を多用した[[デッキ]]構成だと[[永続罠]]で[[モンスター除去]]をするカードは少ない。~
 [[ロック]]を軸にした構成だと安定したデッキを組みやすい。~
 また、[[罠モンスター]]を多用した[[ビートダウン]]軸も安定したデッキを組みやすい。~

-よく使われる[[永続罠]]
--広範囲[[ロック]]:[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]][[《光の護封壁》]]
--単体[[モンスター]][[ロック]]:[[《拷問車輪》]][[《六芒星の呪縛》]][[《闇の呪縛》]]
--迎撃[[罠カード]]:[[《モンスターBOX》]][[《旅人の試練》]][[《銀幕の鏡壁》]]
--[[罠モンスター]]:[[《死霊ゾーマ》]][[《アポピスの化神》]][[《メタル・リフレクト・スライム》]][[《機動砦 ストロング・ホールド》]]
--[[伏せカード]][[ロック]]:[[《心鎮壷》]]
--[[モンスター除去]]:[[《ニードル・ウォール》]][[《底なし流砂》]]
--妨害[[罠カード]]:[[《魔封じの芳香》]][[《暗黒の呪縛》]][[《生贄封じの仮面》]][[《王宮の弾圧》]]

 一撃必殺を狙う場合は[[《名推理》]]または[[《モンスターゲート》]]を投入する。~
 大量に[[永続罠]]を[[墓地に送る]]ことで[[特殊召喚]]時の[[攻撃力]]を上げるためである。~
 [[《針虫の巣窟》]]でも手軽に[[墓地を肥やす]]事が可能。~
 ただし、[[《神炎皇ウリア》]]自身も[[墓地]]に送られるので[[《死者転生》]]・[[《創世の預言者》]]も入れることになる。~

 フィールドにある[[《神炎皇ウリア》]]や[[永続罠]]を守るために広い範囲で相手の妨害を防げる[[《神の宣告》]]や[[《魔宮の賄賂》]]を検討したい。~
 [[《王宮のお触れ》]]対策に[[《盗賊の七つ道具》]]、[[《大嵐》]][[《氷帝メビウス》]]対策に[[《偽物のわな》]]を用意するのも良い。~

**[[デッキ]]の派生 [#q3de363c]
***【ビートダウン型】 [#p76a087c]
 [[《モンスターBOX》]][[《銀幕の鏡壁》]]などの迎撃[[罠カード]]や[[罠モンスター]]で相手の[[攻撃]]を防ぎながら戦う【神炎皇ウリア】。~
 [[永続罠]]カードを多用する点以外では、基本的な[[ビートダウン]]と変わらない。~
 [[モンスター]]で戦いながら[[《神炎皇ウリア》]]を[[フィニッシャー]]とする。~

 [[《死霊ゾーマ》]][[《アポピスの化神》]]など、[[攻撃]]できる[[罠モンスター]]や~
 [[《メタル・リフレクト・スライム》]][[《機動砦 ストロング・ホールド》]]などの[[壁]]を多く投入すると[[《神炎皇ウリア》]]を出しやすい。~
 また、[[罠モンスター]]は[[《ザ・カリキュレーター》]]と相性が良い。~
 [[罠モンスター]]はセットされていれば[[フィールド]]上に出したい時にすぐに展開できるので~
 [[《ザ・カリキュレーター》]]の攻撃力を簡単に上げることができる。~
 [[フィールド]]上に1体でも[[《メタル・リフレクト・スライム》]]が存在すれば[[攻撃力]]3600の爆発的な攻撃力を得ることができるのである。~
 滅多に無いが[[フィールド]]上に[[《ザ・カリキュレーター》]]が1体~
 [[《メタル・リフレクト・スライム》]]が3体存在すれば星の数があわせて32個になり[[攻撃力]]9600の1キル[[モンスター]]となる。~
 おまけに、[[《ザ・カリキュレーター》]]は[[《神炎皇ウリア》]]とも相性が良い。~
 [[罠モンスター]]をリリース要員として制圧力の高い「[[帝]]」[[モンスター]]を投入して[[【帝コントロール】]]軸のデッキ構成も検討したい。~
 「[[帝]]」[[モンスター]]を投入するなら特に、[[《氷帝メビウス》]][[《風帝ライザー》]][[《邪帝ガイウス》]][[《光帝クライス》]]を優先するべきと考えられる。~
 上記の「[[帝]]」[[モンスター]]は[[《魔封じの芳香》]]と非常に相性が良い。~
 しかし、[[《魔封じの芳香》]]を導入すると[[【アロマ・コントロール】]]の構成も含まれてくるのでデッキ構成が難しくなるので注意したい。~
 相手[[モンスター]]を迎撃するのであれば[[《モンスターBOX》]]を投入したい。~
 [[罠モンスター]]とも相性が良いし、それと絡めて[[《一撃必殺侍》]]を投入してもよい。~
 
