先史遺産(オーパーツ)

デッキの概要

 RETURN OF THE DUELISTで登場した「先史遺産」と名のついたモンスター群を中心としたデッキ。
 サーチ手札からの展開力などに長け、エクシーズ召喚で戦線を維持する。
 切り札《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》による1ターンキルも可能。

《先史遺産クリスタル・スカル/Chronomaly Crystal Skull》
効果モンスター
星3/光属性/岩石族/攻 900/守 600
自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する時、
自分のメインフェイズ時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
自分のデッキ・墓地から「先史遺産クリスタル・スカル」以外の
「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。
「先史遺産クリスタル・スカル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
《先史遺産クリスタル・ボーン/Chronomaly Crystal Bones》
効果モンスター
星3/光属性/岩石族/攻1300/守 400
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚に成功した時、
自分の手札・墓地から「先史遺産クリスタル・ボーン」以外の
「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
《先史遺産ゴールデン・シャトル/Chronomaly Golden Jet》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1300/守1400
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分フィールド上の全ての
「先史遺産」と名のついたモンスターのレベルを1つ上げる。
《先史遺産ネブラ・ディスク》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1500
このカードが召喚に成功した時、デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の
「オーパーツ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に存在するモンスターが
「先史遺産」と名のついたモンスターのみの場合に発動できる。
このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」と名のついたカードの効果しか発動できない。
「先史遺産ネブラ・ディスク」の効果は1ターンに1度しか発動できない。

デッキの構築

モンスターカードについて

下級先史遺産
 サーチ特殊召喚レベル変更等それぞれ多彩な効果を持つが、全般にステータスが低いため基本的にすぐにエクシーズ素材にするのが望ましい。

上級先史遺産

エクシーズモンスター
 《先史遺産クリスタル・ボーン》から容易に出せるランク3と、《先史遺産モアイ》《先史遺産ゴールデン・シャトル》などでレベル5を確保しやすい性質を活かしたランク5が主力となる。

―その他相性の良いモンスター
エクシーズ召喚をメインに戦うデッキなので、エクシーズ素材として優秀な効果を持ったモンスターや、戦術の幅を広げられるモンスターを採用することになる。
《先史遺産技術》の兼ね合いがあるため、展開力を先史遺産以外に頼りすぎることがないよう、枚数は吟味したい。

魔法・罠カードについて

先史遺産サポートカード
先史遺産サポートカードは強力なものが多いが、採用する先史遺産の枚数や戦術によって採用枚数が変わるものが多い。

―その他相性の良い魔法・罠カード
 エクシーズ召喚を多用するデッキなのでエクシーズ召喚エクシーズモンスターサポートカードエクシーズ素材となる先史遺産を使いまわすためのカードが中心になる。

戦術

 先史遺産自分フィールド上に存在する場合、《先史遺産クリスタル・スカル》でその状況にあった先史遺産サーチエクシーズ召喚に繋げるのが基本となる。

 例えば、《先史遺産ゴールデン・シャトル》自分フィールド上に存在するなら《先史遺産モアイ》サーチランク5のエクシーズモンスターエクシーズ召喚する。
 その場でエクシーズ召喚が難しい場合は《先史遺産クリスタル・ボーン》サーチし、次の自分ターンランク3のエクシーズ召喚を狙う。

 墓地先史遺産がある場合、《先史遺産クリスタル・ボーン》蘇生を狙う前提で残すか、《先史遺産技術》《霊魂の護送船》除外《救援光》で回収するコンボに繋げるか等の判断も必要になる。

 これらの状況で適切な判断が行えればデュエルを有利に進められるであろう。

デッキの種類

《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》

 《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》を軸に据えた1ターンキルに近いタイプ。

 先史遺産にこだわらずランク5を並べやすい構成にしておき、《ミニマム・ガッツ》相手モンスターを弱体化させ、《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》効果攻撃で一気にゲームエンドに持ち込む。
 《ミニマム・ガッツ》が引けない場合に備えて、《魔界の足枷》を採用したり、《ガガガマジシャン》《ガガガガール》とのコンボを用意するのもいい。
 《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》《ゴルゴニック・ガーディアン》が登場した事により、以前より安定してコンボを成功させることができるようになった。

 通常の【先史遺産】に比べてコンボ前提のデッキ構成になるので爆発力はあがるが手札事故の危険性もあがる。
 【金華猫】ランク5エクシーズ軸ならば、自然な流れでコンボが狙え、事故の危険性も少ない。

下級ビートダウン

 優秀な全体強化である《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》を活用し、下級先史遺産によるビートダウンを主軸に据えたデッキ。

 《先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ》《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》影響下では攻撃力2500の貫通効果持ちになり、《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》を複数枚採用することにより《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》特殊召喚も狙いやすい。
 《先史遺産ネブラ・ディスク》によって《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》サーチが可能となり、安定度が増した。
 《先史遺産ネブラ・ディスク》単体で攻撃力2600のアタッカーとなれるため、従来の【先史遺産】の構築にも自然にビートダウン要素を組み込むことが出来る。

 《先史遺産ネブラ・ディスク》こそ利用できないが、特化するならば採用する先史遺産岩石族に統一し、《一族の結束》を併用することで全体強化を合計6枚積めるため、より爆発力は向上する。
 岩石族先史遺産だけではモンスター枚数が不足しがちなため、岩石族コアキメイルなどの汎用性の高い岩石族を採用し補完するといいだろう。
 先史遺産以外の採用モンスターについては【岩石族】も参照のこと。

 エクシーズ召喚主体の従来の先史遺産と180度異なるデッキタイプであるため、《ライオウ》《群雄割拠》といったメタが刺さりにくいのが強みである。
 ただし永続魔法に依存するためそちらへのメタが刺さりやすくなるので一長一短と言えるだろう。

このデッキの弱点

 先史遺産エクシーズ召喚を基本戦術にしており、さらにエクシーズ素材となる先史遺産は皆ステータスが低い。
 よって特殊召喚を妨害する《大天使クリスティア》や低ステータスメタ《王虎ワンフー》は相性が悪い。
 また《ライオウ》エクシーズ召喚だけでなく、中核となる《先史遺産技術》《先史遺産クリスタル・スカル》等も妨害する天敵である。
 これらのカードを多用するデッキと遭遇した場合は、《先史遺産コロッサル・ヘッド》を多目に投入し効果を遮断したり、《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》攻撃力を強化し対抗しよう。

 先史遺産は、属性地属性光属性に、種族岩石族機械族に分かれているため《御前試合》《群雄割拠》両方で展開を妨害される。
 これらのカードは《サイクロン》を筆頭とする魔法・罠カード除去カードを多目に積んで対処すると良いだろう。

代表的なカード

関連リンク