*【代行者】 [#mb7755cb]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#v1323c5a]
 [[代行者]]を用いた[[ビートダウン]]。~
 メインとなる[[カード]]のほとんどが[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]]に収録されているため、構築し易い。~

 《マスター・ヒュペリオン/Master Hyperion》
 効果モンスター
 星8/光属性/天使族/攻2700/守2100
 このカードは、自分の手札・フィールド上・墓地に存在する
 「代行者」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
 手札から特殊召喚する事ができる。
 1ターンに1度、自分の墓地に存在する
 天使族・光属性モンスター1体をゲームから除外する事で、
 フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
 フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、
 この効果は1ターンに2度まで使用できる。

 《神秘の代行者 アース》
 チューナー(効果モンスター)
 星2/光属性/天使族/攻1000/守 800
 このカードが召喚に成功した時、
 自分のデッキから「神秘の代行者アース」以外の
 「代行者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
 フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、
 代わりに「マスター・ヒュペリオン」1体を手札に加える事ができる。

 《創造の代行者 ヴィーナス/The Agent of Creation - Venus》
 効果モンスター
 星3/光属性/天使族/攻1600/守   0
 500ライフポイントを払って発動する。
 自分の手札またはデッキから「神聖なる球体」1体を
 自分フィールド上に特殊召喚する。

**[[デッキ]]構築に際して [#zd4e59c7]
 [[代行者]]は全て[[天使族]]・[[光属性]]で構成されている。~
 そのため[[天使族]]・[[光属性]][[サポートカード]]の採用も考えられる。
 [[代行者]]は中心と成り得る[[カード]]が多く存在する。~
 そのためこちらでは主に[[《神秘の代行者 アース》]]・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]を中心としたものについて記述し、その他については後述する。~

***[[モンスターカード]]について [#we6e2837]

―[[代行者]]~
 [[代行者]]の多くは[[《天空の聖域》]]が存在する場合、効果が強力になる。~
 しかし、[[フィールド魔法]]を採用する関係上、[[事故率>事故]]が上昇する。~
 そのため、[[《天空の聖域》]]を採用するタイプの[[デッキ]]は別に後述する。

-メインとなる[[代行者]]~

--[[《神秘の代行者 アース》]]~
[[代行者]]を[[サーチ]]する[[効果]]を持つ[[チューナー]]。~
[[同名カード]]を[[サーチ]]する事はできないが、まさに【代行者】の起点となり、どの[[代行者]]を中心としても十分活躍が期待できる。~
一方[[ステータス]]が低めであるため、[[フィールド]]に維持するためには[[罠カード]]等が必要となる。

--[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]~
500[[ライフポイント]]を払う事で[[《神聖なる球体》]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[効果の発動]]回数に制約がないため、1[[ターン]]で多くの[[フィールド]][[アドバンテージ]]を得る事ができる。~
しかし[[《神聖なる球体》]]の有効活用法が無い場合、あまり旨味がないため気をつけたい。~
なお後述する理由により、[[《神聖なる球体》]]は3体投入する必要は必ずしも無い。~

-その他の[[代行者]]~

--[[《奇跡の代行者 ジュピター》]]~
[[下級]][[代行者]]の中で最も[[攻撃力]]が高く、[[単体強化]][[効果]]を持つ。~
それなりに優秀ではあるが、[[効果]]が[[《マスター・ヒュペリオン》]]と噛み合ないのが痛い。~

--[[《裁きの代行者 サターン》]]~
現在唯一の[[上級]][[代行者]]であり、[[バーン]][[効果]]を持つ。~
[[バーン]][[効果]]は強力であり、[[《地獄の暴走召喚》]]等を用いれば[[1ターンキル]]も可能である。~
しかし[[《天空の聖域》]]が存在しなければ[[バニラ]]同然である。~
そのため専用の構築をする必要がある。~
→[[【ヘル・サターン1キル】]]

--[[《力の代行者 マーズ》]]~
[[ライフ]]差の分[[ステータス]]をアップする[[効果]]を持つ。~
[[レベル]]の低さから多くの[[ロック]][[カード]]をすり抜ける事ができ、[[魔法カード]]への[[耐性]]もあるため、構築次第では大きな活躍が期待できる。~
とはいえこちらも[[《天空の聖域》]]が存在しなければ[[バニラ]]同然である。~
そのため【代行者】というよりは[[【天空の聖域】]]として構築する必要がある。

--[[《英知の代行者 マーキュリー》]]~
条件次第で[[ドロー]]を行える[[効果]]を持つ。~
しかしその条件が厳しく、狙ったとして受ける事のできる恩恵は少ない。~

―[[フィニッシャー]]~

--[[《マスター・ヒュペリオン》]]~
容易に[[特殊召喚]]が行え、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の様な[[効果]]を持つ。~
[[特殊召喚]]の際に除外する[[代行者]]は[[効果]]を使い終わった[[《神秘の代行者 アース》]]や、[[墓地へ送られた>墓地へ送る]][[代行者]]を使用すると[[ディスアドバンテージ]]が少ない。~
ただし、[[効果の発動]]を行うためにも[[墓地アドバンテージ]]を消費するため、よく考えて[[除外]]したい。

