【戦士族】

説明

 優秀な下級モンスターの集う戦士族を主体にしたデッキ
 モンスターも専用サポートカードも優秀なものが揃っている。

 戦士族で統一したデッキを作ることで得られるメリットは以下のようになる。

  1. 《連合軍》《コマンド・ナイト》《共闘するランドスターの剣士》《ガントレット・ウォリアー》全体強化効果を得られる。
  2. 《アサルト・アーマー》《稲妻の剣》《神剣−フェニックスブレード》《伝説の剣》《竜魂の力》《融合武器ムラサメブレード》《竜殺しの剣》による単体強化を得られる。
  3. 《不死武士》自己再生させられる。
  4. 《ターレット・ウォリアー》《ソード・マスター》特殊召喚できる。
  5. 《切り込み隊長》で守ることができる。
  6. 《増援》《戦士ラーズ》《無敗将軍 フリード》・地属性限定ではあるが《荒野の女戦士》によるサーチ
  7. 《戦士の生還》によるサルベージ
  8. 《迎撃準備》の恩恵を受ける。
  9. 《X−セイバー ウェイン》による特殊召喚
  10. 《コアキメイル・ベルグザーク》を容易に維持できる。
  11. 《ギガンテック・ファイター》攻撃力を強化できる。

 《増援》《戦士の生還》などのピンポイントサーチサルベージカードや、即座に下級モンスターを二体並べられる《切り込み隊長》
 専用自己再生モンスター《不死武士》、さらに戦士族攻撃力を底上げできる《コマンド・ナイト》《連合軍》を軸に下級モンスター強化するのが基本となる。
 なお、《辺境の大賢者》などは自身が戦士族ではないことを注意してほしい。
 採用した場合《一族の結束》《不死武士》の運用難度が格段にあがってしまうのである。

《増援/Reinforcement of The Army》
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加え、
デッキをシャッフルする。
《戦士の生還/The Warrior Returning Alive》
通常魔法
自分の墓地に存在する戦士族モンスター1体を選択して手札に加える。
《切り込み隊長/Marauding Captain》
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスターを
1体特殊召喚する事ができる。
《コマンド・ナイト/Command Knight》
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1900
自分のフィールド上に他のモンスターが存在する限り、
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分の戦士族モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。
《不死武士/The Immortal Bushi》
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻1200/守 600
このカードは戦士族モンスターの生け贄召喚以外の生け贄にはできない。
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、
自分フィールド上にモンスターカードが存在しない場合、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
この効果は自分の墓地に戦士族以外のモンスターが存在する場合には発動できない。

下級モンスター

 前述の通り、戦士族には、優秀な下級モンスターが多く、また《増援》《切り込み隊長》効果対象下級モンスターであることから、基本的に下級モンスターを多く採用していくことになる。
 戦士族をサポートする《切り込み隊長》《コマンド・ナイト》はどちらも2〜3枚は採用するべきだろう。
 他の下級モンスターについては、優秀なものが多いため、用途によって必要なカードを選ぶとよい。

上級モンスター

 上級モンスター《増援》《切り込み隊長》の対象外だが、《戦士の生還》には対応し、《コマンド・ナイト》《連合軍》での強化が可能である。
 何よりも《不死武士》リリースして召喚できるのが大きい。
 優秀な上級モンスターには、《サイレント・ソードマン LV5》《無敗将軍 フリード》《光帝クライス》などが上げられる。
 《無敗将軍 フリード》効果は実質毎ターン《増援》ドローし、その場で使用するのと同じであり、フィールドに維持できれば状況に応じて多彩な戦士族を使い分けられる。
 《無敗将軍 フリード》対象となった魔法に、《サイレント・ソードマン LV5》相手魔法効果耐性があるが、《連合軍》《一族の結束》の恩恵は受けられるので問題なく採用できる。
 また、半上級モンスターとして《魔導ギガサイバー》を採用する手もある。
 特殊召喚に成功すれば、《コマンド・ナイト》《連合軍》での強化をサポートできる。
 《D−HERO Bloo−D》も優秀ではあるのだが、《不死武士》リリースできず、3体もの生け贄は大量展開を必要とする《連合軍》との相性が悪い。
 同じく3体の生け贄を要する《ギルフォード・ザ・ライトニング》は、《不死武士》を利用できるため採用する価値はあるだろう。
 かつては戦士族以外の上級モンスターを採用する手もあったが、《不死武士》が登場した今では、その効果を阻害するため、採用は難しくなっている。

 上級モンスターシンクロモンスターに頼るのも有効である。
 戦士族には優秀なチューナーが多く、《切り込み隊長》《不死武士》《マジック・ストライカー》など容易に特殊召喚できるモンスターも揃っているため楽にシンクロ召喚を行える。
 シンクロモンスターにも《ギガンテック・ファイター》《ゴヨウ・ガーディアン》《ライトニング・ウォリアー》と優秀なものが揃っており、これらを用いることで《不死武士》《一族の結束》効果を阻害する心配もない。

