*【&ruby(すばや){素早};い】 [#acca25d9]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#s80f9960]
 [[《素早いアンコウ》]]の[[効果]]によって[[モンスター]]を展開し、大型[[モンスター]]の[[召喚]]を狙う[[デッキ]]。~

 [[素早い]]と名のついた[[モンスター]]はいずれも[[リクルート]][[効果]]を持っており、[[フィールド]]上に[[モンスター]]を維持しやすい。~
 また、[[《素早いアンコウ》]]の存在から、一般的な[[【リクルーター】]]とは異なり能動的に動くことができるのも特徴。

 《素早いアンコウ/Nimble Angler》
 効果モンスター
 星2/水属性/魚族/攻 600/守 100
 このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合、
 デッキから「素早いアンコウ」以外のレベル3以下の
 「素早い」と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚できる。

**[[デッキ]]構築に際して [#b02663b9]
***[[モンスターカード]]について [#t98e050f]
―[[素早い]]と名のついた[[モンスター]]~
-[[《素早いアンコウ》]]~
[[手札]]・[[デッキ]]から[[墓地へ送られた]]場合に、[[同名カード]]を除く[[レベル]]3以下の[[素早い]]2体を[[リクルート]]できる。~
この[[カード]]による[[リクルート]]を主体とするので、できる限り投入することが望ましい。

-[[《素早いマンボウ》]]~
[[戦闘破壊]]され[[墓地へ送られた]]時、[[デッキ]]から[[魚族]]1体を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[同名カード]]1体を[[リクルート]]できる。~
[[《素早いアンコウ》]]の[[効果]]の[[発動]]を補助できるため、相性は非常に良い。

-[[《素早いマンタ》]]~
[[フィールド]]上から[[カードの効果]]で[[墓地へ送られた]]時、[[同名カード]]を任意の数だけ[[リクルート]]できる。~
自身の[[リクルート]][[効果]]は少々扱いづらいが、[[《素早いアンコウ》]]とは[[属性]]・[[種族]]が同じであり、[[サポートカード]]を共有できるのが利点。

-[[《素早いモモンガ》]]~
[[戦闘破壊]]され[[墓地へ送られた]]時に[[ライフ回復]]し、[[同名カード]]を任意の数だけ[[リクルート]]できる。~
他の[[素早い]]と比べて[[リクルート]][[効果]]は単体でも機能しやすいため、[[《素早いアンコウ》]]への依存度が低く[[腐り>腐る]]づらい。

-[[《素早いムササビ》]]~
[[戦闘破壊]]され[[墓地へ送られた]]時に[[効果ダメージ]]を与え、[[同名カード]]を任意の数だけ[[相手]][[フィールド]]に[[リクルート]]できる。~
[[リクルート]]先が[[相手]][[フィールド]]という性質から[[効果]]の使い勝手が悪く、優先度は低い。

―[[《素早いアンコウ》]]の[[モンスター効果の発動]]を補助する[[モンスター]]~

//-[[《瀑征竜−タイダル》]]~
//自身と[[水属性]][[モンスター]]を[[手札コスト]]にして、[[デッキ]]から[[水属性]][[モンスター]]を[[墓地へ送る]]ことができる。~
//[[手札]]・[[デッキ]]の双方から[[《素早いアンコウ》]]を[[墓地へ送る]]ことができるため、[[必須カード]]と呼んで差し支えないだろう。

-[[《鬼ガエル》]]~
[[水属性]][[モンスター]]を[[手札コスト]]にして[[特殊召喚]]でき、そのまま[[ランク]]2の[[エクシーズ召喚]]に繋げることが可能。

-[[《ジェネクス・ウンディーネ》]]~
[[召喚に成功した]]時、[[デッキ]]から[[水属性]][[モンスター]]を[[墓地へ送る]]ことで、[[《ジェネクス・コントローラー》]]を[[サーチ]]できる。~
ただ、[[サーチ]]できる[[《ジェネクス・コントローラー》]]自体は特に相性が良いわけではないのが難点。

-[[《スクリーチ》]]~
[[戦闘破壊]]され[[墓地へ送られた]]時、[[デッキ]]から[[水属性]][[モンスター]]2体を[[墓地へ送る]]ことができる。~
最大で4体の[[素早い]]を[[リクルート]]できる可能性がるのは魅力的だが、必ず[[水属性]][[モンスター]]2体を[[墓地へ送ら>墓地へ送る]]なければいけないことには注意。

