*【&ruby(オーパーツ){先史遺産};】 [#faf5d4ff]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#v7560d7c]
 [[RETURN OF THE DUELIST]]で登場した「[[先史遺産]]」と名のついた[[モンスター]]群を中心としたデッキ。~
 高い[[サーチ]]能力と優秀な専用[[エクシーズモンスター]]を擁する。~
 切り札[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]による[[1ターンキル]]も可能。~
 [[14/02/01>リミットレギュレーション/2014年2月1日]]以降の[[環境]]では主流デッキの1つに数えられている。~

 《先史遺産ネブラ・ディスク》
 効果モンスター
 星4/光属性/機械族/攻1800/守1500
 このカードが召喚に成功した時、デッキから「先史遺産ネブラ・ディスク」以外の
 「オーパーツ」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
 また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上に存在するモンスターが
 「先史遺産」と名のついたモンスターのみの場合に発動できる。
 このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚できる。
 この効果を発動するターン、自分は「オーパーツ」と名のついたカードの効果しか発動できない。
 「先史遺産ネブラ・ディスク」の効果は1ターンに1度しか発動できない。

 《先史遺産クリスタル・スカル/Chronomaly Crystal Skull》
 効果モンスター
 星3/光属性/岩石族/攻 900/守 600
 自分フィールド上に「先史遺産」と名のついたモンスターが存在する時、
 自分のメインフェイズ時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
 自分のデッキ・墓地から「先史遺産クリスタル・スカル」以外の
 「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。
 「先史遺産クリスタル・スカル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 《先史遺産クリスタル・ボーン/Chronomaly Crystal Bones》
 効果モンスター
 星3/光属性/岩石族/攻1300/守 400
 相手フィールド上にモンスターが存在し、
 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
 このカードは手札から特殊召喚できる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、
 自分の手札・墓地から「先史遺産クリスタル・ボーン」以外の
 「先史遺産」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。

 《先史遺産ゴールデン・シャトル/Chronomaly Golden Jet》
 効果モンスター
 星4/光属性/機械族/攻1300/守1400
 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
 自分フィールド上の全ての
 「先史遺産」と名のついたモンスターのレベルを1つ上げる。

**[[デッキ]]の構築 [#j5a00780]
***[[モンスターカード]]について [#lb38cb3e]
―主力となる[[先史遺産]]~
 どのような構築でも入る[[先史遺産]]は以下の4枚である。~

-[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]~
[[召喚成功>召喚に成功した]]時にあらゆる[[オーパーツ]]を[[サーチ]]する効果、[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]が[[先史遺産]]のみの場合に[[自己再生]]する[[効果]]を持つ。~
前半の[[効果]]は、[[モンスター]]はもちろん強力な[[サポートカード]]である[[魔法カード]]も[[サーチ]]でき、布陣を整えるのに非常に有用である。~
後半の[[効果]]は、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]はもちろん、[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]との[[コンボ]]で[[ランク]]5の[[エクシーズ召喚]]も狙う事ができる。~
[[蘇生]][[効果]]を使用した[[ターン]]は[[オーパーツ]]以外の[[効果]]を[[発動]]できないが、それ以外の制限はないため[[《セイクリッド・プレアデス》]]を立てるだけでも十分強力である。~
双方の[[効果]]は1[[ターン]]にどちらか1つのみだが、この[[カード]]自体も[[メインデッキ]]に入る[[先史遺産]]で最高の[[攻撃力]]を持つため、どのような構築でも3枚フル投入して構わないだろう。~

-[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]~
[[先史遺産]]が[[自分]][[フィールド]]上に存在する場合、[[手札]]から[[捨てる]]事で[[同名カード]]以外の[[先史遺産]]を[[サーチ]]または[[サルベージ]]できる。~
[[発動条件]]があり、1[[ターン]]に複数回の[[発動]]はできないものの、状況に応じた[[先史遺産]]を[[手札]]に[[加える]]ことができるため柔軟な対応が可能になる。~
能動的に[[手札]]から[[墓地へ送る]]ことができる点で[[《先史遺産技術》]]とも相性が良く、事情がなければ可能な限りの投入が望まれる。~