***【ウリアロマ】 [#i610c741]
 [[【アロマ・コントロール】]]をベースにした【神炎皇ウリア】。~
 [[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]や[[《光の護封壁》]]で[[攻撃]][[ロック]]を行い[[《魔封じの芳香》]]と[[《心鎮壷》]]で確実に[[アドバンテージ]]を奪う。~
 しかし、決定的な違いとして搭載する[[永続罠]]カードの量が挙げられる。~
 [[デッキ]]の半数以上を有力な[[永続罠]]で占め、[[フィニッシャー]]として[[《神炎皇ウリア》]]を搭載。~
 有力な[[永続罠]]カードとして[[《生贄封じの仮面》]][[《暗黒の呪縛》]][[《拷問車輪》]]などを採用。~
 単発使用の[[《拷問車輪》]]や[[《闇の呪縛》]]などは、十分な防御力があり[[墓地]]にも行きやすいので効率が良い。~
 他、[[《氷帝メビウス》]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]などの[[アドバンス召喚]]や[[ウイルス]]を封じられる、[[《生贄封じの仮面》]]はほしいところか。~
 [[攻撃力]]の高い[[モンスター]]を[[除去]]できる[[《底なし流砂》]]やダメージを減らせられる[[《銀幕の鏡壁》]]などは能動的に[[墓地に送る]]ことができるので場が詰まりにくい。~
 また、[[《不吉な占い》]]を使えば止めの一撃を刺しやすくなり、相手の戦略を読みやすくなる。

 [[《つり天井》]]も[[魔法&罠カードゾーン]]を圧迫するが[[相手]]の[[表側表示]]の[[モンスター]]を一掃することもできる。~
 [[《つり天井》]]は[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を採用しやすいこの[[デッキ]]には非常に相性が良い。~
 また、[[サイクル・リバース]][[モンスター]]に[[《スピリットバリア》]]と[[《アストラルバリア》]]を組み合わせれば、[[ターン]]が進むごとに大きく[[アドバンテージ]]を得られるだろう。

 [[自分]]の[[魔法&罠カードゾーン]]を守るために[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]などの[[カウンター罠]]や[[《偽物のわな》]]が必要かと思われる。~
 この[[デッキ]]は一度でも大量に[[アドバンテージ]]を失われると持ち直す可能性はほとんど無いと考えられるからである。~
 [[ロック]]重視の構成ならば[[ライフコスト]]を無視して[[《神の宣告》]]を3枚採用する事も考えられる。~
 この構成は安定性が増すがライフが少ないので[[バーン]]や[[直接攻撃]]をくらうと敗北する恐れもある。~

 この[[デッキ]]では[[魔法カード]]は[[《魔封じの芳香》]]を最大限に生かすためにできるだけ採用しない方が良い。~
 採用するとすれば[[永続魔法]]だと強固に[[ロック]]できる[[《レベル制限B地区》]]・[[《異次元の境界線》]]・[[《平和の使者》]]など。~
 [[通常魔法]]は[[《魔封じの芳香》]]との[[コンボ]]が期待できる[[《ハリケーン》]]などがあげられる。~
 [[《レベル制限B地区》]]は強固な[[ロック]]にしたい場合は入れたほうが良い。~
 [[《異次元の境界線》]]・[[《平和の使者》]]はどちらかを採用すれば良い。~
 [[魔法カード]]を使わずさらに強固な[[ロック]]がほしいのであれば[[《異次元の境界線》]]を選び、それ以外の場合は[[《平和の使者》]]を採用すれば良いだろう。~

