【水属性】

説明

 水属性モンスターを主体にしたデッキ
 水属性には優秀なモンスターが揃い、その効果も豊富である。
 水属性だけに特化しても十分に優秀なデッキを作る事が可能である。

 水属性で統一したデッキを作ることで得られるメリットを考えると…

  1. 《アビス・ソルジャー》《レクンガ》《マザー・ブレイン》起動効果発動できる。
  2. 《ウォーターワールド》《伝説の都 アトランティス》《スター・ボーイ》《ペンギン・ナイトメア》でそれぞれを強化できる。
  3. 《エレメント・ヴァルキリー》《エレメント・ソルジャー》《エレメント・マジシャン》コントロール変更不可能にする。
  4. 《大波小波》フィールド手札モンスターを大きく動かすことができる。
  5. 攻撃力1500以下は、《グリズリーマザー》リクルート《サルベージ》サルベージできる。
  6. 《豪雨の結界像》《サイレントアビス》効果の対象外となる。
  7. 特殊召喚モンスター《フェンリル》《水の精霊 アクエリア》特殊召喚できる。
  8. 《はがねの甲羅》による単体強化《水霊術−「葵」》発動する事ができる。
  9. 《ハイドロ・ジェネクス》シンクロ素材になる。
  10. 《ジェネクス・ウンディーネ》《スクリーチ》の効果対象に困らない。
  11. 《アイス・ブリザード・マスター》特殊召喚効果を発動できる。

 水属性のサポートには切り札と呼べるカードはなく《伝説の都 アトランティス》のようにデッキ全体を底上げするようなものが目立つ。
 また、《フェンリル》《アビス・ソルジャー》といった地味なモンスターを上手に使うのが水属性デッキの醍醐味の一つと言える。

デッキ構築に際して

 このデッキで最も重要なのは水属性の選択。
 ここではその一例を挙げてみる。

 このようにさまざまなカードがそろっている。
 このあたりから自分の好みで選ぶといいだろう。

―攻撃力1500以下

―攻撃力1500以上

デッキの分類

《ウォーターワールド》

《ウォーターワールド/Umiiruka》
フィールド魔法
全ての水属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
守備力は400ポイントダウンする。

 《伝説の都 アトランティス》の恩恵を授からないモンスターを採用する場合はこちらとなる。
 《伝説の都 アトランティス》と違い守備力が下がるが、攻撃力の上昇値はこちらの方が高い。
 下級モンスターをメインに考えた場合は、《伝説の都 アトランティス》よりも全体強化能力は高い。
 リクルーター《グリズリーマザー》攻撃力不足の《フェンリル》は1900アタッカーになる。
 《ハイドロゲドン》の強化のために、《ウォーター・ドラゴン》を採用するデッキではこちらの方が良いだろう。
 《デスガエル》レベル5で、アドバンス召喚発動条件なので《伝説の都 アトランティス》とは相性が悪い。
 この関係で【ガエル】などではこちらを優先することになる。
 《海》としては扱われないため、《海竜−ダイダロス》《マーメイド・ナイト》《水陸両用バグロス Mk−3》等は採用しない。

 普段の戦線維持モンスター《アビス・ソルジャー》が中心になるだろう。

《アビス・ソルジャー/Abyss Soldier》
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1800/守1300
水属性モンスター1体を手札から墓地に捨てる。
フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。
この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用することが出来る。

 《アビス・ソルジャー》は、レベル水属性の中では攻撃力こそ《アトランティスの戦士》に100劣る1800だがそれでも十分なアタッカー
 何よりもそのバウンス効果は非常に強力である。
 効果を使用するには水属性モンスターを捨てなければならないが、《サルベージ》で回収できるモンスター捨てるなら問題は少ない。

 《ペンギン・ナイトメア》《サブマリンロイド》は有力な戦力となり、《サルベージ》できる手札コストとしても利用できる。
 自己再生する《黄泉ガエル》墓地に送る?のが目的の《悪魂邪苦止》を使う場合は、優先的に手札コストとして利用したい。

【アビス・コントロール】

 《アビス・ソルジャー》を中心にフィールドコントロールする。
 繰り返し効果発動することを目的とするならば《アビス・ソルジャー》コストとして《黄泉ガエル》や、《サルベージ》可能なモンスターを採用したい。
 かつては《キラー・スネーク》を無限のコストとして興隆していた。
 この戦術はその流れを組む、バウンスを軸に据えたある意味水属性らしいギミックである。
 《サルベージ》できる《ペンギン・ソルジャー》《ペンギン・ナイトメア》と共に《縮退回路》とのコンボを狙うのも面白い。