-[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]~
[[《サイバー・ドラゴン》]]と同じ条件で[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]に成功すると[[同名カード]]以外の[[先史遺産]]を[[手札]]または[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる。~
[[召喚]]権を使用せず[[エクシーズ召喚]]に繋げられるが、優勢時のさらなる展開には不向きである。~
[[効果]]こそ使用できないが[[先史遺産]]の[[エクシーズモンスター]]を[[蘇生]]し戦線を強化することも可能。~

-[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]~
[[自分]][[フィールド]]上の全ての[[先史遺産]]の[[レベル]]を1つ上げる事ができる。~
ほかの[[先史遺産]]を[[フィールド]]上に出す順番を変えることで、柔軟な[[ランク]]の[[エクシーズ召喚]]が可能になる。~
実質自身も[[レベル]]5の[[モンスター]]として扱えるので[[ランク]]5の[[エクシーズモンスター]]を積極的に[[エクシーズ召喚]]するなら可能な限りの採用が望まれる。~

―その他の[[先史遺産]]~
 基本的に上記の[[モンスター]]だけで「[[サーチ]]」「展開」「[[レベル]]上昇」というこの[[デッキ]]の動きは完結している。~
 特定の要素を強化したい時には以下の[[モンスター]]を検討してもよいだろう。~

-[[《先史遺産ゴルディアス・ユナイト》]]~
[[召喚に成功した]]時に[[手札]]から[[先史遺産]]1体を[[特殊召喚]]し、同じ[[レベル]]になる。~
[[ランク]]3から[[ランク]]5までの[[エクシーズ召喚]]に無理なく繋げることができる。~
幅広い[[レベル]]の[[エクシーズ召喚]]を行いたい場合に採用を検討できる。~

-[[《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》]]~
[[オーパーツ]]と名のついた[[魔法カード]]を[[発動]]した[[ターン]]に自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]できる。~
[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[レベル]]4[[先史遺産]]は貴重であり、[[レベル]]4の展開に特化したい場合に有効な1枚。~

-[[《先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ》]]~
[[自分]][[フィールド]]上の全ての[[先史遺産]]に[[貫通]][[効果]]を付与する。~
展開能力を持たず、自身の[[ステータス]]も[[攻撃力]]1700止まりなので、[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]との併用が基本となる。~
[[下級モンスター]]による[[ビートダウン]]を軸にするなら採用できるだろう。~

-[[《先史遺産モアイ》]]~
[[先史遺産]]が[[自分]][[フィールド]]上に存在するだけで[[特殊召喚]]可能な[[レベル]]5モンスター。~
[[表側守備表示]]で[[特殊召喚]]されるので[[アタッカー]]としては期待できないが、[[同名カード]]が存在する場合でも[[特殊召喚]]できるので[[ランク]]5[[エクシーズ召喚]]を手軽に狙うことができる。~

―[[エクシーズモンスター]]~
 [[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]から容易に出せる[[ランク]]3と、[[《先史遺産モアイ》]]や[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]などで[[レベル]]5を確保しやすい性質を活かした[[ランク]]5が主力となる。~

-[[ランク]]3~
[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]を自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]し、その[[効果]]で[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]を[[特殊召喚]]することで[[エクシーズ召喚]]することができる。~
最も手軽に[[エクシーズ召喚]]できるので主力として戦線を支える存在である。~
[[《No.17 リバイス・ドラゴン》]]などの汎用[[エクシーズモンスター]]も使用可能だが、ここではこの[[デッキ]]ならではの[[カード]]を列記する。~

--[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]~
素材には[[岩石族]]の[[縛り]]があるものの[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]と[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]から容易に[[特殊召喚]]でき、[[攻撃力]]を0にする[[効果]]で[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]を補助できる。~
[[フィールド]]や[[墓地]]の状態によって[[ランク]]4の[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]と使い分けるといいだろう。~
[[攻撃力]]の割に場持ちもよく、[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]と並べられない状況でも取り敢えず置いておくだけで十分な活躍をする。~

--[[《先史遺産クリスタル・エイリアン》]]~
[[ステータス]]はそれほど高くなく、[[効果]]も使い勝手が悪いが、[[先史遺産]]と名のつく[[エクシーズモンスター]]という点で採用価値はある。~
[[《先史遺産技術》]]を[[発動]]した[[ターン]]でも特殊召喚でき、[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]が存在すれば[[最上級モンスター]]のラインを超える攻撃力になる。~