-[[《フィッシュボーグ−アーチャー》]]~
[[水属性]][[モンスター]]を[[手札コスト]]にして[[自己再生]]できる[[チューナー]]。~
[[バトルフェイズ]]開始時に[[水属性]]以外を[[破壊]]する[[デメリット]]があるため、基本的には[[《氷結界の龍 グングニール》]]を[[シンクロ召喚]]することになる。

-[[水精鱗]]~
一部の[[水精鱗]]は[[水属性]][[モンスター]]を[[手札コスト]]として要求するため、[[《素早いアンコウ》]]を利用できる。~
[[属性]]・[[種族]]の[[サポートカード]]を共有しやすいのも利点。

-[[《森の聖獣 ヴァレリフォーン》]]~
[[手札コスト]]を支払うことで[[同名カード]]以外の[[レベル]]2以下の[[獣族]]を[[蘇生]]できる。~
[[手札コスト]]に[[《素早いアンコウ》]]を用いれば[[レベル]]2[[モンスター]]を4体並べることができ、[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に繋げられる。~
[[獣族]]の[[素早い]]を採用する場合は優先的に採用したい。

―その他の[[モンスター]]~
-[[《究極封印神エクゾディオス》]]~
[[墓地]]の[[モンスター]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことで、[[《素早いアンコウ》]]の[[リクルート]]先を確保できる。

-[[《ジャンク・シンクロン》]]~
[[効果]]を[[発動]]した[[《素早いアンコウ》]]を[[蘇生]]することで、高[[攻撃力]]の[[《ジャンク・ウォリアー》]]を[[シンクロ召喚]]できる。

-[[ランク]]2[[エクシーズモンスター]]~
[[素早い]]は[[レベル]]2のため、[[《素早いアンコウ》]]で2体[[リクルート]]することでそのまま[[エクシーズ召喚]]できる。

***[[魔法・罠カード]]について [#ae391964]
-[[《おろかな埋葬》]]~
[[デッキ]]から[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]ことができる。~
[[制限カード]]のため過度の依存はできないが、入れておいて損はない。

-[[《サンダー・ブレイク》]]・[[《鳳翼の爆風》]]・[[《ライトニング・ボルテックス》]]~
[[《素早いアンコウ》]]を[[手札コスト]]とすることで、[[除去]]しつつの展開が可能となる。~

-[[《強欲なウツボ》]]~
[[手札]]にきた[[素早い]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことで、[[リクルート]]先の確保が可能。

-[[《貪欲な壺》]]・[[《転生の予言》]]~
[[墓地]]の[[素早い]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことで、[[リクルート]]先の枯渇を防ぐことができる。

-[[《サルベージ》]]~
[[《素早いアンコウ》]]を回収することで再利用を狙える。~
[[手札コスト]]を必要とする[[カード]]をどれだけ採用するかによって、枚数は調整したい。

-[[《忘却の都 レミューリア》]]・[[《タンホイザーゲート》]]~
[[《素早いアンコウ》]]で[[リクルート]]した[[モンスター]]で[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]ができる。~
他に[[モンスター]]を用意したり、両者を併用したりすることで、高[[ランク]]の[[エクシーズ召喚]]も狙える。

**戦術 [#m1b6802a]
 上記に挙げた[[カード]]を用いて[[《素早いアンコウ》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[リクルート]]した[[モンスター]]を用いて更なる展開に繋げるのが基本戦術となる。~

 [[リクルート]]できる[[素早い]]は全て[[レベル]]2のため、そのまま[[ランク]]2の[[エクシーズ召喚]]ができ、[[《忘却の都 レミューリア》]]などがあれば高[[ランク]]の[[エクシーズ召喚]]も狙える。~
 [[召喚権>通常召喚]]が残っているのであれば、[[チューナー]]を[[通常召喚]]して[[シンクロ召喚]]に繋げたり、[[上級>上級モンスター]]・[[最上級モンスター]]の[[アドバンス召喚]]もできる。~
 [[《鬼ガエル》]]などを利用すると3体の[[モンスター]]を揃えられるので、[[三幻神]]などの3体の[[リリース]]を必要とする[[モンスター]]の[[召喚]]を狙うのも良いだろう。