【フェンリルハンデス】

 《フェンリル》《おジャマトリオ》コンボ相手ドローを妨害するハンデスデッキ。
 手札破壊は控えめで、デッキの性質はむしろ【フィフティ・フィフティ】に近い。
 これに《サブマリンロイド》《追い剥ぎゴブリン》コンボ加えることで、よりハンデスに特化したデッキなる。
 主な勝ち筋は《サブマリンロイド》ダイレクトアタックであり、《フェンリル》はあくまで補助・妨害要員として用いる。
 デッキの平均攻撃力がかなり低くなるため、《魔のデッキ破壊ウイルス》が弱点と言える。

【ガエル】

 《悪魂邪苦止》と各種カエルとのコンボを軸とする。
 《デスガエル》アドバンス召喚発動条件な為に《伝説の都 アトランティス》は採用しない。
 《悪魂邪苦止》を使うので《悪魔ガエル》も同時に採用すべきだろう。
 《デスガエル》を採用しないならどちらでもかまわない。
 《悪魂邪苦止》を、コンボとして効率良く墓地に送る?ことができる《アビス・ソルジャー》は、重要なサポートとなる。

【湿地草原】

特定モンスターの全体強化系のフィールド魔法の中で最高の1200ポイントという莫大な攻撃力ボーナスを得られるフィールド魔法《湿地草原》を中心としたデッキ

ハイビート

 《アビス・ソルジャー》《レクンガ》《水の精霊 アクエリア》等の水属性下級アタッカーを主軸にしたタイプ。
 《レクンガ》《水の精霊 アクエリア》効果モンスターを展開、《アビス・ソルジャー》除去することでフィールドを制圧する。
 他に採用するアタッカーには《ハイドロゲドン》《アトランティスの戦士》《ブリザード・ドラゴン》がいいだろう。
 《アビス・ソルジャー》効果を重視するなら、通常モンスター水属性アタッカーを採用するという手もある。
 《ガガギゴ》《暗黒の海竜兵》《レインボー・フィッシュ》《シーザリオン》等を《闇の量産工場》サルベージするのである。
 また、基本攻撃力が高いためサクリファイス・エスケープが可能な通常罠《水霊術−「葵」》を無理なく採用できるデッキタイプである。

ロービートバウンス

 《サルベージ》で2枚サルベージできる、1500以下の水属性モンスターを主軸にしたタイプ。
 《爆風トカゲ》《ペンギン・ナイトメア》《ペンギン・ソルジャー》という3種のバウンスモンスターが基盤となる。
 これらはリバースした時に効果発動するため、相手自分ターンに関わらず発動することが可能。
 相手ターンでは戦闘時のリバース自分ターンでは反転召喚することで効果を発動すればいい。
 《次元幽閉》等の攻撃反応型罠で相手攻撃を防ぎ、攻撃して来ないモンスターバウンスしていけば相手の場を空にすることも比較的容易。
 ただし、相手ターンでは、リバースするのに相手攻撃宣言が必要になり、相手攻撃宣言をする前に除去した場合、効果発動することができないので注意が必要である。

 場持ちしやすい、水属性リクルーター《グリズリーマザー》自己再生持ちの《リバイバルスライム》で殴れば、安定してダメージを与えられる。
 また、モンスター除去戦闘破壊された場合は《サルベージ》サルベージすれば良い。
 フィニッシャーには《アビス・ソルジャー》が適任。

バニラ水属性

 水属性通常モンスターはステータスが優秀なモンスターが多い。
 特に上級には《フロストザウルス》《半魚獣・フィッシャービースト》《ギガ・ガガギゴ》《ジェノサイドキングサーモン》がいる。

【アイス・ブリザード・マスター】

 水属性モンスター2体を生け贄に捧げる事で特殊召喚できる《アイス・ブリザード・マスター》特殊召喚に主眼を置いたデッキ
 生け贄要員は多数存在するが《黄泉ガエル》《レクンガ》効果水属性を2体以上並べるタイプがお勧めである。
 キーカードを揃える《スクリーチ》《ボタニティ・ガール》に加えて《グリズリーマザー》を投入すればまさに【水属性】である。
 シナジーは抜群だが問題はフィニッシャー《アイス・ブリザード・マスター》がそこまで強くないことが最大のネックだったりする。

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