--[[《セイクリッド・ヒアデス》]]~
他に比べると[[効果]]は地味だが、[[対象]]を取らずに[[相手]][[モンスター]]を[[守備表示]]にできるため他の[[エクシーズモンスター]]で対処できない場合の突破口としての役割が期待できる。~
[[《セイクリッド・プレアデス》]]と共に[[《セイクリッド・トレミスM7》]]、及び[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]に繋げられるのも見逃せない。~

-[[ランク]]4~
[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]の存在から、[[ランク]]4を出せる場面では[[ランク]]5も出せる場合が多い。~
また[[レベル]]4[[先史遺産]]+[[自己再生]]した[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]で出すパターンが多いため、[[先史遺産]]である[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]以外は[[効果]]を使用できない場面も多く、それ以外の採用枚数は控えめで良いだろう。~
[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]と[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]が並んだ状態で[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]の[[効果]]を使用、更に[[《先史遺産モアイ》]]を[[特殊召喚]]して[[ランク]]4と[[ランク]]5を並べるパターンもある。~

--[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]~
[[エクシーズ素材]]が[[先史遺産]]に指定されている[[エクシーズモンスター]]。~
[[相手]][[モンスター]]1体の[[攻撃力]]を0にする[[コンバットトリック]]を有し、[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]の[[1ターンキル]]を補佐する。~
単体での使い勝手もよく、[[《先史遺産技術》]]や[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]の[[自己再生]]を使用した[[ターン]]でも誓約を受けずに動けるため、[[ランク]]4の主力となる。~

--[[《セイクリッド・オメガ》]]~
[[セイクリッド]][[エクシーズモンスター]]を活用するため、[[効果]]を適用させやすい。~
この[[カード]]もまた[[《セイクリッド・トレミスM7》]]となれるのも大きい。~

//--[[《輝光子パラディオス》]]~
//[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]と類似した[[効果]]を持つが、こちらは[[モンスター]]効果の[[無効]]化も可能。~
//その半面[[フリーチェーン]]ではなく、[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]の[[自己再生]]を行った[[ターン]]は効果を使用できないので、使い分けが重要となる。~

-[[ランク]]5~
[[《先史遺産モアイ》]]・[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《霊魂の護送船》]]など[[手札]]から手軽に[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]や、[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]の[[効果]]で[[レベル]]を上げた[[レベル]]4の[[先史遺産]]で[[エクシーズ召喚]]が可能。~
普段は[[《セイクリッド・プレアデス》]]で戦線を維持し、[[1ターンキル]]への移行が可能になればすぐさま[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]を出していこう。~

--[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]~
[[攻撃力]]が変化している[[相手]][[モンスター]]1体の[[元々の攻撃力]]との差の数値分[[バーン]]を行い、与えた[[効果ダメージ]]の数値だけこの[[カード]]の[[攻撃力]]が上昇する。~
[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]や[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]で[[攻撃力]]を0にした[[モンスター]]を選択することで、大きな[[効果ダメージ]]と[[戦闘ダメージ]]を見込むことができる。~
[[攻撃力]]2800以上の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を0にすればこの[[カード]]の[[バーン]]と[[攻撃]]だけで[[1ターンキル]]が成立する。~

--[[《セイクリッド・プレアデス》]]~
[[エクシーズ素材]]に[[光属性]]という[[縛り]]があるものの、[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]と[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]を並べて[[レベル]]を上げれば比較的簡単に[[エクシーズ召喚]]可能。~
[[スペルスピード]]2の万能な[[バウンス]][[効果]]を持っており、[[相手]]を大きく牽制することができる。~

--[[《No.19 フリーザードン》]]&[[《FA−クリスタル・ゼロ・ランサー》]]~
[[《セイクリッド・ヒアデス》]]と同じように[[対象]]に取れない[[モンスター]]に対して対処する事ができる。~
[[対象]]を取れる相手は[[《セイクリッド・プレアデス》]]や[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]に任せ、厄介な[[モンスター]]の処理を担当させたい。~

