*【速攻の黒い忍者】 [#i19668c4]
#contents
**説明 [#bd2eaebb]
 非常にトリッキーな[[誘発即時効果]]を持つ[[忍者]]、[[《速攻の黒い忍者》]]を軸に戦う[[デッキ]]。

 《速攻の黒い忍者/Strike Ninja》
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
 自分の墓地の闇属性モンスター2体をゲームから除外する事で、
 このターンのエンドフェイズまでこのカードをゲームから除外する事ができる。
 この効果は相手ターンにも使用する事ができる。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 つまり、早急に[[墓地]]へ[[闇属性]][[モンスター]]を増やしおもむろに[[《速攻の黒い忍者》]]を[[召喚]]する。~
 そして[[効果]]を利用し[[相手]]の[[除去]]、[[コントロール奪取]]を回避しつつ[[デュエル]]を進めていくのである。

**[[デッキ]]構築に際して [#w21261dd]
 [[《速攻の黒い忍者》]]の[[効果]]を主軸に据える以上、[[墓地]]に[[闇属性]][[モンスター]]を増やさなくてはどうしようもない。~
 十分な数が揃っていなくては、[[《速攻の黒い忍者》]]が単なる「中程度の[[攻撃力]]を持つ[[下級モンスター]]」になってしまうのである。~
 そこで、[[【闇属性】]]よろしく[[デッキ]]の大半の[[モンスター]]を[[闇属性]][[モンスター]]で統一して行く事となる。~
 できるだけ[[デッキ]]内の[[モンスター]]の9割以上が[[闇属性]][[モンスター]]になるようにしたい。

 [[闇属性]][[モンスター]]の種類は多いため、どの[[モンスター]]にすれば良いのか迷う所ではあるが、幸いにして[[闇属性]][[モンスター]]に優秀な[[モンスター]]は多い。~
 [[下級モンスター]]であれば、[[制限カード]]である[[《クリッター》]]をはじめとして、[[《魂を削る死霊》]]や[[《首領・ザルーグ》]]、[[《ニュードリュア》]]など、実戦で充分使えるものが揃っている。~
 [[上級モンスター]]においても、[[《混沌の黒魔術師》]]等をはじめとして、強力な[[効果]]を備えた[[モンスター]]が数多く存在する。~
 以上のことから、それほど[[モンスター]]の構成に苦慮する事はなく、各人の好みに合わせて[[モンスター]]を選択できる。

 寧ろ肝心なのは「いかに[[闇属性]][[モンスター]]を要領よく[[墓地]]に送っていくか」である。~
 前述の通り、[[墓地]]に[[闇属性]][[モンスター]]が居なければ、[[《速攻の黒い忍者》]]の[[効果]]を生かしきることが出来ないのである。~
 最も基本的な方法は、[[リクルーター]]・[[サーチャー]]を経由して[[フィールド]]から[[墓地]]へ[[モンスター]]を送る事である。~
 中でも[[《クリッター》]]と[[《キラー・トマト》]]は[[サーチ]]対象が豊富であるため、最優先で投入したい。~
 構成次第では、[[《見習い魔術師》]]、[[《ゴブリンゾンビ》]]、[[《ジャイアントウィルス》]]等の投入も考えられる。

 [[闇属性]][[モンスター]]限定の[[《おろかな埋葬》]]の[[効果]]を持ち、自身も[[闇属性]][[モンスター]]である[[《終末の騎士》]]も無理なく投入できる。~
 ピンポイントで[[闇属性]][[モンスター]]を[[デッキ]]から[[墓地に送る]]ことが出来るため、[[《速攻の黒い忍者》]]の[[コスト]]を調達できる。~
 [[種族]]が[[戦士族]]であることから、[[《速攻の黒い忍者》]]共々[[《増援》]]で[[サーチ]]が可能であるため、この[[デッキ]]との相性は良い。

 また、[[手札]]に溜まった[[闇属性]][[モンスター]]を[[《手札抹殺》]]や[[《メタモルポット》]]等で[[墓地]]に送っていくのも一つの手である。~
 [[デッキ]]の回転力を上げる意味でも、また[[手札事故]]緩和のためにも、[[デッキ]]に入れておいて損はないだろう。~
 [[闇属性]][[モンスター]]を[[手札コスト]]に充てるために、[[《ライトニング・ボルテックス》]]や[[《スナイプストーカー》]]等といった[[カード]]の採用も考えられる。