//**[[デッキ]]の種類
//***《カード名》軸
//特定のカードを軸とする場合。

**[[デッキ]]の派生 [#u207c326]
***[[【魚族】]]型 [#hda9cb31]
 [[《素早いアンコウ》]]・[[《素早いマンボウ》]]・[[《素早いマンタ》]]が[[魚族]]であることを利用した[[デッキ]]。~
 使用する[[モンスター]]を[[魚族]]で揃えることによって、[[サポートカード]]を共有できるようにする。~

 [[【魚族】]]の切り札である[[《超古深海王シーラカンス》]]は[[《素早いアンコウ》]]と同じく[[リクルート]][[効果]]を持つため、[[《貪欲な壺》]]などの[[リクルート]]先を確保できる[[カード]]は双方共に相性が良い。~
 [[《素早いアンコウ》]]を[[墓地へ送る]]ための[[カード]]も、[[《超古深海王シーラカンス》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[蘇生]]に繋げるための布石として利用できる。
 [[魚族]]の中では[[《水精鱗−アビスタージ》]]・[[《フィッシュボーグ−アーチャー》]]が、[[《素早いアンコウ》]]の[[トリガー]]となり、[[効果]]の面でも相性が良い。

 [[素早い]]が[[レベル]]2のため、[[《聖光の宣告者》]]が[[エクシーズ召喚]]できる点も大きい。~
 [[《素早いアンコウ》]]の[[リクルート]][[効果]]は[[召喚]]権を必要としないため、[[墓地]]の[[《超古深海王シーラカンス》]]を[[サルベージ]]し、[[アドバンス召喚]]が狙える。~
 [[手札]]を[[デッキ]]に戻す点も、[[素早い]]やその他[[魚族]]を再度[[リクルート]]する手段になる。~

 自身の[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]しにくい[[《素早いマンタ》]]ではなく、[[《素早いモモンガ》]]を採用するという手もある。~
// [[《素早いモモンガ》]]は単体でも[[リリース]]要員として優秀であり、[[《巌征竜−レドックス》]]も利用できるようになるため、[[《超古深海王シーラカンス》]]の展開手段を増やすことができる。~
// また、[[《超古深海王シーラカンス》]]・[[《瀑征竜−タイダル》]]と合わせて[[レベル]]7[[モンスター]]が増えることになるため、[[ランク]]7の[[エクシーズ召喚]]も狙いやすくなる。~
// [[《素早いモモンガ》]]だけでは[[《巌征竜−レドックス》]]の[[コスト]]に乏しいと感じる場合も、[[地属性]]・[[魚族]]の[[《魂喰らい》]]・[[《スクラップ・シャーク》]]を採用することでカバーできる。

***[[【獣族】]]型 [#y41045de]
 [[《素早いモモンガ》]]・[[《素早いムササビ》]]と[[獣族]][[サポートカード]]を採用した[[デッキ]]。~

 [[獣族]]の[[素早い]]は[[《子狸たんたん》]]・[[《子狸ぽんぽこ》]]で[[リクルート]]、[[《森の聖獣 ヴァレリフォーン》]]で[[蘇生]]できる。~
 これらは全て[[レベル]]2のため、特に相性が良い。~
 また、[[《No.64 古狸三太夫》]]も[[エクシーズ召喚]]できるようになり、[[ランク]]2[[エクシーズモンスター]]の選択肢を広げることができる。

 欠点としては、[[獣族]]には[[《素早いアンコウ》]]の[[トリガー]]となる[[モンスター]]が乏しく、[[デッキ]]との相性も考慮すると[[《森の聖獣 ヴァレリフォーン》]]くらいしか存在しないことが挙げられる。~
 [[《サンダー・ブレイク》]]等の汎用[[魔法・罠カード]]を使用する必要があるだろう。
// [[獣族]][[サポートカード]]を共有できない[[《瀑征竜−タイダル》]]等を使用するか、[[《サンダー・ブレイク》]]等の汎用[[魔法・罠カード]]を使用する必要があるだろう。

***[[【ガエル】]]型 [#o93e8445]
 [[【ガエル】]]との混合型。~
 [[素早い]]と[[ガエル]]は共に[[レベル]]2の[[モンスター]]が多いため[[エクシーズ召喚]]を狙いやすく、展開力が高いため[[《忘却の都 レミューリア》]]の[[レベル]]変更[[効果]]も有効活用できる。