-[[ランク]]6以上~
[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]×2などで出せない事もないが、基本的に[[ランク]]5までで十分である。~
[[《セイクリッド・トレミスM7》]]・[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]などの低い[[ランク]]の[[エクシーズモンスター]]に重ねて出せる[[エクシーズモンスター]]は投入しておきたい。~

―その他相性の良い[[モンスター]]~
 [[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]や[[《先史遺産技術》]]が[[先史遺産]]以外の[[モンスター]]を阻害する性質を持つ。~
 特に[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]は使用する機会が多く、[[発動]]するタイプの[[効果]]を持つ[[先史遺産]]以外の[[モンスター]]は使い勝手が悪い。~
 [[《エフェクト・ヴェーラー》]][[《増殖するG》]]の様な相手ターンに使用するカード、あるいは[[永続効果]]や[[召喚ルール効果]]を持つ[[モンスター]]は制約を受けにくい。~

-[[《オネスト》]]~
[[光属性]]の代表的な[[サポートカード]]。~
主要な[[先史遺産]]はほとんどが[[光属性]]のため、無理なく採用できる。~

-[[《ジェイドナイト》]]~
この[[デッキ]]の[[アドバンテージ]]源である[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]を[[サーチ]]できる。~

-[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《太陽風帆船》]]・[[《霊魂の護送船》]]~
容易に[[特殊召喚]]が可能な[[光属性]]・[[レベル]]5の[[モンスター]]。~
これらを採用すれば[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]の[[自己再生]]効果を使わずに[[レベル]]5の[[光属性]]を2体並べられるようになり、[[《セイクリッド・プレアデス》]]を制約なく活用できるようになる。~
前2枚は[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]と[[召喚条件]]が被り、後者は[[墓地コスト]]を要するため一長一短。~

-[[《A・ジェネクス・バードマン》]]~
[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[バウンス]]して[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[チューナー]]。~
[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]や[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]を[[バウンス]]して再度[[効果]]の[[発動]]を狙えるほか、[[《先史遺産モアイ》]]なら再度[[特殊召喚]]することができる。~

//-[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
//[[レベル]]4の[[先史遺産]]を直接[[リクルート]]、または[[《ラヴァルバル・チェイン》]]に繋げて間接的に[[サーチ]]することができる。~
//[[先史遺産]]において重要な働きをする[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]をすぐに[[サーチ]]または[[リクルート]]できるため、[[魔法カード]]を多めに採用するのであれば検討できる。~
//また、[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]の後に出せば[[ランク]]5または6と[[ランク]]4の[[エクシーズモンスター]]を呼ぶこともできる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#tca48e44]
―[[先史遺産]]の[[サポートカード]]~
 いずれも[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]で[[サーチ]]できるため、投入枚数は少なめでも十分な働きをする。~

-[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]~
[[自分]][[フィールド]]上の[[先史遺産]]の[[攻撃力]]を800ポイントアップする[[永続魔法]]。~
[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]で[[サーチ]]するだけで[[攻撃力]]2600の[[モンスター]]を立てる事ができ、[[《ヴェルズ・オピオン》]]らを戦闘破壊できる水準に達するため、1枚積んでおくだけでも何かと便利。~
複数枚発動した際の爆発力は凄まじく、下級ビートダウンを重視する場合は特に有効となる。~

-[[《先史遺産技術》]]~
[[墓地コスト]]を要する小型の[[《強欲で謙虚な壺》]]。~
[[《強欲で謙虚な壺》]]に比べ選択できる[[カード]]こそ少ないが、この[[デッキ]]では[[墓地を肥やす]]こともでき[[先史遺産]]の[[特殊召喚]]が可能なため展開力が鈍りにくい。~
しかし最序盤に[[手札]]を整えるために使用できないので、[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]を素早く[[手札]]に加えたい場合等、[[《強欲で謙虚な壺》]]のほうが使い勝手に優れる場面も多い。~
得られるメリットは一長一短なので、[[デッキ]]内の[[先史遺産]]比率等、構築によってどちらを採用したいか選択するといいだろう。~