--[[《大天使クリスティア》]]~
[[《神秘の代行者 アース》]]・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]によって[[墓地が肥え易く>墓地を肥やす]]、[[《マスター・ヒュペリオン》]]によって[[墓地]]の調整も可能であるため採用が考えられる。~
また自身の[[効果]]でなくとも、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]で無理矢理[[特殊召喚]]してしまうのも良い。

―その他の[[モンスター]]~

--[[《A・ジェネクス・バードマン》]]~
[[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[バウンス]]しつつ[[特殊召喚]]が行える[[チューナー]]。~
[[召喚に成功した]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[《神秘の代行者 アース》]]を再利用したり、[[《神聖なる球体》]]を有効活用したりと応用の幅が広い。

-[[天使族]]~

--宣告者~
[[代行者]]は全て[[天使族]]であるため、[[メタカード]]として機能する。~
また、[[手札]]に来てしまった[[《神聖なる球体》]]の処理方法としても有用である。~
特に[[《朱光の宣告者》]]は[[無効]]にした際の恩恵が大きく、[[チューナー]]であるため是非採用したい。

--[[《オネスト》]]~
[[代行者]]は全て[[光属性]]であり、[[ステータス]]も低いため奇襲性が高い。~
頼り切ってしまうのは危険ではあるが、採用して困る事はない[[モンスター]]である。

-[[エクストラデッキ]]~

--[[《ガチガチガンテツ》]]~
展開した[[《神聖なる球体》]]から容易に[[エクシーズ召喚]]が狙える。~
[[メインデッキ]]を圧迫せず、タイミングを選ばずに[[《神聖なる球体》]]を有効活用できる。~

--[[シンクロモンスター]]~
[[《神秘の代行者 アース》]]と[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]を用いる事で様々な[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる。~
特に[[《神秘の代行者 アース》]]・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]・[[《神聖なる球体》]]2体で[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]を始めとした[[レベル]]9[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できるのは大きい。~

***[[魔法・罠カード]]について [#i0ffad99]
 基本的に[[モンスター効果]]で完結しているため、自由度が高い。~
 [[天使族]]・[[光属性]][[サポートカード]]をどう採用するかどうかは各々の好みである。

―[[天使族]]・[[光属性]][[サポートカード]]~

-[[《天空の宝札》]]~
[[手札]]の[[天使族]]・[[光属性]][[モンスター]]を[[除外]]し2枚[[ドロー]]が行える。~
[[手札交換]]としてはなかなか優秀ではあるが、[[特殊召喚]]・[[バトルフェイズ]]が封じられる[[デメリット]]は大きい。~
そのため[[デメリット]]を大きく見た場合は無理に採用する必要はない。~

-[[《神の居城−ヴァルハラ》]]~
[[《マスター・ヒュペリオン》]]・[[《大天使クリスティア》]]を採用していた場合、[[特殊召喚]]の手段として考えられる。~
とはいえ上記2体はどちらも[[特殊召喚]][[効果]]を[[内蔵]]している。~
そのためこちらも無理に採用する必要があるわけではない。

-[[《救援光》]]・[[《奇跡の光臨》]]~
[[《マスター・ヒュペリオン》]]等で[[除外]]した[[モンスター]]を再利用できる。~
どちらも[[発動]]する事ができれば、それなりの恩恵を期待できる。~
しかし逆に言えば[[除外]]できなければ[[腐ってしまう>腐る]]。

―[[通常モンスター]][[サポートカード]]~
 [[《神聖なる球体》]]の有効活用の1つとして考えられる。~
 しかし、採用しすぎると[[事故]]の元となってしまうため気をつけたい。

-[[《馬の骨の対価》]]~
[[《神聖なる球体》]]を[[コスト]]に[[ドロー]]が行える。~
[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]から展開を行っていた場合は、そのまま[[アドバンテージ]]となる。

-[[《戦線復活の代償》]]~
こちらは[[《神聖なる球体》]]を[[コスト]]に[[《死者蘇生》]]が行える。~
[[チューナー]]を[[蘇生]]して[[シンクロ召喚]]につなげたり、大型[[モンスター]]を[[蘇生]]するのも良い。

**戦術 [#l2439975]
 前述の通り起点となるのは[[《神秘の代行者 アース》]]である。~
 [[《神秘の代行者 アース》]]の[[効果]]によって[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]を[[サーチ]]し、次の[[ターン]][[《創造の代行者 ヴィーナス》]]による[[《神聖なる球体》]]の展開を行うのが基本戦術となる。~
 その後は[[フィールド]]の状況等によって戦術が変わってくる。~