魔法・罠カード

 万能なサーチカードである《増援》はこのデッキにおいて必須カードとなる。
 しかし、09/03/01にて制限カードとなったため、これまでの様な《増援》サーチ性能を前提とした構成は厳しくなっている。

 サルベージカードとして優秀な《戦士の生還》は、デッキによって枚数を調整していくとよいだろう。
 戦士族全体を強化する《連合軍》《一族の結束》も優秀。
 基本的に《一族の結束》の方が勝っており、他の種族モンスターをどうしても投入したい場合のみ《連合軍》の採用を考えたい。
 《連合軍》を使用する場合には、大量の戦士族モンスターを場に展開していくことになる。
 それらを除去されると辛いため、《デストラクション・ジャマー》《魔宮の賄賂》《神の宣告》などのカウンター罠を用意しておくと良いだろう。

 他には、《王宮のお触れ》を使った【お触れビート】とする選択肢もある。
 この場合は《我が身を盾に》《スケープ・ゴート》などの速攻魔法を多く採用することになる。

デッキの亜種

【闇属性・戦士族】

 闇属性戦士族モンスターで統一したデッキ
 戦士族には闇属性モンスターが多く、闇属性サポートも多数存在する。
 また、闇属性戦士族で統一されている黒蠍D−HEROを使う場合はこちらになることが多い。→【黒蠍】【D−HERO】

 また、《終末の騎士》《ダーク・グレファー》のような墓地肥やしに、《不死武士》《速攻の黒い忍者》のような墓地利用も存在する。
 【不死武士ターボ】?【速攻の黒い忍者】のような癖のあるデッキにも挑戦できる。

【光属性・戦士族】

 光属性戦士族モンスターで統一したデッキ
 戦士族には光属性モンスターが多く、光属性のサポートとして《放浪の勇者 フリード》が存在する。
 専用装備魔法《ライトイレイザー》を装備できるのが、このデッキの利点。
 また、レベルアップモンスター?サイレント・ソードマンシリーズは全て光属性戦士族である。

 アタッカーでは《忍者マスター SASUKE》《E・HERO アナザー・ネオス》が優秀。
 また、墓地肥やしには《ライトロード・パラディン ジェイン》《E・HERO プリズマー》がいる。
 ただし、《E・HERO プリズマー》では自身や《E・HERO アナザー・ネオス》墓地に送れ?ないため注意が必要。
 上級モンスター《E・HERO ネオス》や、《E・HERO ネオス》手札から召喚しやすくする《E・HERO ネクロダークマン》落とすといいだろう。
 E・HEROを多数投入するなら《E・HERO キャプテン・ゴールド》《摩天楼 −スカイスクレイパー−》も採用の余地がある。

 また、《未来サムライ》《神剣−フェニックスブレード》を入れておくと除外関連の採用も視野に入る。
 《D・D・R》《救援光》といった帰還系カードが活躍できる。

 また、除外関連なら《黄金のホムンクルス》も面白い。
 《カオスエンドマスター》からリクルートできる貴重な戦力でもある。

【地属性・戦士族】

 地属性戦士族で統一したデッキ
 戦士族には地属性モンスターが多く、地属性サポートには《荒野の女戦士》がいる。
 地属性戦士族で統一されているアマゾネスのシリーズを使う場合はこちらになることが多い。→【アマゾネス】
 また、レベルアップモンスター?ミスティック・ソードマンシリーズは全て地属性戦士族である。

 《ならず者傭兵部隊》《サイバー・ジムナティクス》といったモンスター除去が豊富。
 一方で六武衆関連が4体も存在し、《紫炎の足軽》《六武衆の師範》のいる属性でもある。
 その他にも《切り込み隊長》《ヒーロー・キッズ》等、特殊召喚関係のモンスターが非常に多い。
 地属性サポートの《地霊術−「鉄」》を含めると特殊召喚能力は他の属性よりも優れているかもしれない。

 《共闘するランドスターの剣士》《連合軍》《ガイアパワー》あたりで全体強化するデッキも組めそうである。

【不死武士ターボ】?

 当該ページを参照。

このデッキの弱点

 様々な効果を持つ優秀な下級モンスターのおかげで、特に目立った弱点は無い。
 強いて挙げるならば上級モンスターが不足しており、パワー不足に陥ってしまいやすいところだろう。
 この辺はシンクロモンスターによって補いたい。
 また、どの戦士族デッキにも言える事だが、多彩なレベルモンスターを回していくこのデッキにおいて、09/03/01《増援》制限カード化は相当な痛手である。

代表的なカード

関連リンク