 基本的には、[[《素早いアンコウ》]]を[[手札コスト]]に[[《鬼ガエル》]]を[[特殊召喚]]することを行動の起点とする。~
 この時点で[[フィールド]]に[[レベル]]2の[[モンスター]]が3体揃っており、[[ランク]]2の[[エクシーズ召喚]]が可能となる。~
 ここで[[《忘却の都 レミューリア》]]の[[効果]]を[[発動]]すると、[[ランク]]5の[[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]できる。~

 さらに同じ[[レベル]]2の[[《粋カエル》]]をからめれば、[[《忘却の都 レミューリア》]]の[[効果]]の[[発動]]タイミングにより[[ランク]]4や[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]ができる。~
 [[《粋カエル》]]の[[蘇生]][[コスト]]さえ調達できれば、[[《ダイガスタ・フェニクス》]]を3体並べて[[1ターンキル]]を狙うことも可能。

// 同じく[[レベル]]2である[[《粋カエル》]]があれば、さらに幅広い[[エクシーズ召喚]]が可能となる。~
// まず、[[墓地]]に[[《粋カエル》]]または[[ガエル]]がある状態で、[[《鬼ガエル》]]の[[効果]]でもう一方を[[墓地へ送る]]ことで、[[《粋カエル》]]を[[蘇生]]できる。~
// [[《粋カエル》]][[蘇生]]後に[[《忘却の都 レミューリア》]]の[[効果]]を[[発動]]すると、[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]ができる。~
// また、[[水属性]]以外の[[ランク]]2[[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]した後に[[《忘却の都 レミューリア》]]の[[効果]]を[[発動]]すると、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]ができる。~
// [[《粋カエル》]]の[[蘇生]][[コスト]]さえ調達できれば、[[《ダイガスタ・フェニクス》]]を3体並べて[[1ターンキル]]を狙うことも可能。

***[[【シンクロン】]]型 [#a21e47fe]
 [[【シンクロン】]]との混合型。~
 [[《素早いアンコウ》]]に[[《ジャンク・シンクロン》]]・[[《クイック・シンクロン》]]を絡め、連続の[[シンクロ召喚]]を狙う。~

 [[《素早いアンコウ》]]を[[手札コスト]]として[[《クイック・シンクロン》]]を[[特殊召喚]]し、さらに[[《ジャンク・シンクロン》]]を[[召喚]]して[[《素早いアンコウ》]]を[[蘇生]]できれば理想的。~
 [[自己強化]][[効果]]で高[[攻撃力]]を得られる[[《ジャンク・ウォリアー》]]や[[除去]]しつつ更なる展開に繋げられる[[《氷結界の龍 グングニール》]]、[[自己再生]]の度に[[《素早いアンコウ》]]の[[リクルート]][[効果]]を狙える[[《氷結のフィッツジェラルド》]]など、様々な[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる。

 また、[[シンクロン]]の[[サポートカード]]である[[《調律》]]も、[[デッキトップ]]を[[墓地へ送る]][[効果]]を持つため、不確定ではあるが[[《素早いアンコウ》]]の[[トリガー]]になり得る。

**この[[デッキ]]の弱点 [#z489934e]
 [[リクルート]]主体の[[デッキ]]であるため、[[《大天使クリスティア》]]などの[[特殊召喚]]封じには弱い。~
 また、全ての[[素早い]]が[[効果]]を[[発動]]するためには[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]必要があるため、[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]などの[[除外]][[カード]]も天敵。

 [[リクルート]]できる[[素早い]]と名のついた[[モンスター]]はいずれも低[[攻撃力]]のため、[[《王虎ワンフー》]]も厄介。


//**この[[デッキ]]の歴史
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる

**代表的なカード [#t1704e29]
-[[《素早いアンコウ》]]

**サンプルレシピ [#nd523c8d]
-【素早いガエル】~
第21回遊戯王フロンティア 5D's 3位B(韓国・団体戦)~
http://ocg.xpg.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=87618

-【素早い狸】~
「かーどビング通信」デッキレシピサンプル~
http://www.yugioh-card.com/japan/topics/?20130828

**関連リンク [#p62e621b]
-[[素早い]]

-[[デッキ集]]