-[[《先史遺産都市バビロン》]]~
[[墓地]]の[[先史遺産]]を[[除外]]することでそれと同[[レベル]]の[[先史遺産]]を[[蘇生]]する[[フィールド魔法]]。~
[[墓地リソース]]を必要とするため序盤には使いづらいが、この[[カード]]で[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]を[[蘇生]]した後に、[[《先史遺産モアイ》]]などを[[特殊召喚]]すれば[[ランク]]5の[[エクシーズモンスター]]を呼ぶことができる。~
[[オーパーツ]]の[[フィールド魔法]]ということで、[[《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》]]や[[《先史遺産トゥーラ・ガーディアン》]]を[[特殊召喚]]する条件も満たせる。~
[[先史遺産]]はあまり[[墓地]]の肥えやすい[[カテゴリ]]ではないので、基本的には[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]で[[サーチ]]できる単体[[蘇生]]魔法の感覚で運用することになるだろう。~

―その他相性の良い[[魔法・罠カード]]~
 [[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]の[[自己再生]]を使用する[[ターン]]は[[先史遺産]]以外の[[魔法・罠カード]]が使用できない。~
 よって、自分ターンに使用する[[魔法カード]]類は使い勝手が悪く、[[罠カード]]や[[速攻魔法]]で相手ターンに[[除去]]を撃つ事が重要となる。~
 幸いにして[[モンスターカード]]があまりスペースを取らない[[デッキ]]なので、[[《神の宣告》]][[《強制脱出装置》]][[《奈落の落とし穴》]]などの[[汎用性]]のある除去罠は可能な限り搭載したい。~
 その上で余裕があれば以下の[[カード]]を検討してもよい。~

-[[《簡易融合》]]~
[[フィールド]]の状況に左右されず、状況によって[[レベル]]3〜5の[[融合モンスター]]を呼び出せるので、柔軟な[[エクシーズ召喚]]が可能になる。~
ただし、[[融合モンスター]]を多くすると、その代償として[[エクストラデッキ]]を圧迫するので入念な調整が必要になる。~

-[[《RUM−アストラル・フォース》]]~
[[《先史遺産クリスタル・エイリアン》]]から[[《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》]]、[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]から[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]が出せる。~
ロマンカードの域は出ないが、それ相応のリターンはある[[カード]]である。~

-[[《救援光》]]~
[[《先史遺産技術》]]や[[《霊魂の護送船》]]などで[[除外]]された[[光属性]]の[[先史遺産]]を[[手札に加える>サルベージ]]ことができる[[通常魔法]]~
[[手札]]で[[効果]]を発揮する[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]・[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]には[[《化石岩の解放》]]より有効であり、[[通常魔法]]なので即効性がある。~
[[除外]]ギミックをどれだけ取り入れるかで採用枚数を決めると良い。~

-[[《巨大化》]]・[[《魔界の足枷》]]~
[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]とコンボになる[[装備魔法]]。~
前者はお互いの[[ライフ]]に左右されるものの、[[自分]]の[[モンスター]]にも装備できるので[[汎用性]]が高い。~
後者は装備する[[モンスター]]が実質[[相手]][[モンスター]]に限定されるが条件などがなくコンボは決まりやすい。~
[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]への依存度によってどちらをどれだけ採用するか決めたい。~
また、[[連続攻撃]]できる[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]や[[《カチコチドラゴン》]]、[[貫通]][[効果]]を持っている[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]などとも共有することができるのでそれらをデッキに入れてもいい。~

-[[《化石岩の解放》]]~
[[除外]]されている[[岩石族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[永続罠]]。~
能動的に[[除外]]できる、[[《先史遺産コロッサル・ヘッド》]]を使いまわすのに役立つ。~
[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]などは[[《救援光》]]の方が相性が良いが、[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]されるので[[エクシーズ素材]]にできるメリットもある。~

**戦術 [#h4236354]
 [[アドバンテージ]]源兼[[エクシーズ素材]]兼下級[[アタッカー]]の[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]が非常に重要。~
 [[デッキ]]の潤滑油になる事はもちろん、[[墓地]]に1枚あるだけで相手に[[エクシーズモンスター]]がいつでも出てくるというプレッシャーを与えられるので、多少の無理をしてでも早めに[[手札]]に加えたい。~
 [[除去]][[カード]]が豊富な状況なら、[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]→[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]→[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]の[[サーチ]]を繰り返す事で[[【除去ガジェット】]]のような動きで戦える。~
 あるいは[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]で[[ハイビート]]に移行することも、[[《セイクリッド・プレアデス》]]を立てて[[コントロール]]気味に動くことも、パーツを集めて[[1ターンキル]]へ移行することも可能。~
 [[手札]]の状況と相手の[[デッキ]]タイプによって柔軟に戦術を変えられる事が強みである。~