 なお、[[カード]]を[[除外]]して[[発動]]するという[[効果]]の性質上、以下の[[カード]]との相性が非常に良い。

 《異次元からの帰還/Return from the Different Dimension》
 通常罠(制限カード)
 ライフポイントを半分払う。
 ゲームから除外されている自分のモンスターを
 可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
 エンドフェイズ時、この効果によって特殊召喚されたモンスターを
 全てゲームから除外する。

 《闇次元の解放》
 《闇次元の解放/Escape from the Dark Dimension》
 永続罠
 ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター1体を選択し、
 自分フィールド上に特殊召喚する。
 このカードがフィールド上から離れた時、
 そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

 《魂吸収/Soul Absorption》
 永続魔法
 このカードのコントローラーはカードがゲームから取り除かれる度に、
 1枚につき500ライフを回復する。

 《異次元の偵察機/D.D. Scout Plane》
 効果モンスター
 星2/闇属性/機械族/攻 800/守1200
 このカードがゲームから除外された場合、
 そのターンのエンドフェイズ時にこのカードを
 自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。

 [[《異次元からの帰還》]]・[[《闇次元の解放》]]は、いずれも[[除外]]された[[モンスター]]を[[帰還]]させる[[カード]]。~
 その内、[[《異次元からの帰還》]]は、強力な[[モンスター]]が多く[[除外]]されている時にその真価を発揮する。~
 [[除外]]された[[モンスター]]を大量展開する事により、一気にラッシュをかける事が可能となるからである。~
 これらの[[カード]]を投入することで、[[【次元召喚】]]の性質を持つことが出来るのである。

 一方、[[《闇次元の解放》]]は一度に大量展開は出来ないものの、ピンポイントで[[帰還]]が可能な[[カード]]。~
 [[デッキ]]の構成次第では、[[《死者蘇生》]]等の[[蘇生]][[カード]]よりもこちらを優先させると言う手も考えられる。

 [[《魂吸収》]]は[[《速攻の黒い忍者》]]の[[効果]]を[[発動]]させるたびに1500ポイントの[[ライフ]]を[[回復]]できる。~
 繰り返し[[効果]]を[[発動]]できれば、多くの[[ライフ・アドバンテージ]]を得ることが出来る。~
 [[ライフゲイン]]を図る事である程度打たれ強くなるだけでなく、[[《異次元からの帰還》]]等の[[ライフコスト]]を軽減する事が可能となる。~
 また、この[[カード]]を採用する際、[[効果]]の性質上[[《ホワイト・ホーンズ・ドラゴン》]]との相性が良いので、こちらも採用候補となるだろう。

 [[《異次元の偵察機》]]は[[《速攻の黒い忍者》]]の[[効果]]の半無限[[コスト]]としては勿論、強力な[[リリース]]エンジンとしても活用可能。~
 [[上級モンスター]]の比率を変えれば[[【次元帝】]]の亜種のような構造にもできる。~
 プレイングの難易度は上昇するが、[[PHANTOM DARKNESS]]で登場したダークモンスターを採用する際、[[墓地]]の[[モンスター]]の枚数調整・[[効果]][[発動]]時の[[コスト]]に使えるだろう。

**[[デッキ]]の弱点 [#w21261dd]
 前述の通り、うまく[[闇属性]][[モンスター]]をゲームから[[除外]]できないと途端に脆くなるのがネックである。~
 その性質上、[[墓地]]への依存度が高いため、[[墓地]]封じの[[カード]]に非常に弱い。~
 [[墓地]]からの[[除外]]を封じる[[《霊滅術師 カイクウ》]]や[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]、全体[[除外]][[カード]]の[[《閃光の追放者》]]や[[《次元の裂け目》]]、[[《マクロコスモス》]]等はその主たる天敵である。~
 [[モンスター]]に対しては[[《収縮》]]や[[《地砕き》]]等で、[[魔法・罠カード]]に対しては[[《砂塵の大竜巻》]]等の[[除去]][[カード]]を以って対処したい。

 また、[[《速攻の黒い忍者》]]の[[効果]]の特性上、場が空になりやすく、[[戦闘ダメージ]]が脅威となる。~
 [[《スケープ・ゴート》]]や[[《炸裂装甲》]]等の[[攻撃]]抑制系の[[速攻魔法]]・[[罠カード]]で防御をしていきたいところだ。

**代表的なカード [#m1d2704c]
-[[《速攻の黒い忍者》]]

**関連リンク [#l241a95b]
-[[【闇属性】]]

-[[デッキ集]]