 [[モンスター]]については[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を採用しやすい。~
 特に[[《スカラベの大群》]]・[[《イナゴの軍勢》]]・[[《デス・ラクーダ》]]などが挙げられる。~
 また、[[《レベル制限B地区》]]・[[《異次元の境界線》]]を使用している場合~
 [[《神炎皇ウリア》]]で[[攻撃]]する時はその[[カード]]を[[破壊]]する必要がある。~
 [[自分]]の[[魔法&罠カードゾーン]]を[[墓地に送る]][[モンスター]]、[[《オオアリクイクイアリ》]]や[[《プレートクラッシャー》]]の採用が考えられる。~
 また、以下の[[モンスター]]も採用が考えられる。~

-[[墓地]]から[[罠カード]]を[[手札]]に持ってこれる[[《闇の仮面》]]
-罠を[[デッキトップ]]に持ってこれる[[《不幸を告げる黒猫》]]
-リバースした[[モンスター]]を回収・相手モンスターを手札に戻す[[《ペンギン・ソルジャー》]]
-[[《神炎皇ウリア》]]の縮小版として戦況を維持する[[《オオアリクイクイアリ》]]
-[[墓地]]からの[[特殊召喚]]潰す為の[[《D.D.クロウ》]]
-[[相手]]の[[フィールド上のカード]]を一掃でき、[[永続罠]]を容易に[[墓地]]に送れる[[《スナイプストーカー》]]

 [[ロック]]が決まった際の安定性は本家[[【アロマ・コントロール】]]にも勝るが、[[手札事故]]率もその分上昇している。~
 しかし、[[《神炎皇ウリア》]]を負荷なく搭載でき、尚且つ活躍させる[[デッキ]]としてはとても優秀である。~

***【ウリアゲート】 [#fb151c0f]
 [[【推理ゲート】]]のギミックを利用し、[[1ターンキル]]に完全に特化したタイプ。~
 [[デッキ]]に投入するのは[[永続罠]]、[[《神炎皇ウリア》]]、[[《創世の預言者》]]、[[《混沌の黒魔術師》]]。~
 基本的に[[【カオスループ】]]に準ずる[[デッキ]]構成を行い、余計な[[モンスター]]は投入しない。~

 [[壁]]は[[《メタル・リフレクト・スライム》]]などの[[罠モンスター]]でまかない、[[《名推理》]]か[[《モンスターゲート》]]で大量の[[永続罠]]を[[墓地]]に落とす。~
 [[《混沌の黒魔術師》]]が[[特殊召喚]]された時、すでに[[《神炎皇ウリア》]]か[[《創世の預言者》]]が[[手札]]にあるなら[[《大寒波》]]を回収する。~
 [[《大寒波》]]に[[チェーン]]して[[永続罠]]を3枚以上になるように[[発動]]、[[《神炎皇ウリア》]]でフィニッシュ。~
 [[モンスター]]がないなら、再び[[《モンスターゲート》]]か[[《名推理》]]を回収して再スタート。~
 [[《創世の預言者》]]が[[特殊召喚]]されたなら、[[墓地]]にあるはずの[[《神炎皇ウリア》]]を[[サルベージ]]して[[特殊召喚]]する。~
 [[《神炎皇ウリア》]]の[[攻撃]]を確実に通すため、[[《王宮のお触れ》]]も採用することになる。~


**代表的なカード [#q08f78b8]
-[[《神炎皇ウリア》]]
-[[《魔封じの芳香》]]
-[[《イナゴの軍勢》]]
-[[《スカラベの大群》]]
-[[《デス・ラクーダ》]]
-[[《光の護封壁》]]
-[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]
-[[《心鎮壷》]]
-[[《メタル・リフレクト・スライム》]]
-[[《死霊ゾーマ》]]
-[[《アポピスの化神》]]

**関連リンク [#l5f15e80]
-[[【フィフティ・フィフティ】]]
-[[【アロマ・コントロール】]]

-[[デッキ集/各種のデッキ]]
-[[デッキ集/コントロール]]
-[[デッキ集]]