《名推理》や《モンスターゲート》を使い、上級・最上級モンスターを特殊召喚して圧倒的なパワーで押し切るデッキ。
運の要素が大きく、自分でもどんな爆発力を見せてくれるか分からないデッキである。
一番の醍醐味はなんと言っても、上級・最上級モンスターが、次々とフィールドに特殊召喚されることだろう。
下級モンスターに頼らず、普段は敬遠されがちな大型モンスターを多量にデッキに投入できる。
通常のデッキでは召喚すら難しい、アニメの登場人物たちのエースモンスターを採用するのも面白い。
《モンスターゲート/Monster Gate》 通常魔法 (1):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。 通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、 そのモンスターを特殊召喚する。 残りのめくったカードは全て墓地へ送る。
《名推理/Reasoning》 通常魔法 (1):相手は1〜12までの任意のレベルを宣言する。 通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、 そのモンスターのレベルが宣言されたレベルと同じ場合、 めくったカードを全て墓地へ送る。 違った場合、そのモンスターを特殊召喚し、 残りのめくったカードは全て墓地へ送る。
《モンスターゲート》はコストがある分、《名推理》よりも安定して特殊召喚できる。
コストには《黄泉ガエル》やトークン・罠モンスター、コントロール奪取した相手モンスター等を使えばディスアドバンテージが少ない。
《名推理》は相手の宣言が外れやすいように、採用するモンスターのレベルの比重を偏らせないデッキ構築、情報アドバンテージの死守が必要となる。
狙われやすいレベルは環境およびデッキタイプに左右されるが、一般にレベル8は強力かつこのデッキ向きの汎用モンスターが多く狙われやすい。
初手で発動した場合には、層が厚く【ライトロード】読みにもなるレベル4や【インフェルノイド】読みのレベル1、《デビル・フランケン》からの制圧を警戒したレベル2などが宣言されやすい。
【スタンダード】寄りの構築とバレた後ならばレベル5、7、9以上、3以下などが宣言されにくいレベル帯となる。
特殊召喚を無理に狙わず、大規模な墓地肥やしの手段としてとらえて墓地アドバンテージを駆使した戦略を展開するのも良い。
共通の弱点として、下級モンスターを特殊召喚してしまう危険性が常にある事を忘れないようにしたい。
特に《モンスターゲート》はコストがある分、より大きなディスアドバンテージが生じる。
デッキコンセプトに基づいたモンスターの選定ポイントは以下の通り。
上記を踏まえ、特筆して相性の良いものを列挙する。
シンクロモンスターについては上述の通り。
エクシーズモンスターはそもそもレベルを揃えるというコンセプトがデッキと致命的に噛み合わない。
よって《浮幽さくら》の弾を除けば、概ねリンクモンスターのみで構成されることとなる。
一応《錬装融合》などを用いて融合召喚ギミックを組み込むタイプも有り、あるいは【インフェルノイド】のように固有の融合召喚ギミックを持つタイプもある。
《黄泉ガエル》や《冥府の使者ゴーズ》を採用する場合は、永続カードの採用は極力控えたい。
動きはシンプルながらランダム性が高く臨機応変さに欠けるデッキである為、苦手とする分野が非常に多く、下記のような弱点がある。