第1期から存在する魔法カード「《融合》」を軸に戦うデッキ。
《融合》は非常に手札消費が多い魔法なので、それをいかに解消するかがこのデッキの肝である。
《融合/Polymerization》 通常魔法 手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって決められた モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
《融合》は必須カードとして、融合素材代用モンスター等の融合召喚及び、融合モンスターをサポートするカードを採用していく。
まず、《融合》を手札に加える事が最優先なので、《沼地の魔神王》や《融合賢者》、《封印の黄金櫃》を採用した方がよい。
これらを採用すれば、《融合》を手にする確率が大きく上がり、融合召喚できる理想の手札にしていくことができる。
次に、優先されるのは、融合召喚する融合モンスターと融合素材モンスターの選択である。
融合素材モンスターの片割れは融合素材代用モンスターでも大丈夫。(むしろ、片割れは融合素材代用モンスターの方がいい。)
故に、正規の融合素材モンスターと融合モンスターは単体でも使用に堪えるモンスターを選択する。
また、融合素材代用モンスターの選択理由を記す。
《融合》は最低でもカード3枚を消費すると言う非常に効率の悪いカードである。
(融合素材で最低2枚を消費し、更に《融合》1枚を墓地に送り、融合モンスター1体を召喚する。)
つまり、融合召喚は2枚分のディスアドバンテージを負うことになる効率の悪いモンスターの召喚方法である。
そこで、それらを補うために次のカードのうちいくつかを採用しておくべきである。
《貪欲な壺/Pot of Avarice》 通常魔法 自分の墓地からモンスターカードを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルする。 その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
融合素材として使用したモンスターは墓地へ送られるためそれらをこのカードで回収すれば再び融合素材として使用できる機会が来ることもある。
特に《サンダー・ドラゴン》や《沼地の魔神王》とは好相性で発動条件を満たすのにも使える。
2枚ドローも必ず役に立つだろう。
《融合回収/Fusion Recovery》 通常魔法 自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、 融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。
融合素材にしたモンスターを戻せるので融合召喚からのラッシュを狙いやすい。
《未来融合−フューチャー・フュージョン/Future Fusion》 永続魔法(制限カード) 自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを 墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター1体を選択する。 発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを 自分フィールド上に特殊召喚する(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)。 このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
このカードはデッキからモンスターを選択して融合召喚を狙えるが、融合素材代用モンスターを選択できない事に注意。
しかし、《サイバー・ツイン・ドラゴン》等の融合素材代用モンスターが使えないモンスターを融合召喚するには便利。
《フュージョン・ゲート/Fusion Gate》 フィールド魔法 このカードがフィールド上に存在する限り、 「融合」魔法カードを使用せずに融合召喚をする事ができる。 この際の融合素材モンスターは墓地へは行かず、 ゲームから除外される。
フィールド魔法であることを生かし《テラ・フォーミング》によるサーチから融合召喚が狙える。
だが素材を除外してしまうため《貪欲な壺》や《融合回収》とは相性が悪い。
ただ今度は《異次元からの帰還》や《次元融合》などからの連続融合召喚なども狙えるようになる。
《パワー・ボンド/Power Bond》 通常魔法 手札またはフィールド上から、 融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、 機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 このカードによって特殊召喚したモンスターは、 元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。 発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは 特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。 (この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
《ビークロイド・コネクション・ゾーン/Vehicroid Connection Zone》 通常魔法 手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって 決められたモンスターを墓地へ送り、「ビークロイド」と名のついた 融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 このカードによって特殊召喚したモンスターは、 魔法・罠・効果モンスターの効果によっては破壊されず、 効果を無効化されない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
特殊召喚できる融合モンスターの種類は限られるが、《融合》にはないモンスター強化効果を持つ。
融合モンスターを絞り込めば、4枚目以降の《融合》として採用可能である。
《オーバーロード・フュージョン/Overload Fusion》 通常魔法(制限カード) 自分のフィールド上または墓地から、 融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、 闇属性・機械族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 (この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
《龍の鏡/Dragon's Mirror》 通常魔法 自分のフィールド上または墓地から、 融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、 ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 (この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》 通常魔法 自分のフィールド上または墓地から、 融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、 「E・HERO」と名のついたの融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 (この特殊召喚は融合召喚扱いとする)
対象は限定されているものの2回目以降の融合を墓地利用によって解消できる。
デメリットに関しては《フュージョン・ゲート》とほぼ同じだがディスアドバンテージが非常に少ない。
能動的にカードを墓地へ送ることができるようにするのもいいだろう。
また一度《融合》した組み合わせで再び融合召喚を狙えるのも利点。
ただし、手札融合できないことに注意が必要。
上記の《融合》関係のカードのほかに《ミラクル・フュージョン》や《増援》などの優秀なサポートを持つ。
《融合》の関係がタコ足配線のようになっているため、《融合回収》などを生かしやすい。
儀式モンスターの《カオス・ソルジャー》と、融合素材代用モンスターを正規融合するデッキ。
《龍の鏡》で、後続を特殊召喚したり、《マンジュ・ゴッド》での手札補充を駆使できることが強み。
《凡骨の意地》を生かした、《F・G・D》の【正規融合】。
広義的には融合素材が通常モンスターの融合モンスターを正規融合で出すデッキ。
《サイバー・ドラゴン》の融合モンスターは共通で上記の組み合わせでしか融合召喚できないというテキストを持っている。
そのため、融合素材代用モンスターを使えず、《プロト・サイバー・ドラゴン》を使って正規融合する事になる。
しかし、元よりリスクを負う代わりに爆発力の高い《パワー・ボンド》の方が使用頻度が高い。