***[[1ターンキル]] [#u1a44369]
 基本的な[[1ターンキル]]パターンは以下の通り。~
 場と[[墓地]]の状況に条件はあるが、必要な[[手札]]はわずか2枚である。~

 条件:[[手札]]に[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]~
 [[手札]]か[[墓地]]に[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]と[[レベル]]3[[先史遺産]](少なくともどちらか1枚は[[手札]])~
 自分の[[墓地]]に[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]~
 自分の場に[[モンスター]]が存在しない~
 相手の場に[[攻撃力]]2800以上の[[モンスター]]~
 自分の[[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しない~
 相手の[[フィールド]]に[[攻撃力]]2800以上の[[モンスター]]~

+[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]を[[特殊召喚]]し、効果で[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]または[[レベル]]3[[先史遺産]]を[[手札]]もしくは[[墓地]]から[[特殊召喚]]する。~
+[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]を[[自己再生]]、[[手札]]の[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]または[[レベル]]3[[先史遺産]]を[[召喚]]し、[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]の[[効果]]で[[レベル]]を1つづつ上げる。~
+[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]と[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]を[[エクシーズ召喚]]する。~
+[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]で相手の[[攻撃力]]2800以上の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を0にし、[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]の効果を発動、[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]でその[[モンスター]]を[[攻撃]]。~
+[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]の[[バーン]]が2800[[ダメージ]]、[[戦闘ダメージ]]が5200となり、[[1ターンキル]]。~

 これが基本的なパターンだが、実際には[[攻撃力]]2800の[[モンスター]]が存在しなくとも[[1ターンキル]]まで持っていける事は少なくない。~
 たとえば、相手[[モンスター]]が1体しか存在しない場合は[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]の[[直接攻撃]]が見込めるため、相手[[モンスター]]の[[攻撃力]]は1800以上なら[[1ターンキル]]が成立する。~

 ここで紹介したのは最も基本的かつ[[手札]]消費の少ないパターンである。~
 とにかく[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]または[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]と[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]を並べれば即死級の[[ダメージ]]を与えられるので、そこまでの過程はどのような方法でも構わない。~
 [[《先史遺産モアイ》]]や[[《先史遺産ゴルディアス・ユナイト》]]、[[《先史遺産都市バビロン》]]などを搭載した[[デッキ]]であれば、キルパターンは飛躍的に増加する。~
 自分の[[デッキ]]で可能な[[1ターンキル]]の布陣を入念に確認しておこう。~

**[[デッキ]]の種類 [#m336dcac]
***[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]軸 [#m59653d4]
 [[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]を軸に据えた[[1ターンキル]]に近いタイプ。~

 [[先史遺産]]にこだわらず[[ランク]]5を並べやすい構成にしておき、[[《ミニマム・ガッツ》]]で[[相手]][[モンスター]]を弱体化させ、[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]の[[効果]]と[[攻撃]]で一気にゲームエンドに持ち込む。~
 [[《ミニマム・ガッツ》]]が引けない場合に備えて、[[《魔界の足枷》]]を採用したり、[[《ガガガマジシャン》]]と[[《ガガガガール》]]との[[コンボ]]を用意するのもいい。~
 [[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]と[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]が登場した事により、以前より安定して[[コンボ]]を成功させることができるようになった。~

 通常の【先史遺産】に比べて[[コンボ]]前提の[[デッキ]]構成になるので爆発力はあがるが[[手札事故]]の危険性もあがる。~
 [[【金華猫】]]の[[ランク5エクシーズ軸>【金華猫】#g5572481]]ならば、自然な流れで[[コンボ]]が狙え、[[事故]]の危険性も少ない。~

