積極的に生け贄を確保して最上級モンスター・上級モンスターを生け贄召喚するデッキ。その総称。
特殊召喚できないモンスターや生け贄召喚成功時に効果を発動するモンスターを使うのが一般的。
特殊召喚できるモンスターは【推理ゲート】の方に採用されることが多い。
このデッキでは生け贄召喚の生け贄を確保する手段を作ることが最優先になる。
コントロール奪取カードや壁モンスター、そして特殊召喚カードを使う。
基本的に生け贄召喚はボード・アドバンテージを得られないので、それをすることによって何かアドバンテージを得られるように構築し、実行できるようにしたい。
その方法として生け贄そのものに対するアドバンテージ、生け贄召喚をした際のアドバンテージ、生け贄召喚後のアドバンテージなどをしっかりと考えて構築したい。
《黄泉ガエル/Treeborn Frog》 効果モンスター（制限カード） 星１/水属性/水族/攻 100/守 100 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、 自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が 表側表示で存在する場合は発動できない。
スタンバイフェイズに墓地から特殊召喚する起動効果を使う。
自分のフィールド上に魔法・罠カードが存在すると効果を発動できないので、罠カードの選択肢が狭まる。
《おろかな埋葬》でデッキから墓地に送る?ことでサーチが可能。
《ダンディライオン/Dandelion》 効果モンスター（制限カード） 星３/地属性/植物族/攻 300/守 300 このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」 （植物族・風・星１・攻／守０）を２体守備表示で特殊召喚する。 このトークンは特殊召喚されたターン、生け贄召喚のための生け贄にはできない。
墓地に送られた?時に発動するトークンを生成する誘発効果を使う。
破壊された時、手札から捨てられた時、生け贄に捧げられた時と幅広い場面で効果を発揮する。
自身を特殊召喚し、トークンを生成する誘発効果を使う。
戦闘ダメージを受けるために、フィールド上にカードを出さないプレイをすることも。
戦闘で破壊されないモンスターを採用する事が多い。
《魂を削る死霊》《マシュマロン》《ジェルエンデュオ》はその代表。
召喚条件の緩い特殊召喚モンスターを採用する事が多い。
《サイバー・ドラゴン》《マジック・ストライカー》《俊足のギラザウルス》《デビルズ・サンクチュアリ》がその代表。
属性で統一し、《ギガンテス》《水の精霊 アクエリア》等を採用するのも手。
墓地に送られた?、リバース時にデッキからモンスターを特殊召喚するモンスターを使う。
《素早いモモンガ》《墓守の偵察者》はその代表。
モンスターカードになる罠カードを使う。
《死霊ゾーマ》や《メタル・リフレクト・スライム》がその代表。
《王宮のお触れ》や除去に弱い。
相手モンスターのコントロールを得る魔法カードを使う。
《洗脳−ブレインコントロール》がその代表。
《エネミーコントローラー》や《強制転移》が使われることもある。
《スケープ・ゴート》や《黄泉ガエル》を生け贄に捧げる、コントロールを移す。
上記でも書いたように、生け贄召喚は基本的にボード・アドバンテージを下手をすると失いかねない行為に当たる。
だとすれば、それを取り返す、あるいは軽減することこそ生け贄召喚をメインに据えたデッキの使命であるとも言える。
失うボード・アドバンテージは軽微であるため、《フロストザウルス》のようなただ攻撃力の高いモンスターを出すだけでも十分取り返せるものである。
その中でも帝が代表的な生け贄召喚をすることでメリットのある上級モンスター。
生け贄召喚することで発動する効果で、アドバンテージを得ることが出来、その高い攻撃力が魅力となる。
また《人造人間−サイコ・ショッカー》などは存在させるだけで、相手に圧力を加えることが出来る。
攻撃力だけを求めるなら《偉大魔獣 ガーゼット》も採用候補だろう。
《死霊ゾーマ》《サイバー・ドラゴン》を生け贄に捧げる事で攻撃力は4000前後になる。
そこまで狙わずとも《キラー・トマト》等のリクルーターを生け贄に捧げる事で2800となる。
ただ、手札にあっても腐りかねないカードであるため、恒常的な生け贄確保、即座の生け贄確保の為に、上記に説明された生け贄ギミックとなってくる。
《デビルズ・サンクチュアリ》などはハンド・アドバンテージを失っているのだが、帝などでは取り返してくれるが故に採用されているギミックであるといえる。
また、他方でコントロール奪取は更にアドバンテージを稼ぐ生け贄確保であるために、その分強力であると言える。
もちろん、アドバンテージが全てではない、状況如何ではアドバンテージよりもスピードが必要でありそのバランスを見極めることこそがプレイング、ということになる。
失うボード・アドバンテージは大きく、何も考えずに２体生け贄をしていたのでは、アドバンテージの他リスクの面から考えても決して無視の出来ない。
《冥界の宝札》の恩恵も受けられる。
最上級モンスターと生け贄確保のバランスが大きな問題となるので、妥協召喚できる《可変機獣 ガンナードラゴン》《神獣王バルバロス》《百獣王 ベヒーモス》《光神機−轟龍》などを採用して狙う構築などが安定するだろうか。
３体生け贄などはリスクそのものなので、それ故に発動する強力な効果をもってトドメとしたいところである。
最上級モンスターの中でも、もっとも有力なのが《光と闇の竜》であり、生け贄召喚時のディスアドバンテージをほとんど回復する効果を持つ。
２体以上の生け贄召喚を狙う場合生け贄確保にダブルコストモンスターの採用は視野に入れるべきで、その点が他の生け贄確保との差異となる。
《雷帝ザボルグ》《氷帝メビウス》《炎帝テスタロス》《地帝グランマーグ》《風帝ライザー》を採用した１体生け贄召喚デッキ。
生け贄召喚成功時に発動する誘発効果を武器に戦う。
《神獣王バルバロス》《ギルフォード・ザ・ライトニング》《モイスチャー星人》を採用した３体生け贄召喚デッキ。
生け贄召喚成功時に発動する誘発効果を武器に戦う。
特殊召喚できない《光と闇の竜》を採用したデッキ。
カードの効果を無効にする効果と蘇生効果を武器に戦う。
特殊召喚できない《古代の機械巨人》《古代の機械獣》を採用したデッキ。
特殊召喚できない《火之迦具土》《八俣大蛇》《砂塵の悪霊》《偉大天狗》を採用したデッキ。
基本だが、上級モンスターには手札事故が付きもの。
《生贄封じの仮面》に弱い点もある。