 なにも無いのであれば、[[《神秘の代行者 アース》]]・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]・[[《神聖なる球体》]]2体で[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]を[[シンクロ召喚]]するのが最も簡単であり、影響力が高い。~
 また[[《神秘の代行者 アース》]]が[[除去]]されてしまった場合は、[[《神聖なる球体》]]2体で[[《ガチガチガンテツ》]]を[[エクシーズ召喚]]するのが考えられる。~
 [[《A・ジェネクス・バードマン》]]を利用しても様々な[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる。~
 [[シンクロ召喚]]の[[レベル]]合わせには以下の様なパターンが考えられる。~
>
-[[レベル]]9
+[[《神秘の代行者 アース》]]1体・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]1体・[[《神聖なる球体》]]2体
+[[《A・ジェネクス・バードマン》]]1体・[[《神聖なる球体》]]3体
-[[レベル]]8
+[[《神秘の代行者 アース》]]1体・[[《神聖なる球体》]]3体
+[[《A・ジェネクス・バードマン》]]1体・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]1体・[[《神聖なる球体》]]2体
-[[レベル]]7
+[[《神秘の代行者 アース》]]1体・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]1体・[[《神聖なる球体》]]1体
+[[《A・ジェネクス・バードマン》]]1体・[[《神聖なる球体》]]2体
-[[レベル]]6
+[[《神秘の代行者 アース》]]1体・[[《神聖なる球体》]]2体
+[[《A・ジェネクス・バードマン》]]1体・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]1体
-[[レベル]]5
+[[《神秘の代行者 アース》]]1体・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]1体
+[[《A・ジェネクス・バードマン》]]1体・[[《神聖なる球体》]]1体

 これを見ると分かる様に、[[《神聖なる球体》]]は必ずしも3体展開する必要は無い。~

 [[《マスター・ヒュペリオン》]]を[[ドロー]]している場合は、そのまま[[特殊召喚]]し[[ライフポイント]]を削り切るか、それとも温存しバックアップに用いるかが考えられる。~
 1度[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]で展開しきると、[[《貪欲な壺》]]等で使い回さない限りは前述の戦術を取る事は厳しいため、[[《マスター・ヒュペリオン》]]は一種の最後の砦でもある。
 そのため、[[《マスター・ヒュペリオン》]]の展開は慎重に行いたい。~

**[[デッキ]]の種類 [#idc4f17b]
***[[【天空の聖域】]][[《裁きの代行者 サターン》]]軸([[【ヘル・サターン1キル】]]) [#m8f6649e]
 [[《裁きの代行者 サターン》]]の[[バーン]][[効果]]を用いて[[1ターンキル]]を狙ったもの。~
 詳しくは[[【ヘル・サターン1キル】]]参照。

***[[【天空の聖域】]][[《力の代行者 マーズ》]]軸 [#s829ab4f]
 [[《力の代行者 マーズ》]]を[[ロック]][[カード]]で守りつつ[[ビートダウン]]を行う[[【フィフティ・フィフティ】]]。~
 [[ロック]][[カード]]だけではなく、[[《女神の加護》]]等の[[ライフゲイン]][[カード]]も複数採用する。~
 また[[罠カード]]への[[耐性]]が無いため[[《王宮のお触れ》]]・[[《トラップ・スタン》]]・[[《盗賊の七つ道具》]]等で守りたい。

***[[【天空の聖域】]][[《奇跡の代行者 ジュピター》]]軸 [#wa676d92]
 [[《奇跡の代行者 ジュピター》]]の[[帰還]][[効果]]を用いた[[【次元ダーク】]]・[[【D・D・M】]]の様な[[デッキ]]。~
 [[《奇跡の代行者 ジュピター》]]自身にも[[墓地]]を[[除外]]する事はできるが、対象となる[[代行者]]は[[ステータス]]が心許ない。~
 よって、別の手段によって[[天使族]]・[[光属性]][[モンスター]]を[[除外]]する方が良い。~
 具体的には[[《天空の宝札》]]・[[《マスター・ヒュペリオン》]]、変わったところでは[[《神聖なる魂》]]・[[《霊魂の護送船》]]等も良いだろう。

//**[[デッキ]]の派生
//***【(デッキ名)】
//特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。

**この[[デッキ]]の弱点 [#o4a761a8]
 【代行者】は基本的に[[《神秘の代行者 アース》]]の[[サーチ]]から始まる。~
 よって[[《ライオウ》]]が存在するだけで、動くことができない。~
 [[《ライオウ》]]はその後の[[シンクロ召喚]]等も封じて来るため、何かしらの対策が必要ではある。~

 [[《スキルドレイン》]]等で[[モンスター効果]]を[[無効]]にされてしまっても展開を封じられてしまう。~
 [[《サイクロン》]]や[[《盗賊の七つ道具》]]等で[[伏せカード]]には常に警戒しておきたい。

**代表的なカード [#gb9d4350]
-[[《マスター・ヒュペリオン》]]

-[[《神秘の代行者 アース》]]
-[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]

**関連リンク [#ef0ef29c]
-[[代行者]]

-[[【光属性】]]
-[[【天使族】]]

-[[【天空の聖域】]]
-[[【ヘル・サターン1キル】]]

-[[デッキ集]]