***[[下級>下級モンスター]][[ビートダウン]]軸 [#m59663d4]
 優秀な全体強化である[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]を活用し、[[下級>下級モンスター]][[先史遺産]]による[[ビートダウン]]を主軸に据えたデッキ。~

 [[《先史遺産マッドゴーレム・シャコウキ》]]は[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]影響下では[[攻撃力]]2500の[[貫通]][[効果]]持ちになり、[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]を複数枚採用することにより[[《先史遺産アステカ・マスク・ゴーレム》]]の[[特殊召喚]]も狙いやすい。~
 [[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]によって[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]の[[サーチ]]が可能となり、安定度が増した。~
 [[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]単体で[[攻撃力]]2600の[[アタッカー]]となれるため、従来の【先史遺産】の構築にも自然に[[ビートダウン]]要素を組み込むことが出来る。~

 [[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]こそ利用できないが、特化するならば採用する[[先史遺産]]を[[岩石族]]に統一し、[[《一族の結束》]]を併用することで[[全体強化]]を合計6枚積めるため、より爆発力は向上する。~
 [[岩石族]]の[[先史遺産]]だけでは[[モンスター]]枚数が不足しがちなため、[[岩石族]][[コアキメイル]]などの汎用性の高い[[岩石族]]を採用し補完するといいだろう。~
 [[先史遺産]]以外の採用[[モンスター]]については[[【岩石族】]]も参照のこと。~

 [[エクシーズ召喚]]主体の従来の[[先史遺産]]と180度異なる[[デッキ]]タイプであるため、[[《ライオウ》]]や[[《群雄割拠》]]といった[[メタ]]が刺さりにくいのが強みである。~
 ただし[[永続魔法]]に依存するためそちらへの[[メタ]]が刺さりやすくなるので一長一短と言えるだろう。~

//**[[デッキ]]の派生
//***【(デッキ名)】
//特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。

**この[[デッキ]]の弱点 [#u1c161ea]
 [[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]と[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]の[[攻撃力]]ダウン効果が[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]のため、「効果の対象にならない」[[耐性]]を持つ[[モンスター]]に手が出せない状況が生じうる。~
 できれば[[《神の警告》]]などで潰しておきたいが、[[《セイクリッド・ヒアデス》]]+[[《セイクリッド・トレミスM7》]]、[[《No.19 フリーザードン》]]+[[《FA−クリスタル・ゼロ・ランサー》]]など、こうした[[モンスター]]を対象を取らない[[効果]]や打点で潰せる[[エクシーズモンスター]]は用意しておきたい。~

 [[先史遺産]]は[[エクシーズ召喚]]を基本戦術にしており、さらに[[エクシーズ素材]]となる[[先史遺産]]は皆[[ステータス]]が低い。~
 よって[[特殊召喚]]を妨害する[[《大天使クリスティア》]]、低[[ステータス]][[メタ]]の[[《王虎ワンフー》]]や[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]は相性が悪い。~
 また[[《ライオウ》]]は[[エクシーズ召喚]]だけでなく、中核となる[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]・[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]なども妨害する天敵である。~
 こうした[[メタ]]系の効果を持つ[[モンスター]]は[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]を貼って[[ハイビート]]に移行する事である程度対抗できる。~

 [[《マクロコスモス》]]などの無差別[[除外]]もやや苦手で、[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]は効果を発動できず、[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]の[[自己再生]]や[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]の[[蘇生]]効果にも悪影響が出る。~
 [[《マクロコスモス》]]影響下でも[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]による[[ハイビート]]は可能なので、戦術を切り替えて対処したい。~

 メインとなる[[先史遺産]]は[[光属性]]に偏っているため、[[《閃光を吸い込むマジック・ミラー》]]が刺さるのは致命的。~
 相手ターンでも使える貴重な[[魔法・罠除去]]カードである[[《サイクロン》]]は3枚搭載して間違いはないだろう。

//**この[[デッキ]]の歴史
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる

**代表的なカード [#ya13a6ae]
-[[《先史遺産クリスタル・スカル》]]
-[[《先史遺産クリスタル・ボーン》]]
-[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]
-[[《先史遺産ネブラ・ディスク》]]

-[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]
-[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]

**関連リンク [#d1fd75aa]

-[[先史遺産]]
-[[オーパーツ]]

-[[デッキ集]]